RISE 12.16 両国国技館:白鳥大珠「GLORYでランクインしているザカリアを倒せば色々見えてくる」。TEPPEN移籍初戦の勝次「デビュー戦の気持ちで取り組めています」。那須川龍心談話も
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
大阪梅田中津 キックボクシング ジョウジム
キックボクシングで楽しく運動!燃焼!ストレス発散!初心者でも経験者でもしっかり指導。見学・体験大歓迎!
RISE WORLD SERIES 2023 Final Round(12月16日(土)両国国技館)に出場する選手のインタビュー(公開練習でのコメント)がRISEクリエーションから届いた。
今回の記事ではTEAM TEPPENに所属する白鳥大珠、勝次、那須川龍心のコメントをお届けする。
第13試合 RISE×GLORY スーパーライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
白鳥大珠(TEAM TEPPEN/1位、元RISEライト級王者、RISE -61kgトーナメント2019優勝、RIZIN KICK -61kgトーナメント2021優勝)
ザカリア・ゾウガリー(モロッコ/アウデ・ウェステンジム/GLORYフェザー級(65kg)5位、S-cup -65kg世界トーナメント2016優勝)
白鳥は昨年6月のTHE MATCHでK-1のゴンナパーにKO負けしたものの、以降は3連勝し、今年3月のRISEではK-1の佐々木大蔵に完勝した。6月のパリでのアレクシス・ソートロン戦では、2R終盤にKOされたが、ラウンド終了後だったと判明し、ノーコンテストに裁定が変わっていた。
ゾウガリーは41戦33勝(16KO)5敗1分の27歳。16年のシュートボクシングS-cupで優勝し、今回5年ぶりに来日する。
第3試合 スーパーフェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
常陸飛雄馬(TARGET SHIBUYA/3位)
勝次(TEAM TEPPEN/WKBA世界スーパーライト級王者、元新日本ライト級王者)※藤本ジムから所属変更
YA-MANの後輩・常陸はテコンドーをベースとし学生キックで2度王座を獲得。昨年9月のSBでは笠原友希をKO。今年1月にはチャンヒョンのRISEスーパーフェザー級王座に挑戦し延長判定負けし、連続負けなしが9でストップした。8月の大田大会では大雅に延長判定負けした。
勝次は5月のINNOVATION豊洲大会で浅川大立に判定勝ちし、7月のNO KICK NO LIFEでは大月晴明に5R TKO勝ち。10月の新日本キックで岩橋伸太郎に判定勝ちし、この試合をもってデビュー時から20年在籍した新日本キックと藤本ジムを離れ、TEPPENに移籍し、RISEに初参戦する。
第1試合 フライ級(51.5kg) 3分3R(延長1R)
那須川龍心(TEAM TEPPEN/4位)
龍太郎(VALIENTE/元NKBバンタム級3位)※真門ジムから所属変更
那須川天心の弟・龍心は17歳。昨年4月に高校進学と共にプロデビューし8戦6勝(1KO)2敗。2月に塚本望夢に判定負けしたが、6月に相沢晟に、8月にJINに判定勝ちしている。
龍太郎はRISE初参戦。真門ジム時代にNKBのランキングに入っていたこともある選手で戦績13戦4勝7敗2分。
白鳥大珠『今回はもうシンプルに強くなった俺を見てくれと もうそれだけです』
–ラーメンを食べたい白鳥選手よろしくお願いします。
白鳥 (笑)。今ラーメン、カレーめちゃくちゃ食べたいです。
–それだけ今減量末期に入ってるって事ですね。
白鳥 減量入ってるけど65kgに上げてから61kgとかに落としたぐらいのキツさはないですけど、やっぱりどうしても食事制限はしてますし、みんな一緒ですけど自分の好きなものは食べてない我慢してる期間なんで、この1週間切ってあたりから頭の中でいろんな食事が思い浮かびますよね。
–試合が終わった後のクリスマスはもう食べたいもの三昧になりますか?
白鳥 勝って今年を締めくくりたいので終わったら年内は好き勝手やろうかな。
–公開練習を見る限りすごく調子は良さそうですね。
白鳥 調子良さそうですかね?動き自体は良くて先週土曜日でハードな練習は終えたんですけど、今日公開練習がこの時間からで、そのちょい前に来てアップも何もしないで動いたので。
–GLORYとの対抗戦がもう直前に控えてますけど、現状でのザカリアは自分の中のイメージとしてどう捉えてますか?
