松下えみ、Krush女子アトム級王座を返上。挑戦者選定に不満
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松下えみ(T-KIX GYM)が10月25日に会見し、Krush女子アトム級(45kg)王座を返上した。J-GIRLSとBigbangでもタイトルを獲得した実績のある松下は、昨年の初代Krush女子アトム級王座決定トーナメントに参戦。9月の準決勝で極真会館全日本大会優勝実績のある平岡琴を、12月の決勝でWPMF日本王者のCOMACHIを下し初代王者になる。今年6月にはKOS王者の443(よしみ)に判定勝ちし初防衛に成功した。
443はトーナメント準決勝でCOMACHIに敗れた選手で、松下はKrush内では相手のいない状態に。そんな中、9月のKHAOSでは女子アトム級で3試合が行われ、福原優を3R右ストレートでKOし、同大会での女子のMVPを獲得した高梨knuckle美穂(Y’ZD GYM)が次期挑戦者として選ばれた。
しかし松下は高梨との防衛戦を拒否。その理由について松下は「初防衛戦の時も強い選手や海外の選手とやりたいと希望していました。443選手に勝てば、トーナメントに出ていた全選手に勝ったことになるので、その次は強い選手と戦わせてもらえると思ってモチベーションを上げてきました。高梨選手は強い選手ですけど、プロデビュー2戦目でベルトを狙えてしまうことに、ベルトの価値の低さを感じました。せめてCOMACHI選手か443選手に勝ってからにして欲しかったのですが、それもかなわず、チャンピオンとしてナメられていると感じました」と率直に思いを語った。
続けて松下は「色んな団体のベルトが乱立する中で、このベルトの価値を上げたかったのですが、このようなマッチメイクなら返上しようと思いました」「有名になりたいという思いは無く、強さにプライドを持っているので、返上を決めました」と返上理由を語った。
今後については「違う舞台になるかもしれませんが、これからも強さを求めて行きたいです」「Krushを通じてたくさんの人に私のことを知ってもらったことに感謝しています。Krushの王者だったことに誇りを持ち、一ファンとしてKrushを見続け、選手としてはさらなる高みを目指したいです」とコメントしており、K-1 JAPAN GROUP以外に戦場を移すことになりそうだ。
宮田充プロデューサーは「Krush女子アトム級の礎を築き、(12年の楓花戦含め)Krushで4試合戦ってくれた功績を称えたいです」「Krushで積んでもらったキャリアは今後の糧になるでしょうし、また一緒に仕事させてもらうこともあるかもしれないです」とコメントしている。