K-1 3.10 さいたまスーパーアリーナ:卜部功也の王座に挑戦・林健太「格闘技に対する熱量が家族のおかげでホンマに変わりました」
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格闘技医学会
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K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~K’FESTA.2~(3月10日(日)さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ)のK-1 WORLD GPライト級タイトルマッチで王者・卜部功也と対戦する挑戦者・林健太のインタビューがK-1 JAPAN GROUPから届いた。
――年末のライト級世界最強決定トーナメントに優勝して、ついにタイトルマッチが決まりました。林選手としては優勝した以上、3月にベルトに挑戦したいという気持ちでしたか?
「挑戦したいというより『もう決定やろ!』と、自分の中で勝手に思ってました」
――チャンピオンは同門の卜部功也選手ですが、功也選手と戦うということについても全く抵抗はなかったですか?
「抵抗はないです。功也くんは本当に良い先輩ですけど、ベルトがかかっている・かかってない関係なく、リングに上がったら誰が相手でも一緒です」
――林選手も功也選手もお兄さんがいて、兄弟でプロ格闘家という部分でも共通点がありますよね。
「そうですね。功也くんはお兄ちゃん(卜部弘嵩)が攻撃的やからディフェンスが上手くなったと言っていて、僕もお兄ちゃん(林将多)が攻撃的やったんですけど、僕の場合はいつかぶっ倒したろうと思ってオフェンスが強くなりました(笑)」
――違うパターンでお兄さんに対してライバル意識があった、と(笑)。現在、林選手はフライスカイジムでも練習していて、功也選手と練習は別だと思いますが、今まで功也選手の強さは練習で感じてきましたか?
「それは多分、ライト級のどの選手よりも自分が一番実感していると思います。功也くんはホンマに強いです。でも相手がどんだけ強くても、僕には僕が勝つことを待っている子供たちがいるんで。大阪大会の一夜明け会見でも話しましたが、自分には家庭がいるので、普段は現場仕事をしています。試合前になると朝から仕事に行って、夜に練習して、子供と会えるのは仕事から帰って、ジムに行く前に荷物を取りにいく時だけなんですよ。その時に子供たちから『またどっか行くの?ずっと家に居ないね』と言われて、ずっとそれが心に残ってるんです。
子供たちにこんな思いをさせといて『試合に負けました』じゃ自分もしんどいですけど、子供たちに会わす顔がない。前回のトーナメントもホンマに気持ちだけで戦って、何が何でも勝とうと思いました。トーナメントで優勝したあと保育園に行ったら、先生から長男が『“パパ、K-1で勝ったんだよ!”と自慢していました』と聞かされて。次男はホンマにまだ自分で服も脱げないような子供なのに『“パパ、アンパンチしたよ”と教えてくれました』と連絡帳に書いてあって。それで泣きそうになったんですよ。ホンマに勝つと負けるとでは全然違うなって。だから功也くんと仲が良いとか良くないとか関係なしに、僕は本気でベルトを獲りに行きます」
――選手によっては家族がいることで気持ちが優しくなったという選手もいますけど、林選手の場合は全く逆で、家族や子供の存在が強さの秘訣になっているようですね。
「練習で子供と会えないうえに試合で負けるって、男として終わってるな、と。だから練習する時も“もう絶対に負けへん!”って気持ちで練習しています。自分はホンマに適当な性格なんで、子供がいなかった時は『今日は眠たいから休もう』みたいな感じで、けっこう練習を休んでたんです(苦笑)。でも家族や子供のことを考えると…そんなこと絶対にできないですよね。それにみんなは格闘技一本でやっていて、自分は仕事をしている。周りは『仕事しながらなんか絶対無理。格闘技一本じゃないと絶対勝てない』ってよく言うんですよ。でも自分はイケると思ってやっているし、仕事や家族を言い訳にはしたくない。今までやったら『疲れたから休もう』と思うところでも『それはアカン、休んだら家族のせいになるから練習しよう』と思うようになって。ホンマに格闘技に対する熱量が、家族のおかげで大分変わりました」
――そういった色んな想いがあるからこそ、記者会見でもコメントしていたように「自分の拳は重いぞ」と。
「そうですね。自分はいつも全力で頑張ってるんですけど、今回は練習もすべて見つめ直して、改めて全力でベルトを獲りに行きます。だから12月のトーナメントの時よりも相当硬くて重いパンチになっていると思います。功也くんはパーフェクトで穴がない選手ですけど、自分が勝ってる部分もある。気持ちと攻撃力、そこで戦おうと思います」
対戦カード
日本 vs 世界・7対7 59kg契約 3分3R(延長1R)
武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級(60kg)王者)
ヨーキッサダー・ユッタチョンブリー[Yodkitsada Yuthchonburi](タイ/ユッタチョンブリージム/ラジャダムナン認定フェザー級王者、ルンピニー同級1位)
日本 vs 世界・7対7 スーパー・バンタム級(55kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
武居由樹(POWER OF DREAM/K-1 WORLD GP王者)
アレックス・リーバス(スペイン/チーム・ジーザス・カベーロ)
日本 vs 世界・7対7 ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元スーパー・ライト級(65kg)王者)※K-1 GYM EBISU FREE HAWKから所属変更
ジョーダン・ピケオー(オランダ/マイクスジム/Krushスーパー・ウェルター級(70kg)王者)
日本 vs 世界・7対7 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
皇治(TEAM ONE/ISKA K-1ルール世界ライト級(61kg)王者)
ヤン・サイコ[Jan Szajko](ドイツ/キックボックステンペル/ISKA K-1ルール世界スーパーフェザー級(59kg)王者)
日本 vs 世界・7対7 68kg契約 3分3R(延長1R)
和島大海(月心会チーム侍)
木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/K-1ジム五反田チームキングス/Krushウェルター級(67.5kg)王者)
日本 vs 世界・7対7 女子51kg契約 3分3R(延長1R)
KANA(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/Krush女子フライ級(50kg)王者)
