RISE 4.21 後楽園ホール:ワンマッチから1DAYトーナメントに変わった心境は?髙橋亮「早く王者の大雅と戦いたいから迷いはなかった」。勝次「チャンスだと思った」×岩郷泰成「僕はちょっと悩んだから僕だけ“漢気”と違う」
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RISE 177(4月21日(日)後楽園ホール)で行われる「スーパーフェザー級(60kg)漢気トーナメント」を前に、参戦4選手のうち髙橋亮、勝次、岩郷泰成の3選手のインタビューがRISEクリエーションから届いた。ワンマッチから急きょトーナメントに変わったことへの思いや、練習内容の変化等について語っている。
RISE 177では元々、髙橋×パヌワット・TGT、勝次×岩郷のスーパーフェザー級ワンマッチが組まれていたが、メインイベントのRISEウェルター級タイトルマッチ・中野椋太(王者)vs. 稲井良弥(2位)が中止・延期となり、大会9日前の12日の記者会見で、このスーパーフェザー級の2試合を準決勝とする1DAYトーナメントを大会の主軸に置くことが発表された。RISEの伊藤隆代表は「大会のピンチに名乗りをあげてくれた4人の男気に感銘を受けました。4人の勇気に応え優勝賞金100万円を提供させていただきます」と話し、トーナメントは「漢気(おとこぎ)トーナメント」と題された。
第11試合 メインイベント スーパーフェザー級(60kg)漢気トーナメント決勝 3分3R(最大延長2R)
第5試合 スーパーフェザー級(60kg)漢気トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
髙橋 亮(TRIANGLE/元NKBフェザー級&バンタム級王者)
パヌワット・TGT(タイ/TARGET/PPTV 60kg王者)
髙橋三兄弟の次男・亮は28歳。20年7月、工藤政英と引き分けて以来4年ぶりとなるRISE参戦。21年6月のRIZINの61kgトーナメント一回戦で白鳥大珠に1R KO負けし、22年3月のRIZINで大雅と引き分け、左膝の手術を経て2年ぶりに復帰する。構えはサウスポー。
パヌワットは25歳。RISEによると戦績は67戦48勝(6KO)7敗2分。構えはオードソックス。19年の直樹戦以来5年ぶりとなるRISE出場。TARGETとTEAM TEPPENで練習しているといい、このトーナメントに出る勝次とも普段練習している間柄だ。
第4試合 スーパーフェザー級(60kg)漢気トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
勝次(TEAM TEPPEN/WKBA世界スーパーライト級王者、元新日本ライト級王者)
岩郷泰成(EX ARES/RISEスーパーフェザー級7位、AJKN同級王者)
勝次は37歳。昨年10月の試合をもって、デビュー時から20年在籍した新日本キックと藤本ジムを離れ、TEPPENに移籍した。12月の両国大会でRISEに初参戦したが、スーパーフェザー級3位の常陸飛雄馬に2R KO負けした。それから4カ月、TEPPENでの練習でRISEの戦い方にどれだけアジャストできているか見ものだ。
岩郷は同じ両国大会で奥平将太に判定勝ちしている26歳で、戦績19戦11勝(4KO)7敗1分。
髙橋亮「早く王者の大雅と戦いたいから迷いはなかった」
―― 2年1ヶ月ぶりの試合になりますね。
髙橋 久しぶりです。
―― 待ち望んでいた再起戦になりますか?
髙橋 兄弟の試合を見ていたらうずうずしていたので、やっとかという感じです。
―― これだけ長い期間が空いたのは、膝の怪我が原因かと思いますがリハビリは大変でしたか?
髙橋 リハビリがきつくて色々な治療もしていました。元々は1年で復帰できる予定だったのが、悪いところが見つかって再手術して、そこからリハビリを重ねたのでほんまに長かったです。
―― 今でこそ復帰戦を迎えられますが、途中で現役を続けられるかどうかと焦りを感じましたか?
