RISE 2.23 後楽園ホール:末國龍汰×麗也、長谷川海翔、百花×小林穂夏 談話届く|イエロー・レッドカードの規定等を改正
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RISE 176(2月23日(金/祝)後楽園ホール)に出場する、長谷川海翔、末國龍汰、麗也、百花、小林穂夏のインタビューがRISEクリエーションから届いた。
なお、RISEルールのうち、反則の宣告順位やカードの出し方が、以下のとおり改正された。今大会から導入される。
(改正前)
反則は、口頭注意、警告(イエローカード)、減点(レッドカード)、失格の順にペナルティーを与える。
↓
(改正後)
反則は、注意、警告、減点(イエローカード)、失格(レッドカード)の順にペナルティーを与える。
※注意、警告は口頭にて行う
ちなみに3月に対抗戦を行うK-1のルール(公式サイト参照)では(第6条第1項)【レフェリーは、「注意」、「警告」に対しては口頭で指示、「減点1」「減点2」に対してはイエローカードを提示し、「失格」に対してはレッドカードを提示する。最初の「注意」のみ「注意」、2回で「警告」1となる。以後は即「警告」1が与えられる。「警告」2で「減点」1とし、1試合中に「減点」が3になると「失格」となる】となっている。反則は無いに越したことはないが、両ルールの規定が近い内容となったことで、アウェーの大会に乗り込む選手や陣営、観戦するファンにとってもわかりやすくなったといえよう。
第11試合 スーパーフライ級(53kg) 3分3R(延長1R)
長谷川海翔(誠剛館/3位、DEEP☆KICK -53kg王者)
サンチャイ・TEPPEN GYM(タイ/TEAM TEPPEN/元ラジャダムナン認定ミニマム級王者)
第9試合 フライ級(51.5kg) 3分3R(延長1R)
末國龍汰[すえくに りゅうた](フリー/3位)※空龍(くうりゅう)改め。空修会館から所属変更
麗也(team AKATSUKI/元ISKAインターコンチネンタル&新日本フライ級王者)※治政館から所属変更
第6試合 女子アトム級(46kg) 3分3R(延長1R)
百花(魁塾/3位)
小林穂夏(NEXT LEVEL渋谷)
長谷川海翔『自分の価値が問われる試合なので倒して自分の価値を証明する』
–長谷川選手よろしくお願いします。
長谷川 サワディーカップ。
–今のタイ語の挨拶は今回のタイ人選手と戦うことを意識しての挨拶ですか?
長谷川 初の国際戦でタイ人の方と試合するので(笑)。
–タイ語は勉強してるんですか?
長谷川 全然、これぐらいしかわかんないです(笑)。
–タイ人と対戦という話が来た時どんなイメージがわきました?
長谷川 まずサンチャイ選手を調べてどれぐらいの選手のなんやろうと思って、290戦もしていてびっくりしました。
–290戦してる自分って考えた時にどうですか?
長谷川 考えられないです。死んでると思います(笑)。
–試合映像を見てると思いますけど選手として今のサンチャイ選手はどうですか?
長谷川 全盛期からはだいぶ落ちてるかなと思うので、しっかり倒したいです。
–テクニックは充分身体に染み付いてる選手だと思います。
長谷川 めちゃくちゃ上手いと思いました。
–逆にこういうフェイントをかけてきてほしいとかありますか?
長谷川 攻めに来る時はワンパターンなのでそれは特にないです。
–ワンパターンの攻めの隙をついて仕留めますか?
長谷川 はい、仕留めます。
–叔父の拳剛選手とかからタイ人選手について、ムエタイ選手についてのアドバイスはありますか?
長谷川 特にないです(笑)。
–ムエタイはどんなイメージですか?
長谷川 首相撲が上手くて組み際のテクニックがキックボクシングとは別物です。
–長谷川選手は首相撲を日常の練習に取り入れてますか?
長谷川 あまりしないですけど苦手ではないです。
–器用にこなせる?
長谷川 いや、たまたま教えてくれる人が良くて、その技術をやってるだけです。
–今回は昨年11月の政所仁戦以来3ヶ月ぶりの再起戦になりますけど再起という部分はいかがですか?
