ONE 9.27 ルンピニー:陽勇、ONE Friday Fights初戦「今のフルコン空手で頑張っている人達に喜んでもらいたい」
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ONE Friday Fights 81(9月27日(金)タイ・バンコク・ルンピニースタジアム)に出場する陽勇のインタビューがONE Championshipから届いた。今大会には他にも武尊、 秋元皓貴、小笠原瑛作が出場する。大会の模様はU-NEXTで放映され、21時30分スタートの第1試合の陽勇の試合から第4試合の武尊まで日本勢が集中する編成となっている。
第1試合 キックボクシング フライ級 3分3R
陽勇[ひゅう](チーム・メディ・ザトゥ/TEAM3K)
ユセフ・エザード[Youcef Esaad](アルジェリア)
陽勇は21歳。22年、新極真会等が参加するJFKO全日本フルコンタクト空手道選手権で優勝し、同年末にキックデビューし8戦8勝(2KO)。RISEで昨年12月に基山幹太に判定勝ちし、今年3月にはK-1から参戦した龍華に判定勝ち。7月の修斗大阪大会でのキックルールでのCKC 2024 -63kgトーナメントでは2連続KO勝ちし優勝している。今回ONE Friday Fightsには初出場だ。
―― ONE本戦契約してのデビュー戦となりますが、今回のオファーの経緯を教えて下さい。
「今年前半にタイに修行に行く予定でその時に話をもらっていました、またタイに行った際に決断して、自分もONEで戦いたいと思ってサインしました。きっかけはVenumトレーニングキャンプです」
―― 契約を決めてからの現在の心境は?
「昔からONEを知っていて、打撃力ある面白い試合する団体だと思っていました。そこで自分が戦えるってことが、今本当に嬉しいです」
―― 武尊選手、秋元選手、小笠原選手と日本を代表する選手が出場する大会の第1試合に抜擢されました。
「いや、もうメチャメチャ刺激もらっていて、自分は元々プレッシャーをあまり感じなくて、感じてもプラスにできるタイプなので、 思いっきり楽しもうと思っています」
―― 初参戦で陽勇選手のことを知らないファンの人もいると思いますが、改めて自分はどんな選手ですか?
「僕は小学2年生からフルコンタクト空手をやってきて、19歳の時にフルコンタクト空手界で最高峰と言われているJFKOの全日本大会で優勝して、そこからキックボクシングに転向しました。だから空手の強さもあるし、キックボクシングを初めて2年ぐらいですが、キックボクシングの方にもどんどん対応できているんで、その両方の強さを見せみたいと思っています」
―― 自身の強みは何ですか?
「僕の強みは、何でも出来るところで、打ち合いも出来るし、避けながら戦ったりとか、テクニックを見せることもできます。状況に応じて自分のすべきことをその瞬間で判断できるのが自分の強さだと思います」
―― KOするタイプですか、それともスキルで圧倒するタイプでしょうか?
「自分はこう、KOを狙いに行くっていうよりしっかり効かして、終盤KOするのが理想だと思っていて、まずは自分の技術をいっぱい見せたいなと思っています」
―― 対戦相手のユセフ・エザード選手の印象について
「1個だけ動画見て、綺麗に戦うタイプだなと思っています。だから自分の良さもどんどん出していけるんじゃないかなと思っています」
―― 言える範囲で、相手の弱点は見つかりましたか?
「相手の弱みは、多分僕とやったら結構下がると思います。そうなった時に相手は綺麗に戦えないと思うので、そうなれば僕の方が有利かなと思っています」
―― 試合展開のイメージと、警戒すべき点があったら教えて下さい。
「警戒すべき点は、急にフックとかで入ってきたり、ミドルとかを蹴って逃げられたりするとか、相手のペースに飲まれるのを気つけないとあかんなと思っています。 試合がどんな感じになるかは、いつも僕とやった選手全員、僕の方が圧力強くて下がるので、今回もそれで自分の良さを前面に出して、自分らしく、自分のやりたいように戦おうかなと思っています」
―― 試合のテーマは?
「注目が集まっている場所で自分をアピールするっていうのが今回のテーマです」
―― 同じ階級には世界トップの選手が大勢います。これからチャンピオンを目指す中で、将来的に戦いたい相手はいますか?
「やっぱり武尊選手は同じ階級にいる選手で、日本の格闘技を引っ張ってきた選手なんで、武尊選手が将来に引退する時とか、引退マッチを務めたい。そこまで強くならないとあかんなと思っています」
―― 今後の展望を聞かせて下さい。王者になるまでどのようなイメージをしていますか?
「まずは目の前の1戦1戦を大切にして。しっかり勝ち続けることが大事だと思っています。 空手の時からトーナメントなので負けたら終わりなので、そういう意識を持ってこれまでやってきました。だから用意された1戦1戦をしっかり圧倒して勝つというのが目標です」
―― 今回の大会に出る秋元選手も空手で頂点を取ってこの舞台で戦っていますが、彼の背中を追いかけるみたいな気持ちはありますか?
「秋元選手の背中を追ってきた訳ではないんですけど、秋元選手もJFKOの全日本で優勝されていて、僕もその時の動画を見ていたので、同じ経路というか、同じ舞台で戦えるっていうのは嬉しいです」
―― ルンピニースタジアムで戦うことについて
「過去2度ほど観戦した経験がありますが、本当にお客さんも白熱していて。 だから(今回戦う)自分自身も楽しむことが必要だなと思っています。会場と一体となって、見られているという感覚をしっかり意識して自分をアピールしようかなと思ってます」
―― フルコンタクト空手で実績を残した選手として、今回のONEデビュー戦でどのような姿を世界中のファンの方に見せたいですか?
「フルコンタクト空手は本当に打撃力が強いし、打たれ強いので、そういうところを自分がしっかり見せて、今のフルコンタクト空手で頑張っている人たちに喜んでもらいたいですね」
―― 日本のファンにメッセージを
「今回は第1試合目でめちゃめちゃ刺激もらっていますし、この機会に僕を知ってくださる方が沢山いると思うので、僕の良さを前面に出していこうと思います。皆様、応援よろしくお願いします」