Krush 12.16 後楽園ホール:島野浩太朗「初防衛戦で僕がどんな想いをしてKrushのベルトを獲ったかを見せたい」、大岩龍矢「武尊より強い選手なんていないから島野選手に怖さはない」
Krush.96(12月16日(日)後楽園ホール)のメインイベント、Krushスーパー・フェザー級(60kg)タイトルマッチで対戦する島野浩太朗(菅原道場/王者)vs. 大岩龍矢(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/挑戦者)の公開練習レポートがK-1 JAPAN GROUPから届いた。(写真 (C)Good Loser)
王者・島野浩太朗、自分のKrushのベルトへの想いを挑戦者・大岩龍矢に叩き込む!
「自分がどんな想いをしてKrushのベルトを獲ったか。それが3分3Rすべて出ることになる」
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12月3日(月)千葉の菅原道場にて、12月16日(日)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.96」の[Krushスーパー・フェザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]で挑戦者・大岩龍矢と対戦する王者・島野浩太朗が公開練習を行った。
6月に郷州征宜を下して、第7代Krushスーパー・フェザー級王座に就いた島野。王座戴冠劇から約半年ぶりのKrush参戦で大岩との初防衛戦を迎えた。
「防衛戦が決まって、ここまで出来る準備を重ねて来ました。仕上がりはいい感じです。自分がやることは変わりませんが、自分がKrushのベルトを持っている選手なんだという自覚だったり、気持ちの質はベルトを獲ったことで変わりました。今まで以上に真剣集中して日々を過ごせてきたと思います」。そう話す島野は公開練習として3分1Rのミット打ちを披露。これまで何人ものファイターを沈めてきたパンチはもちろん、左右のミドルキックやヒザ蹴りも繰り出して、オールラウンダーぶりを見せた。
島野にとってKrushのベルトは2011年の初参戦時から長年ずっと追いかけて続けてきたものだ。防衛戦としてはもちろん、Krushで試合をすることそのものに特別な想いがある。
「Krushのベルトは一番の目標にしていたベルトなので何が何でも渡せない気持ちがあります、また自分の中でKrushの試合に出ること自体が特別で、その一試合にすべてをぶつけるという気持ちの方がベルトを守る気持ちよりも大きいです。
僕が初めてKrushの試合を生で見たのが20009年に山本真弘選手と“狂拳”竹内裕二先輩が試合をした大会でした。あの大会を見た時に全身が熱くなるような感覚があって、そこから竹内先輩と菅原会長がKrushで戦う姿を近くで見ていて、いつか自分も必ず(Krushに出たい)という想いで過ごしてきたので、今の気持ちもその延長の延長戦にある感じです。Krushは試合をする度に特別な想いがつまった場所だといつも思っています。
僕自身、Krushの試合を見て、今まで過ごしてきた時間がひっくり返るような気持ちになりました。そのリングで試合をするということは見ている人に何かを感じてもらえる試合じゃないといけない。僕は日々その気持ちを持って準備しています」
挑戦者の大岩については「身体も強いし、技もなんでもできて一選手として強い。Krushのベルトを獲るために上京して、ベルトに対する想いも強い選手だと思う。今年は4連勝しているのもあるし、強敵だと思います」と分析する島野。
大岩からは「自分はKrushのベルトを獲ってK-1を目指している。Krushのことしか考えていない島野選手とは志が違う」という言葉も飛び出したが、島野は「自分がどんな想いをしてKrushのベルトを獲ったか。それが3分3Rすべて出ることになる」と静かに闘志を燃やしている。
「選手はそれぞれモチベーションがあるし、試合までにどう過ごすかは違います。自分の場合はこの一戦でどういう試合をするかがすべて。大岩選手はこのタイトルマッチをクリアして、次はK-1という目標があると思うけど、自分はこの防衛戦に向けてどういう準備をして、どういう試合をするのか。自分はこの一戦にすべてをぶつけて、今までやってきた色々な想いを形にしたいと思います。初防衛戦で僕がどんな想いをしてKrushのベルトを獲ったかを見せたい。それが3分3Rすべて出ることになると思うので、試合に向けて残りの時間を準備したいです」
今大会は2018年の最終戦であり、この試合が一年を締めくくる試合になる。「年内最後のKrushのメインでどういう試合を求められているか。どんな試合をすべきかはたくさんイメージしている」という島野は「前大会で10周年を迎えたKrush。この試合が2018年最後の試合になると思いますが、今まで準備してきたすべて、Krushに対する想いをすべてぶつける試合にするので注目お願いします」とファンにメッセージを送った。
挑戦者・大岩龍矢、盟友・武尊と共にベルトを巻く!