長谷川 自分の価値が問われる試合なので絶対に倒して自分の価値を証明します。
–この3ヶ月でどんな部分が進化しましたか?
長谷川 前回は全体的に仁君に前に来られて負けたので、自分から前に行けるようになりたいです。
–プライベートでは今春に高校を卒業されるということでちょっと感慨深いものがありますか?
長谷川 早かったですね。目標だったRISEのベルトもなくなって悲しい気持ちです。
–同級生が塚本望夢選手ということで、塚本選手は学校ではどんな人ですか?
長谷川 僕は望夢がいなければサボってると思うので引っ張ってくれる存在であり、もうめちゃくちゃふざけてる存在でもあります(笑)。
–長谷川選手は朝なかなか起きないという噂を聞きました。
長谷川 なかなか起きれないのでいつも電話してくれます。
–塚本選手が電話してくれるんですか?
長谷川 そうです。電話で起こしてくれるんですけど起きない時もあります。
–最近は起きれてますか?
長谷川 なんとか起きれてます。
–3年生の時に長谷川選手が1年生の授業を受けていたと聞きました。
長谷川 あれ?それってルネサンスのやつですか?
–そうです。
長谷川 出席忘れてて慌てて出席しました(笑)。
–出席を忘れてた?
長谷川 出席できず単位を取れなかったんで単位取りに行ってました。
–リングに上がったらものすごくテクニシャンのイメージがありますか学校の勉強の方はいかがですか?
長谷川 聞かんとってください(笑)。悲しくなるんで。
–友達の塚本選手がお前はこうした方がいいよとかアドバイスをくれたりします?
長谷川 まずは起きろよって事と時間を守れと言われます(笑)。
–卒業したらその辺はどうなります?
長谷川 高校卒業したら社会人なんで時間は守ります。
–社会人としてはキックボクサーの他に何かやりたいことってありますか?
長谷川 結構パチンコとかスロットのYouTube見るのが好きなので、それをやっていきたいです。
–そっちはそっちで身を立てたい感じですか?
長谷川 立てれるんだったらそっちも頑張りたいです。
–かなり自分で腕はいい方だと?
長谷川 まだやったことないのでわからないです(笑)。
–サンチャイ戦に期待してるファンの方に対して、今回のvsタイ人の試合で自分のどんなところを見てほしいですか?
長谷川 自分は軽量級の中でもKO率が高い方だと思うので、倒せるところを見せます。
–フェイントの掛け合いとかもすごく楽しみな部分ではあると思うんですけど。
長谷川 タイ人選手は反応がとにかくいいのでいっぱいかかってくれると思います。
–フェイントの掛け合いでも負けない自信がある?
長谷川 はい、頑張ります。
–最後に長谷川選手の復帰を待ち侘びていたファンの皆様に熱いメッセージをお願いします。
長谷川 いつも応援してくださるファンの皆様、今回は復帰戦で絶対に倒しに行ってKOするので楽しみにしていてください。
麗也『僕の覚悟とか今回の一戦に向けてやってきたこと、気持ちや覚悟をとにかく見てもらいたい』
–試合が近づいてきましたが気持ちはどうですか?
麗也 RISEに出たかったのでめちゃめちゃモチベーション高くできてます。
–久しぶりのRISEルールになりますけどその辺は大丈夫ですか?
麗也 そこはしっかり準備してます。去年のNO KICK NO LIFEのトーナメントが終わって、ジムの移籍とかあった期間に、ずっとRISEに出たいと思っていたのでそのための準備はその頃からしてきました。実際試合が決まる時も研究したりして準備したので大丈夫なはずです(笑)。
–記者会見の時にも聞かれてましたが今回の対戦相手の末國選手が、以前麗也選手が一緒にやってた志朗選手と同じジムで練習してるということで、気持ち的には若干やりづらさもあるんじゃないかっていう意見もありますが実際は?
