ムエタイ 1.20 ラジャダムナン:「自分だけ置いて行かれている気がする」大田原友亮、原点回帰でタイのリングへ
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大田原友亮(B-FAMILY NEO/UKF世界スーパーバンタム級王者)が、1月20日(日)にタイ・バンコクのラジャダムナンスタジアムに参戦する。現在、バンコク郊外にあるエクシンディコンジムで調整に入っている。17年に2回、オープンフィンガーグローブ着用・3R制のMXという大会で戦ってはいるものの、タイでは2014年以来、スタンダードなムエタイルールでの試合を行っておらず、これがタイでの本格復帰戦といってもいいだろう。(記事提供:早田寛(シンラパムエタイ)Photo & Text by Hiroshi Soda)
大田原は中学生の時よりルンピニースタジアムを主戦場に闘っており、2012年には前年度の飛び蹴りでのKO勝ちが注目を浴び、同年度のタイ記者協会選出:シンラパムエタイ賞(芸術賞)も受賞したほどの活躍ぶりだった。以降、タイファイトとも契約し、タイの様々なリングで活躍し、タイでこれまでに70戦ほど試合をしたが、2014年以降は日本を主戦場としていた。以降の日本での試合は20戦近くを消化。新日本キック協会やビックバンのリングを中心に活動していた。日本での最後の試合は、2018年12月に悲願だったNJKFのリングにも上がることができ、HIRO YAMATOに2RKO勝ち。この試合前には立川AKBジムに1ヶ月住み込み合宿をし、万全の状態で試合に挑んだ。このNJKFのリングでの勝利で、再び闘争本能に火が付いたところも大きかったようだ。
日本での活動については、「勝率は6割か7割くらいだったかな…」と振り返るが、本人の中に不完全燃焼で煮え切れない思いがあったという。かつて同時期にタイで打倒ムエタイに打ち込んでいた同世代選手らの現在の活躍ぶりを横目に「自分だけ置いて行かれている気がする。彼らに追いつきたい」という気持ちが強くなり、タイに戻ってきた。ではなぜタイだったのか?というと、「初心に帰る意味でタイを選びました。それにタイは、プロモーターに気に入ってもらえる試合をすれば毎月でも試合ができる。だから自分を鍛えることができる」という事だ。
以前タイで活動をしていたころは、大手ペッティンディープロモーションで活動しており、今回出場するラジャダムナンスタジアムもペッティンディープロモーション主催興行だ。「この試合に絶対に勝って、ペッティンディー興行の常用メンバーになりたいです。またペッティンディープロモーションはテレビマッチも多く主催しているので、試合内容でも評価され、テレビマッチからも呼ばれるようになりたい」とのことだ。
今回は57kg契約で、ポーンアナン・ポージャルンサップとの対戦が予定されている。ポーンアナンはトゥルーフォー・ユーなどのテレビマッチの常連選手だ。タイでの試合は久々だが、日本の選手活動中に元ルンピニー王者のルンペットなどとも対戦し「元王者とやりあえて自信になった。ムエタイに対するブランクは一切感じていない。通常通りできる」という事だ。久々のタイでの試合に勝利し、ぜひともタイでのムエタイでチャンスをつかんでほしいものだ。