PFL 4.4 テキサス:女子フライ級リーグにRIZIN代表・ベラトール2位の渡辺華奈出場。ベラトール上位勢も多数参戦
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米国のPFLが行う、MMAの階級別のリーグ戦の女子フライ級に、日本から渡辺華奈(FIGHTER’S FLOW/ベラトール同級2位)が参戦することになった。4月4日(木/現地時間)米国テキサス州サンアントニオ・ボーイングセンター大会でのリーグ初戦でシャナ・ヤングと対戦する。大会の模様はU-NEXTにて生中継される。
PFL(Professional Fighters League/プロフェッショナル・ファイターズ・リーグ)はMMAの階級別のリーグ戦が主体のイベント。
4~7月の予選(PFLでは「レギュラーシーズン」と呼ばれる)の2試合を戦い、約10選手のうち勝ち点上位の4選手が夏の4人トーナメントの準決勝(プレーオフ)に進み、秋の決勝(チャンピオンシップ)で勝利すれば100万ドル(約1億4千万円)の優勝賞金を獲得する。レギュラーシーズンは短いラウンドで勝利するほど高い勝ち点を獲得できる(1R勝ち6点、2R勝ち5点、3R勝ち4点、判定勝ち・反則勝ち・不戦勝3点、引き分け1点)。試合場はケージ。通常のMMAルールと異なり肘無しとなっている。
PFLは18年からリーグ戦を行い、昨年のリーグ戦には、フェザー級に工藤諒司、ライト級に西川大和、女子フェザー級に東よう子が参戦したが、3人とも2連敗しレギュラーシーズンで敗退した。
PFLはサウジアラビアからのバックアップを受け、昨年11月にベラトールを買収した。2月にサウジアラビアでは「PFL vs. Bellator: CHAMPS」と題した大会が開催され、両団体でこれまで戦ってきた選手同士の対抗戦が6試合組まれ、ベラトール勢が5勝1敗で圧勝した。春からは従来通り、各々のブランドで、各々の主力選手たちによる大会が開幕するが、今年はPFLのリーグ戦に、ベラトールの元王者やランカーも多数参戦し、より一層熾烈な争いとなる。
今年は男子のヘビー級、ライトヘビー級、ウェルター級、ライト級、フェザー級、女子のフライ級の6階級のリーグ戦が行われる。4月4日の大会での女子フライ級初戦に、日本からベラトール同級2位の渡辺華奈が参戦する。渡辺は柔道をベースにし、17年にMMAデビュー後、DEEP JEWELSとRIZINで活躍。21年からRIZINの派遣でベラトールにレギュラー参戦し、昨年は4月にイリマ・レイ・マクファーレンに判定負けしたが、7月のBELLATOR JAPAN(超RIZIN.2)ではイララ・ジョアニに判定勝ちしている。
渡辺のリーグ初戦の相手・シャナ・ヤングはMMA 14戦8勝(2KO/3一本)6敗・33歳の米国人。伝統派空手とレスリングをベースとし、15年にMMAデビューし、同年にKOTCで女子バンタム級王座を獲得し、20~22年にUFCに上がり4戦1勝3敗。昨年2月にPFLに初参戦し、リーグ戦以外のワンマッチで判定勝ちしている。
渡辺は「フライ級リーグ一戦目。相手は元UFCファイター。強い相手ですが私が必ず勝つ。応援よろしくお願いします」とXに投稿している。
5月17日(現地時間)のベラトール・パリ大会には、RIZINから矢地祐介が参戦する。ベラトール、PFLで生まれた展開が、今後の日本でのRIZINにどう影響するかも気になるところだ。
なお、PFL女子フライ級リーグ開幕戦では、ベラトールの同級王者のリズ・カモーシェと1位のジュリアナ・ベラスケスが対戦する。両者は22年にベラトールのベルトを懸けて2度戦い、カモーシェがいずれもフィニッシュ勝利している。他にも2年前に渡辺に敗れている5位のデニス・キールホルツが出場し、UFCで王座挑戦実績のあるタイラ・サントスと初戦で激突する。