白鳥 別に試合決まった時と今でそんなに印象として変わってなくて、自分の弱点とかをなくしていくというか相手どうこうというよりは自分自身だなと。いつもそうなんですけど、今ここまでやってきて自信はだいぶあるので。ここ2年ぐらいKO勝ちがなくてKO勝ちの仕方を忘れちゃってるぐらい空いちゃったので、今回はいけるんじゃないかな。
–その予言が当たるといいですね。
白鳥 どの試合でも倒したいなと思うんですけど、人を倒しきるって難しいですね。やってきたことは絶対間違いないので、それを信じてやれば結果はついてくると思います。
–同日に両国でやる同じスーパーライト級の世界タイトルマッチはどう見ますか?
白鳥 同じ階級で僕もそこを目指してるんで、どっちが勝っても別にそれはどうでもいいんですけど、そのレベルに早く自分も追いつかないといけないですね。今名前を出すと65kgで日本人でそこに絡んでるのが原口君ぐらいなので、自分がそこ行かないとダメだと思ってるんで。だから今回の相手って日本でも馴染みがあって格闘技ファンは強いってみんなわかってるので、倒せたらはっきりと分かりやすい試合なのかなと思ってるんで。来年自分もRISEの65kgのトップ戦線に食い込んでいきたいです。なのでどっちが勝っても絶対上でやっていくにはやっぱりどっちとも当たるので、まずは自分がそこに行くことですね。
–去年の両国大会の時は「男も女もクリスマスを一緒に過ごそう」というようなメッセージがありましたが、今年は?
白鳥 今年クリスマスじゃないですからね。特に考えてなかったけどただ自分の中ではRISEに出ること自体も久々な感じなので、今年の3月のELDORADOぶりなので、去年はサプライズがあったりしたんですけど今回はもうシンプルに自分の強さを見せたいなっていうか見てほしいです。ファンが喜ぶようなことも常々考えているので、今回はもうシンプルに強くなった俺を見てくれと。もうそれだけです。
–言える範囲ではどういうところが特に強くなったと自分では思ってますか?
白鳥 もう試合は決まってたけど2ヶ月前ぐらいにタイガームエタイの方で3週間ぐらい練習行ったりしてて、前回の試合フランス人で外国人慣れというか、タイガームエタイの選手ってタイ人だけじゃなくてヨーロッパの選手とか海外の選手が集まってるジムで、実際にMMAの選手とのスパーリングがあったりとかボクシングスパーがあったりとか。向こうの海外の選手ってヘッドギアしてるしてないに関わらずもうガチで倒しに来るので。そういう階級差とかも関係なくやってて。海外選手慣れというか、65kg以上のフィジカルを実際に自分が練習で体感して、自分に足りない部分を試合前から準備が整ってたので、フィジカルだけではない部分でどう海外の選手に対応するかっていうのをすごい練習で積んできたので、それが試合で出せればなと。
–「2023年の締めくくり」という意味ではどういう試合にしたいですか?
白鳥 締めくくりとしてはもちろんはっきり分かりやすい勝ち方、それはもちろん倒すことなんですけど、今年を締めくくるって意味もそうですけど、やっぱりここを勝たないとちょっと来年の自分の中のプランというのが見えてこないので、今後の自分のためにも今回の1戦ってのはすごく重要な一戦になります。もしここで下手なことしてるようじゃ世界はまだまだだなとかそういう立ち位置になっちゃうので。
–フランスの大会が終わった後に自分の中で変わったことはありますか?
白鳥 フランスの大会の時に僕がすごい感じたのは外国人選手とフィジカルの差というか身体の強さをものすごく感じたんですけど、じゃあそのフィジカルをこの数ヶ月間でつけて何が変わるかってそんなに変わらないと思ってて。もちろん身体作りは大事ですけど、どうしても日本人と海外の選手の違いってのもあると思うし、そこだけじゃないなっていうのが自分の中で感じてて。もちろんフィジカル面もやってないことはないんですけど、それ以上に伸ばす部分や自分の弱点や直す部分を見つめ直してやってきました。この半年間ですけど自分の中で変わったんじゃないかって実感はあります。
–フィジカル面じゃない部分での補う面っていうのは例えばそれはテクニックだったりとか?
