KHAOS 9.1 新宿フェイス:優谷・高梨knuckle美穂・鈴木宙樹が豪快KO勝ち
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KHAOS.6
2018年9月1日(土)新宿フェイス
レポート&写真:井原芳徳
第6試合 KHAOS ROYAL スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
×川口拓真(K-1ジム総本部チームペガサス)
○横山朋哉(リーブルロア)
4R 判定0-3 (岡田9-10/芹沢9-10/伊藤9-10)
3R 判定0-0 (岡田29-29/芹沢29-29/伊藤29-29)
昨年3月からスタートしたK-1 JAPANグループの「KHAOS」シリーズ。関東対関西の対抗戦や、ファイトマネー総取りトーナメントといった、K-1やKrushとは違った企画性の濃い試合を主軸としている。同階級の6選手の対戦カードを前日計量後の抽選で決める「KHAOS ROYAL」は、第1回大会でも-58kg(現在のフェザー級)で行われたことがあり、今大会ではスーパー・フェザー級と女子アトム級の2階級で行われた。(前日抽選の記事はこちら)
1R、サウスポーの横山に対し、川口は圧力をかけ続け、お互いパンチ、ミドル、ローを強打。終盤、横山が左ストレート、飛び膝を当て、少し押し気味になる。
2Rも川口が前に出続けるが、中盤に横山が左ストレート、左テンカオを立て続けに当て攻勢に。だが終盤に川口もボディへのパンチの連打を返して巻き返す。
3R開始間もなく、川口のローがローブローとなり一時中断。再開後、川口のボディ狙いのパンチのヒットが増え、横山は口が開いて下がる状況が続く。
1Rは横山が取り、3Rは川口が取り返し、延長に突入。序盤、横山が左テンカオ等を当てて先手。川口が中盤に右ボディを効かせ、横山が口を開いて苦しそうになるが、川口も追い打ちを続けるパワーが無く、終盤の打ち合いで横山がパンチを返す。僅差で終わるが、序盤と終盤に優位だった横山が3票を獲得し、苦しみながらも勝利を手にした。
第5試合 KHAOS ROYAL スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
○優谷[ゆうや](ウィラサクレック・フェアテックス西川口)
×聖[さとる](フォルティス渋谷)
2R 2’23” KO (左ストレート)
1R、優谷がサウスポーに構え、お互い慎重な状態が続くが、終盤に優谷がボディから顔面につなぐパンチのヒットを増やして好印象に。2Rもその攻撃を続けていると、中盤、右ジャブを振ってからの左ストレートでダウンを奪取。聖のダメージは大きく、最後は優谷が左ストレートの連打で聖をマットに沈めた。
なお、大会最後には、AbemaTV提供のMVP賞の賞金10万円がが男女1選手ずつに贈呈された。男子MVPは優谷。「計量でめっちゃフラフラでダメだったんですけど無事勝てて良かったです。今日少しは気持ち見せれたと思います。強くなってまた試合します」とコメントした。
第4試合 KHAOS ROYAL スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
○鈴木宙樹[ひろき](クロスポイント吉祥寺)
×中條弘之(谷山ジム小田原)
1R 1’16” KO (右ストレート)
鈴木はREBELSを主戦場とし、デビュー以来5戦全勝(2KO)の注目株。1R、中條がサウスポーに構え左ミドルを放つが、鈴木が圧力をかけて左右のミドル、ローをヒットし続ける。セコンドの山口元気会長から「躊躇するな」という声が飛ぶと、中條の左ミドルに合わせ、右ストレートをクリーンヒット。ダウンした中條は立ち上がれず。鈴木がインパクトを残した。
第3試合 KHAOS ROYAL 女子アトム級(45kg) 2分3R(延長1R)
○C-ZUKA(T-GYM/元NJKFミネルヴァ・アトム級王者)
×豊嶋里美(TEAM OJ)
4R 判定3-0 (芹沢10-9/山根10-9/山崎10-9)
3R 判定0-0 (芹沢28-28/山根28-28/山崎28-28)
1R、開始すぐから豊嶋が前に詰め、右ストレートを当て、C-ZUKAの左の蹴りに右ストレートを合わせてダウンを奪い先手を取る。C-ZUKAはスリップした豊嶋の顔を蹴ってしまい、注意1をもらう場面も。次第にC-ZUKAが右ミドルのヒットを増やして巻き返す。2RもC-ZUKAペースが続き、動きを切らさず右ミドルを当て続け、終盤には右ストレートでものけぞらせて圧倒する。
3Rも度々C-ZUKAもロープ、コーナーに詰めて攻め込むが、豊嶋も右の前蹴りを返して時折流れを寸断する。2R、3RとC-ZUKAがポイントを取り返し、延長に突入する。
延長R、C-ZUKAの1R中盤以降の攻勢の流れがそのまま続き、右ミドル、ハイを当て続け、豊嶋はフラフラで終了。経験で勝るC-ZUKAが最終的に実力差を見せつけ勝利した。
第2試合 KHAOS ROYAL 女子アトム級(45kg) 2分3R(延長1R)
×テキサス・アユミ(STURGIS新宿ジム)
○チャン・リー(CLUB.E.D.O)
4R 判定1-2 (芹沢10-9/山根9-10/山崎9-10)
3R 判定1-0 (芹沢30-28/山根29-29/山崎30-30)
テキサスが前に出て、リーが回ってかわす構図の試合が続き、お互い右ロー、ミドル主体に、ストレートも当てるが、なかなか均衡は崩れない。3R、テキサスがリーをコーナーに詰め、左フックを連打するが目立ち始めるが、終盤にリーも前蹴り、右ストレートを返し大差をつけさせない。
テキサス優位かと思われたが、ジャッジは1者のみテキサスにつけ延長に突入。テキサスが序盤から詰めるが、パンチの打ち合いでリーが連打を返して押し返す。終盤はテキサスが前に出続ける状態が目立つようになるが、なかなかクリーンヒットは出ない。記者はテキサスにつけたが、判定は割れ、序盤に見せ場を作ったリーが2票を獲得。勝利を告げられると涙を流して喜んだ。
第1試合 KHAOS ROYAL 女子アトム級(45kg) 2分3R(延長1R)
×福原 優(K-1 GYM EBISU FREE HAWK)
○高梨knuckle美穂(Y’ZD GYM)
3R 1’30” KO (右ストレート)
1R、高梨が開始間もなくから圧力をかけ、右ボディを効かせつつ、顔面への右ストレートにもつなげ先手。中盤に右ボディを効かせてからは一方的に攻め続ける。2R終盤になり、高梨の勢いが少し落ちると、福原も右ロー、右の顔面狙いの前蹴りを返すようになり、少し巻き返しを見せたが、3R、福原が起死回生の二段蹴りに失敗すると、高梨が右ミドル、右ストレートを連続でクリーンヒット。福原は腰から崩れ落ちるようにダウンし、4カウントで岡田レフェリーがストップした。
高梨は女子ではただ1人のKO勝ちとなり、女子のMVPを獲得。「会見でKOすると言っていたので、手こずったんですけど、有言実行できて良かったです。次はKrushの舞台でお願いします。いずれアトム級のベルトを取りたいです」とアピールした。
プレリミナリーファイト第2試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R
○龍斗(K-1 GYM横浜infinity)
×内田 晶(チームタイガーホーク/拳聖空手)
判定3-0 (29-28/29-28/29-28)
プレリミナリーファイト第1試合 バンタム級(53kg) 3分3R
○ISSEI(マッハキックボクシングジムプラス)
×篠原広耀(優弥道場)
判定3-0 (30-27/30-27/30-28)