シュートボクシング 10.13 後楽園ホール:ONEでの黒星から8カ月、笠原弘希「新しい階級で完全復活する」×長谷川祐也「間違いなくKO勝ちするかKO負けする試合になる」
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SHOOT BOXING 2024 act.5(10月13日(日)後楽園ホール)で対戦する笠原弘希と長谷川祐也のインタビューがシュートボクシング協会から届いた。(写真:(C)SHOOT BOXING)
オープンフィンガーグローブマッチ スーパーライト級(65kg) 3分3R(無制限延長R)
笠原弘希(シーザージム/SB日本ライト級(62.5kg)王者、元同スーパーフェザー級(60kg)&フェザー級(57.5kg)王者)
長谷川祐也(TEAM FOREST)
笠原三兄弟の長男・弘希は25歳。19年に内藤大樹に、21年に重森陽太に勝利し、22年12月にはRISEでチャド・コリンズに判定負け。昨年2月のSBでは、RWSライト級リーグ優勝者のラムナムムーンレックと対戦し、3回の延長の末にシュートポイントで差をつけ判定勝ち。昨年4月からSBで始まったオープンフィンガーグローブ(OFG)着用の試合で3試合とも勝利し、11月にはスーパーボールを1R左フックでKO。今年2月にONE Friday Fightsに初参戦したが、ワラポンに判定負けし、それから8か月ぶりの試合は1階級上のスーパーライト級で組まれた。
長谷川は9戦3勝(2KO)5敗1分の33歳。最近では3月の大森大会で野口貴大に2R TKO勝ちし、4月の静岡KICKで市川一輝に1R KO負けしている。
笠原弘希「僕らしくバッチバチで最高の試合と結果をお見せしたい」
―― 今年2月にタイ・ルンピニースタジアムで開催された『ONE Friday Fights』でワラポン・ソー.デッチャパンとの接戦の末に判定負けして以降、約8カ月ぶりの試合が決まりました。試合から離れていたのはどういう理由からですか。
笠原 ONEで負けてから、怪我もあったので1から自分を色々と作り直すために試合間隔を空けました。一度、階級を見直して今回65.0kg契約で試合をするのですが、自分に合った階級でいいパフォーマンスを見せられるように今調整しています。
―― 前回の試合は63.0kg契約でしたが、敗因は減量苦もあったのですか?
笠原 ONEは水抜き禁止でしたし、現地での食材が合わず体重調整の面で色々と苦労しました。言い訳にはしたくないですけど、調整が難しかったことで試合当日に体重が戻らなかったり、食当たりがあったりして、そういう面で試合に影響した部分はあります。試合中に自分自身にパワーがないのを感じたので、もう一回ONEで違う階級でチャンスをいただけたら、全然違う結果をお見せできる自信はあります。
―― この8カ月間はどういうことを強化してきたのでしょう。
笠原 階級が上がるのでパワーを付けたり、構えの姿勢を見直してより一層何でもできるようにオールラウンダーの選手になれるように今は勉強中です。
―― 今回の相手、長谷川選手にどういう印象がありますか。
笠原 長谷川選手はキャリアこそ少ないですが、根性があって打ち合い上等なタイプなので、今回は僕らしくバッチバチで最高の試合と結果をお見せしたいと思います。僕の復帰戦の相手を受けてくれたので、リスペクトの気持ちを込めてぶっ倒します。
―― ご自身が戦線から離れている期間のSBのリングをどう見ていました?
笠原 海人選手がずっとメインを張ってGLORYのランカーを相手に勝利している姿を見ていて、早く調整を済ませて試合がしたいなと思いましたし、海人選手には今僕がいる位置からずっと先に行かれて離されてしまったので、早く追いつきたい気持ちは大きいですし、自分も負けていられないという気持ちが高まりました。海人選手とは階級が違えど、ライバルとして見ているので、復帰したらガンガン試合をしていきたいですね。そして、自分がSBのエースとして活躍できるように頑張ります。
―― 弟の友希選手もこの期間に活躍しています。
笠原 友希はONEでもしっかり結果を残して8連勝5連続KO勝ちしていますけど、僕がここから追い抜いてやろうかなと。三男の直希は先日スック・ワンキントーンのタイトルマッチで負けましたが、物凄く熱い試合をしてくれたので、次の試合に向けて僕の闘志にかなり火が付けてくれました。笠原三兄弟の兄として、これから2人の先頭を突っ走る姿を見せたいと思います。
―― 次の一戦をクリアーしたら、スーパーライト級のベルトを獲って4階級制覇を狙いますか?
笠原 僕は複数階級制覇を目標にしているわけじゃないですけど、この階級に来たからには65kgのベルトを獲って、他のチャレンジができるように先にベルトを獲りたいですね。
――― 現在、暫定王者はイモト・ボルケーノ選手ですが、どういう印象がありますか。
笠原 すごく巧く距離感を掴んで戦う選手という印象があります。
―― 12月26日にはビッグマッチ『SHOOT BOXING GROUND ZERO TOKYO 2024』の開催が決まりました。そこでタイトルマッチをやりたいという希望はありますか?
笠原 そこでやっても来年やっても僕が獲ることに変わりはないのでいつでも大丈夫ですけど、12月はせっかくのビッグマッチ開催なのでふさわしいカードを組んでいただきたいです。
―― 12月21日にはRISEで-65kg世界トーナメントが開催され、過去に敗れているチャド・ゴリンズ選手も出ますが意識していますか。
笠原 今後65kgでやっていくので、トーナメントの結果は意識しています。
―― では最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。
笠原 新しい階級で、僕が完全復活する良い結果をお見せできると思うので、応援よろしくお願いします!