髙橋 正直辞めるか迷ってました。でも段々と動けるようになってきたら楽しくて、兄弟とかの試合を見て刺激を受けたり、長男(=一眞)がそのタイミングで引退をして、あとは自分らが頑張って行かなあかんなと思って続けることを決めました。
―― 髙橋三兄弟の長男と三男(=聖人)はリハビリ中にバックアップしてくれていましたか?
髙橋 リハビリ期間に何もしていなかったわけではなくて、できるトレーニングは付き合ってくれて一緒に頑張ってきました。
―― 実戦練習ができるようになって何ヶ月くらい経っているんですか?
髙橋 しっかりできるようになったのは去年の11月くらいですかね。それまでは軽くタッチするだけのマスぐらいしかできなかったんですけど、ここ最近はしっかりめのスパーリングができているので準備OKです。
―― 長い休養期間に体重を維持するのは大変だったんじゃないですか?
髙橋 そこまで増えなかったです。今回も年明けからしっかり作って絞って、良いパフォーマンスができる状態を長いことキープできているので、当日は良い動きができそうです。
―― 昨年引退されたお兄さんからは今回の試合についてどんなアドバイスが出ていますか?
髙橋 とにかくこの2年は試合ができていないので、ただ勝つよりお客さんにインパクトを与えないとこの先やっていけないと思っているので、勝ち方にこだわれと言われています。
―― 弟さんの方からは何か言われていますか?
髙橋 弟はただ練習に付き合ってくれるだけです。
―― 今回セコンドには2人がついてくれるんですよね。
髙橋 2人の兄弟がついてくれます。
―― やはりそこは髙橋三兄弟セットでやりますか。
髙橋 もちろんです。今まで兄弟でセコンドをシェアしていて、緊張もしないしインターバル中でも思ったことをすぐ言えるので、一番安心して試合に挑めます。
―― 今回ワンマッチから急遽1dayトーナメントという形になりましたけれど、このオファーが来た時の心境を教えてもらえますか?
髙橋 正直びっくりしたのもあったのですが、早くチャンピオンの大雅と戦いたいので、ランキングに入るためにトーナメントはやろうと決めました。
―― 怪我からの復帰戦ですが迷いはありませんでしたか?
髙橋 迷いはなかったです。
―― 勝つと連戦になりますがキツイとか不安な面はありませんでしたか?
髙橋 正直当日になってみないと分からないので、今はもう行ったれって思っています。
―― ちなみに3兄弟の長男一眞さんや三男の聖人選手に関しては、このトーナメントについて何か仰っていますか?
髙橋 膝の怪我に関して心配はしてましたけど、いきなりランキングに入れるチャンスがあるので僕ら3人とも良かったなと言っています。
―― どちらかというと前向きに捉えたという事ですね。
髙橋 前向きです。
―― トーナメントが「漢気トーナメント」という名称になりましたが、この名称を聞いた時はどう思いましたか?
髙橋 まんまやなって思いました。それしかないと思います。(笑)
―― 亮選手にとっての漢気はどんなイメージがありますか?
髙橋 まさに自分ら4人のことじゃないですかね。急遽でもRISEのメインを自分が盛り上げるっていう熱い思いとかが、まさに漢気を見せてるなって感じですね。
―― 今回1dayトーナメントですが、RIZINでの白鳥大珠選手との試合がトーナメントでした。トーナメントと通常のワンマッチという部分で心構えに違いはありますか?
髙橋 2回やるのでその分のスタミナは考えてしまうのですが、1回戦に集中してやらないと次のことは進まないので、とりあえず今は1回戦のパヌワット選手のことだけを考えています。
―― トーナメントとワンマッチという部分で特に対策が変わったりはしていないですか?
髙橋 できるだけ早く倒そうというプランには頭の中では切り替えていて、攻め方を変えようかなとは思っています。
―― 対策は3兄弟で話し合って決めているんですか?
髙橋 基本的には自分の頭で考えて、兄がミットを持ってくれているので相談しながら対策を練っている感じです。
―― 今回のトーナメントの反対ブロックが、岩郷選手と勝次選手になりますけどそちらのブロックはどう予想しますか?
