K-1 3.20 代々木第一:菅原美優「蓋を開けてみたら、強かった。それでいい」|カリミアン「リュウ・ツアーにはカーフキックを蹴る暇を与えない」|壬生狼一輝×大久保琉唯談話も
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
リバーサルジム久喜WINGS
未経験者でも大丈夫!様々な年代の会員さんがキック・柔術・MMA等を楽しくトレーニング!今なら入会金等無料!
K-1 3月20日(水/祝)代々木競技場第一体育館大会に出場するK-1女子アトム級王者の菅原美優、クルーザー級王者のシナ・カリミアン、バンタム級で対戦する壬生狼一輝と大久保琉唯の4選手のインタビューがK-1 GROUPから届いた。
K-1 vs. RISE対抗戦 女子45.5kg契約 3分3R(延長1R)
菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/K-1女子アトム級(45kg)王者、元Krush同級王者)
宮﨑小雪(TRY HARD GYM/RISE QUEENアトム級(46kg)王者)
菅原は昨年3月にパヤーフォンと接戦の末にリベンジし悲願のK-1王座獲得に成功。7月にディミトラ・アガサゲリドゥに、9月にマリア・ネラに、12月にルシール・デッドマンにいずれも判定勝ちし、パヤーフォンとの初対決で敗れて以降は5連勝中だ。22年6月の松谷綺戦以来となる日本人との戦いは、女子初となるRISE王者との対抗戦となった。
RISEから参戦する宮﨑は15戦13勝(2KO)1敗1分の21歳。22年12月にシュートボクシング王者のMISAKIに判定勝ちすると、昨年は韓国とタイの選手相手に3連勝。8月のRISEでジュムリアットを1R左ミドルでKOすると「10連勝、2連続KOできて凄くうれしいです。でもそろそろ相手がいなくなってきたので、他団体のチャンピオンとやりたいです」とアピール。12月にモンクットペットに判定勝ちすると「K-1王者の菅原選手、来年、やりたいです」と名指ししていた。
K-1 WORLD GPクルーザー級(90kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
シナ・カリミアン(イラン/SINA ARMY/王者)※初防衛戦
リュウ・ツァー(中国/唐山文旅驍騎ファイトクラブ/CFP/挑戦者、K-1無差別級トーナメント2023優勝)
カリミアンは21年3月にK-JeeにKO勝ちし、クルーザー王座に返り咲き、その後も5連勝したが、昨年9月はのK-1 30周年記念無差別級トーナメント準決勝でクラウディオ・イストラテ相手に反則を繰り返したことで減点となり判定負けを喫した。
リュウはその無差別級トーナメントで優勝し、12月の大阪大会ではクルーザー級で谷川聖哉を1R KOすると、カリミアン戦を希望していた。
バンタム級(53kg) 3分3R(延長1R)
壬生狼一輝(力道場静岡/元Krushバンタム級王者)
大久保琉唯(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER/元Krushフライ級王者、K-1甲子園2021 -55kg優勝)
壬生狼は22年12月のK-1初代バンタム級王座決定トーナメント準決勝で優勝者の黒田斗真に判定負けしたが、昨年は白幡裕星、パク・ヒョンウ、心直を下し3連勝中だ。
元Krushフライ級王者の大久保は昨年6月のバンタム級への階級アップ初戦で齊藤龍之介に延長判定負けしたが、10月のKrushで黒川瑛斗に判定勝ちした。
菅原美優「自分が一番心配です。勝てるかな、私って(笑)」
――あらためて宮﨑選手の印象を聞かせてください。
菅原「オールマイティに何でもできる印象があって、自分の中では強いよりもうまいという感じが大きいですね。最近は、そこに強さがついてきているイメージです」
――ここ数試合はKOで勝っていますので、たしかに強さが際立っていますね。
菅原「サウスポーなんでやりにくさはありますけど綺麗に戦ってくるので、接近してガチャガチャ来られるよりも、どちらかというと戦いやすさはあります」
――攻撃力がありそうです。
菅原「パワーがあるというよりもタイミングで倒しているので、私はうまさだと思っています。宮﨑選手と対戦した選手は“パワーを感じなかった”と言うので、やってみないと分からない部分はあるんですけど、うまさかなと。ここ2試合はボディブローで倒しているんで、基本この技はタイミングを取れるうまさがないとできない。KANAさんのようなパワーでねじ伏せるというよりも、うまさで倒している印象ですね」
――それは菅原選手にとって、戦いやすいと。
菅原「そっちの方がやっかいではありますけど、まともなディフェンスができて、まともな距離感で戦えれば大丈夫かなと思っています」
――タイ修行をした成果は?
