Krush 12.17 後楽園ホール:キック復帰&K-1グループ初参戦の町田光「プロレス・武術を加えた新しいスタイルを見せる」×デンサヤーム「居合いパンチの時は攻撃していいんですよね?」
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Krush.156(12月17日(日)後楽園ホール)で対戦する町田光とデンサヤーム・ウィラサクレックのインタビューがK-1 GROUPから届いた。
ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
町田 光(飯伏プロレス研究所/元WPMF世界&日本・INNOVATION・MA日本スーパーフェザー級王者、元REBELS -60kg級王者)※橋本道場から所属変更
デンサヤーム・ウィラサクレック[Dansiam](タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/M-1 JAPANスーパー・ウェルター級王者)
現体制のKNOCK OUTの前身であるREBELSの主力選手の一人だった町田は、36歳でK-1グループ初参戦を果たす。“居合いパンチ”を武器に59戦を戦い5本の王座を獲得し、19年7月にはRIZINにも参戦し大雅とも対戦したが判定負け。21年にキック引退を表明し、子供の時に憧れたプロレスのリングにも上がったが、今回Krushでキックに復帰する。
デンサヤームは21歳。3年前からK-1に上がり、試合ごとに階級を上げ、武居由樹、大沢文也、 鈴木勇人相手に3連敗してきたが、11月のKNOCK OUTでの不可思戦は、ベースとするムエタイに近いルールのため本領を発揮し判定勝ちしている。
町田もデンサヤームも今回はこれまでよりも上の階級のウェルター級(67.5kg)のため、動きの変化も気になるところだ。
町田光
―― この試合が発表された時は驚きました。キック復帰、そしてK-1 GROUP初参戦。どうしてこうなったんですか?
町田 以前、不本意ながらキックを離れることになって、出られる団体はもうないだろうなと思ってたんですよ。そこに、KNOCK OUTプロデューサー時代の宮田さんからオファーをいただいたんです。それも、DDTの大会に出た時に宮田さんがリングアナウンサーをしてくださった時に初めてお話しさせてもらって、そこで縁ができたんですが。
―― それはKNOCK OUTの大会へのオファーということだったんですね。
町田 はい。ただ、その時は何だかんだで実現しなかったんですが、オファーをいただいて「出ていいんだ」と思って。だから「本当にやる時は宮田さんのところで」と思っていて、またオファーをいただいたのでこうなった、という感じですね。
―― なるほど。キックボクシングの試合はいつ以来になりますか?
町田 2020年2月ですね。シュートボクシングの大会で、宮越慶二郎選手と戦ったのが最後です。だから4年近く経ってますね。
―― この期間、キックボクシングの練習はされていたんですか?
町田 正直、あんまりできてなかったですね。プロレスの練習がメインで、その合間に公園でシャドーとかをやる程度で。今はフルタイムで働きながら活動しているので、スパーリングとかもなかなかできてないです。ただ、今ある武術を教わっていて、1人でできるような鍛錬とかをやりながら、たまに対人で練習できる時に試すという感じです。
―― 対人で練習することもあるんですか。
町田 練習場所として行かせてもらっているジムで、相手がいればという感じです。だからミット打ちとかはほとんどやってないです。
―― ブランクがあって、今はその練習状況だと、不安はないですか?
町田 メチャメチャありますよね(笑)。こんなに試合が空いたこともないし、どこまで戦えるのか……。ただ、今教わっている武術を試したいという気持ちも強いんですよ。今までのスタイルを一回完全に捨てて学んでいる感じなので、それがどうなるかを僕も見てみたくて。
―― ではこの試合で見られるのは、その武術をベースにした新しいスタイルということですか?
町田 それが理想なんですが、自分がそれを体現できるか、まだ分からないので……(笑)。結局、今までと同じキックボクシングの戦い方になってしまうかもしれないですし。
―― その中で、誰もが見たいと思っているのが「居合いパンチ」だと思うんですが、そこは?
町田 それは間違いなく出します。どういうスタイルだろうと、それは僕の戦いには欠かせないものなので。
―― というところで、今回の相手デンサヤーム・ウィラサクレック選手についてはどういう印象ですか?
