シュートボクシング 9.15 後楽園ホール:西岡蓮太・上田一哉・元貴・山口遥花 直前インタビュー
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SHOOT BOXING 2018 act.4(9月15日(土)後楽園ホール)の3階級王座戦に出場する西岡蓮太・上田一哉・元貴、MIOと対戦する山口遥花の4選手の直前インタビューがシュートボクシング協会から届いた。
第7試合 SB日本ライト級(62.5kg)王座決定戦 3分5R(無制限延長R)
村田聖明(シーザージム/元スーパーフェザー級(60kg)王者)
西岡蓮太(龍生塾/1位)
第6試合 SB日本スーパーフェザー級(60kg)王座決定戦 3分5R(無制限延長R)
深田一樹(龍生塾ファントム道場/元フェザー級(57.5kg)王者)
上田一哉(シーザージム新小岩/3位)
第5試合 SB日本フェザー級(57.5kg)王座決定戦 3分5R(無制限延長R)
笠原弘希(シーザージム/1位)
元貴(DAB/3位)
第4試合 女子50kg契約 3分3R(無制限延長R)
MIO(シーザージム/SB日本女子ミニマム級(48kg)王者)
山口遥花(仰拳塾)
王座挑戦の西岡蓮太「村田選手?負ける相手ではない」
SB日本ライト級(62.5kg)王座決定戦で前SB日本スーパーフェザー級王者・村田聖明(シーザージム)と対戦する同級1位・西岡蓮太(龍生塾)。キャリア15戦目にして巡ってきたSB王座挑戦を前に19歳の新鋭は燃えている。
――今回タイトルマッチが決まりましたが、心境はいかがですか。
「まさかこのタイミングでタイトルマッチのチャンスが来るとは思っていませんでしたが、絶対に獲らないといけないと思ってます」
――対戦する村田聖明選手についてはどのような印象がありますか?
「何でも平均的に出来て、特別にここが強いものがない印象があります。自分の方が攻撃力はありますし、勝っている部分は多いと思います」
――村田選手はひたすら圧力をかけて手数で勝負するファイトスタイルですが、どう攻略しますか?
「自分は単発な攻撃で単調になっている試合が多いと思われがちですが、練習では村田選手よりも回転力は早いのでそれが出せたら負ける相手ではないと思います。村田選手は5Rひたすら動き続けてくると思いますが、4Rにきつくなったところで村田選手が心折れるぐらいに盛り返せる試合をします」
――試合に向けて練習で強化していることは何でしょう。
「初めての5R制なのでスタミナ面です。村田選手はたくさん5R制の試合を経験していると思いますが、5Rフルで動けるように階段や生駒山で走り込みをしています。山には頂上があり、どれだけ自分の気持ちを落とさずに登り切れるかが重要であって、試合とつながるところがあるのでいい練習になってます」
――ここ数年、シュートボクシングでは若い世代の選手の活躍が目立ってますが、ご自身もライバル意識はありますか?
「そうですね。シュートボクシングに限らず、若い選手が活躍しています。僕もここでタイトルを獲らないと始まらないなと思います。特に同じジムで同じ年齢の川上叶のことは意識していて、一緒に練習したり一緒の大会に出ることが多く、負けたくない気持ちは強いですね。シュートボクシング、そして龍生塾を盛り上げるためにも、叶が勝ったら僕も負けられないと常に思っています。お互いに目指しているところはシュートボクシングの
タイトルなのでいいライバル関係でもあります」
――川上選手は今大会でSB日本スーパーバンタム級王座決定トーナメント準決勝(vs笠原友希)に出場し、勝てば11月のS-cupではタイトルマッチです。年内に龍生塾が二階級制覇する可能性もあります。
「そうですね。一緒に獲りたいねとは話しています。同じ日に大事な試合があるというのでかなりいいチャンスですよね」
――タイトルを獲ったらどういう戦いをしていきたいですか?
「自分は当て勘やパンチ力に自信があるので、最初から最後まで、こいつは何か起こすんじゃないか?とワクワクして見てもらえるような試合をして、シュートボクシングで育ててもらった自分の強さを証明していきたいと思います」
――最後に会場に来てくれるファンにメッセージをお願いします。
「村田選手は簡単な相手ではないですが、最後は僕がリング上で笑っていられるように頑張っていますので応援よろしくお願いします」
深田と王座を争う17歳・上田一哉「みんなに僕の成長した姿を見せたい」
SB日本スーパーフェザー級(60.0kg)王座決定戦で前SB日本フェザー級王者・深田一樹(龍生塾ファントム道場)と対戦する同級3位・上田一哉(シーザージム新小岩)。デビューして僅か2年、注目の17歳の新鋭はベテランの元王者を撃破し、タイトル獲得をすることが出来るのか。
――今回タイトルマッチが決まりました。
「もっと実績積んでからじゃないとタイトルに挑戦できないと思っていたので大抜擢されて嬉しいです。周りのみんなが応援してくれてますし、17歳という年齢で挑戦出来るのはなかなかないことだと思います」
――対戦する深田選手についてはどのような印象がありますか?
