シュートボクシング 10.13 後楽園ホール:計量クリアの海人、元GLORY王者キリア戦は「しっかり倒すことは決まっているので、その中でいろいろ試したい」
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SHOOT BOXING 2024 act.5(10月13日(日)後楽園ホール)の公式計量が12日17時より東京都内にて行われた。計量と記者会見にレポートがシュートボクシング協会から届いている。(写真 (C)SHOOT BOXING)
計量パスの海人、元GLORY王者キリアを「しっかり倒すことは決まっている」
メインイベント(71.0kg契約)で対戦するSB世界スーパーウェルター級王者・海人(TEAM F.O.D)は70.45kg。初代GLORYライト級王者ダビッド・キリア(ジョージア)は71.0kgジャストで計量をクリアーし、あとは試合のゴングを待つのみとなった。
計量を終えた海人は「明日は試したいことがいっぱいあるので、それをキリア選手に試せるのは自分の中でワクワクしているので、しっかり倒してメインを締めくくりたい」と力強く意気込みを語る。
坊主頭に赤く染めた髪型については「僕は飽き症なので今までやったことのない髪型にしました(苦笑)。自分の気持ちとしては燃えているので、そういう意味で赤くしたと思ってください」と髪型は燃える闘志の現れだという。
顔面以外で倒れたことはないというキリアをどう攻略するかと聞かれると「全部の技を使いたい。顔でも倒したいし、お腹でも倒したいし、足でも倒したい。前回の試合があまりスッキリしていない結末だったので、その分もあるし、今回いろいろ試したこともあります。3Rしかないですけど、倒れない限りは全部使っていきたいし、しっかり倒すことは決まっていることなので、その中でいろいろ試していきたい」と全ての技を使って倒しにいくとする。
海人の自信満々のコメントを受けてキリアは「海人選手が勝ちたいと思うのは当たり前。自分はベテランなので、海人選手が燃えてるのを見ると、自分にとってもパワーになる」とニヤリ。
「自分は日本に来るのは初めてなので、一つの大きな夢を叶えられました。海人選手はとても若手の選手で、夢が大きい。自分はベテランとして、明日劇的なファイトを見せたい。一瞬たりとも目を離さないでください。海人選手にはいい経験になるようなファイトをしたい」と憧れの日本での初ファイトに燃えている様子。
キリアは2021年から参戦したONEのリングではジョルジオ・ペトロシアン、シッティチャイ・シッソンピーノン、タワンチャイ・PK・センチャイ、また中国ではスーパーボンと対戦して鎬を削ってきた紛れもなく世界トップレベルの実力者。海人はその選手と比べてどのレベルの位置にいるかとの問いには「そういうことは戦うことで分かるものなので、答えは明日になります。今言えることとしては、海人はハードワーカーだということ。これから伸びる選手なので、明日の僕とのファイトを通していい経験になるような試合をしたい」とベテランのキャリアのキリアだけに、試合を通して海人には学ばせたいことがあるという。
この言葉を受けて海人は「キリア選手が経験として僕にいろいろ教えてくれるのであれば、しっかり教わりたいなと思っています。僕は対戦した全選手にいろんなことを戦って教えてもらっているので、キリア選手のいいところを学ばせてもらって、それは次に活かしていきたいし、今僕がやりたいことはしっかりやることを今回のテーマにしてやっていきたい」とした。
なお、海人がリベンジを狙うティジャニ・ベスタティは、10月13日(日本時間)にオランダ・ロッテルダムにて開催される『GLORY 96』でGLORYウェルター級タイトルマッチに挑むことが決定しており、海人は「もちろん僕がやりたいのはベスタティただ一人なので、僕はここで負けれないし、普通の勝ち方している場合でもないと思います。ベスタティに対しては、しっかり勝って二階級制覇をしてもらいたい。70kgのタイトルを持っている限りは僕は狙い続けます。今回、僕が勝てば、残るはベスタティへの道しかないと思うので、そこを実現できるように僕はしっかり結果を出すだけかなと思います」と打倒ベスタティに向けて燃えているとした。
復帰戦の笠原弘希が計量クリア「この試合を着火剤にしてもう誰にも負けない」
セミファイナル(65.0kg契約)のオープンフィンガーグローブマッチで対戦するSB日本ライト級王者・笠原弘希(シーザージム)は65.0kg、長谷川祐也(TEAM FOREST)は64.8kgで計量をクリアー。
キャリア11戦目で格上の笠原に挑む形となる長谷川は「殺るか殺られるか。全力で倒しにいくだけです」と被弾覚悟でいくというと、約8カ月ぶりに復帰戦を迎える笠原は「計量で向かい合った時に、(長谷川は)気合いが入っている印象を受けました。明日はバチバチにきてくれるので倒して勝ちます」と打ち合い上等の構え。
試合間隔が空いてことについては「格闘技に対してすごく見つめる時間になり、ずっとシーザー会長が僕に対して『笠原はもう少し本気を出したら、もっといける』とずっと言ってくれていました。この試合を着火剤にしてもう誰にも負けないですし、そういった会長の言葉を僕が体現していくようなテーマを持った試合にしたいので僕が圧倒的に倒します」と圧勝も予告した。
なお、第4試合で土井涼雅と対戦が決定していた植山征紀は減量中に倒れ、病院に搬送されたため試合は中止となった。