白鳥 テクニックはもちろんそうなんですけど試合の組み立てだったり、ただスピードがあればいいだけとかパワーが使えればいいとかそういう問題じゃなくて、一気にバーって倒しに行くのもそうなんですけどそれ以前の組み立て方だったり、自分の中で頭を使って練習できるようになったなと。以前までは試合直前とかでただただひたすら自分の気持ちを作るための追い込む練習だけとかが多かったんですけど、今回はそれだけじゃなくてしっかりと頭使ってそれ以外の部分を増やしてったっていう感じです。
–例えば駆け引きとかそういったことですか?
白鳥 駆け引きとかもそうですけど、僕あまり人の試合というか格闘技の試合は見ないんですよ普段。今回はちょっと色んな選手を、ムエタイ選手だったり日本人選手も含めてすごいたくさん試合を見て、格闘技っていうかキックボクシングに対しての研究をしてきたので、そこも今までとは違うかな。
–ザカリア選手ってGLORYのランキングに入ってるんでここで負けたらって先ほどおっしゃってましたけど、ここ自体が勝負かなと思うんですけど自分の意識の中では目指してるのはもっと上っていう感じですか?
白鳥 もちろん目指すところってのはもっと上です。それはそうですけど、相手もランキング入ってますし超強豪選手と思ってて。過去の試合も日本人の選手ほぼほぼ勝ってるので、ここは勝ったらおいしいと思ってますし、勝ったらまた自分の格闘技人生においての視野が広がっていくなって思いがあるんで。ここで止まってたらもう結局そこまでなんだなってなってしまう。今RISEの65kgが空位だけど、僕はそこを目指してるわけじゃないんで。その先もっと先を僕は見てるんで、絶対にもう落とせないです。
–RISEで海外の強豪を迎え討って結果を出すのはもちろんなんですけど乗り込むっていう意識もあるんですか?
白鳥 もちろんありますね。それもあるからこそ今回は落とせない。ザカリアってランキング入ってて向こうでも試合してて名前もある選手なんで、それを倒したってなるとGLORY側も使いたいなって思ってくれるので、だから本当にこの1戦だけを今はもう見てて、これをクリアできればいろいろ見えてくるんじゃないかな。
–海人選手がベスタティ選手に判定負けした試合もあって、戦い方をGLORY用に変えていくことも一方で必要だと思うんですけどそこら辺の考え方っていうのはどうですか?
白鳥 GLORY用にというか正直そこまで考えてないです今。本当今目先のことだけしか見てなくて、それ以降の話は特にないです。
–ここで勝ってからってことなんですね。
白鳥 勝ってからですね。
–最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。
白鳥 12月16日は僕自身日本での久しぶりの試合になるので、本当に強くなった姿をシンプルにそこを見てほしいなと思ってるのでぜひ期待して見ててください。応援よろしくお願いします
勝次『常陸選手はパンチのタイプですけど僕もパンチは得意ですしカウンターも得意ですし打ち合いも得意なので、普通に戦ったらいけるとは思います。』
–いよいよ初めてのRISEでの試合が近づいてきましたが心境的にはいかがですか?
勝次 キャリアは長いですけど新しい舞台でデビュー戦の気持ちで新しく作り直してます。
–先ほどミットを持ってくれた那須川会長からは食事のことをちょっと突っ込まれてましたが今ちょうどお腹空いてるような時ですか?
勝次 普段は3kgとか平気で食べちゃうんですけど今減量中なので1kgぐらいに抑えて(笑)。減量いつも締めに計量の前の日には生肉を食べに行くんですけど、それも恒例にしてるんで今回も生肉食べに行こうと思います。
–生肉何キロぐらい食べるんです?
勝次 計量の前の日は一人前だけです(笑)。
–それが勝負飯ってことですね。
勝次 もう10年以上続けてます。
–今回初めてのRISEということでルールへの対応って部分ではバッチリですか?
勝次 ばっちりというか肘有りと肘無しでは全然やってることが違うんで、距離の駆け引きだったりその辺はやっていきながら失敗しないようにだけ気をつけて。甘くは見てないです。
–もう既に対策は万全だと思いますけど対戦相手の常陸選手については現状ではどう考えてますか?
勝次 RISE60kg級のタイトルマッチ戦線でチャンピオンのチャンヒョン・リー選手と大雅選手と常陸選手、この3人は誰がチャンピオンになってもおかしくないっていう状況で常陸選手も強い選手です。
–その常陸選手をどう攻略するか少しヒントを教えてもらえますか?