麗也 やっぱありますよ(笑)。やりづらさというかプレッシャーというか負けられないなっていう思いがあります。そういうのもあるけど、今回そこは気にせず末國選手って今RISEフライ級の3位の選手で、僕はRISEフライ級のタイトルを狙ってるのでシンプルにその一戦に集中できています。
–昔は麗也選手も新日本キックボクシング協会時代に10代で活躍されてましたけど、今逆に末國選手が10代で、いつの間にか麗也選手も30歳に王手をかける年代になってしまいましたけど、この辺はどうですか?
麗也 もう常々思ってます(笑)。僕がまだ若い時に年齢上の選手とやらせてもらった時とかはこういう気持ちだったんだろうなっていうのすごい感じます。年齢関係なく実力なのでそこは関係ないですけど、ただ試合とかってやっぱ自分の人生とか、その人の生き様の縮図だと思うので、だから伊達に年齢を重ねてきたわけじゃないっていうのを、末國選手に見せたいなと思います。
–麗也選手といえば以前はRISEのリングにも上がってた佐藤レイナさんとご結婚されて、今幸せな新婚生活を送ってると思いますけど。
麗也 はい。
–ちょっと声がちっちゃくなったような気がしますけど大丈夫ですか?
麗也 あははは(笑)。はい、大丈夫です(笑)。
–奥さんの方からは今回の試合はどんな風に言われてますか?
麗也 それこそ「お前もうこれ負けたら辞めろ」って言われてます。
–かなり厳しいですね
麗也 ほぼほぼ毎回それに近いくらいですけど、今回は特に階級を下げてフライ級に挑戦で、末國選手のことを見くびっているとかじゃないですけど、言うてもランキング3位なわけじゃないですか。まだ上がいるじゃないですか、チャンピオンがいてまだ1位2位もいる中で、ここを落としちゃうとまた遠回りになっちゃうから、冷静に考えて僕の年齢とか今まで怪我も何回も重ねてるし、そういうのも含めてそういう風にはっぱをかけられています。
–今階級下げてっていう話もありましたけど、減量食はレイナさんが作られてるんですか?
麗也 うちはご飯担当が僕なんで自分で作ってます(笑)。
–そういえば昔アルバイトで調理とかずっとやってて中華料理とかお手のものですよね?
麗也 そうです。なので作るのが一応特技…?見た目は悪いですけど味は美味しいんで、全然作るのが苦でもないし、特に減量の時は量とか食べたいものってその日によっても変わるので、やっぱ自分で作っちゃった方が楽なんですよね。
–ちなみにレイナさんは麗也選手が作った料理の中で何が一番美味しいって言ってますか?
麗也 ガパオです。和風ガパオですけど結構気に入ってもらって、あとはパッタイとか。麺はうどんとかにして作るんですけどタイ料理系のやつですね。
–麗也選手はタイで修行していた時もありますけど、やっぱりタイ料理は体の根本になってますか?
麗也 たまにあの味というか風味を味わいたくなります。
–所属のteam AKATSUKIは練習場所としてはどうですか?
麗也 練習場所としてすごくいい環境でできてますね。技術的にもそうですし気持ちとか体を強くするっていう意味でもすごい来てよかったなと思います。
–代表として指導者としての良太郎さんはどんなところに優れていますか?
麗也 選手それぞれの長所とか短所を見抜く力がすごいですね。その選手の長所短所に合わせて指導ができるのが一番です。トレーナーの人とかって良くも悪くもなんですけど、自分の型にはめちゃう方もいると思うんですけど、それで選手と合う合わないとか出てくると思うんですよ。そういう意味で良太郎さんは例えばその選手の打ち方があるとしたら、変に直そうとせずにその良さを生かしてより良いものにしていくみたいな、そういう指導をしてくれます。
–今team AKATSUKIは新たな所属選手も含めてかなりいろんな人が出稽古に来たりしてますよね。
麗也 いろいろキックもそうですしMMAの選手も来てくれて、そういう意味ですごい良い刺激にもなるし、それぞれの人で持ってる技術も違うので良い刺激と勉強になります。
–話を今回の末國戦に戻しますが、この一戦どんなところに注目してほしいですか?
