BOM 11.26 横浜大さん橋ホール:朝陽・PKセンチャイムエタイジム「実力のある選手とタイのリングでやっていきたい」、柿沼慶「亡くなったパンペット選手との一戦を忘れないためにタトゥを入れた」
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BOM 45(11月26日(日)横浜大さん橋ホール)に出場する、朝陽・PKセンチャイムエタイジム[品川朝陽]、柿沼慶のインタビューがBOMプロモーションから届いた。
朝陽・PKセンチャイムエタイジム
第10試合 BOMフェザー級(57.15kg) 3分5R
朝陽・PKセンチャイムエタイジム(PKセンチャイムエタイジム/WBCムエタイ世界&ルンピニースタジアムジャパン認定スーパーバンタム級王者、ムエサイアム バンタム級王者)
ナリッ・ソーソンヌック(タイ)
――試合に向けて調整はいかがでしょうか?
朝陽「今回もいつも通りうまくいってます。パコーンさんにミットを持ってもらって7、8Rを毎日やっているので調子もいいです」
――前回10月のルックボール・LBムエタイ戦では1RKO決着でしたが、予想通りの展開でしたか?
朝陽「相手は今までにKO負けしたことがなく打たれ強いというので、倒すのに時間はかかると思っていたのですが、左ボディを打ったら露骨に嫌がっていたのでフェイントから左フックを出したら倒せたので良かったです。作戦としては、相手が左ミドルを蹴ってくると想定していて、それをカットしてパンチで入っていこうと思ってたんですけど、相手が蹴ってくる前に終わってしまったので作戦通りではないけど、いい勝ち方だったと思います」
――左フックは必殺技の1つですね。
朝陽「いつも通りの感覚で打っただけなんですけどね。赤穂亮さん(第32代OPBF東洋太平洋スーパーフライ級王者、第71代日本バンタム級王者)とパンチの練習をして、意識してないんですけど、パンチの技術も上がってきてるんじゃないかなと思います。ボクシングだけの技術だけじゃなく、ムエタイにしっかり使えるところを教えてもらっているので、そういうところではパンチ力が上がったのか、技術もちょっとずつレベルアップできてるかなと思います」
――前々回もKOタイムが短かったことで、応援してくれる方々が不満だったという話もありましたが、大丈夫でしたか(笑)。
朝陽「今回も『いや~早いよ!』とみんなに言われて、もうちょっと時間をかければ良かったのかなと。でも、こんなこと言えるのもちゃんと早く倒して勝ったからだと思うので、次も頑張ろうと思います」
――今回も短期決着を狙いますか?
朝陽「そうですね。これから12月のタイ、来年1月の堀口恭司さんの興行と結構連戦になるので、とりあえずここを落としてしまったら流れが悪いと思うので、短期決着は狙わないですけど、必ず倒して勝とうと思っています」
――今回の相手はオムノーイスタジアムフェザー級3位、マーデン8人トーナメント準優勝の実績があり、フィームー(テクニシャン)とのことですが、他に情報はありますか?
朝陽「今月5日に開催されたロッタンが所属しているジムの主催興行で試合で勝っていて、その映像を見てどういう選手か、直前の動きも見ることができました、首相撲でのこかしが上手く、組まれると厄介だなと感じたので、そこだけは警戒したいと思っています。ここ数戦でやってきたタイ人とは違うレベルの選手で、ここで勝てばタイの現地にもアピールできると思うので、来月の試合だったりも、ここはしっかり勝ちたいと思っています」
――どの技で倒したいですか?
朝陽「僕の得意技で倒したいなと思うので、左ボディか左フックですね。それがバレてきたらローでもストレートでもヒジでも倒せるように全ての技を練習しているので、準備は万全にしておきます」
――12月も試合があるということですが、来年はどういう1年にしたいですか?
朝陽「どういった相手が用意されるか分からないですけど、リュウ(=奥脇竜哉)君、(石井)一成君もタイで強いチャンピオンに負けてしまいましたが、やはりタイのリングで強い選手とやるのがカッコいいと思うので、僕も実力のある選手とタイのリングでやっていきたいですね。そしてラジャダムナンスタジアムのチャンピオンを目指していきたいので、それを目標に頑張ります」
――最後にファンにメッセージをお願いします。
朝陽「連戦の初戦で落とせない一戦なので、気合いも入ってます。必ず倒して他の試合に負けないような盛り上がる試合をするので応援よろしくお願いします」
柿沼 慶
第12試合 メインイベント [Road to Rajadamnern] IBFムエタイ世界スーパーミドル級王者決定戦(76.20kg) 3分5R
ソンカウ・チョー ハーパッヤ(タイ/ラジャダムナンスタジアムスーパーミドル級1位、IBF世界スーパーミドル級3位)
柿沼 慶(ポゴナクラブ/BOM&WMCインターコンチネンタル&WPMFインターナショナル スーパーウェルター級王者)
――試合に向けた練習ではどういうことを強化してきましたか。
柿沼「いつもと変わらず一撃のパンチ力です。あとは無理なく体重調整することです(笑)」
――前回7月のBOMでティムサン・バケシティブランド選手を1RKO勝ちした後のマイクアピールで「次はぜひタイトルマッチで引退試合をしたい」と言われてましたよね?