第8試合 57.5kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
◆山田虎矢太(シーザージム/SB日本スーパーバンタム級王者)57.4kg
「明日はフェザー級に階級を上げて一発目の試合です。内藤選手とは一回試合したことがあって、本当に強い選手ですし、ベテラン選手ですが、僕がよりパワーアップした姿を見せるだけの試合になるかなと思っているので、明日は注目、期待していてください。
(計量で向かいあった時の心境)内藤選手の目を見てすごく気合が入っているのが分かりましたし、あとは内藤選手が計量している姿を見て、背中とかも大きいを感じたので、そういった部分を含めていろいろ警戒して挑みたいと思います。
(彪太朗のエールを受けて)会場を冷ますなよ、という感じですね。しっかり盛り上げてもらって、彪太朗が盛り上げた会場を僕が爆発させるので、皆さん楽しみにしていてください。
(階級を上げてのトレーニング内容)特にトレーニング内容を変えたというわけではなく、もともと自分の身体や筋肉、フィジカル面は強い方だと思っていて、そこから55kgに落とすにあたって、その筋肉がどうしてもなくなっていました。階級を上げたことによって、最後まで筋肉を落とさず、パワーがある状態で最後まで調整できたというのが、やっぱり階級を上げたことによるメリットかなと思うので、明日は55kgで戦った時よりもさらにパワーが増した山田虎矢太をお見せできるんじゃないかなと思います」
◆内藤凌太(BELLWOOD FIGHT TEAM/SB日本フェザー級3位)57.3kg
「自分のできることを全てやってきたので、明日全てを出し切って虎矢太選手に勝つだけです。
いい雰囲気を持っていたので楽しみになりました。
(計量で向かいあった時の心境)いい雰囲気を持っていたので、明日やり合うのが楽しみになりました。
(山田ツイズ揃いぶみがクローズアップされていることについて)それは本当に今回すごく感じてました。逆にそれがいいモチベーションになっていて、皆さんは虎矢太選手が勝つと思っているんですけれども、そこを僕がひっくり返して見とけよ、という感じです。
(最近のパフォーマンスをどう思うか)最近、勝ちはしているんですけども全然納得はしなくて、僕のパフォーマンスを最大限に出せば、もうあんなもんじゃないので、明日はそれを出します」
第7試合 58.5kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
◆山田彪太朗(シーザージム/SB日本フェザー級王者)58.45kg
「明日は怪我からの復帰戦で半年ぶりの試合なんですけど、今までとは違った姿、進化した山田彪太朗をお見せしたいと思います。そして急遽のオファーを受けてくださった一仁選手ありがとうございます。ただ明日は、地方のトップ選手と日本のトップ選手のレベルの差を見せつけたいかなと思っています。
(計量で向かいあった時の心境)ベテランとは思えないような若い選手の目のギャラギラ感があったので、明日は本当に油断せず、しっかり勝ってバチバチの試合をしたいと思います。
(弟よりも先の試合順になったことに関して)納得いってないです。僕の階級で僕がチャンピオンですが、その僕の階級のランカー同士の試合がチャンピオンより後というのが全然納得いってないです。決まったものは仕方ないので、僕がチンチンに温めた会場を虎矢太がさらに盛り上げてくれればいいなと思ってます。
(休養期間で進化したこと)いつも蹴りはもちろん練習するんですけど、基本パンチが主体だったのを蹴りメインで練習しました。僕が試合から遠ざかっている間に格闘技が盛り上がっていたので、そういったところの悔しさとかもあったので、そういった気持ちも全部含めて、明日は本当に今までなかった彪太朗のシン・デストロイドモードというものを用意してきたので、それをお見せしたいなと思っています。
(デストロイドモードというのは?)具体的にはあまり言えません。今まで使えたんですけど、結構リスクが多かったので、高くて使えなかったモードを初めてお見せしたいと思っています」
◆一仁(真樹ジムAICHI/第22代MA日本日本フェザー級王者、第8代J-NETWORKフェザー級王者)58.45kg
「自分はムエタイをずっとやってきて、キャリアも多い部類に入ってきてます。僕はガツガツ前に行って倒すだけなので、とにかく今まで培ってきた経験と自分自身の誇りを持って彪太朗選手を倒します。明日は期待していてください。
(計量で向かいあった時の心境)いつも通りです。あまりそんなに思うことはないんですけど、ただ相手の目を見た時に強い選手というのが分かったので明日はいい試合になるだろうなと思います。その上で自分が勝ちます。
(山田ツイズ揃いぶみがクローズアップされていることについて)彪太朗選手はパンチがものすごい強い選手で、パンチで打ち合うと盛り上がるみたいなイメージがあると思うんですけど、そういうわけではなく、パンチもあるし蹴りもあるし組みもあるし、投げもある。全部を使って、会場を盛り上げて僕が勝ちたいと思います。
(戦略について)自分はあまり相手のことを見たり、聞いたりするようなタイプじゃないんですけど、今回はジムの日本人や対人トレーナーと話し合って、いろいろ詰めてきたので、それがうまくはまればいいと思いますし、それ以外の展開でも自分は経験があるので、そこで対処して試合していこうと思います」