髙橋 キャリアで言ったら勝次選手が上がってくると予想しますね。1発くらったら分からないですけどメンタルが強いので、僕は勝次選手が上がってくると予想しています。
―― 勝次選手もトーナメントとなると爆発力が出てきたりする部分があると思うのですが、その辺りは警戒していますか?
髙橋 勝次選手は気持ちが強いのでその勝負に持ち込んでくると思うんですけど、自分は向こうの土俵で戦わずに技術で相手が来たところに合わせて倒す想像をしています。
―― RISEは久しぶりですが、ワンキャッチ・ワンアタックというルールには問題なくアジャストできていますか?
髙橋 多分できます。肘なしですよね(笑)
―― RISEファンには自分のどんなところを見てほしいですか?
髙橋 次のチャンピオンやなってみんなに分からせたいです。だから圧倒的に勝ってレベルの差を見せたいです。
―― このトーナメントを一気に駆け上がってRISEファンに髙橋亮という存在感を見せるという感じですね。
髙橋 ファンの方々に早く大雅と見たいと思わせたいです。
―― 前回大雅選手とはRIZINという舞台で引き分けという形でしたが、その後のチャンピオンになった大雅選手の活躍ぶりを見て、試合をしたとしたら勝てるイメージは出来上がっていますか?
髙橋 あの試合が最後であの時のままで僕は終わっているので、もっとこうしたら良かったなということが、今では修正できているので勝てると思っています。
―― この2年間休んでいた間も進化してパワーアップしている髙橋亮選手になっているという事ですね。
髙橋 まともにトレーニングができていない期間が長かったのですが、頭の中で考えて色々な引き出しを増やせたというか、できることが増えましたね。
―― ガンガン行きつつもデクにカルな部分もあるイメージですけど、ファイトスタイルは変わらないですか?
髙橋 戦える距離の幅が増えました。
―― 組技を経験してきた事とRIZINを経験したことがRISEで活かせそうですね。
髙橋 基本僕は蹴りから繋いで距離で支配するのが得意だったのですが、その蹴りからパンチの距離もできるようになってきたので、盛り上げるような試合を作れます。
―― 相手のパヌワット選手はムエタイがベースでミドルキックを蹴ってきて膝蹴りも上手なイメージですが、あえて蹴りの勝負を挑む感じでしょうか?
髙橋 そこは蹴り勝った方が面白いと思っているんですよ。だから相手が蹴りで来るんだったら、こっちも蹴りで行くし、もしパンチで来るのならこっちもパンチで行くしって感じです。
―― 相手の土俵に乗って戦っていくんですね。
髙橋 どの局面でも負けへんぞってところを見せたいです。
―― RISEではパンチが主体の選手が多い中で、蹴り技でガツガツ行く選手っていうのは魅力的だと思います。
髙橋 僕はミドルキックが得意なので、それで会場を湧かせます。
―― 最後にファンの皆様へトーナメントに対する意気込みをお願いします。
髙橋 RISEファンの皆様お久しぶりです。急遽トーナメントになったのですが、この日の試合は髙橋亮をメインにして良かったなと思わせるので、当日は会場またはABEMAで楽しみに見てください。応援お願いします。
勝次「チャンスだと思いました。『やります』と即答しました」
―― 今回ワンマッチが1dayトーナメントに急遽変更となりました。この話を聞いた時はどんな心境でしたか?
勝次 僕はチャンスだと思いました。
―― 参加しているメンバーの中でも、勝次選手はトーナメントの経験値がありますよね。
勝次 その経験が僕にとって有利ですね。
―― トーナメントでの勝次選手の強さが印象的ですが、ワンマッチの時とモチベーションに変化はありますか?
勝次 トーナメントに変わって賞金も出るということでモチベーションはMAXです。ただ一つだけ、どの選手にも共通する問題点があって、ワンマッチの時にする練習の内容とトーナメントの時にする練習の内容って変わってくるので、その部分を考えても僕の方が経験値があるので有利かなと思っています。
―― 今の発言で練習内容が変わるという部分は他の選手にインタビューをさせていただいた中でも勝次選手が初めてでした。
勝次 経験が豊富なので(笑)
―― トーナメント名が「漢気トーナメント」となりましたが、勝次選手にとっての漢気はどんなイメージですか?