麗也 注目してほしいところですか…何でしょうね?さっき言ったように、試合って技術とかじゃなくてその人の生き様とか人生の縮図だと思うので、とりあえず試合見てもらえれば僕の覚悟とか今回の一戦に向けてやってきたことが出るのでそこですかね。気持ち、覚悟をとにかく見てもらえれば。
–以前の話だと思いますけどレイナさんに「志朗くんってかっこいいんだよ、強いんだよ」ってことを何度も言ってたって話を奥さんのSNSで見ましたけど、その志朗選手が相手のセコンドに付くという部分は大丈夫ですか?
麗也 いや、ぶっちゃけ結構きついです(笑)。僕そういうのめちゃめちゃ気にするタイプなんで、当日どうなるか不安ではあります(笑)。リング上で多分中央来るじゃないですか、あの時が一番きついなって思うんですけど、さっき言ったように本当にそういうの気にせず今のところ試合に集中できてるので、多分大丈夫なんですけど、あんまりそういうのは思わないようにしてます(笑)。
–酷な質問ですみません。
麗也 そういうの乗り越えないとやっぱダメな問題で、本当にこのタイミングでこういう試合が組まれたのは縁だなと思いますよ。末國選手がBeWELLで練習しててそこで試合するっていうのが、自分が成長する上で大事な部分なので、ここは乗り越えたいです。
–最後に麗也選手のRISE登場を待ちわびていたファン、そしてRISEファンの方々に今回の試合に向けた熱いメッセージをお願いします。
麗也 いつも応援してくれている方々そして今回初めて見ていただく方々にも、僕は正直倒す技を持っているとかそういうタイプではないですけど、僕のこの試合の気持ちとか覚悟とか動きを見てもらえれば熱くなって感動する、人の心を動かす様な試合をしたいと思ってるので、注目して見てください。よろしくお願いします。
末國龍汰『正直スピードが全然違うので僕には(麗也の攻撃は)当たらないです。』
–関東での生活には慣れましたか?
末國 まだ電車を間違えることとかありますけどだいぶ慣れました。
–電車間違って逆方向に行ったりしてるんですか?
末國 僕がもともと住んでたところは乗り換えとかそんなになかったので、こっちに来て乗り換えがいっぱいあるんで田舎もんには結構きついです。
–まだ末國選手が何で上京してきたかとか知らないファンの方もいらっしゃると思うのでちょっと聞きたいんですが、まず名前を空龍から本名の末國龍汰に戻した理由って何かありましたか?
末國 練習環境も変わって全部一新してというか心機一転でっていう意味でリングネームも変えました。
–広島から関東に来て選手として活動したいと思い立った最大の要因は何だったんですか?
末國 もともと志朗さんのファイトスタイルに憧れがあって、それで練習環境を変えるって考えた時BeWELLキックボクシングジムに来ようと思いました。
–志朗選手のどんなところに憧れたんですか?
末國 テクニックですかね。勢いがすごい選手とかもいるんですけど、その中でテクニックで相手をリングに沈めるというか、そこに憧れて。
–じゃあ今の練習環境とか練習のスタイルもだいぶ変わりました?
末國 こっちに来てプロのトップの選手と一緒に練習することも増えて、トレーニング内容自体もトップクラスのトレーニングをさせてもらってるので、その成果が今度の試合で出てくるかなっていうのは思います。
–志朗選手や梅井選手の存在は一緒に練習してみてどうですか?
末國 練習で実際にマスとかやって全然届かないなっていうか攻撃も当たらないしっていうところで、すごい学びだらけですね。
–そういう練習を積み重ねることで末國選手自体の実力が知らず知らずのうちにアップしてるっていう自覚はありますか?
末國 最初こっちに来たばかりの時は攻撃も結構顎が上がるぐらいポンポンもらってたんですけど、今は被弾率、攻撃をもらう数とかが減ってきて、ミットも自分でもパワーが上がってる実感もありますし、ニックさんとかにもミットを受けててもらってて実際言われたりもしますし、そういう面ですごいレベルアップしてるなっていうのは実感します。
–ニックさんのウエイトトレーニングとかフィジカルトレーニングの指導を受けた部分では自分のフィジカルが上がってる実感はありますか?