菅原「タイは2週間くらいいて技術練習ではなく、走り込みをして身体を作った感じです。朝10km走って、午後5km、その前後にジムワークがありました。フィジカルを鍛えるためにロープを振ったり、そういうことは苦手だったんで、逆によくこの体力でここまでやってこれたなと痛感しました。こんなに力がないのに、運動神経だけで戦ってきたんだと、反省しつつ伸びしろも感じましたね」
――帰国してからは変化を感じたのではないでしょうか。
菅原「戻ってきてからスパーリングをした時に、体力がついたことを実感しました。あとはタイ人の蹴りは力まずにスッと出していましたので、それを意識して出していたら、パワーがついたと言われるようになりました」
――成果があったわけですね。対抗戦をするRISEについては、どんな印象がありますか?
菅原「小さい頃の憧れがあってK-1を選択しましたが、RISEはRISEのカラーがあっていいなと思っています。あとは、両団体のトップ(武尊と那須川天心)がいなくなってキックボクシングを盛り上げるためには、どちらも頑張らないといけない時期なのかなと思っています。ゴルフのタイガー・ウッズの“対戦相手を応援して、自分がその上を行く”思想ではないですけど、そんな心境です」
――では、宮﨑選手への憎しみはないわけですね。
菅原「ないです。今回は、無駄に煽られることはされていないので、なんだか変な感じです(笑)。エンタメというよりかは純粋に競い合えるイメージなので、とても楽しみにしています」
――会見では、菅原選手が少し弱気の発言をしているように見えました。
菅原「K-1は、ブレイキングダウンではないので(笑)。そんなに強気のチャンピオンがゴロゴロいても暑苦しいのもあるし(笑)、自分は自分のやり方を通します」
――自分のやり方とは?
菅原「私のメンタルは、アマチュアボクサーなのです。アマチュアボクサーは、無駄な煽り方をしないじゃないですか。無駄と言ったら、怒る人もいるかもしれませんけど。でも最終的には結果が出て、どちらが強いのかが分かればいいと思っています。過信するよりも、蓋を開けてみたら、強かった。それでいいと、私は思っています」
――逆に、火をつける発言ですね(笑)。
菅原「そんなことないです(笑)。あと、相手に心を読まれたくないのもあります。何も言わなければ、相手は何を考えているのか分かりませんからね」
――それも作戦の一つだと。
菅原「どうせ、私は最初から弱いと思われるところから入っているので、そこは崩さなくてもいいかなと思っていますね」
――弱いと思っていろと。
菅原「はい(笑)。そのイメージでリングに上がってきてほしいですね」
――微笑みながら倒すみたいな感じで、逆に怖いですね。
菅原「前日の会見では、もう少し強気の発言をしてみます!」
――ちなみに対抗戦は、自分の前までに何勝何敗になっていると予想していますか?
菅原「今回、ファン目線で客観的に対抗戦を見た時に、“この試合はK-1が勝つでしょ”みたいなカードが多いんですよね。誰が一番心配かって、自分が一番心配ですよ。勝てるかな、私って(笑)」
――そんな弱気な。
菅原「勝敗予想で、私が勝つって予想する人を見ると、“なんで?”って思いますもん(笑)」
――でもK-1が弱いと思われるのは嫌なのでは?
菅原「嫌ですね。でも、自分以外のチャンピオンは自信があります。私以外は、みんな強いです。私だけが心配なんです(笑)」
――そんな弱気なことを言っていると、同じ階級の選手に怒られますよ。
菅原「怖いですね(笑)。でも、井上尚弥選手もボクシングをスポーツとして捉えていると発言していました。K-1は喧嘩ではなくスポーツなので、煽り合いとかはいらないのではないでしょうか」
――弱そうに見せて、最後は勝つと。ある意味、それが一番の煽りですけどね。
菅原「リングの上に感情論は不要です。試合で技術と強い姿を見せること、今はそこだけに集中しています」
シナ・カリミアン「反則野郎クラウディオを連れて来い。リュウ・ツァーの2人を一日で叩きのめす」
――昨年9月でクラウディオ選手に敗北を喫しましたが、どんな気持ちで過ごされてきたのでしょうか?
