K-1 3.10 さいたまスーパーアリーナ:木村“フィリップ”ミノル「ホンモノの選手とビッグファイトを成し遂げたい」、玖村修平「金子晃大に勝って武居由樹を振り向かせます」
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K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~K’FESTA.2~(3月10日(日)さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ)に出場するK-1ジム五反田チームキングス所属の木村“フィリップ”ミノルと玖村修平が1月31日、K-1ジム五反田で公開練習を行い、レポートがK-1 JAPAN GROUPから届いた。木村は日本vs世界・7対7・-68kg契約で和島大海と、玖村はスーパー・バンタム級で金子晃大と対戦する。(公開練習写真 (C)M-1 Sports Media)
木村“フィリップ”ミノルが公開練習で格闘技観を熱弁!
「やっぱり格闘技は強くてナンボ。世界のトップと戦うことを無視できないし、過去の自分に嘘をつけない。俺はホンモノの選手とビッグファイトを成し遂げます」
11月のK-1さいたま大会では一階級上のジョーダン・ピケオーとのKrush王者対決に敗れた木村“フィリップ”ミノル。今大会でも一階級上の-68kg契約で和島と対戦することになり、公開練習では小倉トレーナーの持つドラムミットに右ストレートの連打、コンビネーションからの強烈な左フックを叩き込んでいた。
今のコンディションについては「良い感じです」とさらっと流した木村は、ピケオー戦に話が及ぶと「この階級でいう世界の差を考えると、やっぱりフィジカル面や体のバイタリティになる。ピケオー戦の前まで日本人選手と試合が続いたので、ちょっと感覚がズレてたかもしれないです。日本人だったらカスれば倒れるところを海外の選手はこらえるので、そういう差はあった」と冷静に分析。
ピケオーとの差を認める一方「もうちょっと攻撃の幅やパターンを増やして、強い攻撃を当てていかないといけなかった。でもそこに関しては調整のミスぐらいで、本当に感覚の差。そのミスを踏まえて、今は持っている攻撃を更に強くしたり、フィジカル面の強化であったり、そういう部分を徹底してやっています」とより一層ハードなトレーニングを積んでいる。
「K’FESTA.2」で対戦する和島に対しては「余裕でしょう。くぐった修羅場がはっきり言って全然違う」と一蹴。会見で木村は「甘いスイートな試合をする」とコメントしていたが「(ボクシングでいう)シュガーな試合をしたいというのもあるし、あれは(和島への)皮肉と説教」と発言の真意を明かした。
「『甘いスイートな試合をする』というのは(ボクシングでいう)シュガーな試合をしたいというのもあるけど、あれは皮肉です。彼(和島)はK-1のリングに立ってまで、ああいう感じでゆったりとしたフェイスで来たから。ああいうタイプはあんまり好まないですね。K-1はみんなにとって夢の舞台だし、そこに上がるからには『もっと強気な感じでいかないと駄目じゃない?』とお説教です。
試合内容で言えばテクニックとスピードで翻弄して、最終的には自分らしくKOで仕留めるのがベスト。そうならないのもK-1のリングだけど、ブラウンシュガーのような、コクのあって質の良い甘い試合をしたいですね。僕はロイ・ジョーンズ・ジュニアやシュガー・レイ・レナード(※ボクシングの伝説的な王者)を見て育ってきて、あのレベルで試合をするのは夢のまた夢だけど、彼らのような質の良い甘い試合をしたいです」