ヨセフィン・ノットソン(スウェーデン/オールスターズ・トレーニングセンター/IFMA世界女子フライ級王者)
日本 vs 世界・7対7 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
芦澤竜誠(K-1ジム総本部チームペガサス)
ホルヘ・バレラ(スペイン/チーム・ジーザス・カベロ/WKL世界フェザー級王者、ISKA K-1ルール欧州フェザー級王者)
K-1 WORLD GPライト級(62.5kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
卜部功也(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/王者)
林 健太(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/FSG/挑戦者)
K-1 WORLD GPウェルター級(67.5kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
久保優太(K-1ジム五反田チームキングス/王者)
城戸康裕(谷山ジム/挑戦者)
K-1 WORLD GPフェザー級(57.5kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
村越優汰(湘南格闘クラブ/王者)
卜部弘嵩(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/挑戦者、元スーパー・フェザー級王者)
K-1 WORLD GPクルーザー級(90kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
ジナ・カリミアン(イラン/ウィラサクレック・フェアテックス・イラン/王者)
加藤久輝(ALIVE/挑戦者)
スーパーファイト ヘビー級(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
ロエル・マナート(オランダ/メジロジム・アムステルダム/王者)
クリス・ブラッドフォード[Chris Bradford](オーストラリア/トップタイヤームエタイ/チーム・グレコ)
スーパーファイト スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元Krushライト級王者)
安保瑠輝也(team ALL-WIN)
スーパーファイト スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
左右田泰臣(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/元RISE王者)
松花征也(リバーサルジム横浜グランドスラム/元シュートボクシング日本王者)※MASAYA改め。シーザージムから所属変更
スーパーファイト ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
大沢文也(TANG TANG FIGHT CLUB)
篠原悠人(DURGA/元Krushスーパー・ライト級(65kg)王者)
スーパーファイト ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/Krush王者)
リュウ・ウェイ(中国/深圳争途格闘クラブ/CFP)
スーパーファイト スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
小宮山工介(K-1ジム北斗会館/元RISE王者)
郷州征宜(K-1ジム総本部チームペガサス/元Krush王者)
スーパーファイト フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
小澤海斗(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/元Krush王者)※K-1 GYM EBISU FREE HAWKから所属変更
覇家斗(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)
スーパーファイト スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/元Krushバンタム級(53kg)王者)
玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス/元NJKFバンタム級王者)
プレリミナリーファイト ウェルター級(67.5kg) 3分3R
近藤魁成(大成会館/K-1甲子園-65kg ’17 ’18 優勝)
瑠久(K-1 GYM横浜infinity/K-1甲子園-65kg ’17 準優勝)
プレリミナリーファイト スーパー・ライト級(65kg) 3分3R
FUMIYA(ポゴナ・クラブジム)
中野滉太(POWER OF DREAM)
プレリミナリーファイト スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R
友尊(TEAM K)
川口拓真(K-1ジム総本部チームペガサス)
プレリミナリーファイト スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R
森坂 陸(エスジム)
黒田勇斗(隆拳塾)
プレリミナリーファイト 53kg契約 3分3R
璃明武[りあむ](K-1ジム総本部チームペガサス)
吏羅[りら](K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
概要
大会名 K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~K’FESTA.2~
日時 2019年3月10日(日) 開場・11:00 プレリミナリーファイト開始・11:30 本戦開始・13:00
会場 さいたまスーパーアリーナ・サブアリーナ
中継 AbemaTV(全試合生中継) GAORA(生中継 15:00~21:30)
チケット料金 ロイヤルシート(特典付き) 100,000円(前売分完売) アリーナSRS席 50,000円(前売分完売) アリーナRS席 30,000円(前売り券完売) スイートバルコニー 18,000円(前売り券完売) アリーナS席 15,000円(前売分完売) スタンドS席 12,000円(前売り券完売) スタンドA席 8,000円 スタンドB席 6,000円 ※武尊応援シートは完売 ※当日券は各500円アップ ※小学生からチケットが必要
チケット発売所 チケットぴあ、イープラス、ローソンチケット、後楽園ホール、K-1.SHOP、ディスクガレージ、後楽園ホール5F事務所、フィットネスショップ水道橋本店、グッドルーザー(03-6450-5470)、K-1ジム各店補
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/