末國 フィジカルももちろん上がってますし、さっきのパンチ力とかに関してはフィジカルだけじゃなくて、打ち方・当て方・当てるタイミングとかで変わってきています。
–今回対戦相手が麗也選手になりましたけど名前を聞いた時はどんな気持ちになりました?
末國 僕は実際お会いしたこともなかったですし練習が被ったこともなかったので、僕自身はそんなに意識はなかったですけど、ジムの古い会員さんとかは結構深く関わりがあるので、そういう面ではお互い熱い良い試合ができたらなっていうのは思います。
–逆に麗也選手を分析する上で志朗選手から何かアドバイスを受けることはありますか?
志朗 麗也選手がこのジムにいたのも結構前なので、そこから志朗さんたちと練習してた時より全然成長してると思いますし、癖とかはしっかり見つつ想像よりも強いというイメージをして練習してます。
–どんな一戦になると思いますか?
末國 正直スピードが全然多分違うと思うんで僕には当たらないと思います。
–末國選手の方がスピードがあるから麗也選手の攻撃は当たらないという解釈ですね。
末國 スピードとディフェンス力の強化もしっかりしてきたのでそこは自信があります。
–触らせない試合になるということですね。
末國 触らせずに自分の攻撃を当てていくっていうのが理想です。
–末國選手にとって今回の一戦はちょうど1年ぶりですよね?
末國 ちょうど1年です。
–この長い1年というブランクはどうですか?
末國 そこに関しては多少不安はありますけど、1ラウンド目は無理して行かずにしっかり試合勘を取り戻すというのを意識しながらやって、試合勘が戻ってきたなって自分で感じたらしっかり勝ちに徹して攻めていきます。
–今年9月には20歳になりますが今年はこの麗也戦を皮切りにどんな1年にしたいですか?
末國 ここまで連敗で負けちゃって落ちてるので、ここから這い上がってしっかりチャンピオンまで行きたいです。
–チャンピオンの背中は見えてきましたか?
末國 まだ最後負けて1回も試合してないですし、とりあえず今回しっかり勝ってからです。
–今のフライ級チャンピオンの数島大陸選手とは一度戦って勝っていますが(2022年1月)、その辺は自分にアドバンテージがあると捉えてますか?
末國 勝ったと言っても2年前ですし、数島選手もあの時より全然成長してるので、そこはアドバンテージとかは思ってないです。
–最後に末國選手の復帰を待ち侘びてていたファンの方々、そしてRISEファンの方々に熱いメッセージをお願いします。
末國 今回ちょうど1年ぶりの試合なんですけど、この1年間を埋めれるような、新たにファンになってもらえるような熱い試合をするので、応援よろしくお願いします。
百花『小林選手とは噛み合うのですごい面白い試合になる』
–半年ぶりの試合になりました。
百花 結構空きました。
–6ヶ月もインターバルを空けたのは何か理由があったんですか?
百花 最強になるための準備期間として準備をしていました。
–今の公開練習はオープンフィンガーでMMAスタイルの公開練習でしたけど、それは今後に向けて示唆めいたものが何かあるんですか?
百花 全然そういうのはないですけど、やっぱフィジカルとか体幹トレーニングとか大事だと思うのでそういうのも取り入れていきました。
–半年前と比べて体幹の方はかなりアップしている自負はある?
百花 パワーはかなり上がっています。
–半年間溜めた思いを今回の小林穂夏戦にぶつけますか?
百花 思いっきり爆発させます。
–9歳年下の小林選手はどんな印象ですか?
百花 私も結構長いので、対戦相手が基本みんな若い選手ばかりなのでそんな若いからとか別にそういうのは何もないです。若い子が上がってきたなっていう感じです。
–百花選手は身長150cmで、小林選手は145cmと百花選手より5cm低いです。今まで百花選手は背が高い人とやる機会が多かったですが、背が低い相手とやるのはいつ以来ですか?
百花 多分紅絹さん(2020年11月)が最後ぐらいです。
–やりやすいですか?
百花 大きい人はちょっとやりにくいですけど、ちっちゃい選手に関してはやりにくいとか一切ないです。
–最近の小林選手の試合ぶりはどう見てますか?