カリミアン「あの試合は負けたとは思っていなかったが、昨年はタイのタイガームエタイジムで練習をしてきた。気候が暖かいし、食事、トレーニング設備、すべての環境が整っていてUFCファイターなどのトップ選手もいる。いい練習ができたよ。そして、今度はオランダのマイクスジムへ行く予定だ(※取材は2月5日)」
――クラウディオ選手との試合は、反則(ローブロー)があったり互いにヒートアップした展開になりました。
カリミアン「今までも激しい試合を経験してきたが、負けたと思っていない。俺が反則したと言うが、むしろ向こうが反則をしてきただけだ。1Rに取られたダウンも、あんなものはダウンではない。俺は戦士なので、負けたと思ったら潔く負けたと言うよ。でも、あの試合は負けてない」
――判定について怒っていると。
カリミアン「ジャッジについての文句よりも、クラウディオだ。俺が金的を蹴ったというが、ファウルカップに当たった時は音が鳴るわけで、それがなかった。つまり、俺の蹴りは反則ではなく有効打だった。しかしヤツは、あたかもローブローがあったかのようなアピールをして、マウスピースを吐き出す演技までした。さらに組みついた際に、俺の後頭部を殴ってきた。ヤツの方が反則野郎だよ。マウスピースを吐き出して時間稼ぎして、スタミナ回復に務めた。思い出すだけで、はらわたが煮えくり返るようだ」
――怒りが止まりませんね。
カリミアン「ああ、なんだったら3月の大会に“反則野郎”クラウディオを連れて来い。一日に、クラウディオとリュウ・ツァーの2人を叩きのめしてやるよ!」
――カリミアン選手は、反則が多く“暴君”のイメージがついてしまいました。
カリミアン「勘違いしているようだが、俺がやっているのは格闘技だ。仲良しこよしで笑い合うような、そんな“おままごと”をしているわけではない。殴り合って、倒し合う戦いをしている。試合が終わればノーサイドでハグする時もあるが、クラウディオだけはノーサンキューだ。あいつこそ、反則野郎だ!」
――そこまで嫌いだと、むしろ再戦が見たくなりますが、今回対戦するリュウ選手に対しても、会見では彼の写真パネルを叩き割るなどリスペクトがないように見えますが、実際のところはいかがでしょうか。
カリミアン「何をもってリスペクトと言っているのか分からないが、表面上でリスペクトしつつ、背後から殴るような行為は嫌いだ。本当にリスペクトしている相手には、キチンとする。でもリュウは、俺が会見に来たのに彼は来なかった。それが答えだ!」
――リュウ選手も許せないと。
カリミアン「リスペクトはないということだ。相手が俺に対してリスペクトを持っていないのに、なんで俺が持たないといけないんだ!」
――さすが“暴君”!リュウ選手は、K-1参戦後、4戦して4KO無敗です。
カリミアン「おお!凄いね!お疲れ様です(日本語で)」
――評価はしていない?
カリミアン「俺と戦ってないじゃん」
――今回、どんな試合になりそうですか。
カリミアン「とてもアグレッシブな試合になる。彼が得意のカーフキックを蹴る暇を与えないくらい、驚く試合になるだろう」
――差を見せて勝つと。
カリミアン「クラウディオ、リュウ、自分は彼らとは違うレベルにいる。俺はもっと上のレベルを目指している、彼らが敵ではない」
――2024年は、どんな年になりそうですか?
カリミアン「リュウを倒して、もっと違うベルトも獲りにいく。みんなは、俺を嫌いかも知れないけど、必ず歴史に名を残すファイターになるので期待していてくれ!」
壬生狼一輝「放送できるギリギリなラインで攻める!」
――3連勝と絶好調でのK-1参戦となりましたね。
壬生狼「そうじゃのう。ワシは今年初のK-1になるんじゃが、ここまで2連続KO勝ち。記者会見で宮田プロデューサーが、ワシが第1試合になると言っていたから、でっかい花火を打ち上げて盛り上げようと思っとる」
――対戦カード発表記者会見では、いつも派手なパフォーマンスが大人しかったと指摘がありました。
壬生狼「あのなぁ、今回の記者会見を聞いたのは3日前じゃ!もっと前に言ってもらわないと、ワシも準備期間ってものが必要なんじゃ。あんま、気合いが入らなかった。でもなぁ、試合前の記者会見はビシッと決めるので期待してくれ!」
――何を決めますか?