第6試合 70.0kg 契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
◆都木航佑(キャピタルレイズ fighting GlaNz/SB日本スーパーウェルター級1位)69.8kg
「明日は風間選手と試合なんですけど、風間選手が負けている2選手に僕は勝っていると言っても、名門橋本道場の選手でシュートボクサーとして戦ってきているので、一つも侮っていません。前回の試合で勝つだけじゃダメなんだなとやっと気づいたので、しっかり今回倒して勝ちたいと思います。
(相手の印象)身長が高いのがすごい羨ましいのですが、全局面を風間選手もできると思っているし、異常に打たれ強いという感じもするので、そこの打ち合いの展開になった時に気を抜かずに仕留めにいれればなと思います。
(SB参戦以降のパフォーマンスをどう評価しているか)去年9月にSBに初めて参戦させてもらって、その時は本当にガムシャラに勝ちに行き、2月のRYOTARO選手とやった時も自分よりも格上の相手なので向かっていく立場だったことで、それも無心でやってこれました。6月、8月と自分の中で動けている自信があったところで、前回はちょっとしょっぱい試合をしたことで反省もして、今回勝ち方にこだわる練習をしてきました。
(次につなげるためどう勝ちたいか)圧倒して倒すところは倒す、効かせられるところは効かせていくことを徹底したいと思います。みんな強敵ではあるんですけども、一番スッキリするのは、12月にRYOTARO選手とタイトルマッチをやるのが一番いいのかなと思います」
◆風間大輝(橋本道場/SB日本スーパーウェルター級4位)69.9kg
「明日は対戦相手が都木選手ということで、都木選手は僕が負けている選手に勝っている選手なので、評価みたいなものでは相手の方が上だと思うんですけど、そういう試合の方が戦いがいがあると思います。明日は後楽園ホールで何が起きるかを注目してください。
(相手の印象)空手をベースにして身体も強く、一通り何でもできるという印象ですね。全局面を注意しています。
(ベルトへの想い)ベルトに対する想いはありますが、今まで参戦してきて負けが付いているのも事実なので、今はその人たちに勝つことしか考えていないので、勝った先にそうなったらさらに気合いを入れたいと思います」
第5試合 70.0kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
◆RYOTARO(龍生塾/SB日本スーパーウェルター級2位)=69.8kg
「明日はいい試合を期待されていると思いますが、僕が一方的にボコボコに殴って倒したいと思います。
(相手の印象)パンチも蹴りも投げも全部できる選手なんですけど、穴もあるのでそこを突きたいと思います。
(ベルトへの想い)僕は年内にベルトが欲しいので、12月に都木選手か風間選手とできたらいいなと思います」
◆竜也(CRISS-CROSS/SB日本ウェルター級1位)=69.55kg
「明日は会場を盛り上げてKOで勝とうと思います。
(相手の印象)パンチもあってカウンターとかも上手い印象はあります。
(ベルトへの想い)ワンマッチであれば70kgの試合を受けることはあるのですが、僕はウェルター級なので、できたらウェルター級のベルトを狙っていけたらと思います」
第4試合 59.0kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
-植山征紀(ONE LIFE/SBスーパーバンタム級1位)
試合中止 ※植山がドクターストップ
-土井涼雅(グラップリングシュートボクサーズ多治見/SB日本フェザー級5位)=58.55kg
第3試合 63.0kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
ポッシブルK(K’GROWTH/SB日本ライト級1位)62.8kg
成尾拓輝(究道会館/HOOST CUP日本ライト級王者)63.15kg
第2試合 SB日本ヘビー級 オープンフィンガーグローブマッチ エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
遊笑(Y’s glow/MA日本ヘビー級王者、元J-NETWORKヘビー級1位)100.6kg
ハシモト・ブランドン(ペルー/JAWS WEST/GRACHAN無差別級1位)106.7kg
第1試合 51.0kg契約 スターティングクラスルール 2分3R延長1R
片山魁(TEAM FOREST/アマチュアSB2023年-50kg全日本王者)=50.85kg
有川翔太(WARRIOR GYM)=49.85kg
概要
大会名 SHOOT BOXING 2024 act.5
日時 2024年10月13日(日)開場・17:00 開始・17:30
会場 後楽園ホール
中継 U-NEXT(2,189円/月)
チケット料金 VIP席20,000円 SRS席15,000円 RS席10,000円 S席7,000円 ※当日券は各500円UP
チケット販売 チケットぴあ イープラス 出場選手・所属ジム
お問い合わせ シュートボクシング協会 03-3843-1212 http://www.shootboxing.org/