勝次 昔ながらの武士道を通す男って感じですね。頼まれたらとりあえずやるし、強がるっていうことも含まれていますけどかっこいい漢っていう感じです。
―― まさに今回のトーナメントに関してはそこを体現している様な感じですね。
勝次 このトーナメントをやるかと聞かれた時に「やります」と即答で答えたんですけど、すぐ答えたという点でも漢気トーナメントですね。
―― トーナメントに関してはKNOCK OUTのトーナメント以来になりますか?
勝次 そうです。
―― 勝次選手といえば激闘というイメージも付いていますが、作戦として激闘にしているのか、それとも想定していない試合展開になっているのでしょうか?
勝次 作戦は楽勝に圧倒して1ラウンドKOです。
―― トーナメントについては目の前の1試合だけを見ているのか、それとも次をある程度想定した上での戦術や試合になりますか?
勝次 1試合目を勝てる気でいたら絶対1試合目で躓いちゃうので、僕は1試合集中です。
―― 今回所属がTEPPEN GYMに変わって2試合目になりますが、新たな練習環境には慣れましたか?
勝次 だいぶ慣れてきて、ジムの仲間ともお互いの良いところ悪いところを話したりしています。
―― ベテランの勝次選手もTEPPEN GYMでは他の選手から刺激を受けたり新たな感覚が出てきたりしますか?
勝次 今活躍している若手の選手が集まって、多い時だったら20人ぐらいで練習していたりもするんですけど、スピードが速い選手や今まで見た事ないようなテクニックを使う選手もいるので、日々勉強で良い刺激をもらいながら一緒に切磋琢磨できています。
―― 新たな環境に踏み入れた事が試合に影響してるんですね。
勝次 自分ではこの選択が正しかったと思っているので、それを体現していかないとです。
―― ちなみにワンキャッチ・ワンアタックというRISEルールに関しては、適応できてきていますか?
勝次 この間の試合を踏まえて肘ありルールからRISEルールに転向した先輩たちに話を聞いていると、2、3試合は肘が出そうになるといってました。この前の試合もまるっきりそうなんですけど、至近距離で打ち合ってくるので、今肘だと思ってもダメなので。それはしょうがないですけどすぐなれると思います。
―― 実際にそういった感覚があるんですね。
勝次 接近戦になった時はこのタイミングに肘が合うんじゃないかとか、そういった感覚ってどうしても染み付いちゃっているので、ならないだろうと思っていたのですがなっちゃいました。
―― 今回岩郷選手と対戦しますが、岩郷選手の試合というのは研究されてますか?
勝次 最近やっと見ました。
―― どんな印象を持ちましたか?
勝次 いろんな技をやってくるし良い選手だなとは思います。
―― 相手の試合はあまり見ないほうですか?
勝次 見ないといけないんですけど、よく作戦負けだねって言われます。相手に作戦を立てられて負けるパターンが多いので、そろそろ相手のことも研究して作戦を練っていかないと今の若い選手たちには勝てないと思っています。
―― 今回の反対のブロックには、髙橋亮vsパヌワットTGTがありますが、どちらが上がってくると予想していますか?
勝次 パヌワット選手はTEPPEN GYMで一緒に練習しているので強さは分かっているのですが、髙橋選手がどれぐらい強いのか分からないですけど、パヌワット選手が勝つんじゃないかと予想しています。
―― パヌワット選手が決勝戦に上がってきたとして、やりづらさはでてきそうですか?
勝次 多少じゃないですかね。タイ人っていうのは子供の頃からみんな試合をしていて、友達と試合するって普通にやっているんですよ。試合になったらお互い様というか試合なので友情は関係ないです。
―― キャリアもあるので関係なくいけるという事ですね。
勝次 TEPPEN GYMでは決勝で戦おうと握手しました。
―― 優勝賞金として100万円が贈呈されることになりましたけれども、モチベーションは変わりますか?
