GLADIATOR 12.9 大阪 176BOX:Road To UFC出場の上久保周哉&修斗世界バンタム級1位の竹中大地がGLADIATOR初参戦。上久保は韓国の選手と、竹中は元GLADIATOR王者のモンゴル人と対戦。田中有と中川皓貴のReliable勢も国際戦
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GLADIATOR 024(12月9日(土)大阪・176BOX)で、ONEおよびRoad To UFCに出場した上久保周哉、修斗世界バンタム級1位・元環太平洋王者の竹中大地がGLADIATOR初参戦を果たす。両選手ともバンタム級。上久保は韓国から初参戦のシン・ジェヨンと、竹中は元GLADIATOR同級王者のモンゴル人・テムーレン・アルギルマーと対戦する。
バンタム級 5分3R
上久保周哉(Tri.H Studio/頂柔術)
シン・ジェヨン[Shin Jae young](韓国/エクストリームコンバット/チーム・クロウズ)
上久保は30歳。14年にMMAデビューし16戦13勝(3KO/3一本)2敗1分。パンクラスやTTFでの試合を経て、18年から昨年22年1月までONEに上がり6戦全勝、2連続一本勝ちしていたが、タイトルとは縁が無かった。ONEとの契約が終わった後、UNRIVALED等のグラップリング大会に出場。今年のRoad to UFCバンタム級トーナメントに参戦すると、5月の一回戦ではバーエゴン・ジェライスー(中国)に判定2-1で勝利したが、8月の準決勝ではシャオ・ロン(中国)に3Rに攻め込まれ判定負けした。今回GLADIATORに初参戦し、6年ぶりに日本のMMAプロモーションに上がる。
対するジェヨンは20年にMMAデビューし7戦5勝(2KO/1一本)2敗。最近では10月27日の韓国での試合でフィリピンの選手に112秒でTKO勝ちしている。
上久保は「MMAの試合がなかなか決まらない、試合が無い時期に気にかけてくれていたのがGLADIATORでした。今回も強い相手を候補に挙げて交渉してくださり、自分にとって必要な試合を組んでくれたと思っております。格闘技が好きですし、楽しいです。文字通り身体が壊れて競技ができなくなるまで続けると思います。まだまだ知らない事や出来ない事もありますし、体験できていない事も数知れません。今回の試合を経て、より格闘技が好きな自分でいられるように、しっかりと自分と向き合っていこうと思います」との談話を発表している。
バンタム級 5分3R
竹中大地(パラエストラ和泉/修斗世界1位・元環太平洋王者)
テムーレン・アルギルマー(モンゴル/Shiqen Beelii/元GLADIATOR王者)
竹中は大阪のパラエストラ和泉所属の33歳。MMA 18戦14勝(3KO/5一本)3敗1分。デビュー当初の13年から修斗にレギュラー参戦し、岡田遼、佐藤将光に勝利し、16年3月に修斗環太平洋バンタム級王者となる。膝の怪我により王座を返上し、18年からONEに戦場を移す。21年10月のRoad To ONEでは和田竜光に判定1-2で惜敗し、今年7月の修斗で2年ぶりに復帰すると、藤井伸樹に判定勝ちし、修斗世界バンタム級1位にランクインしていた。
テムーレンは6月のGLADIATORで神田T-800周一に判定勝ちしGLADIATORバンタム級王座を獲得。9月の初防衛戦では竹本啓哉で判定1-2で惜敗しベルトを失った。
竹中は「33歳になりましたが、自分のキャリアに全然満足していないです。体も気持ちもダメージもなくメッチャ元気です。傍から見たら、『そろそろ引退?』とか。知らない人からは『まだ格闘技やっているんですか』なんて言われるようになってきました。『昔、格闘技をやっていたんですか』と、初めて会った人にも言われます。世間から見たら、辞めて行っている人間なんやという歯がゆさ、悔しさがあります。自分の実力を証明する舞台へ進むための足掛かりではないですが、そういうフィーダーショー的な立ち位置にあるGLADIATORでしっかりと勝って、世の中に認められるような試合をどんどんしていきたいと思っています」との談話を発表している。
