Krush 1.23 後楽園ホール 一夜明け会見:加藤虎於奈「カーフキックは思いつきで蹴ったら足が流れてくれた」、壬生狼一輝「次は吉岡ビギン選手以外は相手がいない」
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1月24日(日)都内にて、昨日開催された「Krush.121」後楽園ホール大会の一夜明け会見が行なわれた。(記事提供:K-1 JAPAN GROUP 会見写真:(C)K-1)
Krush 1.23 後楽園ホール:レオナ・ペタスの弟・加藤虎於奈、山際和希に完勝しウェルター級王座奪取。47歳の大月晴明、6年ぶりKrushでKO勝ち
新ウェルター級王者・加藤虎於奈、Krushのベルトを持って上の選手に噛みつく!「歴代チャンピオンには負けられない。覚悟を持ってベルトとともに歩んでいく」
メインイベントの第7試合で王者・山際和希からダウンを奪って判定勝利し、Krushウェルター級王座を奪取した加藤虎於奈は、念願だったベルトとともに登場。Krush初の兄弟同時戴冠を実現し、試合後には喜びがこみ上げたという加藤だが「今までの歴代王者がすごい人たちばかりなので負けられない。試合ではベルトを獲ることを第一にしていたので守りに入ってしまったけど、これからもチャレンジャーのつもりで、倒しに行くチャンピオンになりたい。このベルトとともに歩んでいきたい」と語った。
本来であれば、24日は兄レオナ・ペタスがK-1代々木大会で武尊のK-1王座に挑んでいる予定で、2日連続の王座奪取を目論んでいた加藤兄弟。代々木大会が延期となり「終わってみれば、2日連続だったらキツかったと思う。お兄ちゃんもセコンドにつけなかっただろうし」と大会延期も自分に有利に働いたと分析。自分の勝利で兄にバトンをつなげたことを喜んでいた。
◆加藤虎於奈
昨日の試合は1Rから強烈なミドルをもらって左の肘がメチャクチャ腫れてて、ローキックも試合中はあまり効いた感じはなかったんですけど、試合終わったらしっかり足を痛めてて。ホントに終わってみればあっという間だったなって感じではありました。
(山際の印象は)前の試合の煽りでは『メインイベントなのでガツガツ攻める』と言ってたけどあんまり攻めてなかったので、今回もあんまり攻めてこないんじゃないかなと考えていて。そういう中で、あの戦いをしたって感じですね。
(自分の思うように進められた?)本当はもっと違う作戦で戦おうと考えてたんですけど、一発目のローを蹴った時に若干カーフキック(膝より下を蹴るローキック)っぽくなって、それでバランスを崩してくれたので、これはいけるなと思いました。そこからバシバシ(カーフキックを)狙っていったら組み立てが楽になったので、それで試合も支配できたかなと思います。
(カーフキックは練習していた?)いや、してないです(笑)。ホントにしてなくて、思いつきで蹴ったら足が流れてくれたので、やったー!と思って蹴りました。自分は相手によって戦い方を変えるので、これから一つの武器にはなるのかなと思います。
(ベルトを手にしての実感は)朝起きた時に『夢かな?』と思ったぐらいうれしくて。でも歴代チャンピオンがすごい人たちばかりなので、負けられないと思って。今回、ベルトを獲るのが一番の目標で、守りに入っちゃったんですけど、チャンピオンになったので、これからは正直、ベルトを失ってもいいと思ってるので。絶対倒しに行くチャンピオンになりたいと思っているので、その覚悟を、このベルトとともに歩んでいけたらなと思ってます。
(マイクで次の挑戦者に松岡力を指名したが)前回の試合で不完全燃焼で終わっちゃった(昨年11月、反則で加藤が勝利)ので。試合後に松岡選手と話した時に、次に俺と戦って引退したいと言ってたので、引退する前にしっかり倒して、終わりにしてあげたいと思います。
(試合後に肩の脱臼について話していたが)12月27日くらいに脱臼して、腕を吊した状態で3~4日すごして。1月2日にABEMAさんの取材があったので、そこでパンチを打ち始めました。試合中も怖かったですけど、ホントに試合中に肩が外れなくてよかったなと思いました。
(勝った瞬間に思ったことは?)純粋にうれしかったですね。兄弟でチャンピオンになれたというのが一番最初に出てきて、兄ちゃんの顔を見てホントにうれしくて。中村プロデューサーにベルトを巻いてもらってもっと実感が出ました。
