Krush 11.23 名古屋国際会議場:凱旋試合のライト級王者・大岩龍矢「名古屋で試合を見て格闘技に興味を持った。僕の試合で一歩前に進む力を得てほしい」
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Krush.168 in NAGOYA(11月23日(土/祝) 名古屋国際会議場 イベントホール)のメインイベントで対戦する、大岩龍矢とトーマス・アギーレのインタビューがK-1 GROUPから届いた。
第9試合 メインイベント 63kg契約 3分3R(延長1R)
大岩龍矢(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/Krushライト級(62.5kg)王者、元Bigbangライト級王者)
トーマス・アギーレ[Tomas Aguirre](アルゼンチン/ドージョー・セルピエンテ/WGPスーパーライト級(64.5kg)王者)
Krushの名古屋大会は12年から18年の7年間、年に1回夏に開催され、約6年ぶりに再開する。K-1 GROUPとしては19年12月のK-1以来5年ぶりの名古屋大会となる。今大会の開催を提唱したのが愛知出身の大岩だ。
大岩は36戦26勝(9KO)10敗の32歳。昨は6月のK-1で横山朋哉に判定負けしたが、12月のK-1でライト級に階級を上げ、篠原悠人をKO。2月のKrushでは計量オーバーの弘輝に判定勝ち。7月のKrushでは伊藤健人に判定勝ちし、Krushライト級王者となった。
大岩は戴冠後のマイクで「地元の名古屋にKrush、K-1を持ってきます。名古屋観光大使狙ってます」とアピールしたところ、わずか5日後にKrush名古屋大会開催と大岩の出場が発表された。Krushの宮田充プロデューサーは、9月28日のKrushに出場したゴンナパー、上野空大、“狂拳”竹内裕二を大岩の初防衛戦の相手の査定対象として考えていたが、ゴンナパーは計量オーバーした状態で上野を下し、竹内は大岩に敗れている弘輝に敗れたことから、王座戦を組むことを断念。アギーレとのワンマッチを大岩に提案したところ、大岩も「この選手なら面白い試合になる」と快諾した。
アギーレは40戦34勝(23KO)6敗の25歳。9月29日のK-1代々木第二大会で第7代K-1 WORLD GP スーパー・ライト級(65kg)王座決定トーナメントで初来日し、一回戦でメン・ガオフォンから2Rに左ストレートでダウンを奪って判定勝ち。準決勝では稲垣柊に2Rに左フックでダウンを奪われ判定負けしている。今回63kgまで絞るため、よりパワフルな試合を見せそうだ。
大岩龍矢
―― チャンピオンになって名古屋大会が決まって、練習ももちろんですが地元で人と会ったりも多かったと思いますが。
大岩 そうですね。名古屋に定期的に帰ったりしながら、地元で応援してくれる人と会ったりもしていました。そういう方々の協力を得て、冠協賛も応援してくれている名古屋の企業さんがついてくれたので、そういった応援の力でチケットも完売しましたし、大きな大会になるんじゃないかなと思っています。
―― ポスターも1人でドーンと載ってましたしね。
大岩 あれは最初からだったんですけど、宮田充プロデューサーにはプレッシャーかけられた感じでしたね(笑)。まあでも今のところ、それには応えられたんじゃないかなとは思いますけど。
―― ではあとは、試合でガッチリ勝って大会を盛り上げるだけですね。
大岩 はい。練習は前の試合と同じくやっているし、最近は自分の中でもすごく掴めてきている感じがありますね。追い込み方だったり抜き方も含めて。その中でチケット完売という知らせが来て、大会前の目標は達成できたので、より一層気合いが入りましたね。
―― 今回はトーマス・アギーレ選手との対戦になりました。印象は?
大岩 ひと階級上でもあるし、力強い選手ですよね。欧米人らしく、いきなり突っ込んできたりとか、変わった間合いを持っているので、気が抜けない感じで。バネもあるし、自分でも厳しい戦いになるだろうなとは思っています。
―― どういう試合にして、どう勝ちたいですか?
大岩 地元・名古屋なので、KOしにいくのはもちろんなんですけど、自分が地元を離れて東京で作り上げてきた思いだったり、成長した姿だったり、格闘技に懸けている気持ちだったり、そういうものがみんなに伝わるような試合をしたいですね。
―― なるほど。
大岩 自分も、名古屋で試合を見て、格闘技に興味を持ったんですよ。だから今回も僕の試合を見て、格闘技に興味を持ってもらえたりとか、一歩前に進む力を得てもらえたらいいなと思います。「勝つ」とか「KOする」とかよく言いますけど、それよりはそういう部分を見せたいという気持ちの方が強いですね。
―― ちなみに、大岩選手が地元で見たというのは何の大会だったんですか?
