Krush 4.29 後楽園ホール:児玉兼慎「Krushのメインは光栄。1RからKO狙います」×上野空大「圧倒的に勝ちたい」。新美貴士、関口功誠戦は「世代交代にはならない」。塚本拓真、岩﨑悠斗戦は「地獄の時間を与える」
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
リバーサルジム久喜WINGS
未経験者でも大丈夫!様々な年代の方がキック 柔術 MMA等を楽しくトレーニング!今なら入会金等無料!
Krush.173(4月29日(火/祝)後楽園ホール)の公式計量が28日正午より東京都内で行われた。計量後の記者会見のレポートがK-1 GROUPから届いている。(写真: (C)K-1)
なお、以下の試合のみ計量オーバーがあり、以下の条件で試合が実施される。
プレリミナリーファイト第1試合 バンタム級(53kg) 3分3R
田中康友[こうすけ](KIZUNA田川本部道場)
松谷 梛[きな](キャピタルレイズ fighting GlaNz池袋)
※田中が計量1.9kgオーバーし減点2、ファイトマネーの30%を松谷に譲渡。松谷はグローブハンデを拒否し双方とも通常の6オンスグローブを着用
メインを飾る児玉兼慎と上野空大、衣装が白被り!!
児玉「Krushのメインは光栄なんで、明日は1RからKO狙います」
上野「Krushのタイトルも狙っていきたいと思っているので、そのために明日は圧倒的に勝ちたい」
メインイベントではKrushライト級ワンマッチで、児玉兼慎と上野空大が激突。ノンタイトル戦ながらメインイベントを任された両雄は計量もしっかりとパスし、2人揃って会見に臨んだ。
前回の3.30「Krush.172」でもリング上でやり取りをしていた2人だが、今回の会見では児玉が素肌に白いモコモコのガウン、上野は上下白のスーツ着用で現れ、まさかの色被り。これには児玉も「失敗しましたね。最悪です」とガックリとした表情を見せていた。
しかし、試合へのモチベーションは変わらない。児玉は2.24「Krush.171」で行なわれたKrushライト級GPで天野颯大に一回戦負けを喫しているが、わずか2カ月で再起戦に挑むということもあって、「今回取り返そうと思って気合い入ってます」とモチベーションは高い。「前回の試合の経験で自分に足りないことと自分の課題が明確にわかったんで、そこはしっかり潰してやってきました」と、この2カ月の間に課題の克服にも取り組んできた。
また、先日は話題を呼ぶレオナ・ペタス率いるK-1反乱軍のRibelLionにも加入。RibelLion所属メンバーの中では児玉が先陣を切ることになり、「1発目なんでここでコケてたら意味がないんで、強くてなんぼだと思っているし、明日はバチッと1発目かましてやろうと思っています」と、そちらの面でも気合いを入れている様子が伺えた。
メインイベンターを務めることにも、「Krushのメインは光栄なんで、明日は1RからKO狙います」と宣言し、RibelLionの初陣を華々しく飾る腹積もり。この日は減量後ということもあり会見でのテンションもいつもよりも低めだったが、「明日勝ってKrushのベルト獲って、UFCに行きます。冗談です」と最後に児玉節をかましていた。
対する上野は昨年の9.28「Krush.165」でのゴンナパー・ウィラサクレック戦での敗戦以来、約7カ月ぶりの復帰戦。プロ初黒星を喫してからの再起戦となる。「本当に長い期間準備してきたので、それを試合で出したいと思います」と準備万端を強調した上野。長い間ファンや応援してくれる人たちを待たせたという思いもあり、「自分の成長した姿を見せられるっていうことに本当にワクワクしてますし、前回負けて終わっているので自分も絶対に負けたくない、絶対に勝つっていう気持ちで来ているので気合いが入っています」と必勝を誓う。
ゴンナパーというビッグネームとの対戦は、「通用するものもあればやっぱり心技体を通して戦いの中で学ぶこともあったので、そういう部分も全てこの7カ月間で埋めてきたっていう感じです」と糧になった様子。メインイベントを務めることにも「Krushとは何かっていうのをしっかり試合で見せないといけないと思っているので、自分が倒して勝ちたい」と気合いが入っているようで、「Krushのタイトルも狙っていきたいと思っているので、そのために明日は圧倒的に勝ちたいと思っています」と目指すべき目標もしっかり定めて、明日のメインのリングに立つことを宣言していた。
セミは新美貴士vs関口功誠のフェザー級世代闘争!!