勝次 常陸選手はパンチタイプですけど僕もパンチが得意ですしカウンターも得意ですし打ち合いも得意なので、普通に戦ったらいけるとは思ってます。
–そうしたら今回常陸選手を下して1月にチャンヒョンvs大雅のタイトルマッチの勝者を来年はターゲットに狙っていくという形になりますか?
勝次 やるからにはベルトを狙いたいので、今回勝ったらですけど、勝つまでは何も言わないけど、勝てたら考えます。
–勝次選手はキックボクシング界でも本当に一番長い歴史を誇っていた目黒ジムに所属後、TEPPENジムに移籍して練習方法とかでちょっと違いはあるんですか?
勝次 「RISEで勝っていくための練習」が今出来ていて、そういう練習は今までやったことなかったんでもうほとんど新しいやり方でまるっきり変わったというか、やり方も考え方も全然違うスタイルで今出来てます。
–勝次選手はやっぱりKNOCK OUTでの活躍というのが今もすごく印象残ってるんですけど、当時は激闘マシーンみたいな感じでしたがその時からキャリアとか年齢を重ねてきて今はどう変わってきてると自分で思いますか?
勝次 KNOCK OUTトーナメントでガッチガチに打ち合って、1試合目の不可思選手と打ち合って2試合目の前口太尊選手と打ち合って、いける!と思って森井選手とやったらダメージがあったので、試合終わってから気づいたんですよ。ダメージ残ってたなって。それからは半年休んだんですけど、そこからはあまり頭にダメージ残しちゃダメだなっていう。格闘家ではあまりあっちゃいけないですけど防御も徹底しながら隙があったらガンガンいくっていうスタイルに変えて、むやみやたらにガンガン行くことはなくなったので自分の中では進化してるんじゃないかなとは思ってます。
–より最近はインサイドワークを使って、行くときは行くというスタイルにしたってことですか?
勝次 持ち味を残しながらさらに進化した姿を見せていかないといけないと思ってるんで、今回は今までの僕っていう感じじゃなくて「新生勝次」としてデビュー戦の気持ちでいろいろ練習とかにも取り組めています。
–ジムの舞台が変わったんですけど真空飛び膝蹴りはいかがでしょうか?
勝次 当たるっていう確信があれば飛んじゃいます。
–さらに研ぎ澄まされていますか?
勝次 それはもちろん。何回もこの膝を相手の顔面にぶち込んできたので、その感覚はまだあるんで行けそうだったら行きますけど無駄には飛ばないです。
–勝次選手は肘有りルールにすごいこだわりがある選手かと思ってたんですが、肘無しルールに舵を切った一番の理由って何なんでしょう?
勝次 一番強い団体というか若手もいっぱい揃ってるし。RISEが2003年に立ち上がって僕も2003年にデビューしてるので同じ20周年なんですよ。その中でずっと僕20年間肘有りで新日本でやってきたんですけど、時の流れに合わせて。RISEって昔からアマチュアに力入れて若手若手若手ってどんどんどんどん選手を育てていってるので、昔子供だった選手が今大人になってトップ選手になって活躍するし、まだまだ今も子供たちがいっぱい活躍してるしアマチュアでやってるし、それがどんどん上がっていくのがRISEっていう舞台なので、チャンピオンになったら一番強いって言われるような団体ってどこかって考えたらRISEだなと思って。そういう面もあってルールは変わりましたけどRISEにきました。
–そういう若い選手たちにまだまだ負けないぞという気持ちは強いですか?
勝次 年齢的には周りから見たら勝次はもう終わったなとかもうさすがに無理だろって思ってるとは思うんですよ、実際いつ辞めるのとか聞かれるし。それでもまだ自分の中では自信があるし、次の試合の結果次第ですけどまだまだいけると思ってるんで挑戦していきます。
–TEPPENジムで練習をするようになって自分の中でいい影響ってどういったことがありますか?
勝次 一緒に練習する環境、仲間というかチームで出来てるなってのがすごく大きくて、いろんな階級の選手だったりいろんなタイプの選手と手を合わせたり攻防も勉強になるし新しい技術ってのがすごい勉強になってます。
–逆に皆さんに与えてる影響ってありますか?