(レオナが『チームでベルトを巻いてないのは虎於奈だけ』とプレッシャーをかけていたが?)うちのチームは格差がすごいんで(笑)。チャンピオンじゃないと、周りからの評判もアレなので、チャンピオンになって横に並べたのはよかったと思います。
(本来なら今日お兄さんがタイトルマッチだったが)終わってみると、2日連続だったらキツかったのかなと思って。昨日はお兄ちゃんがセコンドについてくれてたんですけど、今日試合だったらついてくれてなかっただろうし。いつもセコンドをお願いしている柔道の向(翔一郞)君も試合で海外に行ってて、今回はセコンドがトレーナーと松山勇汰ぐらいしかいなくて不安だったんです。でもK-1代々木大会が延期になったことで、兄ちゃんがセコンドについてくれて心強かったです。いつに延期になるか分からないですけど、そこにつなげたなと思います。
(ファンにメッセージを)昨日は本当にお忙しい中、こんなに大変な中、応援に来ていただき、ありがとうございます。このベルトを持って今、すごくうれしいんですけど、このベルトとともに成長して、しっかり倒して試合では守りに入らず。ベルトはずっと守りたいんですけど、どんどん倒して勝って上の選手に噛みつきます。これからもずっと挑戦者でいたいので、応援よろしくお願いします。
壬生狼一輝、松本日向との無敗対決を制して王座挑戦をアピール!「ビギン選手以外は相手がいないと思う。試合が決まったら覚悟しておいてほしい」
バンタム級のトップ同士の対戦、そしてプロ無敗対決として注目を集めた松本日向vs壬生狼一輝の一戦は、ノンストップの打ち合いの末に壬生狼に軍配が上がった。
試合後に現Krushバンタム級王者の吉岡ビギンへの挑戦をアピールした壬生狼は、一夜明け会見でも「次はビギン選手以外は相手がいないと思う」と改めて挑戦表明。
「ビギン選手はフィジカルが強くて一発一発も強い。もし試合が決まったらしっかり作戦を立てて戦うので、覚悟しておいてほしいです」と宣戦布告した。
また記者会見ではプロレスラー大仁田厚さんのモノマネで場を盛り上げた壬生狼だが、一夜明け会見では通常モード。「あまりネタを仕込みすぎると、ネタがなくなってしまうので、一夜明け会見は勘弁してほしいです」と笑顔で話した。
◆壬生狼一輝
みなさん、こんにちは!力道場静岡のやる気!元気!かずきー!!壬生狼一輝です。今回の試合は会見から試合まで課題が残る内容だったかなと思います。試合では練習で出来ていたことが全然できていなくて、30%くらいしか出せませんでした。また前日会見でも大仁田さんの名前を間違えてしまったり、あれはイエローカードでした。
(1Rから相手のパンチは見えていた?)そうですね。松本選手が使うコンビネーションやパンチは事前に試合を見ていて分かっていたので、そこはしっかり見えていました。
(どんな戦い方を意識していた?)後ろに下がったら、相手は踏み込みがすごいので、とにかく下がらずに前に出て横に回って攻撃する作戦でした。それもあまり実行できていなかったので、次の試合に向けて直していきたいでし。
(採点にばらつきがあったが?)納得のいく判定ではなかったですけど、僕はKO勝ちしたかったです。K-1 JAPAN GROUPでは3戦ともKOできていないので、そろそろKOしなくちゃいけないなと思います。
(K-1 JAPAN GROUPでも無傷の3連勝だが?)次はビギン選手以外は相手がいないと思うので、次はタイトルマッチでいいかなと思います。
(吉岡の印象は?)フィジカルが強くて一発一発も強い。もし試合が決まったらしっかり作戦を立てて戦うので、覚悟をしておいてほしいです。
(吉岡が出場した王座決定トーナメントは見た?)はい。自分が出ていたらもちろん優勝できていたと思います。
(課題克服のために必要なものは?)練習です。あと会見で大事なことは周りの空気にのまれることなく、壬生狼ワールドを作ることです。
(一夜明け会見はネタがないようだが?)一夜明けもネタを仕込んで来ようと思ったんですけど、仕込みすぎるとネタがなくなって、ネタがなくなると試合ができなくなるので(笑)、一夜明け会見は勘弁してほしいという感じです。
小倉尚也、天国の母に捧げる勝利「昨日KOできなかったのは母からの『もっと頑張れ!』という贈り物。Krushのベルトを獲れば母も喜ぶと思う」