新美「1試合1試合レベルアップしている実感があるんで全然世代交代にはならない」
関口「明日は絶対に勝って、自分が次、K-1を引っ張っていける選手になる」
セミファイナルは元Krushフェザー級チャンピオンの新美貴士が、プロ無敗の新鋭・関口功誠を迎撃するKrushフェザー級ワンマッチだ。新美は2.9K-1 WORLD MAX 2025で寺田匠のK-1フェザー級王座に挑戦し敗北。捲土重来を期し、再びKrushのリングに立つことになった。ベテランと呼ばれるキャリアになりながらも、「前回の試合よりもっとレベルアップした姿を明日試合でしっかり見せたいなと思っているんで、楽しみにしていてください」と進化に貪欲で、無敗街道を走る若い関口に対しても「凄くいい選手だなと思って、映像でも強い選手だなと思っている」と評価をしつつも、「僕は自分のやるべきことをやって相手が誰でも倒しに行くだけ」と、全く意に介さない。
5.18「Krush.174」大阪大会では、石田龍大vs松本海翔のKrushフェザー級タイトルマッチが行なわれるが、「2人とも凄くいい選手だなと思っているくらいですね。そんな意識とか何もないですね。いい試合になるんじゃないかなと」と新美。やはり視線は前回挑戦したK-1フェザー級王座へ向けられているのか、あまり興味を持っている様子もない。「僕は全盛期っていうか、1試合1試合レベルアップしている実感があるんで全然世代交代にはならないと思うんで、そこはしっかり試合を見ていただきたいなと思っています」と、世代交代を狙う若武者に元王者の力を見せつけるつもりだ。
一方の関口はプロになって初めてのビッグネームとの対戦になるが、「明日は調子がいいので勝つだけかなって思っています」と自信満々。「ここ勝ったら美味しいなと思っていたので、決まった時は凄くモチベーションも高くなりましたし、ここ勝てばKrushのタイトルマッチも見えてきますし、それこそ新美選手を倒して勝ったらK-1のタイトルマッチも見えてくると思うんで、倒して勝ちたいなと思っています」と、K-1のトップ戦線でも戦う新美に対して、全く物怖じするところがない。
「自分がプロデビューする前から盛り上げてきていた選手なので、今度は自分がここ勝ってK-1を引っ張っていける選手になれたらと思っています」と、世代交代にも意欲的。「明日は絶対に勝って、自分が次、K-1を引っ張っていける選手になるんで応援よろしくお願いします」と、大物食いを果たして一気にトップ戦線への浮上を狙う考えのようだ。
第7試合の塚本拓真と岩﨑悠斗はバチバチの火花!!
塚本「楽しむ暇もなく地獄の時間を与えてあげようと思います」
岩﨑「しっかり圧倒的な差を見せて、やることやって勝つだけ」
第7試合は塚本拓真vs岩﨑悠斗のKrushスーパー・ライト級ワンマッチ。岩﨑が計量に遅れて、塚本1人での計量となったが、その後、岩﨑も無事に計量をパス。会見では両者が顔を揃えることになったが、写真撮影時に突然、塚本が岩﨑に対してフェイスオフ。いきなり緊張感が走る事態となった。
塚本曰く、「僕はいつも計量の時にフェイスオフで相手を見て感じるものだったり、そういうものが結構あるんで、さっき計量の時に間に合ってなくてフェイスオフができなかったんで、今やったっていう感じです」とのことだが、両者は試合前からSNSや公式サイトインタビューなどを通して舌戦を展開。岩﨑が会見冒頭で「計量遅れちゃったんですけどクリアして今はホッとしているんで、後はしっかりリカバリーして明日楽しもうかなと思っています」と言うと、塚本は「楽しむ暇もなく地獄の時間を与えてあげようと思います」と殺伐とした空気を醸し出していた。
岩﨑にしてみれば、「なんでそんな煽られてるのかわからないですね」と塚本の態度には疑問がある。だが、塚本には怒る理由がしっかりとある。煽りVでは岩﨑の所属するサイガジムの運営者である才賀紀左衛門も出演。塚本に対していろいろと語っているが、「なんでそんな関係ない第三者にボロクソ言われるんだろうなって純粋に腹が立っている」というのが理由のようだ。
「有名人を隣に置かれて撮影されている危機感に気づいたほうがいいよって」と、会見でも怒りを隠せない塚本。一方の岩﨑も、「俺のことを(SNSで)『誰?』って言ってたんでアンサー返しましたけど、『お前も誰だよ』だから。俺も塚本選手と試合が決まった時に、『誰、その選手?』って(周りから)言われてたんでお互い様だよって」とやり返すなど、スイッチが入った様子。インタビューの中では塚本からジムをいろいろと変えていることを指摘されたが、「いろいろ見てきた上でここが一番最高だよっていうことを試合でもしっかり見せつけたいし、何も知らないのにグダグダ言ってんじゃねえよっていう。シンプルにそれはムカついたっすね」と不快感を示していた。
両者の感情がここまでもつれてくると、後はリング上で決着をつけるしかない。「求められているものは圧倒だと思うんで、圧倒します」(塚本)、「相手には付き合わないっす。グチャグチャスタイルは正直一番やりたくないんで。でも、ここ勝ったら美味しいんで、しっかり圧倒的な差を見せて、やることやって勝つだけです」(岩﨑)と、お互いに相手を圧倒することだけを考え、明日のリングに立つようだ。