勝次 TEPPENに移籍してからまだ試合やってないし勝ってないんで何も言えないですけど、これからはこの歳でも勝っていけるんだぞ、頑張っていけるんだぞっていう姿を見せていきます。
–あとはご飯をたくさん食べるところですかね。
勝次 僕は10代の頃から東京で一人で上京して最初は飯も食えなくて毎日650円の定食屋さんで日々ガリガリになっていったんですけど、「北京」っていう焼肉屋さんがあって、そこのマスターから「スポーツマンは飯いっぱい食わないと強くならない」って言われてそれで衝撃を受けて。「飯食ったら強くなれるんだ」と思ってそこからいっぱい食べるようになって、毎日大食いしてたらもう胃袋が大きくなって今はもう3~4kg食えます。
–食べないと強くなれないぞって言われたんですか?
勝次 「北京」っていう焼肉屋さんのマスターから(笑)。いろんな野球選手だったりサッカー選手だったりを50~60年見てきてる飯屋のマスターなんでわかるらしいですね。だから怪我する選手ってのは少食、ガンガン続いて長いキャリアを持って活躍していく選手はやっぱり大食いだっていうのを聞いて「あ、大食いって良いんだ」と思って意識してます。
–それいつぐらいからですか?
勝次 20歳ぐらいです。16年くらい前から大食いは意識してます(笑)。
–先ほどちょっと話に出ましたが生肉を計量前に食べるんですか?
勝次 僕お腹強いんですよ。1回も当たったことがなくて冬だったら生牡蠣でも全然計量の前の日でも食えるし。タイで一回生肉食べて当たったことあるんですけどそれ以外日本では当たったことないので、自信があるというか生肉怖くないです。
–トライしなくてもいいじゃないですか(笑)。
勝次 元気になるっていう実感があるので、それをルーティンとしてずっとやってます。信頼できる店でしか食べないですけど。SNSでアップしたら怒られるから生肉は食べてるっていうのはSNSではしないです(笑)。
–今後のことなんですけど結果を出さないとちょっと何とも言えないと思いますが、やっぱりやるからにはチャンピオンにっという考えですか?
勝次 もちろん。今の若手にボッコボコにされたら考えますけど、やって勝っていったらやるからにはチャンピオン狙ってやっていきます。
–先ほどのお話だと3人がトップにいてその一角倒せば見えてくるって感じですか?
勝次 そのうちの3人がいつもベルトを順繰り回してるってちょっと面白くないので、もう1人か2人ぐらいは60kg戦線で強い選手が入ってもいいかなとは思ってるんで、その1人になります。
–60kgという階級に関してはいかがですか?
勝次 今までずっと17年間ぐらいライト級の61.23kgでやってきて、3~4年前からスーパーライト級でやってきたんですけど、僕は身体がちっちゃいのでまだ落とせるかなと思って、今回成長期以前もう10代ぶりに60kgに落として、それも挑戦ではあるので減量もしっかりやっていきます。
–そこまで落として動けますか?
勝次 やってみないとわからないですけど今のところ落ちてるんで不安はないです。
–最後にファンの皆様にメッセージをお願いします。
勝次 RISE60kg戦線をかき乱していこうと思ってます。12月16日は良い試合をして皆さんに名前を覚えてもらえるように頑張ります。
那須川龍心『スカッとKOして自分の進化した姿もそうですけど、来年に向けて良いスタートを切れるように今年を締めくくりたい』
–公開練習見る限りかなりハンドスピードが増したような気がしたんですけど自分としてはどうですか?
那須川 本当ここ最近パンチの威力やスピードも蹴りの方もそうですけど、全体的に威力とスピードがレベルアップしてきてるので、そこはだんだん実感できてる部分ですね。
–それはやっぱり日頃のフィジカルトレーニングの成果ですか?
那須川 フィジカルトレーニングもですけど、今年のトーナメントの前あたりぐらいから始めてるボクシングの方で成果が出てきてるっていうのはあります。
–今年4戦目になります。2023年まだ1試合残ってますが龍心選手にとってどんな1年でしたか?
那須川 今年の初めに大きなチャンスを1回逃して、そこから復帰戦やって8月のWORLD SERIESと、来年ステップアップするための土台を作る年なのかって自分の中で振り返った時に思って、だから次のランカーとかランク上の選手に勝つために今年はしっかり土台を作る年です。
–今回会場が両国国技館ですけど去年も両国大会に出ていて会場にはどんな印象を持ってますか?