勝次 賞金を提示してくれるというのは本当にモチベーションになります。だから僕も色んな人に応援してもらっていますけど、勝ったらここの食事行こうなとか約束してくれるとモチベーションが簡単に上がるので、賞金というのは分かりやすくて良いですよね。
―― 最後にファンの皆様に向けてメッセージをお願いします。
勝次 僕の中では激闘はしたくないですけど、もし激闘になっても僕の持ち味は見せれると見せれるので、ぜひこのトーナメントを最初から最後まで楽しみに観戦してください。
岩郷泰成『僕はちょっと悩んだから僕だけ“漢気”と違うんじゃないか』
―― 急遽1dayトーナメントという形になりましたが、この話が来た時の感想を教えてください。
岩郷 ぶっちゃけ最初はマジで嫌でした。トーナメントが嫌というわけではなくて、僕は勝次選手と決まっていて甘くない選手だと思っていたので、そこに勝つためだけに試合が決まってから2ヶ月練習していたので、トーナメントの他の選手がどうのこうのというよりは、そこだけを見て絶対食ったろうと思っていたのでちょっと迷いました。やると決めたからにはまず勝次選手を倒して、どっちが来るかは分からないですけど僕の方が強いという事を分からせてやります。
―― どちらかというとvs勝次を意識していたからこそ悩む時間が必要だったんですね。
岩郷 トーナメントで先に優勝を見て勝次戦を落としたら意味がないので、勝次戦を見据えての2ヶ月間だったのでそれを考えて1日だけ迷いました。
―― 迷っている時にEX ARESジムの皆さんに後押しはされましたか?
岩郷 ジムのみんなには「やるっしょ」って言われて、僕も「やるんだったら獲りにいくよ」ってやるからには獲るぞって気持ちになりました。
―― 今回トーナメントの名称が「漢気トーナメント」となりました。これを聞いた時はどんな印象でしたか?
岩郷 僕はちょっと悩んだから僕だけは漢気と違うんじゃないかなと思いました(笑)。出るって決めたからには出るだけじゃなくて、良い試合をして優勝して漢気を見せたいです。
―― 今回メインだったタイトルマッチが中止になってしまいましたが、それを聞いてRISEを盛り上げようと言う気持ちやモチベーションが高まったりはしましたか?
岩郷 今はモチベーションも上がっています。せっかくRISEのピンチに選んでもらったのでRISEを背負ってランカーの僕がRISEの強さを見せます。
―― 他の3選手はノーランカーなので、ランカーの岩郷選手に意識が向いていると思います。その事で負けられない気持ちはありますか?
岩郷 RISEのランカーが僕ってだけであと3人は僕よりも実績があります。その上でRISEのランカーなので簡単にランキングは取らせないぞという気持ちです。
―― ちなみに1dayトーナメントは初めてですか?
岩郷 初めてです。ジムの皆んなは空手で何回もやっているので、2試合目の方が動けるよって言われてます。僕は試合で硬くなるクセがあるので、決勝は普段の動きができると思います。
―― 逆に1試合目を乗り越えればさらに良いコンディションが出せるということですね。
岩郷 もちろん優勝を狙っていますけど勝次選手に勝たないと話にならないし、こんなところで負けてたら先はないぞと言い聞かせて1回戦集中していきます。
―― 岩郷選手から見た勝次選手の印象はありますか?
岩郷 僕がプロデビューしたのが17歳の時で、デビュー戦だけが新日本キックのリングなんですよ。その大会のメインあたりで勝次選手も出ていて一緒の大会に出ていました。それで名前は知っていて、そのあともKNOCK OUTなどの大きな舞台で戦っているベテラン選手だなという印象です。実績があって凄い選手ですけど、そろそろ世代交代しないといけなくて、僕はここで負けている様じゃ先はないと思っているので、ベテランで根性がある選手ですが僕の方が今は強いと思っています。
―― 勝次選手はKNOCK OUTのトーナメントでも活躍した選手なので経験値はあると思いますが、岩郷選手が勝次選手より上回っている部分はどこだと思いますか?