同日にはウェルター級の注目試合が並ぶが、木村は「ウェルター級で言うと、やっぱり野杁(正明)選手とピケオー選手はトップレベルの試合だと思うんですよね。僕が負けた二人なので。そこに対しては『彼らは凄い選手だから、俺も負けねえぞ』っていう、その二人を超える試合をしないといけないなって思いますね。彼らは今、僕がいるリングでトップだから、そこは超えたいのはもちろんのこと、試合内容でも『やっぱりミノルちげえな!』と思わせたら勝ちじゃないですかね」と野杁vsピケオーにリスペクトを示しながら強い対抗心を燃やす。
また記者会見やインタビューで「今年はぶち上げられる自信がある」「今年の顔になる」と語っていた木村は、この日の公開練習でも今年にかける想いや今の格闘技観を熱く語った。
「今回『今年の顔になる』と発言したのは、K-1の枠を超えてですね。K-1の枠に収まりたかったら、面白いことをしてたらいいから。会見や入場を頑張って試合ダサくてもいけるでしょ?(苦笑) でもそれじゃダメ。ファイターとして世界でトップにならないと。ピケオー選手に負けた時、控え室でそれを強く思いました。やっぱり俺は彼らみたいな世界のトップに勝ちたいから。
もちろん甘い世界じゃないのは分かってます、この階級の選手はみんな強いから。一戦一戦が大事で、一戦一戦勝つのが本当に大変な階級なんで。例えばK-1 MAXは世界トーナメントの1回戦で勝てればもうスターだったじゃないですか。そのぐらいこの階級は大変なんで。それを分かってるオールドスクールなファンもいるんで、そこに向けてバシッっと『ミノルやるな!』と思われれる試合をすれば俺の“勝ち”ですよね。
過去にマラット・グレゴリアンやチンギス・アラゾフがK-1のスーパー・ウェルター級王者になったけど、どうしても日本では下の階級の選手たちがもてはやされた。だから海外で知名度がある選手は日本よりも海外で試合をするようになる。俺の目標はグレゴリアンやアラゾフを日本のK-1に引っ張り出すことなんですよ。やっぱり格闘技は強くてナンボ。
俺も昔はトラッシュトークでK-1の流れを作ったけど、それも上を目指す気持ちがあったからこそだし、試合に負けたら、トラッシュトークも毒舌も自粛したじゃないですか(苦笑)。それは格闘技に対する愛と尊敬と礼儀をわきまえてのことで、トラッシュトークや毒舌は強いヤツが言ってこそだから。
俺はホンモノの選手とビッグファイトを成し遂げたい。小さい頃に格闘技の道を目指した時、原点はみんなそこだったと思うんですよ。その原点をブレさせながらオイシイ思いをすることもできるけど、それじゃ子供の頃の自分に顔を見せられないし、俺は過去の自分に嘘をつけないです。俺は俺が思った世界のトップと勝負したくて、K-1にはグレゴリアンもいたし、アラゾフもいるし、ピケオーもいるし、野杁もいるし、久保優太もいる。キックボクシングは彼らが世界のトップだと思うんですよ。そこから目を逸らして無視するようだったら、格闘家を辞めた方がいい。タレントなり芸能人なりでチヤホヤしてもらった方が金になるでしょう(苦笑)。
今、K-1にはピケオーや野杁選手っていうめっちゃ強い選手たちがいて、この階級はもっと強い選手が出てくると思う。その中で俺は前回ピケオーに負けて、そのままだったら『お前、口だけじゃねえか』って言われますよ。だから今の俺は本気。和島選手も強いと思うけど、俺はちょっと本気モードで絶対に譲らないです」
最後に木村は「今回の僕のパンチは相当効くと思うので、楽しみにしていてください。みんなが一番見たい試合をします」とファンにメッセージ。木村は己の拳で自分の目指す道を切り開くことができるか?
玖村修平、“魔裟斗vsブアカーオ”の再現で金子晃大を翻弄する!