町田 11月の不可思戦(オープンフィンガーグローブのムエタイルール)を見たんですが、強いですよね。ムエタイでこそ強さを発揮する選手だと思いました。他のK-1の試合では、まだルールにアジャストできてなくて苦戦していた感じもあったんですけど、この間に進歩してる部分はあるんじゃないかなと思っていて、不可思戦の勝利で勢いに乗っている部分もあるでしょうし。まあ、過去は過去で別物だと思っています。
―― では、どういう試合をしてどう勝ちたいと思っていますか?
町田 理想としては、全ての感情を捨て去って戦いたいと思っています。今まで、無心になって戦えたことがあまりなくて、でも1Rだけそれができたのが、REBELSでのヤスユキ戦(2014年4月)だったんです。あの1Rだけ、何も考えずに体が勝手に動いていた感覚があって、あの感覚で戦えたら、ものすごい能力を発揮できる気がするんです。でもいつも自分の感情とか気持ちが邪魔してずっとできなかったので、今度はリングの上で全て捨て去って、何も考えないで戦ってみたいですね。
―― では、どう勝つかということはその場のなりゆきということですか?
町田 そうですね。離れたら相手の距離なので、自分の距離を作らないとなとは思っていますが。
―― もう一つ、ここ最近はプロレスをメインに活動していますよね。その影響はありますか?
町田 ありますね。プロレスに参戦して、プロレスラーたちの強さとか凄みを目の当たりにしてきて、それを経験した上でキックボクシングをやるというのは、自分の中で凄く幅が広がってるんじゃないかと思うので。だからそれも加えた上で新しいスタイルになれていたらいいなとは思うんですけど、僕自身、どうなるかはやってみないと分からないので。
―― では町田選手自身も、どうなるかが楽しみということですね。また、初めてK-1 GROUPに参戦するわけですが、K-1、Krushにはどういうイメージがありますか?
町田 首相撲とかキャッチが一切ないじゃないですか。だから、僕にはあまり向いてないんじゃないかなとは、ずっと思っていました。でも、今回やってみて、いけるなと思ったらトップ戦線の選手たちとはやってみたいですよね。今は正直、誰とやりたいとかこのルールにこだわっていこうとかはなくて、自分がやっている武術を体現したいという思いが一番強いです。
―― では今回は、とにかくやってみてから考えるという感じですか?
町田 そうですね。練習量は減ってるんですけど、まだまだ強くなれている自信はあります。それをリングで出したいですね。
―― では最後に、この試合に向けての“決意”を、改めて教えていただけますか?
町田 キックボクシングから離れて3年以上経ちますが、僕自身は進化し続けていると信じています。今までやってきた武術で体得したものを思いっきりぶつけていこうと思っていますので、ぜひそこを見てください。あと僕の居合いパンチがどういうものか、楽しみにしていただければと思います。
―― 分かりました。ありがとうございました!
デンサヤーム・ウィラサクレック
―― 8月、10月とK-1ルールから離れて連勝。再びK-1ルールで試合をするのはどういう気持ちですか?
デンサヤーム 8月はタイで、10月は日本で、オープンフィンガーグローブをつけての試合で勝つことができました。パンチも試せたので、K-1ルールで生きることもあると思います。
―― K-1ルールではここまで3連敗となっています。3試合してみての感想と、改善点は?
デンサヤーム 確かにK-1ではまだ勝てていないですが、まだ諦めたわけではないです。このルールの戦い方でも進化していると思うので、次の試合ではそれを見てもらえると思います。
―― その上で、今はどういう点を重視して練習していますか?
デンサヤーム K-1ルールの試合はムエタイと比べてかなりテンポが速いので、全ての技をスピードアップできるようにイメージして練習しています。
―― 今回の対戦相手、町田光選手の印象は?
デンサヤーム おじさんだなと思います(笑)。僕より15歳も年上ですからね。
―― 町田選手は「居合いパンチ」という得意技を持っています。その技についてどう思いますか?
デンサヤーム 何それ? 知らないです(笑)。(映像を見せられて)ふーん……よく分からないけど、この変な構えの時は待ってないといけないんですか? 攻撃していいんですよね? 自分から隙を作りにいってるみたいで、よく分からないですね。まあ僕に当たることはないと思います(笑)。
―― また、町田選手が最近、プロレスのリングにも上がっているのは知っていますか? そのことをどう思いますか?