壬生狼「そりゃ、内緒じゃ。言ったら、面白くないじゃろ」
――大久保選手はパフォーマンスに期待していたようです。
壬生狼「ホンマか?文句はK-1に言ってくれ!」
――今回の試合のテーマは何でしょうか?
壬生狼「イケメン対決!どっちがイケメンか、それを決める戦いじゃのう! いや、イケメンじゃないな。新人潰しじゃ! 向こうは6戦、ワシは21戦やっているからのう。じつは結構、仲良いいんじゃ。試合前、がんばってくださいとか言ってくれていて」
――それは戦いにくいですね。
壬生狼「ワシからしたら大久保選手は、次世代なんじゃ。あいつこそ、K-1 NEXTやと思っているんで、ここで潰すのはちょっと心苦しいのう。でも、それを含めて新人潰しや」
――大久保選手には、どんなイメージがあるんですか?
壬生狼「ないな(笑)。がんばってほしいとは思っているが、申し訳ないが、ワシの獲物になってもらう」
――身長差がありましたね。
壬生狼「デカすぎだろ。ワシと10cmも違うからな。でも、相手がデカくても戦い方があるので、それを見せる」
――穴は見えているんですか?
壬生狼「バッチリじゃ。内容は言えんけどのう。でも最近、ワシはパワーを身につけているから、相手はスピードの選手なので、パワーで粉砕するつもりじゃ」
――前回、対戦した心直選手から今回の試合へ向けて何か言われましたか?
壬生狼「あいつは、しつこい!K-1 AWARDSの時から、『一緒に漫才やろう』とか言ってきて。やらんわ!ワシがもしも女ならば、ストーカーで訴えてやるところじゃ」
――なぜ、心直選手と仲良くなったんですか?
壬生狼「知らん(笑)。たまに話していて、こいつは友達かのう、試合をしたっけ?と思うこともある。それくらい話しやすく、何か通じるものがあるんだろうのう」
――メリットあるんですか?
壬生狼「ない、何もない。あいつはシバターみたいな存在やから。絡んで得はない」
――話を本題に戻しますが、今回K-1 MAX参戦になりますが、この復活した大会についてどんなイメージがありますか?
壬生狼「ワシにとってMAXは、魔裟斗さんたちがやってきた大会というイメージだけど、年配の人に出場すると言ったら反響があったのう。しっかり勝ちたい」
――様々なテーマがある試合が並びましたが、目立つことができそうですか?
壬生狼「ワシならば、できるじゃろ!」
――今後の目標や展望などを聞かせてください。
壬生狼「ワシはK-1のベルトが欲しい。高校生の頃からK-1チャンピオンになると決めて来ているので、絶対にそれを叶えたい」
――プロレスラーの大仁田厚さんと親交があり、かなり影響を受けているようですね。
壬生狼「そうじゃ。ワシもK-1を引退したら、いずれ電流爆破を受け継ぎたい。K-1ではやれんから、いつか引退したらじゃの。大仁田さんには、邪道魂を注入してもらったから、そこも受け継いでいきたい」
――会見で盛り上げたいパフォーマンスは、大仁田さんの影響が大きい?
壬生狼「そうじゃのう。ワシは大仁田さんから始まっているから。過激なこと、放送できるギリギリなラインで攻めて、子どもが見て泣くのではなく、笑ってもらうことを目指している。ケツに打ち上げ花火とか、熱々おでん、ローション相撲もやってきた。それは、みんなに楽しんでもらいたいからじゃ」
――イケメンなのに、そこまでメイクしてやることもないかなと思っていますが。
壬生狼「ワシは、イケメンで売ろうと思ってないから。生まれた時から、イケメンなのは分かっているんで、モテることには飽きている。それにイケメンが面白いことをした方がウケるじゃろ。あとワシがK-1デビューした時に、『あんたは孫の顔をしている』と、あるあばあちゃんに言われてパンチパーマにしたことがある。でも途中から、髪が薄くなっていることに気づいて、ヤバいなと思って方向をちょっと変えたのが今じゃ」
――苦労されているんですね。
壬生狼「ワシは、人を笑わせるのが好きじゃ。モテることは、もう大丈夫やから。パンチパーマにした時から、モテることは捨てた」
――笑いを取りながら、結果を出して順風満帆ですね。
壬生狼「そうじゃ。ちょっと前は笑いしかなかったが、結果もついてきているんで、このまま笑いと強さを磨いていきたい!」
――笑いが滑っている感じは?