大岩 最初は「NAGOYA KICK」という地元のキック大会で、そこでキックを始めようと思って、その次は初めてすぐの頃、今回と同じ名古屋国際会議場でのKrush名古屋大会(2012年8月)でした。東京vs名古屋の5vs5マッチがあって、メインが瀧谷渉太vs匠のタイトルマッチで。あの大会はメチャクチャいい試合ばっかりで、すごく印象に残っていますね。Krushを生で見たのも始めてで、「このリングに立ちたいな」と思いました。
―― そう思った同じ会場のリングで、今度は自分がチャンピオンとして試合するという気持ちはどうですか?
大岩 メチャクチャうれしいですよね。昔、名古屋で所属していたジムにいた選手が、今度の大会に僕を含めて3人出るんですよ。不可思君と、匡志YAMATO選手なんですけど。不可思君は同い年なんですけど、自分が入った時にはチャンピオンで、選手としては大先輩で。そういう選手と地元で同じ大会に出られるのもうれしいですし、その意味でもKrushを今回、名古屋に持ってくることができてよかったなと思います。
―― 地元・名古屋だけでなく大阪など関西の選手も出られる場になりましたしね。
大岩 はい。チャンピオンになって、何か自分なりの形で格闘技とかキックボクシングに貢献したいと思っていたんですよね。それが、ずっと開催されていなかったKrush名古屋大会という形にできて、普段見に来られないような人たちも生で見られることになったのは本当にうれしいです。
―― いい形での貢献になりましたよね。
大岩 この前名古屋に帰った時に、自分が昔通っていた空手道場とかにもベルトを持って行ったんですよ。僕が昔、その道場にいた時に、K-1のチャンピオンがそうやってベルトを持って来てくれたことがあって、僕もすごく印象に残ってて。サインももらったし、その時にもらったひと言は今も頭に残ってるので、自分も同じようなことができたことがまずうれしいし、名古屋大会を持ってこれたことも含めて、名古屋への恩返しになったかなと思います。あとはしっかり期待に応える試合をして、お客さんの胸に残る勝ち方をしたいですね。
―― その状況で強い外国人との試合だと、プレッシャーはどうですか?
大岩 僕は注目される試合の方が好きなので、そっちの方が気合いが入りますね。プレッシャーよりも、今はワクワクの方が強いです。
―― また今、Krushライト級がすごく盛り上がってきています。挑戦者候補がたくさんいるという状況でもありますが、チャンピオンとしてはどう見ていますか?
大岩 僕は自分も挑戦者だと思っているし、階級って1人じゃ盛り上がらないじゃないですか。チャンピオンですけど、朝久泰央選手とかに負けたりもしていますし、上から見ているという感じではないですね。K-1のベルトを目指しているので、みんな倒していきたいという気持ちは変わらないです。
―― では最後に、改めて今回の試合への“決意”をいただけますか?
大岩 自分も格闘技に憧れたきっかけになったのが名古屋での大会でしたし、それと同じように、自分の試合を見て夢や目標を持って生きる力にしてもらえたらうれしいです。そういう試合を今回は見せたいという気持ちが一番強いです。その上で勝利は絶対だし、期待以上の試合を見せなきゃいけないと思って毎日練習しているので、楽しみにしてください。
―― 分かりました。ありがとうございました!
トーマス・アギーレ
―― 前回の来日から約2ヵ月での再来日となりました。前回のK-1でのトーナメントを振り返ると?
アギーレ 65㎏トーナメントはとても厳しく、レベルの高い試合でした。自分にとって夢だったので、世界トップレベル選手と戦えることを証明できて、すごくうれしかったです。
―― 初めての日本でK-1というイベントに参加した感想は?
アギーレ 今話したように、自分の夢でした。自分の選手キャリアにとっても人生にとっても、とてもいい経験になりました。
―― K-1ルールでの戦いについて、何か感じたことはありましたか?
アギーレ K-1ルールで勝つには、全ての技術のバランスが取れた選手でないといけないと思います。自分にもK-1ルールが合っていると思うし、とても気に入っています。
―― 今回はKrush王者・大岩龍矢選手との対戦です。大岩選手の印象は? 警戒すべきと思っているところはありますか?
アギーレ 彼のことは知っています。とてもいい選手ですね。でも、自分もいい選手だと思っています。日本のファンにとても盛り上がってもらえるような試合になると思います。
―― どういう試合をしてどう勝ちたいですか?
