ONE Championship 7.22 シンガポール:マスンヤネとのストロー級ランカー対決直前、箕輪ひろば「パンチを当てる技術は僕の方が優れている」
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
格闘技医学会
現場で役立つ格闘技医学を研究/公開/実践中!
ONE Championship「ONE 159: De Ridder vs. Bigdash」(7月22日(金)シンガポール・インドアスタジアム)でONE MMAストロー級2位のボカン・マスンヤネ(南アフリカ)と対戦する、同級3位・箕輪ひろば(STF/元修斗世界同級王者)のインタビューが、ONEから届いた。大会の模様はABEMA格闘チャンネルにて22日19:30から放送される。箕輪戦は今のところ22時台後半となる模様だ。(写真:(C)ONE Championship)
ストロー級では元UFCランカーのジャレッド・ブルックスが快進撃を続けており、今年1月に箕輪に判定勝ちし、4月にはマスンヤネに1R裸絞めで一本勝ちし、ランキング1位に。6月3日の大会で王者・ジョシュア・パシオに挑戦予定だったが延期となっていた。
箕輪は修斗で4連勝後ONEに上がり、リト・アディワン、アレックス・シウバに勝利したが、今年1月にブルックスに敗れ(上動画)、今回が再起戦となる。
――前回残念ながら敗戦となりましたが、ストロー級3位にランクインしていますね。この試合で確実に勝利を掴むためにどのように準備してきましたか。
箕輪「ファイターなら誰しも、一本なりKOなりフィニッシュを狙っていくっていうのが性分だと思うんですけど、僕は何としても勝たなければいけない、2連敗するわけにはいかないので、判定でもしっかり勝つっていう自分のスタイルをさらにレベルアップするために全体的にスキルを磨いてきました。」
――タイトル挑戦権がかかっているような重みのある試合だったと思いますが、そういう試合での敗戦は精神的にハードルが高いものだったと思いますが、どのように乗り越えましたか。
箕輪「別にタイトルがかかる、かからないとか、挑戦権があるとかに関わらず、ブルックスといずれやるって思っていたので、それが前回だっただけ。ブルックスっていうのがストロー級で世界最強だと思うので、直接そういう選手と手を合わせることができたので、むしろプラス面の方が多いですね。 」
――そういう意味では、前回の敗戦は成長の糧になっていると実感がありますか。
箕輪「前回の敗戦で自分がどこの立ち位置にいて、チャンピオンになるまでどのくらいなのかというのが分かったので、とても有益な試合だったと思っています。それを踏まえて、それが分かったというだけでも、今年は収穫の大きな年だなと思っています。」
――若くしてトップ戦線で戦っていて、今の歳ですでにプロ16試合の経験がありますね。ご自身のポテンシャルの最頂点というのはどこに見据えていますか。
箕輪「常に今が一番強いというのは自負している。今が一番強いというのが自分の中にある。この先何年続けていようが常に自分が新しく最強になっていると思っています。」
――日本のMMAは長く歴史があると思いますが、それは箕輪選手にとってどんな意味がありますか。そして日本を代表して戦うということについてはどう感じていますか。
箕輪「MMAが日本で長い歴史があったりする中で、その競技に携われているということは深く感謝していますし、運が良かったというふうに思います。そこで日本を背負ってプレーできているというのも、かなり僕にとっては良い経験になると思います。そういうのも感じながら戦っていきたいですね。」
――相手のボカン・マスンヤネは無敗ではないですが、ランキング上位にいますね。どんな印象がありますか。
箕輪「前回のブルックスと一緒で、僕がチャンピオンになる過程で必ず戦わなければならない相手だと思っています。脅威があるとかないとか、というのではなくて避けては通れない道という感じですね。」
――相手の弱点は何だと思いますか。
箕輪「彼の強みである身体能力は大きな武器ではあると思うんですけど、それが故に彼はそれに頼りすぎている部分があると思う。もう少し細かい技術、動きを練習したら良いのになと思っています。」
――ご自身と相手のマスンヤネを比較して、どちらの方が良い打撃を持っていると思いますか。
箕輪「ストライキングの強い部分が違うと思います。一撃を持っていて、一発の重さがあるのは彼かもしれませんが、パンチを当てる技術は僕の方が優れていると思う。打撃のディフェンス力というのもあると思うので、どっちつかず、お互い打撃でも違うストロングポイントがあると思っています。」
――グラウンドの展開になっても気にせず戦いますか。それとも今回は打撃で勝負したいですか。
箕輪「全然気にしないです。グラウンドの展開になるのであればグラウンドで付き合います。」
――今回はどんな形で勝利を狙っていますか。
箕輪「相手がどれだけスタミナあるのかというのが興味あるので3ラウンド戦う準備もしています。ただ、早い段階でフィニッシュができるのであれば、狙いたいです。今回は過去の試合に比べてフィニッシュの可能性が高いと思います。」
――この上位ランカー対決の後はどのように見据えていますか。
箕輪「過去にもインタビューで発言したのですが、僕は1年以内にONEでチャンピオンになりたいと思っています。なので、この試合で勝った後はパシオですね。」