壬生狼「まったくない。滑っているのも笑いじゃ!今回の試合は、デッカい花火を打ち上げるので、笑いも試合もよう見とけ!」
大久保琉唯「格闘家のイメージを良い意味で壊していきたい」
――昨年6月以来のK-1参戦になりました(齊藤龍之介に判定負け)。まずは、意気込みを聞かせてください。
大久保「まず、この舞台に選ばれたのが嬉しくて、あとは対戦相手はこの階級のトップ選手の壬生狼選手と戦えることが光栄です」
――K-1MAXという大会の復活については、どう思いますか?
大久保「自分が生まれる前の大会なので世代ではないんですけど、盛り上がっていた時と同じような感じで自分も盛り上げられたらいいなと思っています。楽しみでもありますし、いい緊張感もあります」
――どんな試合を見せたいですか?
大久保「大半のK-1ファンは、壬生狼選手が勝つと思っているはずですけど、そこを当日引っ繰り返して自分の可能性を証明したいです」
――どんな戦いになりそうですか?
大久保「自分はこの階級だと手足が長くて長身なので、距離を取って戦うイメージがあると思います。でも最近は、フィジカルを鍛えて近い距離で戦える練習をしているので、壬生狼選手も前へ出てくると思いますので、近い距離でも強いことを見せたいです」
――フィジカル強化に務めてきたと。
大久保「はい。階級を上げてから昨年6月に負けてしまったので、そこからフィジカルを強化してきました。10月の試合(黒川瑛斗=判定勝ち)で、その成果が出てきたなと思いました。筋トレで重い負荷も挙げられるようになってきて、最近ではパワーがついてきている実感もあります」
――どんなフィニッシュを考えていますか。
大久保「技はいくつか考えていて、壬生狼選手と近い距離で戦い、最後は狙っている技でKOしたいです」
――この試合のテーマを教えてください。
大久保「このカードは誰も予想していなかったと思います。でも僕自身が勝てると思われなかった組まれていないはずなので、世代交代ではないですが、10代でK-1を引っ張るためにも負けられないです。間違いなく勝ったらタイトルに近づけるので、10代のうちにKrushで2階級制覇したいと考えています。それからK-1バンタム級の王座を狙っていきたいです。応援してくれる人、自分のためにも絶対に勝ちたいと思います」
――壬生狼選手との試合は、“イケメン対決”とも言われています。そうした試合とは違う部分でクローズアップされるのも、プロとして大切かと思います。
大久保「試合は、もちろん厳しい戦いのはなるのは間違いないですが、最近はSNSでスイーツを食べる動画をアップしているんですけど、かなり反響がありますね(笑)」
――あのスイーツ動画シリーズは、人気ですよね。
大久保「カヌレをただ食べる動画なんですけど、150万回再生は行きました」
――それは凄い!どんな基準でスイーツを選んでいるんですか。
大久保「その時の気分です(笑)。自分は餡子以外は、甘いものが好きなんですけど、とくにチーズケーキが好きです」
――ここ数年は、声をかけられる機会が多くなったのでは。
大久保「それはあります。THE MATCHで那須川龍心選手と戦い(判定勝ち)、ABEMAの恋愛番組『オオカミちゃんとオオカミくんには騙されない』に出演してから、とくに多くなりましたね」
――世間から注目を集めることもプロとして重要です。
大久保「そうですね。タイトルを獲ることが一番ですが、格闘家がこうあるべきというイメージを良い意味で壊していき、もっとメディアにも出ていきたいです」
――どんな壊し方をしますか?
