LETHWEI×UNBEATABLE 7.22 新宿フェイス:渡慶次幸平&東修平、久々ラウェイ戦出場。OFG着用・アグレッシブ重視の新ルール戦も初実施
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コロナ禍の影響で昨年2月の大阪大会以降休止していたミャンマー・ラウェイ大会「LETHWEI in Japan」の運営会社・ファーストオンステージ(FOS)が、新シリーズ「LETHWEI×UNBEATABLE」をスタート。オープンフィンガーグローブ(OFG)着用のUNBEATABLE(アンビータブル)ルールの試合と並行する形でラウェイの試合を再開する。第1回は7月22日(木/祝)新宿フェイスで開催される。
ラウェイは東南アジアのミャンマーで行われている立ち技格闘技。隣のタイのムエタイにも似ているが、頭突きが有効で、グローブはつけず拳にバンテージのみを巻き、時間切れの場合は引き分けになるのが特徴で、「世界一過激な格闘技」とも評される。
ILFJ認定・FOS運営による「LETHWEI in Japan」は16年10月からスタートし、後楽園ホールを主戦場に年4~5回のペースで定期開催され、ミャンマーから選手と審判団等のスタッフを招へいし15回開催された。だが昨年冬からのコロナ禍、さらにミャンマー国軍のクーデターが影響し休止していた。
7.22 新宿の再始動第1回大会には、LETHWEI in Japanの日本側エース・渡慶次幸平(ラウェイ15戦6勝3敗6分)、渡慶次同様にレギュラー選手だった東修平(ラウェイ8戦1勝1敗6分)がラウェイルールでの出場が決定している。両選手からの談話が主催者から届いており、2人とも再開を熱望していたことが伝わって来る。
◆渡慶次「みなさま、大変お待たせしました。バンデージで闘う渡慶次をようやく見せることができます。この日を迎えるために挑戦してきたキックボクシング、プロレスの経験を活かして、本業のリングですごい闘いを見せます!」
◆東「思いきりのいい頭突きを打つのは東だけ!このドキドキを味わえるのはラウェイだけ。殴り合って勝つ、頭から飛び込んで勝つ、思いきりのいい試合で、みんなを笑顔に変える!ハート対ハートで熱く戦おう!ノー・ラウェイ、ノー・ライフ!」
新ルール「UNBEATABLE」の名称は「負けない・強力・無敵」といった意味の英語で、ラウェイルールをベースにしつつ、OFG着用・5分2R・判定ありとなる。首以外への絞め技・関節技も認められ、選手双方が容認すれば頭突きも可能だ。判定ではクリーンヒットよりもアグレッシブネスを重視し、最近のK-1に近いものとなりそうだ(詳細は下記)。
近年、米国では素手のボクシング「ベアナックルFC」に多数の元UFC人気選手が参戦し17大会を開催。ONE ChampionshipではOFG着用のムエタイがタイのトップ選手の活躍により定着した。日本でも5月にRISEがOFG着用・判定無しの特別ルールの試合を実施して話題を呼び、7月4日のBOMではOFGでのムエタイの試合が初めて行われる。UNBEATABLEはラウェイ側からの立ち技OFGルールへのアプローチとなるのが特徴で、将来のラウェイ挑戦の誘い水にもなるだろう。
なお、FOSの代表取締役には浅井建設の浅井甲代表、取締役最高顧問兼プロモーターには清水工業の清水覚男代表が就任した。両社ともKNOCK OUTのスポンサーでもある。
UNBEATABLE(アンビータブル)ルール概要
【ラウェイとの相違点】
・特別開発されたオープンフィンガーグローブ着用 ※ラウェイはバンテージのみ
・5分2R・インターバル2分(主に拳を休めるため) ※ラウェイは3分5R・インターバル2分
・判定あり(試合全体の攻防で3名のジャッジが判定)※ラウェイは判定なし。時間切れの場合は引き分け
・タイムなし ※ラウェイは大きなダメージなどの際、1試合で1回2分間休憩できる「タイム」制度がある
・ラウンドガールのリング入場可 ※ミャンマーの奉納行事のラウェイでは認められなかったルールの緩和を検討中。
【判定の優先順位】
「格闘技の原点回帰」を意識したアグレッシブ・ファーストを基本とします。
1.アグレッシブ(攻撃的・積極的であった選手)
2.クリーンヒット(多くのダメージを相手に与えた選手)
3.リングジェネラルシップ(主導権を維持していた選手)
4.ディフェンス(攻撃を無効にする防御に長けていた選手)
【ダウンについて】
10カウント以内にファイティングポーズを取れなかった場合、もしくはラウンド中に3度ダウンを喫した場合は「KO負け」。
レフェリーストップやドクターストップ、1試合で一方の選手がダウンを計4度喫した場合は「TKO負け」。
1カウントはラウェイ同様2秒(合計20秒)。
【有効な攻撃】
1.パンチ(バックハンドを含むあらゆる拳を使った攻撃)
2.キック(ヒザを含むあらゆる足を使った攻撃)
3.あらゆるヒジを使った攻撃
4.あらゆる頭突き攻撃(選手双方の希望により、禁止とする特別ルールもあり)
5.頸部(首)以外への絞め技・関節技
6.戦略的なクリンチ(抱え込み)
7.頸部を支点としたものを除くあらゆる投げ技
【主な反則】
目つぶし(ラウェイでも反則)、金的(ラウェイでは故意でなければOK)、脊髄、女子の胸部への攻撃(ラウェイではOK)。いずれも故意であるか否かは問わない。投げ技・関節技・絞め技は頸部(首)を支点としたもののみ禁止(ラウェイではOK)。
出場予定選手
渡慶次幸平(クロスポイント吉祥寺)※ラウェイルールで出場
東 修平(AACC)※ラウェイルールで出場
概要
大会名 LETHWEI×UNBEATABLE 第1回大会
日時 2021年7月22日(木/祝)開場・17:30 開始・18:00
会場 新宿フェイス
チケット料金 カウンターVIP席 20,000円 SRS席(最前列) 15,000円 S席 10,000円 A席 7,000円 ※当日券は+500円 ※ご入場時に別途ドリンク代500円が必要 ※未就学児は保護者の膝上での観戦に限り無料、座席を必要とする場合は有料となります。
チケット販売 チケットぴあ 出場選手・所属ジム
お問い合わせ ファーストオンステージ LETHWEI×UNBEATABLE 実行委員会 03-3527-9090 inquiry@firstonstage.jp https://firstonstage.jp/(モバイル版。PC版は準備中) https://twitter.com/Lethwei_Japan