柿沼「僕はいつも試合をやりたくないんですよ(笑)」
――試合をやりたくない!?
柿沼「だって試合は毎回辛いじゃないですか」
――今まで26戦経験されてますが、なぜここまで続けられたのでしょう?
柿沼「いつも周りで応援してくれる友達やスポンサーさんがいたからですね。一人だったら多分、思い出としてプロデビューした時点で辞めていたと思います」
――それからももう辞めようと思った時期はありましたか?
柿沼「めちゃくちゃいっぱいありました(苦笑)。負けたから辞めようというのではなく、自分は普段デブで……減量が上手く行かずに負けることが多かったので、もう身体の限界かなと思うことは結構いっぱいありました」
――そういった中でも応援してくれる方の言葉だったりとかで続けてこられたわけですね。
柿沼「そうですね。あと、今所属しているポゴナクラブジムには、格闘技で世界チャンピオンになりたいというほんと軽い気持ちで入ったので、それを達成しないまま地元に帰るのはカッコ悪いというぐらいの理由ですかね」
――今回は2度目の世界タイトル挑戦になりました。
柿沼「そうですね。一度、2020年2月にIBF世界スーパーウェルター級タイトルに挑戦させてもらいましたが失敗しているので、次は何としてでもIBFタイトルは欲しいですね。前回は4RTKO負けと完敗しましたが、今はさらに強くなっています」
――今回の相手、ソンカウはラジャダムナンスタジアムスーパーミドル級1位、IBFムエタイ世界スーパーミドル級3位とトップ戦線で活躍しているそうですが、他にはどういった情報がありますか?
柿沼「1回引退してますが今は復帰してRWSに参戦中で400戦くらい試合経験があるそうです。普通に考えたら勝ち目ないですよね(苦笑)」
――試合映像を見て印象深い攻撃はありましたか?
柿沼「試合の映像がサウスポーの選手とやってる映像しかなく、だから参考にならないんですが、1R目で倒しにいきます」
――それはもう倒す感覚がご自身の中で掴めてる感覚があると?
柿沼「まあそうですね。僕はKOするのが得意なんで。あとはタイ人選手と5Rやっても逃げられて勝ち目ないですからね」
――前回は1R52秒でのKO勝ちでしたけど、さらに短いタイムを狙いますか?
柿沼「いや~でもあれ試合時間が短すぎて結構クレームが凄いんですよね(笑)。みんなから『なんでこんな高い金を払って50秒なんだよ!』と言われたので、2分ぐらい戦って分給4000円を稼ぐ気持ちで頑張ります(笑)」
――ここ数戦はタイ人との連戦ですが、タイ人とやることに慣れてきた部分はありますか?
柿沼「いや慣れないですね。僕はキャリアの後半はほぼ外国人としかやってないですけど、やっぱりみんなタイ人は強いし、上手いですよね」
――SNSを見ていると、柿沼選手は今まで対戦してきた相手に対して凄く敬意を表していますよね。
柿沼「そうですね。僕の想いが一方的ですけど、めちゃめちゃそうなります。昨年7月に対戦しているパンペット・パドゥンチャイウィタヤ選手(上写真右)は僕との試合12日後に試合をして相手のヒジ打ちを受けてダウンした際に後頭部を強打、脳内出血を起こして試合の数日後に亡くなりました。パンペット選手との一戦を忘れないためにも、自分の腕にパンペットの名前入りの僕と賭けたムエサイアムのベルトとグローブのタトゥーを入れました。僕はあの時強いタイ人と最後にやって引退しようと決めていたのですが、あいつの分まで頑張ろうと思って復帰することができたので僕的にはあいつは大親友ぐらいに思っています。あと、パンペットが亡くなったのは僕とダウンの応酬をしたダメージが原因であって、パンペットと最後に試合した選手のせいでパンペットが亡くなったのではないということをその選手に伝えたくて彼と今回試合をしたかったのですが、その選手は結構SNSで叩かれて引退したらしいので実現できませんでした」
――会場に来てくるファンにどういった試合を見せたいですか?