那須川 思ったより狭いんだなと思いましたね。外がデカいのでめっちゃ広いんだろうなぁと思ったら、思ったより狭いっていうのが正直な印象です。
–控室周りも他の会場とはちょっと違いますよね。
那須川 みんな選手が一緒なんで。あとお風呂がめっちゃでかいですね。めちゃめちゃでかかったんで入ってみたいです。
–今回の試合について今もミットを持ってくれた那須川代表はどう言ってますか?
那須川 パンチ力が上がってるねと言われました。自分でもスパーリングやっていく中で実感してる部分なんで、今回はそこの成果が出るのかなと思います。
–対戦相手の龍太郎選手をパンチでKOをする感じになりますか?
那須川 パンチもそうですし蹴りでも何でもKOするものをずっと準備してきてるんで、KOになると思います。というかKOします。
–今年の初めに思い描いていた年末の自分と今の自分というのは比べてみてどうですか?
那須川 今年の初めに思ってたことはトーナメントがあったんで「これ優勝してチャンピオンになって来年世界と戦う」っていうのが自分の中の思い描いてるものだったんですけど、そんな甘くなかったなっていう現実を突きつけられたので、だから今の状態は理想とは程遠いですよね。
–最初に思い描いた自分に来年はもっと近づいていきたい?それとももう一気に世界まで行きたいですか?
那須川 行けるなら一気に行きたいですけど、やっぱり今51.5kgの階級が自分の中でですけどすごい盛り上がってるなと。51.5kgはRISEが一番だと思いますし、自分の中でもフライ級のプライドっていうものがあるので、RISEでフライ級のベルトを獲って日本で一番なので、そこを獲ってからっていうのはあります。
–51.5kgのトーナメントで戦った選手も含めてやっぱり動向って気になりますか?
那須川 意識しますね。トーナメント優勝した松本選手はタイトルマッチやってそれもすごい見てて悔しかったですし、やっぱ気になりますね。
–その中で今一番倒したい相手って誰ですか?
那須川 塚本望夢選手ですね。なんか負けたくないんですよね、あいつには(笑)。ベルト獲ってもそうですけどやり返したいという気持ちが率直な感想です。
–来年にもリベンジマッチを実現させたい感じですか?
那須川 来年できるならやりたいですし、そこに近づくためにも今回しっかりKOをしないといけないので、来年にはリベンジしたいです。
–スパーリング中にタックルを披露してましたがMMAへの転向への布石ですか?
那須川 いやいや(笑)。そういうわけじゃないですけどいきなりタックルって言われたんでやるしかないなって(笑)。
–MMAも見据えてるわけじゃないですよね?
那須川 どうですかね?やれって言われたら…。やれって言われたらですよ。やりたくないですけど。薄いグローブで殴るって怖いじゃないですか。でもやれって言われたらやります。
–それはやっぱりお兄さんが挑戦したから?
那須川 やっぱりそういう姿を見てきたんで、そこで「いや、やりません」なんて言えないじゃないですか。
–これは榊原代表が聞いたら本当にオファーが来るから気をつけた方がいいです(笑)。
那須川 そうですね、気をつけます(笑)。
–MMAの姿是非見たいですね。
那須川 本当ですか?
–ただ当然フライ級で結果を出してからって部分がご自身の中であると思うんですけど、今回の対戦相手より自分が勝ってる点はどこだと思いますか?
那須川 スピード、テクニックの部分はもちろん勝ってますし、向こうはパワーがあるとか言ってたんですけど、当たらなければ意味ないなと思うんで、当たんないですし逆に自分はスピードとテクニックがあるんで、あとパワーつけちゃえば相手がいない状態になっちゃうんで、今そこを磨いてる感じです。
–公開練習でどこまで出してもらったかわからなかったんですけど、やっぱりハンドスピードがアップしてるのとあとパワーを感じました。この辺は自分の中でかなりレベルが上がってきたなっていうがイメージありますか?
那須川 そこが一番自分の中で実感してる所っていうか、やっとやってきたものが身についてきたっていうのを感じてきて、でもそこで自分のパワーを過信して今回試合に臨んじゃうと結構空回りしちゃうとこもあるんで、そこは様子見ながら。しっかり打つところは打ってっていう感じです。
–そうなると例えば公開練習でパワーがあるところを見せずに隠しておいた方がいいんじゃないかと思ったんですけど、もっと他に隠してる部分があるって事なんでしょうか?