大久保「格闘家なら、格闘技だけをしていればいいと考えられがちですけど、K-1をさらに広めるためにはメディアを利用して、もっと発信しなければいけないと思っています。試合に影響がなければ、どんどん違うことに挑戦したいですし、この間も舞台に立たせてもらったり、雑誌の撮影もありました。今後も、試合と芸能活動の二刀流としてやっていきたいですね」
対戦カード
K-1 WORLD GPクルーザー級(90kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
シナ・カリミアン(イラン/SINA ARMY/王者)※初防衛戦
リュウ・ツァー(中国/唐山文旅驍騎ファイトクラブ/CFP/挑戦者、K-1無差別級トーナメント2023優勝)
K-1 WORLD GP女子フライ級(52kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
アントニア・プリフティ(ギリシャ/ファイトクラブ・ガラツィ/セオファヌス・エリートチーム/王者)※初防衛戦
☆SAHO☆(闘神塾/挑戦者、S1女子世界&日本バンタム級王者、WMC日本女子&元ミネルヴァ・スーパーバンタム級王者)
K-1 vs. RISE対抗戦 フェザー級(57.5kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス/K-1フェザー級(57.5kg)王者、同級世界最強決定トーナメント2022優勝、元Krushバンタム級王者、K-1甲子園2016 -55kg優勝)
門口佳佑(EX ARES/RISEフェザー級(57.5kg)王者)
K-1 vs. RISE対抗戦 女子45.5kg契約 3分3R(延長1R)
菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/K-1女子アトム級(45kg)王者、元Krush同級王者)
宮﨑小雪(TRY HARD GYM/RISE QUEENアトム級(46kg)王者)
K-1 vs. RISE対抗戦 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
江川優生(POWER OF DREAM/元K-1&Krushフェザー級(57.5kg)王者)
常陸飛雄馬(TARGET SHIBUYA/RISEスーパーフェザー級(60kg)2位)
K-1 vs. RISE対抗戦 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
兼田将暉(RKS顕修塾/RKS&ACCELフェザー級王者、元RKSスーパーフェザー級王者、元HEATキックライト級王者)
戸井田大輝(TOP LEAD GYM/MA日本スーパーバンタム級王者)
K-1 vs. RISE対抗戦 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
松山勇汰(TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO/K-1甲子園2020 -60kg優勝)
原口アンドレイ(TEAM TEPPEN)
K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント・開幕戦 3分3R(延長1R)
オウヤン・フェン(中国/天津阿福ファイトクラブ/CFP/K-1スーパー・ウェルター級王者)
パスカル・シュロス[Pascal Schroth](ドイツ/マーシャルアーツアカデミー/WKU世界スーパーウェルター級&ミドル級王者)73戦52勝(32KO)17敗3分1NC/30歳
K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント・開幕戦 3分3R(延長1R)
和島大海(月心会チーム侍/元K-1スーパー・ウェルター級王者)
ダリル・フェルドンク[Darryl Verdonk](オランダ/ファイトチーム・リンガー/元Enfusionライト級(70kg)王者)14戦11勝(7KO)3敗/27歳
K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント・開幕戦 3分3R(延長1R)
ダビッド・キリア[Davit Kiria](ジョージア/チーム・キリア/元GLORYライト級(70kg)王者、クンルンファイト70kg World Maxトーナメント2019優勝)78戦52勝(18KO)16敗/36歳
タナンチャイ・シッソンピーノン[Thananchai Sitsongpeenong](タイ/シッソンピーノンジム/RWSスーパーウェルター級トーナメント2023優勝、WBCムエタイ世界同級王者、元WMC世界・オムノーイ・プロムエタイ協会ウェルター級王者)98戦77勝(19KO)20敗1分/22歳
K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント・開幕戦 3分3R(延長1R)
ストーヤン・コプリヴレンスキー[Stoyan Koprivlenski](ブルガリア/マイクスジム/GLORYライト級(70kg)2位、MAX FIGHTライト級(70kg)王者)26戦19勝(6KO)7敗/29歳
カスペル・ムジンスキー[Kacper Muszynski](ポーランド/アルミア・ポルコビツェ/MFC・IRON FIGHTER・WFMCポーランド・WKSFポーランド-70kg級王者)24戦22勝(10KO)1敗1分/26歳