なお、いつもABEMAのKrush中継でレギュラー解説を務めている石川直生さんだが、怪我をしてしまい今大会は解説をお休み。代わって宮田充プロデューサーが、卜部弘嵩さんと一緒に解説を務めることになった。Krushの立ち上げから関わっている宮田プロデューサーが解説をするのは、意外にも初。「選手に対して失礼だったり、ファンの皆さまが不快になるようなことも言っちゃおうかなと思うので、先に謝っておきます。どうせやるぐらいだったら伝説に残るぐらいの解説をやってやろうかなと思っているので、楽しみに観ていただければと思います」と意気込みを語っていた。こちらにも注目だ。
対戦カード
第9試合 メインイベント ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
児玉兼慎(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
上野空大[くうと](kickboxing gym SHINYUUKI+)
第8試合 セミファイナル フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
新美貴士[たかひと](名古屋JKファクトリー/元Krushフェザー級王者)
関口功誠(ALONZA ABLAZE)
第7試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
塚本拓真(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
岩﨑悠斗(サイガジム/元J-NETWORKスーパーライト級王者、元S-BATTLE KICKライト級王者)
~休憩~
第6試合 ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
“DARUMA”健太(K-1ジム蒲田チームアスラ)
大石昌輝(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/KWF世界カラテGP2020男子-85kg級優勝、JKJO全日本空手道選手権2015 2016 2017重量級優勝)
第5試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
松本篤人(バンゲリングベイ・スピリット)
坂本優輝(ARROWS GYM)
第4試合 バンタム級(53kg) 3分3R(延長1R)
林 佑哉(K-1ジム大宮チームレオン/元RKS&ジャパンカップキック・バンタム級王者)
愛瑠斗[えると](RAUSU GYM)※健成會から所属変更
第3試合 バンタム級(53kg) 3分3R(延長1R)
板橋武留(KIWAMI GYM/Bigbangバンタム級王者)※健成會から所属変更
鵜澤悠也(RIKI GYM)
第2試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
鈴木太尊(リレイズ東京)谷山ジム小田原道場から所属変更
遥心[はると](K-1ジム総本部チームペガサス/K-1カレッジ2023 -60kg優勝)
第1試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
倉田永輝(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
水津空良(team NOVA)
プレリミナリーファイト第3試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R
山本 陸(K-1ジム総本部チームペガサス)
野中大翔(K.I.K team BLADE/大和KICK -60kg王者、K-1甲子園2023 -65kg優勝)
プレリミナリーファイト第2試合 ライト級(62.5kg) 3分3R
佐野純平(K-1 GYM横浜infinity/K-1カレッジ2017 -65kg優勝)※K-1 GYM SAGAMI-ONO KRESTから所属変更
光弥(POWER OF DREAM)
プレリミナリーファイト第1試合 バンタム級(53kg) 3分3R
田中康友[こうすけ](KIZUNA田川本部道場)
松谷 梛[きな](キャピタルレイズ fighting GlaNz池袋)
※田中が計量1.9kgオーバーし減点2、ファイトマネーの30%を松谷に譲渡。松谷はグローブハンデを拒否
概要
大会名 Krush.173
日時 2025年4月29日(火/祝)開場・17:00 プレリミナリーファイト開始・17:15 本戦開始・18:00
会場 後楽園ホール
中継 ABEMA(生放送)
チケット料金 SRS席 20,000円 RS席 15,000円 S席 10,000円 A席 7,000円(完売) ※当日券500円アップ ※小学生からチケットが必要
チケット販売 K-1.CLUB イープラス ローソンチケット グッドルーザー 出場選手・所属ジム
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/krush/