デンサヤーム それは今聞いて知ったんですが……彼は今はプロレスラーなんですか? 所属ジムの名前も「プロレス」ってついてますね。プロレスラーなんだったら、プロレスだけやってればいいんじゃないですか? 僕らがやってることはプロレスの片手間にやれるようなことじゃないって、教えてやりますよ。
―― 町田選手に対して、どう戦ってどう勝ちたいですか?
デンサヤーム ムエタイの技術をベースに戦って、チャンスがあれば倒します。相手は2年以上試合をしないでプロレスばかりやっていたようなので、勝てると思います。
―― 今回勝てばK-1 GROUPでの初勝利ということになりますが、この先、Krush、K-1での目標はありますか?
デンサヤーム 目標も何も、会長から「この選手に勝てなかったらもうやめろ」って言われてます。まだまだやりたいから、まずはこの試合に勝たないと。その後のことは、試合後にゆっくり考えます。
―― 最後に、この試合に向けての“決意”を教えていただけますか?
デンサヤーム 先のことは分からないけど、今年最後の試合、しっかり勝ちますので応援よろしくお願いいたします。
対戦カード
スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
岩尾 力(POWER OF DREAM/元WINDY MUAYTHAIバンタム級王者)
内田 晶(チーム・タイガーホーク)
ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
大沢文也(ザウルスプロモーション/元Krushライト級王者)
大谷翔司(スクランブル渋谷/元INNOVATIONライト級王者)
ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
町田 光(飯伏プロレス研究所/元WPMF世界&日本・INNOVATION・MA日本スーパーフェザー級王者、元REBELS -60kg級王者)※橋本道場から所属変更
デンサヤーム・ウィラサクレック[Dansiam](タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/M-1 JAPANスーパー・ウェルター級王者)
バンタム級(53kg) 3分3R(延長1R)
白幡裕星(K-1ジム総本部チームペガサス/元KNOCK OUT-RED&ムエタイオープン・スーパーフライ級王者
小浦 翼(K-1 GYM横浜infinity/元ボクシングOPBF東洋太平洋ミニマム級王者・元日本同級1位)
ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
昇也(士魂村上塾/MA日本スーパーライト級王者、元Bigbang同級王者)
歩夢[あゆむ](ゴリラジム/KPKBライト級王者)
フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
竹内将生(エイワスポーツジム/元BOM・Bigbangフェザー級王者、元MA日本スーパーバンタム級王者、元WPMF日本&J-NETWORKバンタム級王者)
佑典(月心会チーム侍)
バンタム級(53kg) 3分3R(延長1R)
齊藤龍之介(ドージョー☆シャカリキ)
愛瑠斗[えると](健成會)
スーパー・ウェルター級(70kg) 3分3R(延長1R)
森田奈男樹(エイワスポーツジム/全日本フルコンタクト空手道連盟(JFKO)2017軽重量級(85kg)優勝)
アリヤン・モハマディ[Aryan Mohammadi](イラン/K-1ジム目黒TEAM TIGER)
スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
佐野天馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元Bigbangフェザー級王者)
齋藤紘也(ウィラサクレック・フェアテックス三ノ輪)
スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
倉田永輝(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
龍翔[りゅうしょう](WARRIOR OSAKA/JAPAN CUPスーパーバンタム級王者)
プレリミナリーファイト スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R
井上咲也(K-1ジム大宮チームレオン)
上垣内[うえがいと]一成(月心会ラスカルジム)
プレリミナリーファイト スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R
嶋 拓実(K-1 GYM横浜infinity)
龍生(ALONZA ABLAZE)
プレリミナリーファイト バンタム級(53kg) 3分3R
瀧山悠斗(ウィラサクレック・フェアテックス西川口)
遼/Ryo(JANJIRA GYM)※K-1 GYM HIKARIMACHI TEAM BEASTから所属変更
概要
大会名 Krush.156
日時 2023年12月17日(日) 開場・17:00 プレリミナリーファイト開始・未定 本戦開始・18:00
会場 後楽園ホール
中継 ABEMA(生放送)、U-NEXT(生放送|2,189円/月)
チケット料金 SRS席 20,000円 RS席 15,000円 S席 10,000円 A席 7,000円 ※当日券500円アップ ※小学生からチケットが必要
チケット販売 K-1.CLUB グッドルーザー 出場選手・所属ジム
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/krush/