GLADIATORライト級王座挑戦者決定戦 5分3R
田中 有(Reliable/修斗世界4位)
グスタボ・ウーリッツァー(ブラジル/ブラジリアンタイ)
田中は神戸のReliableに所属する28歳。MMA戦績9戦5勝(2KO/2一本)4敗。16年にDEEPでデビューしプロ2戦目からは修斗に上がり続け、20年12月の修斗環太平洋ライト級王者決定戦ではキャプテン☆アフリカに1R一本負け。昨年12月の修斗大阪大会で2年ぶりに復帰したが、マックス・ザ・ボディに判定負けし、今回1年ぶりの試合でGLADIATORに初参戦する。
ウーリッツァーは40歳、50戦以上のキャリアのあるベテラン。19年にベラトールで2戦2敗。昨年、ダニロ・ザノリニ率いる愛知のブラジリアンタイに加入し、9月のGLADIATORでのライト級王座挑戦者決定戦で井上啓太にKO勝ち。今年1月大会でキ・ウォンビンの王座に挑戦したが2R TKO負けした。ウォンビンはRoad to UFCに出場するために王座を返上し、暫定王者だった佐々木信治が正規王者に昇格している。
田中は「今回GLADIATOR初参戦という事ですごくワクワクしています。おもしろい試合してGLADIATORライト級にヤバいやつきたなと思わすような試合をします。対戦相手のグスダボ選手は実績のある良いファイターでパンチが強そうで勢いがよく、寝技もしっかりしていてバランスのいい選手だなと思いますが、僕が圧倒して勝ち次に繋げます。最後にブラジルから来てもらい感謝します。熱い闘いやりましょう。GLADIATORは強い選手や外人選手が沢山増えてきて凄く良い団体だなと思い出場する事を決めました。一人でも多く僕の事を知ってもらい次期挑戦者として名前上がるような試合をします」との談話を発表している。
フェザー級 5分3R
中川皓貴[こうき](Reliable)
バットオチル・バットサイハン[Batochir Batsaikhan](モンゴル/Shiqen Beelii)
中川はMMA 14戦9勝(2一本)4敗1分の27歳。デビュー当時の18年からGLADIATORを主戦場とし、昨年2月のRIZIN TRIGGERで小島勝志に判定勝ち。今年1月のGLADIATORではチョ・ソンビン(韓国)とGLADIATORフェザー級王座を争ったが1R TKO負け。脇腹の負傷の療養を経て約1年ぶりに復帰する。
バットオチルはGLADIATOR初参戦。テムーレン・アルギルマーの同門でプロMMA戦績は2勝1敗。
◆中川皓貴
「今回の、試合に向けて前の試合から期間が空いてしまって、みんなにも『辞めるん?』とか『辞めたん?』ってめっちゃ聞かれたんですが、男は負けたままじゃ終われないです。きっちりとやり返しに帰ってきました。もう負ける事は出来ないです。応援して頂いている方に悔しい思いはさせません。
モンゴルの人は力強そうやなとか、どんな試合するんやろとかめっちゃ考えてたんですが、考えていても一緒やって思って。やる事は一つしか無いので、ただきた相手を倒すだけです。GLADIATORのことを含め、前のタイトル戦で負けてめっちゃ弱気になってた自分がいるんですが、GLADIATORの王座決定トーナメントとか見ていて、やっぱりベルトが欲しくなりました。海外選手も増えてGLADIATORも櫻井(雄一郎代表)さんのお陰で大っきくなって人気があるんですが、GLADIATORのベルトが一番似合うのは自分や思っているので」
フェザー級 5分3R
チハヤフル・ヅッキーニョス(MIBURO)
河名マスト(ロータス世田谷)