岩郷 若さと勢いです。テクニックはムエタイスタイルだから流したりコントロールする力はあるかもしれないですが、そんなテクニックは力で潰していきます。
―― 反対のブロックからは誰が上がってくると予想していますか?
岩郷 パヌワット選手のことは全然知らなくて、髙橋選手は1回マスで練習をした事があるんですけど、どちらもあまり分からないのでどっちが上がってきてもいいです。
―― 今回100万円の優勝賞金が出ますが、賞金があるというのはモチベーションになりますか?
岩郷 賞金みたいなのが初めてなので、RISEもモチベーションを上げてくれるし100万は僕が取ります。
―― コンディションはいかがですか?
岩郷 体重も射程圏内に入って、動きも追い込みが終わって段々上がってきているので、あとは調整するのみでバッチリです。
―― 最後にファンの皆様にメッセージをお願いします。
岩郷 今回急遽1dayトーナメントになりましたけれど、僕が優勝すると思っているファンの人は少ないと思っています。それを良い意味で裏切って圧倒的に優勝するので楽しみにしていてください。
対戦カード
第11試合 メインイベント スーパーフェザー級(60kg)漢気トーナメント決勝 3分3R(最大延長2R)
第10試合 セミファイナル バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
良星[らすた](KSR GYM/5位、元Bigbangスーパーバンタム級王者)※FIGHT CLUB 428/Team Bullから所属変更
京谷祐希(TEAM TEPPEN/6位)
第9試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
宮崎就斗(TARGET/8位、元DEEP☆KICK -57.5kg王者)
山元剣心(PHOENIX/12位)
第8試合 ライト級(63kg) 3分3R(延長1R)
田中陸登(拳狼会/ACCELライト級王者)
塩川琉斗(TOP STAR GYM/RISEライト級5位)
第7試合 ライト級(63kg) 3分3R
岩城悠介(RIKIX/元WPMF世界&聖域統一スーパーフェザー級王者)
奥山雅仁(OISHI GYM/CKC2023 -63kgトーナメント優勝、S-BATTLEライト級王者)
第6試合 バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
彪司[ひゅうが](TEAM TEPPEN/11位)
夏目竜雅[りゅうが](TRY HARD GYM)
第5試合 スーパーフェザー級(60kg)漢気トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
髙橋 亮(TRIANGLE/元NKBフェザー級&バンタム級王者)
パヌワット・TGT(タイ/TARGET/PPTV 60kg王者)
第4試合 スーパーフェザー級(60kg)漢気トーナメント準決勝 3分3R(延長1R)
勝次(TEAM TEPPEN/WKBA世界スーパーライト級王者、元新日本ライト級王者)
岩郷泰成(EX ARES/RISEスーパーフェザー級7位、AJKN同級王者)
第3試合 女子ミニフライ級(49kg) 3分3R(延長1R)
宮﨑若菜(TRY HARD GYM/3位)
宮本芽依(KRAZY BEE)
第2試合 女子アトム級(46kg) 3分3R
辻井和花[ほのか](BRING IT ONパラエストラAKK/KROSS×OVER GIRLS-KICK アトム級王者)
坂田実優(FASCINATE FIGHT TEAM)
第1試合 スーパーライト級(65kg) 3分3R
将太(KSS健生館)
HENMI 9(東北AVANTI/第40回K-1アマチュア K-1チャレンジ Aクラス -70㎏トーナメント優勝)
概要
大会名 RISE 177(ライズ ハンドレッドセブンティセブン)
日時 2024年4月21日(日)開場・17:00 開始・17:15
会場 後楽園ホール
中継 ABEMA
チケット料金 SRS席 15,000円 RS席 10,000円 S席 6,000円 A席4,000円(完売) 小中高生シート 2,000円(当日販売のみ予定) ※当日は500円プラス ※未就学児は保護者膝上に限り無料
チケット販売 イープラス チケットぴあ 出場選手・所属ジム
お問い合わせ RISEクリエーション 03-5980-7409 https://www.rise-rc.com/