K-1解説者・中村拓己氏が新K-1プロデューサー就任「今までの方針を受け継ぎつつ、新しいことにも挑戦したい」
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K-1 WORLD GP JAPAN、Krush、KHAOS等を運営する「K-1 JAPAN GROUP」(K-1実行委員会)の「K-1プロデューサー」が宮田充氏から格闘技ライターの中村拓己氏に交代した。中村氏は福岡県出身で1981年8月18日生まれの37歳。格闘技メディアの編集者を経て、K-1 JAPAN GROUPの大会の解説者、K-1公式マガジンの編集を担当していた。旧体制でのK-1では、格闘技通信とSRS-DXの編集長だった谷川貞治氏が、03年から12年にイベントプロデューサーを務めていた過去がある。K-1 JAPAN GROUPの年内最終興行となった16日のKrush後楽園ホール大会から一夜明けた17日の会見終了後、中村氏のプロデューサー就任が発表された。
◆宮田充氏
2016年9月から私がK-1プロデューサーを務めてきましたが、この度、中村さんにバトンタッチしました。今後も私はK-1実行委員会の一員として中村さんをバックアップします。
ファンの方にはお伝えしていないんですけど、今年に入ってから、イベントの運営の仕事を20代の若いスタッフにどんどん任せることをK-1としてもテーマにしてきました。私は50歳で 「100年続くK-1」という中で、どこかタイミングでバトンタッチしないといけないと常に思っていて、Krushも11月大会で10周年で、K-1も12月の大会をいい形で終え、2019年も盛り上がるスケジュールをみんなで考えている中で、このタイミングが一番いいと思って決定となりました。これまで自分を支えてくれた皆さんに深く御礼申し上げます。2019年以降のK-1もさらにパワーアップすると思いますので、楽しみにしてください。
(中村氏が新プロデューサーに選ばれた経緯について)ジムの代表者も選手も今は若返っていて、若いファンがだんだん会場に来てくれる中で、イベントも若い人の発想でやるのが一番正しいと思うんですよね。中村さんは格闘技に対する愛があり、情熱を燃やして、ジムさんや選手やスタッフの先頭に立つのにふさわしい人物だと思っています。僕は熊本出身で、同じ九州男児で熱いものを感じますし、凄い勉強家です。マスコミ出身でこうやってスーツを着て、最初は不慣れかと思いますけど、しっかりやり遂げてもらえる男だと思っています。
(今後の宮田氏の業務について)ジムや選手との向き合いは変わらずやらせてもらうことになります。若いスタッフがいる中で、僕だからできることは何だろうと考えているところですね。これからもK-1が飛躍していく力になりたいですし、これまで培ったものは中村さんはじめスタッフにバトンタッチして受け継いでいきたいです。
◆中村拓己氏
この度K-1プロデューサーとして仕事をさせてもらうことになりました中村です。自分は元々は格闘技マスコミ、ライターの出身で、2010年からKrushの解説をやらせてもらいました。その流れでKrushの公式サイトの仕事やパンフレットの仕事もやらせてもらうようになり、2014年からはK-1の解説、パンフレット執筆、K-STYLESという公式のフリーマガジンの編集、公式Youtubeチャンネルの番組の司会の仕事もやらせていただいていました。
その中で、秋ぐらいに「K-1実行委員会のメンバーになってプロデューサーの仕事をやってみないか」というお話をいただきました、自分はマスコミ出身なので、興行のことは正直わからないことがあって、不安もありましたけど、色々勉強させてもらって、ここは一歩踏み出す勇気をもって新しい仕事にチャレンジしたいと思って、この仕事を引き受けさせていただきました。形としては自分がK-1プロデューサーとして仕事をするんですけど、引き続き宮田さんには色々お手伝いしていただくことになると思いますし、これからもK-1実行委員会のメンバーとして、「100年続くK-1」を実行に移せるように頑張って行きたいです。
(プロデューサーとして今までから変えたいことや、方針は?)まだ実行委員会のメンバーになって日が浅いのですけど、皆さんと仕事をする中で、「100年続くK-1」という目標、運営スタイル、ジムがあってアマチュアがあってKHAOS・Krush・K-1というピラミッドの頂点を目指すコンセプトに共感したのが、この仕事を受けた一番の理由です。2014年からやってきた方針を受け継いでやって行きたい気持ちです。細かいところで新しいことに挑戦したり、もっと多くのファンの方に楽しんでもらえることもやってみたいということもありますけど、今までK-1実行委員会でやってきたことを変わらずやって行きたいですし、もっと大きなものにし、今のファンの皆さんにももっと楽しんでもらえるK-1 JAPAN GROUPを作っていけたらと思います。
(来年初の大仕事が、3月10日のK’FESTA.2 さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ大会になります。来年はどういうK-1を作りたいですか?)去年(2018年)よりもたくさんのお客さんが来るイベントにしたいです。どんな内容になるかは実行委員会のメンバーと話しているところで、近々発表できればと思います(※12月27日に第一弾カード発表会見が行われる)。2018年は大阪大会がありましたが、2019年は今までよりももっと色んなところでイベントがやれるように、K-1が大きくステップアップする1年にしたいです。
(就任直後で厳しい質問かと思いますが、8日のK-1大阪大会では武尊が「(那須川天心戦を)実現させたい」と発言しました。中村さんはどう思われ、今後どうされて行こうと考えていますか?)まさか自分がプロデューサーになるという発言が出た時に、あんな発言が出るとは思わなくてびっくりしたんですけど。まあ、マッチメイクのこととか選手のこととかは、実行委員会で話し合って決めているところなので、僕がプロデューサーになって全部、あれやれ、これやれ、という話ではありません。K-1実行委員会で話し合うところはあると思いますけど、自分としては、今までやってきたK-1のスタイルは変えることなく、その中で話し合えることだったり、調整できることを考えていけたらと思っています。