昨日の第2試合は小倉尚也と黒田勇斗のスーパー・バンタム級戦。長身・リーチを活かした攻撃を繰り出す黒田に対し、小倉は持ち前の突進力とパンチの回転の速さで攻め込み、判定勝利を収めた。
一夜明け会見で、昨年10月に母を亡くしていたことを明かした小倉は「本当はKOで勝ってリングで感謝を伝えたかったのですが、KOで勝てなかったのは母からの『もっと頑張れ』という贈り物だと思います」とコメント。
「ずっとKrushのベルトは狙っているし、僕はKrushのベルトを獲るために格闘技を始めました。ベルトを獲れば母も喜ぶと思うので挑戦出来たらなと思います」と母のためにもKrushのベルトを巻くと誓った。
◆小倉尚也
試合前に色々あって個人的に大変な状況だったんですけど、最低限の仕事で勝利で終わったのでよかったかなと重います。(ペースを握るのに時間がかかったが?)前回もそうだったんですけど1Rはあんなものんかな、と。相手の様子を見ながら。でも最初から距離感もよかったので、やりにくいというのはなかったです。(いつも粘り強く勝つ印象があるが)粘り勝ち出来るタフなところや根性でなんとかできるところが僕の持ち味でもあるので、今回も勝ててよかったかなと思います。
(このまま勝ち続ければタイトル挑戦も見えてくるが?)こうして連勝できましたし、ずっと前から言っているのでベルトは狙っています。そこを意識しながら練習しているので、チャンスをもらえればいつでも獲れると思います。
(試合後の写真撮影で遺影を持っていたが)実は10月24日に母がなくなってしまったので…あまり言うと泣きそうになるんですけど。本当はKOで勝ってリングで感謝を伝えたかったんですけど、そこでKOできなかったのは母からの『もっと頑張れ!』という贈り物だと思うので、もっと頑張ります。
(今年の目標は?)ずっとKrushのベルトは狙っているし、僕はKrushのベルトを獲るために格闘技を始めました。ベルトを獲れば母も喜ぶと思うので、ベルトに挑戦出来たらなと思います。今、世の中が色々大変ですけど、自分の試合で少しでも元気を与えられたらと思うので、応援お願いします」
フェザー級転向の龍斗、初参戦・國枝悠太を撃破!「王座決定トーナメントに出た選手を一人一人潰していけば自然とタイトルにつながると思う」
第1試合でKrush初参戦の國枝悠太を迎え撃った龍斗。フェザー級に階級を上げての初戦でもある一戦だったが、龍斗は1Rからカーフキック(膝より下を蹴るローキック)を効果的に使い、延長Rに左ハイキックでダウンを奪って勝利を収めた。
一夜明け会見で龍斗は「階級を上げて動きやすかった」とフェザー級での試合に手応えを感じ「王座決定トーナメントに出た選手を一人一人潰していけば自然とタイトルにつながると思う。蹴った足ぐらいしか痛いところはないので。すぐに練習を再開します」とフェザー級での飛躍を宣言した。
◆龍斗
昨日は大変な時期ですが、たくさんの応援ありがとうございました。(試合を振り返って)國枝選手の試合は動画で見ていて、SNS上で色々あったり、計量でも挑発されのたで、もっと来るのかなと思っていました。色々あった割にはそんなに……という印象です。(階級を上げて)スーパー・バンタム級は減量がすごくきつかったので、階級を上げて動きやすかったです。
(カーフキックについては?)佐々木洵樹選手とやった時も蹴っていたのですが、特に練習はしてなかったです。僕は思い付きで技ができるタイプで、今まで試合中にやってみようと思った技を使うこともありました。今回も最初はローを蹴ろうと思っていたのですが、カーフキックが入りそうだったので、カーフキックでいったという感じです。実際相手の足も流れていたし、見た印象でも効いたなと思いました。
(今後の目標は?)去年フェザー級の王座決定トーナメントでチャンピオンが決まって、僕はまだ階級を上げたばかりですが、(トーナメントの選手を)一人一人潰していけば自然とタイトルにつながると思います。年始一発目で良いスタートが出来たので、この調子で龍斗という名前を上げていきたいです。今は蹴った足ぐらいしか痛いところはないので。すぐに練習を再開して、いい試合・KOできる試合ができるように頑張ります。
Krush 4.23 後楽園ホール:壽美と真優がベルトを懸け再戦。壽美「毎日120%の努力をして、絶対勝てるという自分を作る」、真優「前回負けて悔しい想いをした。ベルトに向けて突っ走る」