両選手とも6月大会でのフェザー級王座決定トーナメント準決勝に出場し、チハヤフルはダギースレン・チャグナードルジ(モンゴル)に判定負けし、河名はパン・ジェヒョク(韓国)に判定負けした。9月大会ではジェヒョクがダギースレンに判定勝ち(ダギースレンが計量オーバーのためジェヒョクは試合前の段階でトーナメント優勝&王者という扱いに)。同じ日にチハヤフルはハンセン玲雄に2R TKO勝ち、河名はユン・ダウォン(韓国)に判定勝ちしたため、今回の試合の勝者は王座に一歩近づくことになるだろう。
◆チハヤフル・ズッキーニョス
「前大会でフェザー級トーナメントが一旦終わりました。死闘を勝ち抜いたパン・ジェヒョク新チャンピオンのことは尊敬しています。が、決勝はダギースレンの計量オーバーでいまいち締まらなかったので、もう一丁盛り上げたいと思っていました。
ここに来ての河名マストとの対戦は必然だと思っています。トーナメント参戦の噂を聞いた時から戦いたいと思っていたので、前回互いに生き残り、ようやくその時が来たという思いです。
河名マストの印象は、タフなエリートアスリート。レスリング時代とLFAでの試合も含め、世界を知っている選手だと思います。そのような選手に触れるのは初めてなので、非常に楽しみです。
対して僕はエリート要素ゼロの、彼から見れば野良犬みたいな存在でしょう。さっさとUFCに行きたい彼にとっては負けられない相手であることは確かです。しかし、GLADIATORには今後も国内外から新たな実力者が参戦してくるでしょうから、僕もここで負けてはいられない。河名マストを誰の目にも分かる形で倒せば、ベルトにも一気に近づくと思っています。
最後に、彼は純粋に結果を求めるアマチュア競技の延長としてMMAをやっているように見えます。一方で自分にとって試合は単純な競い合いではなく、命を燃やす祭です。対照的な僕ら2人、おもしろい化学反応が起きると思います。お見逃しなく」
◆河名マスト
「トーナメントで負けて、改めて伸びしろに気づくことができ、それに向き合いながら前戦に臨むことができました。試合するたびに掴めている感覚があるので、今回も新たな自分を見せようと思います。チハヤフル選手は、頑丈で粘り強く戦う選手なので、徹底的に自分のフィールドに引き摺り込んで、心が折れる音を聞くのが楽しみです。自分自身のために勝って、大切な人と喜びを分かち合います」
対戦カード
バンタム級 5分3R
竹中大地(パラエストラ和泉/修斗世界1位・元環太平洋王者)
テムーレン・アルギルマー(モンゴル/Shiqen Beelii/元GLADIATOR王者)
バンタム級 5分3R
上久保周哉(Tri.H Studio/頂柔術)
シン・ジェヨン(韓国/TEAM CROWS)
GLADIATORライト級王座挑戦者決定戦 5分3R
田中 有(Reliable/修斗世界4位)
グスタボ・ウーリッツァー(ブラジル/ブラジリアンタイ)
フェザー級 5分3R
中川皓貴[こうき](Reliable)
バットオチル・バットサイハン[Batochir Batsaikhan](モンゴル/Shiqen Beelii)
フェザー級 5分3R
チハヤフル・ヅッキーニョス(MIBURO)
河名マスト(ロータス世田谷)
概要
大会名 BODYMAKER presents GLADIATOR 024
日時 2023年12月9日(土)開場・12:00 開始・13:00(予定)
会場 176BOX(大阪府豊中市庄内東町5丁目7−25)
チケット料金 VIP席 25,000円 S席 9,000円 ※1歳よりチケットが必要
チケット販売 GFスポーツインターナショナル 出場選手・所属ジム
お問い合わせ GFスポーツインターナショナル 073-499-7787(9時~17時 日祝休日) https://gladiator-fc.com/