「闘牛士のようにかわしながら、しっかり仕留める。この試合に勝って武居由樹選手を振り向かせます」
公開練習では1R1分30秒のミット打ちを行い、得意の蹴りを中心にバックハンドブローも披露した玖村修平。前回の試合=12月の大阪大会では偶発性のバッティングで負傷し、ノーコンテスト裁定に終わっていた。
「前回の試合で顔は怪我しましたけど、体は元気だったので、1週間ぐらい休んで練習を続けている」という玖村は「今年の4月からチームキングスに移籍してきて、その時からずっと課題としてやっていることを継続的に続けている。仕上がりは順調です」と大阪大会のショックは既に吹っ切れているようだ。
不完全燃焼に終わった大阪大会から3カ月、玖村は「K’FESTA.2」出場し、元Krushバンタム級王者でプロ無敗のままK-1デビューする金子晃大と対戦する。玖村は「相手はスタミナ、手数も多くて前に出てくるタイプで、僕とはタイプが違うので。そこで付き合っちゃったら僕が不利になる。闘牛士のようにかわしながら、攻めるとこで攻めてしっかりしとめたい」と試合展開を予想し「小倉トレーナーと秋元トレーナーが色んな対策を立ててくれて、今はその対策がハマってきているんで、試合でもしっかり使えると思う」とチーム一丸となっての金子攻略に自信を見せる。
さらに金子が(K-1ジム三軒茶屋)シルバーウルフ所属、玖村がムエタイ経験者であることを引き合いに出し「僕がアピールしたいのは蹴り。しっかり蹴って魅せたいと思うし、最初の魔裟斗さんvsブアカーオ(※ブアカーオが蹴りで魔裟斗を翻弄して判定勝ち)を再現できると思う。闘牛士のようにかわして、しっかり仕留めます」と続けた。
またこの一戦は“イケメン対決”としても注目を集めており、玖村自身「そう言ってもらえることで、今までの格闘技の重たいイメージを華やかなイメージに変えられたら、新しい女性のファンの方もついてくれると思う」としたうえで「だからこそ試合で魅せないといけないし、試合でアピールしたいと思います」と試合内容で勝負するつもりだ。
「K’FESTA.2」にはK-1スーパー・バンタム級王者の武居由樹も出場。玖村は「武居選手は今この階級で1つ2つ頭が抜けている素晴らしい選手だと思う。僕と金子選手と武居選手は3人同い年なので、僕たちの世代でK-1を盛り上げたいし、今回、挑戦者決定戦にふさわしいと思われるぐらいの試合をして、武居選手を振り向かせたい」と武居との対戦を熱望する。
同じ階級で戦う弟の玖村将史も2月のKrushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント決勝の先に武居との挑戦を見据えているが「弟に勝たなければ武居選手に挑戦できないと言われたらぶっ倒してやるつもりです。もしスーパー・バンタム級のトーナメントが行われるなら、その決勝戦で弟と戦えたら良いと思う」と兄弟対決も辞さないも構えだ。
最後に玖村は「今回『K’FESTA.2』という素晴らしい大会に呼んでいただいて、相手も凄く注目されている選手なんで、その選手を倒して、僕が一気にタイトルマッチまで駆け上がろうと思っています」とファンにメッセージ。玖村が金子の無敗記録を終わらせ、王者・武居を振り向かせることができるか?
対戦カード
日本 vs 世界・7対7 59kg契約 3分3R(延長1R)
武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級(60kg)王者)
ヨーキッサダー・ユッタチョンブリー[Yodkitsada Yuthchonburi](タイ/ユッタチョンブリージム/ラジャダムナン認定フェザー級王者、ルンピニー同級1位)
日本 vs 世界・7対7 スーパー・バンタム級(55kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
武居由樹(POWER OF DREAM/K-1 WORLD GP王者)
アレックス・リーバス(スペイン/チーム・ジーザス・カベーロ)
日本 vs 世界・7対7 ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元スーパー・ライト級(65kg)王者)※K-1 GYM EBISU FREE HAWKから所属変更
ジョーダン・ピケオー(オランダ/マイクスジム/Krushスーパー・ウェルター級(70kg)王者)
日本 vs 世界・7対7 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
皇治(TEAM ONE/ISKA K-1ルール世界ライト級(61kg)王者)
ヤン・サイコ[Jan Szajko](ドイツ/キックボックステンペル/ISKA K-1ルール世界スーパーフェザー級(59kg)王者)
日本 vs 世界・7対7 68kg契約 3分3R(延長1R)
和島大海(月心会チーム侍)
木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/K-1ジム五反田チームキングス/Krushウェルター級(67.5kg)王者)
日本 vs 世界・7対7 女子51kg契約 3分3R(延長1R)
KANA(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/Krush女子フライ級(50kg)王者)
ヨセフィン・ノットソン(スウェーデン/オールスターズ・トレーニングセンター/IFMA世界女子フライ級王者)
日本 vs 世界・7対7 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
芦澤竜誠(K-1ジム総本部チームペガサス)
ホルヘ・バレラ(スペイン/チーム・ジーザス・カベロ/WKL世界フェザー級王者、ISKA K-1ルール欧州フェザー級王者)
K-1 WORLD GPライト級(62.5kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
卜部功也(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/王者)
林 健太(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/FSG/挑戦者)