「今回は武尊と何ラウンドもスパーリングを重ねてきた。武尊より強い選手なんていないから島野選手にも怖さはない」
12月1日(土)神奈川・K-1ジム相模大野KRESTにて、12月16日(日)東京・後楽園ホール「Krush.96」の[Krushスーパー・フェザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]で王者・島野浩太朗と対戦する挑戦者・大岩龍矢が公開練習を行った。
今年の目標に掲げていたKrush王座挑戦を控え「コンディションはいつも通りって感じで、あまりタイトルマッチだからって気持ちにならないように、平常心を保つようにしてます」と語る大岩。2018年は4戦4勝・2連続KO勝利中と絶好調だが「まだ自分は格闘技を始めて全然長くないんで日に日に成長してる感じですね」とキャリアが浅い故の伸び代の大きさが好調の要因だという。
公開練習ではトレードマークの鎖をつけてパンチとミドルを中心としたミット打ちを披露。「島野選手は一発で試合を引っくり返す試合も多いので、そこは警戒してます。試合が決まってからずっと(島野の試合を)見ていて、島野選手は打たれてからが凄い。一発良いのを効かせても、しっかり見て冷静に戦いたいですね」と王者の拳と諦めない心を警戒する。
「Krushのベルトを獲るために名古屋から上京してきて、1回チャンスがあったんですけど、その時には負けて本当に悔しい思いをした。Krushのベルトは欲しいんですけど、今はそれ以上に欲しいものがある。前回はKrushのベルトしか見てなかったですけど、今はその上を見てるんで」とKrush、そしてその先に見据える更なる飛躍について語る大岩。
Krushのベルトに強い拘りを見せるチャンピオンに対し、記者会見では「この試合は通過点。目標はK-1チャンピオン」と発言していたが「Krushのベルトを舐めてるわけじゃないし、そんな甘くないってことは自分でも分かってます。厳しい戦いになることは分かっているけど、この壁は越えなきゃいけないし、越えないと自分のプランも何も始まらない。新しい目標があるんで、獲ってからがスタートラインかなって感じです。そういう意味での通過点」と発言の真意を明かした。
盟友の武尊も12月8日にK-1大阪大会でタイトルマッチを控え、互いに激しいスパーリングを積んだという大岩は「今回は武尊と何ラウンドやったんだろうってぐらいずっとスパーリングして、もうヤバイっすね(苦笑)。だけどあれより強い選手なんていないじゃないですか。だから自信にしかならないし、(武尊とやっているので)島野選手にも怖さはないですね」と絶対の自信を見せる。武尊とは「一緒にベルトを巻こう」と常々言ってきたという。
大岩は「ベルトを獲るってずっと言ってきて1年が経って、このタイミングでチャンスが来た。全て良い感じで進んでいるし、ポスターを見れば分かりますけど、(トレードマークの)鎖じゃないですか。これは獲れよっていう合図かなって」とポジティブに語ると、「ここはしっかりとクリアしないといけないところだし、本当に負けられないし、負けたくない。その気持ちを全部拳にぶつけます。絶対最高な試合になるんで、楽しみにしててください」とファンに向けてメッセージを送った。
対戦カード
第9試合 メインイベント Krushスーパー・フェザー級(60kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
島野浩太朗(菅原道場/王者)※初防衛戦
大岩龍矢(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/挑戦者)
第8試合 セミファイナル 第6代Krushスーパー・バンタム級(55kg)王座決定トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス)
ビクトー・サラビア(米国/ムエタイ・アメリカジム)
第7試合 第6代Krushスーパー・バンタム級(55kg)王座決定トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス/元Krushバンタム級(53kg)王者、K-1甲子園2016 -55kg優勝)
椿原龍矢(月心会チーム侍/K-1甲子園2017 -55kg優勝)
~休憩(約10分予定)~
第6試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
郷州征宜(K-1ジム総本部チームペガサス/元Krush王者)
山本直樹(優弥道場)
第5試合 スーパー・ウェルター級(70kg) 3分3R(延長1R)
神保克哉(K-1ジム目黒TEAM TIGER)
平塚洋二郎(チーム・タイガーホーク/大道塾仙南支部/J-NETWORK王者、空道全日本重量級2013優勝)
第4試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
西京佑馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/K-1甲子園2016 -60kg優勝)
アリ・ザリンファー[Ali Zarinfar](イラン/ウィラサクレック・フェアテックス・イラン/WPMF日本王者)
第3試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
桝本“ゴリ”翔也(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
森坂 陸(エスジム)
第2試合 女子アトム級(45kg) 2分3R(延長1R)
C-ZUKA(T-GYM/元ミネルヴァ・アトム級王者)
福原 優(K-1 GYM EBISU FREE HAWK)
第1試合 女子アトム級(45kg) 2分3R(延長1R)
高梨knuckle美穂(Y’ZD GYM)
MOE(若獅子会館/第19回K-1チャレンジ女子Bクラス -45kg優勝)※高橋萌 改め
プレリミナリーファイト第3試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R
山浦力也(北斗会館浅科道場/K-1甲子園2018 -60kg優勝)
斗麗[とうま](WIZARDキックボクシングジム)※田辺斗麗 改め
プレリミナリーファイト第2試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R
久保一馬(FIGHT CLUB 428)
勇治(ネクサスジム/TRIBELATEライト級王者)
プレリミナリーファイト第1試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R
安達元貴(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
勝輝[まさき](K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)
概要
大会名 Krush.96
日時 2018年12月16日(日) 開場・17:00 プレリミナリーファイト開始・17:10 本戦開始・18:00
中継 AbemaTV(生放送)、GAORA(12月19日(水)18:00~22:30)
チケット料金 SRS席15,000円 RS席9,000円(前売り完売) S席7,000円(前売り完売) A席5,000円(前売り完売) ※当日座席券は各500円アップ ※小学生からチケットが必要です。
チケット販売 チケットぴあ イープラス ローソンチケット 後楽園ホール5F事務所(店頭販売) K-1.SHOP グッドルーザー(電話予約)
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/