アギーレ 本当の闘いというものをみんなに見せて、もちろん最後は勝ちます。
―― 前回の来日を踏まえて、改善しようと思っている点は?
アギーレ 前回の試合では、自分含め、皆の想像していた以上の動きができることを知りました。今回も同じようにみんなの期待以上の試合で盛り上げたいと思います。
―― この大会は大岩選手の地元での開催になります。そこに乗り込んでいく気持ちは?
アギーレ 別に特別感じることはありません。戦いに集中し、自分が戦士であるということを前面に出したいというだけです。そして日本の観客にふさわしい最高の試合を見せるつもりです。
―― Krushチャンピオンとの対戦となりますが、勝ったらどうしたいですか?
アギーレ さらに結果を出していき、Krushチャンピオンを目指したいと思っています。
―― 大岩選手にメッセージをお願いします。
アギーレ 失礼なことはしたくないので、普段は対戦相手にメッセージを送ることは好きではありません。彼に敬意を示すために、しっかり練習をして最高の状態に仕上げ、万全の態勢で試合に臨むつもりです。
―― では最後に、改めてこの試合への“決意”を教えていただけますか?
アギーレ 日本で試合をすることをずっと夢見ていて、実際に経験してとてもいい気分でした。それは、ファンの皆が温かく迎えてくれたことがすごく大きかったし、とても感謝しています。アルゼンチンファイターの真髄を見せられるような最高の試合をして、皆から受けた応援に応えられるように全力を尽くして会場を盛り上げたいです。
対戦カード
第9試合 メインイベント 63kg契約 3分3R(延長1R)
大岩龍矢(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/Krushライト級(62.5kg)王者、元Bigbangライト級王者)
トーマス・アギーレ[Tomas Aguirre](アルゼンチン/ドージョー・セルピエンテ/WGPスーパーライト級(64.5kg)王者)
第8試合 セミファイナル スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
不可思[ふかし](クロスポイント吉祥寺/元KNOCK OUT・REBELS-MUAYTHAI・WPMF日本スーパーライト級王者、元RISE・Bigbangライト級王者)
近藤魁成(TEAM3K/K-1甲子園2017・2018 -65kg優勝)
第7試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
新美貴士[たかひと](名古屋JKファクトリー/元Krushフェザー級王者)
大脇 武[たける](KING CONNECTION/元RKA&DBSフェザー級王者)
第6試合 スーパー・ウェルター級(70kg) 3分3R(延長1R)
璃久[りく](HIGHSPEED GYM)
匡志[まさし]YAMATO(大和ジム/WBCムエタイ日本統一スーパーウェルター級王者、元NJKF同級王者、元HOOST CUP日本EXミドル級王者)
第5試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
西元也史[なりふみ](K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
天野颯大[そうた](キング・ムエ)
第4試合 女子55kg契約 3分3R(延長1R)
鈴木万李弥(クロスポイント吉祥寺)
Hotaru(Continue)
第3試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
斎藤祐斗(JK TRIBE)
岡嶋形徒[けいと](K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
第2試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
豊田優輝(BELLWOOD FIGHT TEAM/K-1カレッジ2019 -60kg優勝)
中島隆徳(GET OVER)
第1試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
橋本楓汰[ふうた](POWER OF DREAM)※BFA-SEEDから所属変更
祖根亮麻[りょうま](大和ジム)
プレリミナリーファイト第4試合 フライ級(51kg) 3分3R
加藤一虎[かずとら](POWER OF DREAM)
開 夢斗(魁塾中川道場)
プレリミナリーファイト第3試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R
サガエ・ルーカス(ブラジル/ブラジリアンタイ)
外山侑樹(大和ジム)
プレリミナリーファイト第2試合 ライト級(62.5kg) 3分3R
光弥[こうや](POWER OF DREAM)
小河快士[おがわ かいと](TEAM TMT)
プレリミナリーファイト第1試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R
小川泰寛(K-1ジム福岡チームbeginning)
山田享樹(Team Aj)
概要
大会名 アロマ空間Halu presents Krush.168 in NAGOYA
日時 2024年11月23日(土/祝) 開場・14:00 「K-1アマチュア vs TEIKOKU-1対抗戦」開始・14:15(3試合実施) プレリミナリーファイト開始・14;45 本戦開始・16:00 終了・20:00前後(予定)
会場 名古屋国際会議場 イベントホール
中継 ABEMA(生放送)
チケット料金 SRS席 20,000円 RS席 15,000円 S席 10,000円 A席 7,000円 ※チケット完売。当日券の販売無し ※小学生からチケットが必要
チケット販売 K-1.CLUB グッドルーザー 出場選手・所属ジム
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/krush/