K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント・開幕戦 3分3R(延長1R)
ゾーラ・アカピャン[Zhora Akopyan](アルメニア/グリディンジム/RCC Fair Fightウェルター級王者、FEA WGPライト級王者)32戦28勝(9KO)4敗0分/26歳
タラス・ナチュック[Taras Hnatchuk](ウクライナ/ロッタトリ・ミラノ/ISKA世界ライトミドル級(72.5kg)王者、WAKO-PROインターコンチネンタル・ミドル級(75kg)王者)25戦22勝(11KO)2敗1分/24歳
K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント・開幕戦 3分3R(延長1R)
デング・シウバ[Dengue Silva](ブラジル/スクアドン・タイ・ブラジル/SFT COMBAT -70kg級王者)42戦38勝(23KO)4敗/30歳
璃久[りく](HIGHSPEED GYM)
K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント・開幕戦 3分3R(延長1R)
ウマール・セマタ[Umar Semata](ウガンダ/タイガームエタイ/元WBCムエタイ世界スーパーミドル級暫定王者)76戦40勝(10KO)30敗6分/36歳
中島 玲(フリー/元プロボクシング日本スーパーウェルター級暫定王者)
56kg契約 3分3R(延長1R)
玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス/元Krushスーパー・バンタム級王者)
ルカ・チェケッティ[Luca Cecchetti](イタリア/キック&パンチ・ミラノ/WAKO世界バンタム級&フェザー級王者)
スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
朝久裕貴(朝久道場/元WLF武林風-60kg世界王者、K-1スーパー・フェザー級王座決定トーナメント2022準優勝)
レミー・パラ[Remi Parra](フランス/カルカリアス/WAKO PRO K-1ルール世界スーパーライト級(62.2kg)王者、元IKBOムエタイ世界62kg級王者)
スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
卜部功也(ALONZA ABLAZE/元K-1ライト級&スーパー・フェザー級王者、K-1スーパー・フェザー級世界最強決定トーナメント2016優勝、元ISKA世界ライト級王者)
鈴木勇人(K-1ジム五反田チームキングス/元Krushスーパー・ライト級王者)
バンタム級(53kg) 3分3R(延長1R)
壬生狼一輝(力道場静岡/元Krushバンタム級王者)
大久保琉唯(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER/元Krushフライ級王者、K-1甲子園2021 -55kg優勝)
64kg契約 3分3R(延長1R)
大沢文也(ザウルスプロモーション/元Krushライト級(62.5kg)王者)
友尊[ゆたか](TEAM K/BLUE DOG GYM/元NJKFスーパーフェザー級王者)
女子47.5kg契約 3分3R(延長1R)
ぱんちゃん璃奈(フリー/元KNOCK OUT-BLACK女子ミニマム級(47.5kg)&アトム級(46kg)王者)
平岡 琴(TRY HARD GYM/RISE QUEENアトム級(46kg)2位)
ウェルター級 3分3R(延長1R)
宇佐美秀メイソン(カナダ/Battle Box/ISKAインターコンチネンタル・ウェルター級暫定王者)
白須康仁(PROTAGONIST/元WMAF世界スーパーウェルター級王者、元MA日本ウェルター級王者)
プレリミナリーファイト 95kg契約 3分3R
木村太地(TEAM RHAPSODY/Bigbangヘビー級王者)
藤倉 悠(ポゴナ・クラブジム)
プレリミナリーファイト ライト級(62.5kg) 3分3R
龍之介(K-1 GYM HIKARIMACHI TEAM BEAST/RKSフェザー級王者)
上野空大[くうと](kickboxing gym SHINYUUKI+)※K-1ジム大宮チームレオンから所属変更
プレリミナリーファイト スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R
村田健悟(ALONZA ABLAZE)
嶋 拓実(K-1 GYM横浜infinity)
概要
大会名 K-1 WORLD MAX 2024
日時 2024年3月20日(水/祝) 開場・11:30(予定) プレリミナリーファイト開始・未定 本戦開始・13:00
会場 国立代々木競技場第一体育館 [HP]
中継 ABEMA(生放送|無料)、U-NEXT(生放送|2,189円/月)、GAORA(生放送17:00~/3月25日 (月) 19:00~27:00)
チケット料金 ロイヤル 100,000円 アリーナSRS 60,000円 アリーナRS 35,000円 アリーナS 18,000円 スタンドS 18,000円 アリーナA 10,000円 スタンドA 10,000円 スタンドB 7,000円 ※当日500円増し ※小学生からチケットが必要
チケット販売 チケットぴあ イープラス ローソンチケット K-1.SHOP グッドルーザー K-1ジム各店舗 出場選手・所属ジム
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/contact/