長谷川祐也「間違いなくKO勝ちするかKO負けする試合になる」
―― これまでの格闘技のキャリアを教えてください。
長谷川 中高で柔道をやっていて、成績は県大会に出ても優勝できないぐらいのレベルでした。得意な投げ技は内股なので、SBだとあんまり使えないですよね(苦笑)。25歳の時からSBを始め、アマチュアではSB全日本大会で準優勝しました。兄の大祐も同じジムにいて、昔は空手をやっていて、僕より少し早くSBを始めました。
―― お兄さんに対してはライバル意識はありますか?
長谷川 そういう感覚はなく、一緒に頑張っていこうみたいな感じですね。兄よりも早くSBでランキング入りしたいとか、そういった競っている意識もないです。
―― 一般的に兄弟だと弟の方がセンスはあるといわれてますが、ご自身もそう感じますか?
長谷川 それは全然感じないですね。うちは5人男兄弟で今も格闘技をやっているのは兄と2人だけです。ちなみに僕は四男になります。小さい頃は兄弟喧嘩も多かったのである程度は揉まれて育った部分もあるかなと。
―― 今回、格上の笠原選手との試合のオファーが来た時はどういった心境だったでしょうか。
長谷川 階級も違いますし、まさか笠原選手とやるとは思っていなかったのでビックリしました。
―― 選手としてはどういう印象がありますか。
長谷川 パンチ、キックと全体的に何でもできるし、巧く、強い印象があります。
―― ご自身は何で対抗しますか。
長谷川 キャリアでも向こうは上ですが、気持ちでは負けないかなと。試合では打ち合いに持ち込もうと思っています。
―― 笠原選手も相当打ち合いは強いですけど、自信の方は?
長谷川 そうですね。まあ、何をやっても笠原選手は強いのは分かりきってるので、自分の勝負できるところだけで勝負したいと思います。やる以上は勝つ気持ちでいますので、会長や仲間と笠原選手の穴を見つけて、対策を練ったりしています。
―― ここで勝ったらかなり価値のある一勝になりますね。
長谷川 勝てば美味しい相手なのでモチベーションは上がってます。間違いなくKO勝ちするかKO負けする試合になると思います。
―― 今後SBでどういう目標がありますか。
長谷川 今回トップ戦線の選手に勝ってタイトルを狙っていきたいです。次の試合では印象に残るような試合をするので応援よろしくお願いします。
対戦カード
71kg契約 3分3R(無制限延長R)
海人(TEAM F.O.D/SB世界スーパーウェルター級(70kg)王者、KNOCK OUT-BLACK同級王者、RISEミドル級(70kg)王者、元SB日本スーパーライト級(65kg)王者)
ダビッド・キリア[Davit Kiria](ジョージア/チーム・キリア/元GLORYライト級(70kg)王者、クンルンファイト-70kgトーナメント2019優勝)
オープンフィンガーグローブマッチ スーパーライト級(65kg) 3分3R(無制限延長R)
笠原弘希(シーザージム/SB日本ライト級(62.5kg)王者)
長谷川祐也(TEAM FOREST)
58.5kg契約 3分3R(無制限延長R)
山田彪太朗(シーザージム/SB日本フェザー級(57.5kg)王者)
一仁(真樹ジムAICHI/元MA日本&J-NETWORKフェザー級王者)
フェザー級(57.5kg) 3分3R(無制限延長R)
山田虎矢太(シーザージム/SB日本スーパーバンタム級(55kg)王者)
内藤凌太(BELLWOOD FIGHT TEAM/SB日本フェザー級3位)
59kg契約 3分3R(無制限延長R)
植山征紀(ONE LIFE/SB日本スーパーバンタム級(55kg)1位・元王者)※龍生塾ファントム道場から所属変更
土井涼雅(グラップリングシュートボクサーズ多治見/SB日本フェザー級(57.5kg)5位)
スーパーウェルター級(70kg) 3分3R(無制限延長R)
都木航佑[たかぎ こうすけ](キャピタルレイズ fighting GlaNz/SB日本スーパーウェルター級1位、元KROSS×OVER KICK -67.5kg王者)
風間大輝(橋本道場/SB日本スーパーウェルター級4位)
スーパーウェルター級(70kg) 3分3R(無制限延長R)
RYOTARO(龍生塾/SB日本スーパーウェルター級2位)
竜也[たつや](CRISS-CROSS/SB日本ウェルター級(67.5kg)1位)
63kg契約 3分3R(無制限延長R)
ポッシブルK(K’GROWTH/SB日本ライト級(62.5)1位)
成尾拓輝[ひろき](究道会館/HOOST CUP日本ライト級(60kg)王者)
オープンフィンガーグローブマッチ ヘビー級(80kg以上) 3分3R(無制限延長R)
遊笑[ゆうや](Y’s glow/MA日本ヘビー級王者、元J-NETWORKヘビー級1位)
マック・パパリィ[Mac Papalii](サモア/nico mma dojo/GAMMA 2023 オセアニア・ヘビー級王者)
51.5kg契約 2分3R(延長1R)
片山 魁[かい](TEAM FOREST)
有川翔太(WARRIOR GYM)
概要
大会名 SHOOT BOXING 2024 act.5
日時 2024年10月13日(日)開場・17:00 オープニングマッチ開始・未定 開始・17:30
会場 後楽園ホール
中継 U-NEXT(2,189円/月)
チケット料金 VIP席20,000円 SRS席15,000円 RS席10,000円 S席7,000円 ※当日券は各500円UP
チケット販売 チケットぴあ イープラス 出場選手・所属ジム
お問い合わせ シュートボクシング協会 03-3843-1212 http://www.shootboxing.org/