柿沼「今回は僕が圧勝して素直に喜んでもらいたいです。みんなは苦戦して逆転勝ちがいいと言うんですけど、辛い思いはしたくないです(笑)」
対戦カード
第18試合 [Road to Rajadamnern] BOM女子アトム級(46.26kg) 2分3R
伊藤紗弥(尚武会/BOM2階級王者、WMC&WPMF&IPCC世界王者)
ミンタ・ノー アヌワッジム(タイ/タイ東北地方48kg王者)
第17試合 IPCC日本女子スーパーバンタム級(55.35kg)王者決定戦 2分5R
JASMINE(ポゴナクラブ/WMC日本バンタム級王者)
七美(真樹ジム)
第16試合 IPCC日本女子ライトフライ級(48.50kg)王者決定戦 2分5R
紗耶香(格闘技スタジオBLOOM)
吉成乃亜(エイワスポーツジム)
第15試合 [Road to Rajadamnern] BOM女子ピン級(45.53kg) 2分3R
カナ・ウォーワンチャイ(ウォーワンチャイプロモーション/IMSAピン級王者)
MIREY(WSR三ノ輪/WMC日本ピン級王者、J-GIRLSピン級王者)
第14試合 BOM女子フェザー級(57.15kg)2分3R
SHIORIN♡(GRATINESS/WMC日本スーパーバンタム級王者)
浅井春香(Kick Box)
第13試合 ミネルヴァ推薦試合 46.0kg契約 キックルール 2分3R
aimi-(DANGER)
友菜(TEAM IMMORTAL)
第12試合 メインイベント [Road to Rajadamnern] IBFムエタイ世界スーパーミドル級王者決定戦(76.20kg) 3分5R
ソンカウ・チョー ハーパッヤ(タイ/ラジャダムナンスタジアムスーパーミドル級1位、IBF世界スーパーミドル級3位)
柿沼 慶(ポゴナクラブ/BOM&WMCインターコンチネンタル&WPMFインターナショナル スーパーウェルター級王者)
第11試合 BOMライト級(61.23kg)王者決定戦 3分5R
レンタ・ウォーワンチャイ(ウォーワンチャイプロモーション/WMCインターコンチネンタル&WPMFインターナショナルライト級王者)
羅向(ZERO/NJKF&WMC日本ライト級王者)
第10試合 BOMフェザー級(57.15kg) 3分5R
朝陽・PKセンチャイムエタイジム(PKセンチャイムエタイジム/WBCムエタイ世界&ルンピニースタジアムジャパン認定スーパーバンタム級王者、ムエサイアム バンタム級王者)
ナリッ・ソーソンヌック(タイ)
第9試合 [Road to Rajadamnern] BOMスーパーフェザー級(58.97kg) 3分5R
梅沢武彦(フリー/NJKF&WMC日本&WMCインターコンチネンタル&BOMスーパーフェザー級王者)
士門・エイワスポーツジム(エイワスポーツジム/プロムエタイ協会スーパーフェザー級王者、WPMFインターナショナル スーパーバンタム級王者、WMCインターコンチネンタル バンタム級王者)
第8試合 WMC日本ライト級王者決定戦(61.23kg) 3分5R
小清水涼太(KING LEO)
カミ シロ(PHOENIX)
第7試合 WMCインターコンチネンタルスーパーフライ級(52.16kg) 3分5R
リュウノスケ・ウォーワンチャイ(ウォーワンチャイプロモーション)
モート・エイワスポーツジム(エイワスポーツジム)
第6試合 BOM特別試合 -69.00kg契約 3分3R
高橋秀嘉(NEXT LEVEL渋谷)
トシヒコ・エクシンディコンジム(EXINDECON GYM JAPAN)
第5試合 BOMバンタム級(53.50kg) 3分3R
佐藤九里虎(FAITH/WMC日本バンダム級&スーパーフライ級王者)
森下翔平(Team SHOHEI)
第4試合 BOMスーパーフェザー級(58.97kg) 3分3R
しょーい(湘南格闘クラブ/初代IPCC日本フェザー級王者)
拳太(MSJキックボクシングジム)
第3試合 WMC日本スーパーライト級(63.50kg)契約 3分3R
八尋開人(RAOU GYM)
小野寺楓珂(BOM SPORTS GYM八戸)
第2試合 WMC日本スーパーフェザー級(58.97kg)契約 3分3R
AKITO(YSSジム)
お松レンジャージム(レンジャージム)
第1試合 BOMスーパーフライ級(52.16kg) 3分3R
隼(尚武会)
西園 晟(MSJキックボクシングジム)
概要
大会名 Amazing Muaythai,Road to Rajadamnern×Shimizu presents BOM 45
日時 2023年11月26日(日)開場14:00 開始14:30
会場 神奈川・横浜大さん橋ホール
中継 U-NEXT
チケット料金 VIP席35,000円/SRS席20,000円/RS席10,000円/A席8,000円/B席6,500円/立見4,000円
お問い合わせ BOMプロモーション(エイワスポーツジム) 045-324-3855 http://bom.tokyo/