百花 オープンフィンガーの時は思うようにいかなかったのかなって感じで、グローブの時はボクシング経験者っていうのもあってパンチも上手いし思ってたより蹴りも蹴ってるので上手な選手だなという印象です。
–その小林選手と自分が対峙したらどんな試合になると予想しますか?
百花 多分みんなも思ってる通り噛み合うのですごい面白い試合になるんじゃないかなって思います。
–すでに対策はバッチリですか?
百花 もうずっとしてるので。魁塾のメンバーがパーソナルでやってくれてるのでバッチリです。
–小林選手をKOする場面もイメージできてる?
百花 もう何通りも作ってるので楽しみにしててください。
–2024年の百花選手は去年までと一味も二味も違う感じですか?
百花 去年は試合数が少なかったんですけど勝ちで終われたので、今年はさらに勝ちを積み上げて。先に聖愛にRISE QUEENを取られたので、私もしっかりRISE QUEEN目指します。
–今も話に出ましたけど魁塾の後輩である聖愛選手がRISE QUEENになりました。昨年12月にはテッサ・デ・コムとの王者対決も制してものすごく活躍してますけど、やはり先輩として大きな刺激になっていますか?
百花 もちろんです。先に取られて悔しいって気持ちもあるんですけど、自分が引っ張っていくとか最近言い出したので負けてられないです(笑)。
–従兄弟の政所仁選手も活躍していますがこちらはどうですか?
百花 ここのジムの練習してる限りは全然かっこよくもないしいつもふざけてるんですけど、試合になったらかっこいいし練習もしっかりやってるのでそれも刺激になります。
–周りからの刺激が今はものすごく大きい感じですね。
百花 練習も濃い練習ができてるのでいい環境です。
–今回の小林戦をきっかけに2024年はどんな1年にしますか?
百花 今の目標がRISE QUEENなのでしっかり一つ一つ試合を勝って、普通に勝つんじゃなくて皆さんに百花選手って面白いなと思ってもらえるような試合をして、しっかりベルトに近づきたいです。
–今まで百花選手を応援してきたファンは今回の試合でどんなところに一目したらよろしいですか?
百花 今まではパンチのイメージだと思うんですけど、いろいろ練習してるので「こんな攻撃もできるんだな」っていうのを見て下さい。
–最後に百花選手のファン、RISEファンの皆様に熱いメッセージをお願いします。
百花 試合間隔が空いてしまったんですけど、SNSなどで私の試合を見たいって言ってくれてる方もいて一生懸命練習してきたので、次の試合はしっかり勝って皆さんに笑顔を見せれるように頑張ります。応援よろしくお願いします。小林選手は(平岡)琴さんの時もババアとか言ってたんですけど、ババアの意地を見せるのでかかってきてください。
小林穂夏『百花選手とはいつかやりたかったのでこんなに早くチャンスを頂けると思わなかった』
–昨年11月の平岡琴戦でOFGマッチをやって以来の一戦となります。結果はちょっと残念な結果に終わりましたけど平岡戦で得たものは?
小林 負ける怖さを知りました。負けるのが怖いって思ってなくて、負けるとも思ってなかったんですけど。
–実際にやってよかったと思いますか?
小林 やってよかったです。負けて一から気持ちを作れたので出て良かったです。
–一から気持ち作ることができたっていう話がありましたけど、そこに至るまではやっぱり時間がかかりました?
小林 めちゃめちゃかかりました。まずFIGHT CLUBのオファーを頂いた時に「オープンフィンガーかぁ」とか「ランキング2位の選手かぁ」とか、最初からビビってしまった部分があったので、そこはうーんって感じでした。
–もうすでに気持ちの整理はついてますか。
小林 そこはもう大丈夫です。
–所属してるNEXT LEVEL渋谷は女子の選手が多いですが、周りの選手からアドバイスや温かい励ましとかありました?
小林 いっぱいありました。オープンフィンガーのオファー頂いたのが1ヶ月ちょっと前ぐらいで、準備する時間も短い中で「あの舞台でよく頑張った」と言っていただきました。
–OFGをやろうとしてる小林愛三選手は何か言ってました?