那須川 そういうわけじゃないですけど隠すっていうそこの考えがなかった(笑)。
–相手は「何やるんだろう」って絶対見ると思うんでそれで「俺もやろう」って考えると思うんですよ。期間が短いですがあまりヒント与えたくないのかなってちょっと思ったんですけど。
那須川 結局対策したところで僕も対策した頃より強くなってるので全然問題ないかな。それは今回の相手だからっていうのに限らず、誰が相手でもこんな1分半っていう短い中で対策できるもんならしてみろよって感じですね。何とも思ってないです。
–相手が実績というかキャリアがちょっとあるという点はどうですか?
那須川 そこに関しては全然問題はないです。
–それはやっぱりフライ級のこのレベルの高い中でやってる自負があるって事ですか?
那須川 それもありますし、自分の見てきてるところのレベルが違うんで。やってきてる人も環境もそうですし、TEPPENジムってすごいキャリアある選手とかいろんな選手がたくさんいるんで、そこでそういう選手に教えてもらってるんで特に問題はないです。
–そのTEPPENジムの中でご自身の今の役割ってどういった感じですか?1選手として関わってるんですか?それとも教えたりしてるんですか?
那須川 僕がTEPPENのプロ選手の一番下なんで、自分が活躍してれば上の選手も負けてられないと思うだろうし、だからケツを煽るというか一番下からちょっとずつ上がっていくみたいなのもありますし、聞かれれば自分も技術は教えてるんで、お互いにっていう感じですね。
–最後にファンの皆様にメッセージをお願いします。
那須川 12月16日はスカッとKOして自分の進化した姿もそうですけど、来年に向けてしっかり良いスタートを切れるように今年をしっかり締めくくりたいと思うんで、皆さん応援お願いします。
対戦カード
第16試合 メインイベント RISE WORLD SERIES 2023 -54kg Tournament 決勝 3分3R(最大延長2R)
クマンドーイ・ペッティンディーアカデミー(タイ/ペッティンディーアカデミー/ラジャダムナン&True4Uスーパーフライ級王者、オムノーイ認定フライ級王者、WBCムエタイ世界スーパーバンタム級王者)※初防衛戦
田丸 辰[とき](TRY HARD GYM/元RISEフライ級(51.5kg)&スーパーフライ級(53kg)王者)
第15試合 RISE世界スーパーライト級(65kg)タイトルマッチ 3分5R(無制限延長R)
ペットパノムルン・キャットムーカオ(タイ/王者、GLORY世界フェザー級(65kg)王者)
チャド・コリンズ(オーストラリア/ストライクフォース/挑戦者、RISEスーパーライト級2位、WMC&WBCムエタイ世界スーパーライト級王者)
第14試合 RISE×GLORY スーパーライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM/ISKA K-1ルール世界ライトウェルター級(65kg)王者、元RISEライト級(63kg)王者、RISE -63kgトーナメント2020優勝)
エイブラハム・ヴィダレス[Abraham Vidales](メキシコ/リヴィング・レガシー/GLORYフェザー級(65kg)1位)
第13試合 RISE×GLORY スーパーライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
白鳥大珠(TEAM TEPPEN/1位、元RISEライト級王者、RISE -61kgトーナメント2019優勝、RIZIN KICK -61kgトーナメント2021優勝)
ザカリア・ゾウガリー(モロッコ/アウデ・ウェステンジム/GLORYフェザー級(65kg)5位、S-cup -65kg世界トーナメント2016優勝)
第12試合 シュートボクシング提供試合 RISE×GLORY 72kg契約 3分3R(延長1R)
海人(TEAM F.O.D/RISEミドル級(70kg)王者、GLORYライト級(70kg)4位、シュートボクシング世界&KNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級(70kg)王者、元SB日本スーパーライト級(65kg)王者)
ジェームズ・コンデ[James Conde](フランス/SBCサルセル/ISKA欧州ライトミドル級(72.5kg)王者)
第11試合 RISE×GLORY ライト級(63kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
中村 寛(BK GYM/RISEライト級王者、元DEEP☆KICK -60kg級王者)
アフマド・アコーダッド[Ahmed Akoudad](モロッコ/ブルータルジム)
第10試合 RISE×GLORY ライトヘビー級(90kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
南原健太(極真会館/RISEライトヘビー級王者)