「今年2月の村田(聖明)さんとの試合を何度も見ました。そこから今はさらに強くなっている選手ですが、練習通りの動きをして、セコンドの指示通りにやれば勝てる相手だと思います」
――深田選手は31歳で年齢差は14も違いますが、年齢差はどう考えてますか?
「深田選手以上に年上の方とも対戦しているので特に意識していません。キャリアの面では相手の方が上なので、そこは若さでカバーして戦います」
――練習ではどういうところを強化していますか?
「相手はサウスポーなので、僕が得意な右ミドルを中心とした攻撃を強化しています。サウスポーへの苦手意識ですか? 僕の師匠、尊敬している歌川(暁文)さんもサウスポーなんです。小さい頃からサウスポーの方とマススパーする経験が多いので特に苦手意識はありません」
――今のシュートボクシングでは若手選手が活躍していますが、意識しています?
「ここで僕も勝って一緒に盛り上げられたら、と思います。シュートボクシングのベルトを獲るということは今後の自分にとって大きな意味を持つことになり、またそこから強くなれるので必ず獲りたいです」
――ライバル視している選手はいますか?
「笠原兄弟には負けたくないですね。同年代で強いですし、尊敬できるので自分も負けてられないなと。彼らもチャンピオンになると思うので、僕もチャンピオンになります。今までしょっぱい試合をしてきたことで応援してくれている方々に何度も悲しい思いをさせてきました。しっかりベルトを獲ってみんなに僕の成長した姿を見せたいと思います」
王座再挑戦の元貴「どういう展開になっても負けない」
SB日本フェザー級(57.5kg)王座決定戦で同級1位・笠原弘希(シーザージム)と対戦する同級3位・元貴(DAB)。両者は昨年6月に対戦し、敗れている元貴はリベンジ&念願の王座獲得となるか。
――今回、タイトルマッチが決まりました。
「試合に向けて万全の仕上がりです。練習では、いつも以上に追い込み練習を早めに始めて体力の強化をしてますし、しっかりと対策も練っています」
――以前に所属していたジムを離れ、数戦こなしてますがフリーになっていかがでしょう。
「もう負けられない、落とせないと思いながら試合に臨んでいます。僕は長年やっている中で大きなチャンスをいただけたので、今回は気を引き締めてます」
――今はどういう環境で練習されてますか?
「自分でチームを作り、他のジムで出稽古もさせてもらってますし、基本的には昔お世話になった先輩にサポートをしてもらってミットを持ってもらい毎日充実した練習が出来ています」
――出稽古はどちらのジムに?
「海人選手のいるTEAM F.O.Dです。海人選集はいい練習パートナーなので凄くいい練習になっています」
――今回2016年8月以来、2度目のタイトル挑戦になります。
「まずはシーザー武志会長、SB協会の方々に感謝の気持ちでいっぱいです。2度、3度とないタイトルマッチなので絶対に次で獲ってやろうと思いました。僕はSBフェザー級のタイトルを獲ることが夢であり、目標でやっています。最初のタイトルマッチでは7Rにも及ぶ戦いでしたが、あの時は自分に足りないものがあり、向こうの方に実力があったんだと納得しています」
――今回の相手、笠原弘希選手とは昨年6月に対戦して敗れていますが、どういう印象がありますか?
「シーザージムでしっかり鍛えられていて上手くて強い選手だと思います。前に対戦した時よりも今はさらに強くなっていますよね。向こうにはシュートボクシング愛があると思いますが、僕にも長年やっているのでそこは負けていません。前戦は7月にプロレスの興行でシュートボクシング提供試合でしたが、シュートボクシングの強さを見せたいという想いでやらせていただきました」
――どういう試合をしたいですか?
「長年やってきてキャリアがあるのでテクニックは補えますが、僕に足りないものは気持ちと体力面でした。でも、今回は気持ちで真向勝負します。どういう展開になっても負けないような練習はしています」
――タイトルを獲った後はチャンピオンとしてどういう戦いをしていきたいですか?