小林 愛三さんもやっぱり同じことで、愛三さんも今練習してるので「1ヶ月でこれを作るのはすごいよー」って言ってくださってます。
–実際にやってみたら通常のボクシンググローブとOFGは全然違いますか。
小林 全然違いました。拳も痛くなるし、打ち方間違えると親指痛かったり全然違いました。
–今回はアトム級の百花選手との一戦になりましたが、このランキング戦はどういう風に自分では位置づけてますか?
小林 自分今6戦目で前回も負けちゃってるのでランカーの人と出来ると思ってなかったので、毎回RISEさんからの試練だなと思いながら、今回は試練を乗り越えようって気持ちです(笑)。
–前回の平岡琴戦から「小林穂夏試練の何番勝負」って路線がスタートしたってことですかね。
小林 自分的にデビュー戦からほぼ無敗の辻井和花選手でいきなりそこ?!って最初も思ったし、2戦目も西原朱花さんでずっと無敗って言われてたので「まじか〜」って。毎回毎回試練です(笑)。
–デビュー戦からずっと試練が続いてるわけですね。
小林 本当に「今回はイージーだよ」とか「今回は格下だから自分のやりたいことやろうよ」みたいな試合がなかったので、試合に向けて必死に必死にって感じです。
–でもそれはRISEが小林選手に期待してる裏返しでもあると受け止められますけどね。
小林 そうですね、ここを乗り越えて強くなってねって言われてるのかなって。
–百花選手はキックボクサーとしてどんな評価をしてますか?
小林 百花選手は自分が高校生の時から紅絹さんと戦ってたり、自分がアマチュアの時からGIRLS POWERに出てる選手で、ずっといるベテラン選手でもう突進突進みたいな感じで、いつかやりたいなと思ってたのでこんなに早くチャンスを頂けると思わなかったです。
–すでに分析は終わってますか?
小林 分析は完璧です。ばっちりです。もうこれ入れてこれ入れてパーン!
–何ラウンドぐらいに期待したらよろしいですか?
小林 うまくいけば2ラウンド目で今やってる大技出そうかなぐらいです。
–大技も狙ってるんですね。
小林 大技練習してますね。
–ここで勝って年内にでもチャンピオンの宮﨑小雪選手を見据えたいって気持ちもありそうですね。
小林 年内…もうちょっと試練をいただきたいところではあります(笑)。
–数戦は必要ですね。
小林 確実に勝てるって自分で思った時がいいので、まだまだ試練をたくさんください。
–今小林選手は大学生ですよね?
小林 3月25日に卒業式で、昨日卒業は確定しました。
–おめでとうございます。
小林 ありがとうございます(笑)。
–4月から肩書きはキックボクサーになるんですか?
小林 4月からはキックボクサーですね。やりたいことがあるのでバイトはしながらになるんですけど。
–やりたいこととは何ですか?
小林 自分料理がめっちゃ苦手なので調理師の免許が欲しくて、ちょっと給食のおばちゃんのバイトをしながら。
–もう決まってるんですね。
小林 料理できたほうがいいかなって。
–調理師の免許も取るんですか?
小林 取りたいです。何か意味があるとかではないんですけど、料理できる方がキック終わった時結婚できるかなって(笑)。本当にできないので料理できるようになりたいです。
–今どんなレベルですか?
小林 卵焼きギリギリぐらいですね(笑)。
–卵焼きギリギリ?まあまあのレベルですね(笑)。
小林 この間グラタン作ったら硬いって言われちゃいました。
–硬い?グラタンに硬いとかあるんですね。
小林 やばいですよね(笑)。
–3月のRISE ELDPRADOのオープニングマッチに出るTAKU選手と大学は同期なんですか?
小林 そうなんです!「RISE’s PRIZE」の時にTAKU選手から声かけていただいて、同じ大学同じ学部でした。
–同じ授業を受けたとかそういったことはないんですか?