K-1 WORLD GPウェルター級(67.5kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
久保優太(K-1ジム五反田チームキングス/王者)
城戸康裕(谷山ジム/挑戦者)
K-1 WORLD GPフェザー級(57.5kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
村越優汰(湘南格闘クラブ/王者)
卜部弘嵩(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/挑戦者、元スーパー・フェザー級王者)
K-1 WORLD GPクルーザー級(90kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
ジナ・カリミアン(イラン/ウィラサクレック・フェアテックス・イラン/王者)
加藤久輝(ALIVE/挑戦者)
スーパーファイト ヘビー級(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
ロエル・マナート(オランダ/メジロジム・アムステルダム/王者)
クリス・ブラッドフォード[Chris Bradford](オーストラリア/トップタイヤームエタイ/チーム・グレコ)
スーパーファイト スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元Krushライト級王者)
安保瑠輝也(team ALL-WIN)
スーパーファイト スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
左右田泰臣(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/元RISE王者)
松花征也(リバーサルジム横浜グランドスラム/元シュートボクシング日本王者)※MASAYA改め。シーザージムから所属変更
スーパーファイト ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
大沢文也(TANG TANG FIGHT CLUB)
篠原悠人(DURGA/元Krushスーパー・ライト級(65kg)王者)
スーパーファイト ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/Krush王者)
リュウ・ウェイ(中国/深圳争途格闘クラブ/CFP)
スーパーファイト スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
小宮山工介(K-1ジム北斗会館/元RISE王者)
郷州征宜(K-1ジム総本部チームペガサス/元Krush王者)
スーパーファイト フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
小澤海斗(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/元Krush王者)※K-1 GYM EBISU FREE HAWKから所属変更
覇家斗(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)
スーパーファイト スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/元Krushバンタム級(53kg)王者)
玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス/元NJKFバンタム級王者)
プレリミナリーファイト ウェルター級(67.5kg) 3分3R
近藤魁成(大成会館/K-1甲子園-65kg ’17 ’18 優勝)
瑠久(K-1 GYM横浜infinity/K-1甲子園-65kg ’17 準優勝)
プレリミナリーファイト スーパー・ライト級(65kg) 3分3R
FUMIYA(ポゴナ・クラブジム)
中野滉太(POWER OF DREAM)
プレリミナリーファイト スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R
友尊(TEAM K)
川口拓真(K-1ジム総本部チームペガサス)
プレリミナリーファイト スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R
森坂 陸(エスジム)
黒田勇斗(隆拳塾)
プレリミナリーファイト 53kg契約 3分3R
璃明武[りあむ](K-1ジム総本部チームペガサス)
吏羅[りら](K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
概要
大会名 K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~K’FESTA.2~
日時 2019年3月10日(日) 開場・11:00 プレリミナリーファイト開始・11:30 本戦開始・13:00
会場 さいたまスーパーアリーナ・サブアリーナ
中継 AbemaTV(全試合生中継) GAORA(生中継 15:00~21:30)
チケット料金 ロイヤルシート(特典付き) 100,000円(前売分完売) アリーナSRS席 50,000円(前売分完売) アリーナRS席 30,000円(前売り券完売) スイートバルコニー 18,000円(前売り券完売) アリーナS席 15,000円(前売分完売) スタンドS席 12,000円(前売り券完売) スタンドA席 8,000円 スタンドB席 6,000円 ※武尊応援シートは完売 ※当日券は各500円アップ ※小学生からチケットが必要
チケット発売所 チケットぴあ、イープラス、ローソンチケット、後楽園ホール、K-1.SHOP、ディスクガレージ、後楽園ホール5F事務所、フィットネスショップ水道橋本店、グッドルーザー(03-6450-5470)、K-1ジム各店補
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/