「どこまでも行きたいですね。僕の一番の目標はシュートボクシングのベルトです。大会当日は今までの元貴ではなく、必ず化けて面白い試合をします」
MIOと対戦する山口遥花「KO勝ちしたことないので今回狙う」
SB日本女子ミニマム級王者のMIO(シーザージム)と対戦する山口遥花(仰拳塾)。フルコンタクト空手で多数の入賞経験を持つ女子高生ファイターは格上のMIOについて「ここで勝てば凄く美味しい相手」と勝利に燃えている。
――昨年4月のSB愛知大会に出場(梅尾メイに判定勝ち)して以来、2度目のSB参戦が決まりました。
「投げ技、立ち関節技があって、キックボクシングよりも凄く難しい競技ですが、今まで練習してきたことを15日の試合で全て出したいと思います」
――難しい競技にも関わらずSBに出場しようと思ったのはなぜですか?
「今まで空手やキックをやってきてことを試してみたいと思ったからです」
――投げ技、立ち関節への対策はどうしてますか?
「自分が投げ技などをすることは出来ないので、GSB(=グラップリングシュートボクサーズ)に出稽古に行き、ディフェンス面を重視して頑張っています」
――対戦するMIO選手についてはどういう印象がありますか?
「自分よりも下の階級の選手ですし、キャリアが凄くある選手なので自分とやるとは全く思っていませんでした。相手のパンチに合わせて投げ技を出したり、凄く試合の組み立てがうまい選手だと思います。今まで対戦してきた相手の中でも一番強い選手になるので勝てるかは不安ですが、自分の力を全て出して挑戦したいと思います。名前のある選手なのでここで勝てば凄く美味しい相手です。緊張もしてますが、ワクワクしています」
――今回の試合で見せたい技は何かあります?
「私はパンチが得意なのでそこを見て欲しいです。MIO選手もパンチが得意ですが、打ち負けないように頑張ります。私は9戦してまだKO勝ちしたことがないので、ここでKO勝ちも狙っていきます」
――小さい頃から空手をやられていたということですが、何戦ぐらいやっているのでしょう。
「大会にたくさん出ているので詳しくは覚えていませんが、10回ぐらい優勝して、100戦は超えているかもしれません。小学2年生から始めて最初の頃はなかなか勝てなかったのですが、中学生になってから勝てるようになりました」
――もし今回MIO選手に勝ったら目標はありますか?
「今後もSBからオファーがあればどんどん出ていきたいですし、SBのタイトルも狙っていきたいと思います。よろしくお願いします!」
対戦カード
第8試合 スーパーライト級(65kg契約)(肘有り) 3分5R(無制限延長R)
海人(TEAM F.O.D/SB日本スーパーライト級(65kg)王者)
チャムアトーン(チャムアックトーン)・ファイタームエタイ(タイ/ラジャダムナン&WMCスーパーライト級王者、元ルンピニー同級王者、ルンピニー認定ウェルター級5位)
第7試合 SB日本ライト級(62.5kg)王座決定戦 3分5R(無制限延長R)
村田聖明(シーザージム/元スーパーフェザー級(60kg)王者)
西岡蓮太(龍生塾/1位)
第6試合 SB日本スーパーフェザー級(60kg)王座決定戦 3分5R(無制限延長R)
深田一樹(龍生塾ファントム道場/元フェザー級(57.5kg)王者)
上田一哉(シーザージム新小岩/3位)
第5試合 SB日本フェザー級(57.5kg)王座決定戦 3分5R(無制限延長R)
笠原弘希(シーザージム/1位)
元貴(DAB/3位)
第4試合 女子50kg契約 3分3R(無制限延長R)
MIO(シーザージム/SB日本女子ミニマム級(48kg)王者)
山口遥花(仰拳塾)
第3試合 71kg契約 3分3(無制限延長R)
坂本優起(シーザージム/元SB日本スーパーウェルター級(70kg)王者)
奥田啓介(デンジャーゾーン)
第2試合 SB日本スーパーバンタム級(55kg)王座決定トーナメント準決勝 3分3R(無制限延長R)
植山征紀(龍生塾ファントム道場/1位)
伏見和之(シーザー力道場/3位)
第1試合 SB日本スーパーバンタム級(55kg)王座決定トーナメント準決勝 3分3R(無制限延長R)
川上 叶(龍生塾/2位)
笠原友希(シーザージム/4位)
オープニングファイト 68kg契約 2分3R(延長1R)
義光(シーザージム)※村田義光 改め
SHINGO(LEOジム)
概要
大会名 SHOOT BOXING 2018 act.4
日時 2018年9月15日(土)OPEN17:10/START17:20~
チケット料金 RRS席(パンフレット付)15,000円 RS席 10,000円 SS席 7,000円 A席 5,000円 B席 4,000円 立ち見 3,000円 ※当日券は各500円UP
チケット販売 シュートボクシング公式ネットショップ、チケットぴあ、後楽園ホール
お問い合わせ シュートボクシング協会 03-3843-1212 http://shootboxing.org/