小林 自分の同じ授業の子がTAKU選手と一緒で「RISE出てる子いるよ」みたいな話は聞いてたんですけど、自分が授業に全然出てなかったので(笑)、会ったことは多分ないです。
–世間は狭いですね。
小林 びっくりしました。言われて「えっ!?」みたいな(笑)。
–最後にファンの皆様に向けて熱いメッセージをお願いします。
小林 いつも応援してくださる皆様ありがとうございます。自分はまだまだ未熟なところがたくさんあるんですけど、前回は気持ちが折れてしまってなかなか面白い試合を見せれなかったので、今回は気持ちと心技体全部ぶつけて面白い試合、勝つ試合をしますので、これからも応援よろしくお願いします。
対戦カード
第13試合 メインイベント 52kg契約 3分3R(延長1R)
数島大陸[りく](及川道場/RISEフライ級(51.5kg)王者)
クンスック・ペッティンディーアカデミー(タイ/ペッティンディーアカデミー/True4Uスーパーフライ級3位)
第12試合 セミファイナル フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
梅井泰成(Mouton/2位、元王者)
安本晴翔[はると](橋本道場/4位、WPMF世界・WBCムエタイ日本フェザー級王者、元KNOCK OUT-REDフェザー級王者、元INNOVATIONスーパーバンタム級王者、元REBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王者)
第11試合 スーパーフライ級(53kg) 3分3R(延長1R)
長谷川海翔(誠剛館/3位、DEEP☆KICK -53kg王者)
サンチャイ・TEPPEN GYM(タイ/TEAM TEPPEN/元ラジャダムナン認定ミニマム級王者)
第10試合 フライ級(51.5kg) 3分3R(延長1R)
塚本望夢[もうむ](team Bonds/2位、元DEEP☆KICK -51kg王者)
JIN(楠誠会館/MA日本&ジャパンカップキックボクシング・バンタム級王者)
第9試合 フライ級(51.5kg) 3分3R(延長1R)
末國龍汰[すえくに りゅうた](フリー/3位)※空龍(くうりゅう)改め。空修会館から所属変更
麗也(team AKATSUKI/元ISKAインターコンチネンタル&新日本フライ級王者)※治政館から所属変更
第8試合 ライト級(63kg) 3分3R(延長1R)
伊藤澄哉(戦ジム/2位)
足利也真登[やまと](Fight Club Rush./DEEP☆KICK -63kg王者、元S-1ミドル級王者)
第7試合 スーパーライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
麻火佑太郎(PHOENIX/3位)
野村太一(K’Bスポーツジム)
第6試合 女子アトム級(46kg) 3分3R(延長1R)
百花(魁塾/3位)
小林穂夏(NEXT LEVEL渋谷)
第5試合 バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
伊東龍也(HAYATO GYM/13位、Stand up King of Rookie 2022 -55kg優勝)
松永 隆(新宿レフティージム)
第4試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R
翔磨(TEAM-ANOTHER/DEEP☆KICK -55kg王者、HOOST CUP日本バンタム級王者)※多田ジムより所属変更
竹内賢一(Ten Clover Gym/S-BATTLE KICKフェザー級王者、元Bigbangフェザー級王者)
第3試合 ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
野口紘志(橋本プレボ/7位、Stand up King of Rookie 2023 -67.5kg優勝)
中村 龍(フリー)
第2試合 フライ級(51.5kg) 3分3R
ブラックシーサー颯太朗(TEAM TEPPEN/6位)
弾丸風太(TEAM KAZE)
第1試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R
指田 烈(TEAM TEPPEN)
野村勇人(GONG-GYM坂戸)
概要
大会名 RISE 176(ライズ ハンドレッドセブンティシックス)
日時 2024年2月23日(金/祝)開場・17:00 開始・17:15
会場 後楽園ホール
中継 ABEMA
チケット料金 SRS席 15,000円(完売) RS席 10,000円(完売) S席 6,000円 A席4,000円(完売) 小中高生シート 2,000円(当日販売のみ) ※当日は500円プラス ※未就学児は保護者膝上に限り無料
チケット販売 イープラス チケットぴあ 出場選手・所属ジム
お問い合わせ RISEクリエーション 03-5980-7409 https://www.rise-rc.com/