ビクター・デ・コニング[Victor De Koning](オランダ/キックボクシング・フェアレス)
第9試合 RISE×GLORY 女子54kg契約 3分3R(延長1R)
聖愛[せいな](魁塾/RISE QUEENバンタム級(55kg)王者、WMC女子日本スーパーフライ級王者)
テッサ・デ・コム(オランダ/ファイトチーム・フラールディンゲン/RISE QUEENフライ級(52kg)王者、Enfusion女子ストロー級(52kg)王者)
第8試合 RISE×GLORY ウェルター級(67.5kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
中野椋太(誠至会/RISEウェルター級王者、S1世界ウェルター級王者)
ペトル・モラリ[Petur Morari](モルドバ/キックボクシング・フェアレス/WKU世界-65kg級王者)
~風音(TEAM TEPPEN/RISE DEAD OR ALIVE 2021 -53kgトーナメント優勝)引退セレモニー~
第7試合 55.5kg契約 3分3R(延長1R)
志朗(BeWELLキックボクシングジム/RISE世界バンタム級(55kg)王者、元ISKAムエタイ世界同級王者、RISE -55kgトーナメント2020優勝)
ブンロン・ペッティンディーアカデミー[Boonlhong Petchyindee Academy](タイ/ペッティンディーアカデミー/元True4uスーパーバンタム級・バンタム級・スーパーフライ級王者)
第6試合 54kg契約 3分3R(延長1R)
大﨑一貴(OISHI GYM/RISEスーパーフライ級(53kg)王者、ISKAオリエンタルルール世界フライ級(53.5kg)王者、元WMC日本&LPNJ同級王者)
ジャルンスック・ブーンラナームエタイ[Jarernsuk Boonlannna Muaythai](タイ/ブーンラナームエタイジム/True4uバンタム級王者)
第5試合 女子アトム級(46kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
宮﨑小雪(日本/TRY HARD GYM/RISE QUEENアトム級王者)
モンクットペット[モンクッペット]・カオラックムエタイ[Mongkutpetch Khaolak Muaythai](タイ/カオラックムエタイジム/IFMA Youth World Muaythai 2023 45kg王者)
第4試合 54kg契約 3分3R(延長1R)
松下武蔵(GOD SIDE GYM/RISEバンタム級(55kg)10位)
池田幸司(ReBORN経堂/Krushバンタム級(53kg)王者)
第3試合 スーパーフェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
常陸飛雄馬(TARGET SHIBUYA/3位)
勝次(TEAM TEPPEN/WKBA世界スーパーライト級王者、元新日本ライト級王者)※藤本ジムから所属変更
第2試合 スーパーフェザー級(60kg) 3分3R延長1R
岩郷泰成(EX ARES/8位、AJKNスーパーフェザー級王者)
奥平将太(フリー/11位)
第1試合 フライ級(51.5kg) 3分3R(延長1R)
那須川龍心(TEAM TEPPEN/4位)
龍太郎(VALIENTE/元NKBバンタム級3位)※真門ジムから所属変更
オープニングファイト第3試合 スーパーフェザー級(60kg) 3分3R
山科直史(極真会館/12位)
近藤大晟[たいせい](及川道場/13位、Stand Up King of Rookie 2023 -60kg級優勝)
オープニングファイト第2試合 女子バンタム級(55kg) 3分3R
モンタナ・アーツ(オランダ/チーム・アーツ)
加藤乃々夏(全真会館)
オープニングファイト第1試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R
杉山豪基(TARGET SHIBUYA)
永松進之介(FJ KICK ASS)
概要
大会名 RUF presents RISE WORLD SERIES 2023 Final Round
日時 2023年12月16日(土)開場・12:00 オープニングファイト開始・12:30 本戦開始・13:30 終了・21:00(予定)
会場 両国国技館 https://ryogoku-kokugikan.jp/#access
中継 ABEMA
チケット料金 VIP席50,000円 SRS席 20,000円 RS席12,000円 マスS席9,000円(完売) マスA席7,000円 2階S席7,000円 2階A席5,000円 小中高生シート2,000円(当日販売のみ) ※当日は500円プラス ※未就学児は保護者膝上に限り無料
チケット販売 イープラス チケットぴあ 出場選手・所属ジム
お問い合わせ RISEクリエーション 03-5980-7409 https://www.rise-rc.com/