ONE Championship 1.19 ジャカルタ:猿田洋祐、修斗との2冠達成。安藤晃司も勝利。朴光哲は一本負け
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ONE: ETERNAL GLORY
2019年1月19日(土) インドネシア・ジャカルタ:イストラ・スタジアム
レポート:井原芳徳 photos by ONE Championship
第12試合 メインイベント ONEストロー級(56.7kg)チャンピオンシップ MMA 5分5R
×ジョシュア・パシオ(フィリピン/王者)
○猿田洋祐(和術慧舟會HEARTS/挑戦者、修斗ストロー級(52.2kg)世界王者)
判定1-2
※猿田が王者に
ONE Championshipの2019年の開幕戦となる今大会。元々、鈴木隼人の王座挑戦が予定されていたが、1か月前に猿田に変更となった。猿田は12月7日のマレーシア・クアラルンプール大会でONEに初参戦し、元王者のアレックス・シウバを打撃とテイクダウンで圧倒し判定勝ちしている。ONE 2戦目が早くも決まると共に、さっそくタイトル挑戦の大きなチャンスが巡ってきた。
https://www.facebook.com/ONEChampionship/videos/368231130631733/
1R、パシオは右ハイを当てるが、猿田は足をつかんで倒して上になる。ケージの中央でハーフガードで固めるが、パシオはもがき続け、中盤過ぎに立ってスタンドに戻す。猿田が圧力をかけ続けるが、まだ有効打は出せない。
2R、1分過ぎに猿田が胴タックルを仕掛けて押し込む。1分ほどで離れ、猿田がプレッシャーをかけ続ける状態に戻る。4分過ぎにも猿田が胴タックルを仕掛け、一瞬倒して上になるが、すぐスタンドに戻る。
3Rも序盤から猿田がタックルから押し込むと、パシオは首を抱えて引き込む。猿田は落ち着いて外すが、間もなくスタンドに戻る。終盤、パシオが左の飛び蹴りを当て、好印象を残す。
4R、開始すぐに猿田が弾丸のようなタックルで倒して上になるが、30秒足らずでスタンドに戻される。お見合いが続くが、終盤にも猿田が上になって終える。
5R、中盤に猿田がタックルから倒してマウントを奪うが、パシオはすぐ脱出する。スタンドで互いに有効打は乏しく、猿田が度々上になって優位に試合を運ぶ。
はっきりとフィニッシュに近づく攻撃が猿田には乏しかったが、圧力をかけ続けてテイクダウンも度々決めて大半の時間を支配しており、パシオの打撃の有効打もさほど多くなかったため、記者採点は猿田につけた。案の定、ジャッジは割れたが、2者が猿田を支持し、猿田が新王者となった。
猿田は「ONEに上がって1か月半、アレックス選手とパシオ選手に勝てました。自分が世界一だと証明できました。アイ・ラブ・ジャカルタ」とアピールした。同級王座を獲得した日本人は内藤のび太に続いて2人目。猿田は内藤戦を熱望していたため、3月31日の両国国技館大会での日本人同士のタイトルマッチという可能性も浮上してきた。
ONE Championship世界ストロー級王者になりました‼️
ONEと契約して1ヶ月半で2試合して自分の人生変えたぞ👊
I'm world champion👑#ONEchampionship #YosukeSaruta#AbemaTV #HEARTS #猿田洋祐 #shooto #修斗 #MMA #WeAreONE pic.twitter.com/bvWjTtuSp1— 猿田 洋祐 Saruta Yosuke (@tobizaru0708) 2019年1月19日
第10試合 フェザー級(70.3kg) 5分3R
○クリスチャン・リー
×エドワード・ケリー
1R 2’53” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
第6試合 MMA フェザー級(70.3kg) 5分3R
○ブルーノ・プッチ[Bruno Pucci](ブラジル)
×朴 光哲(KRAZY BEE/元ライト級王者)
1R 3’32” 裸絞め
https://www.facebook.com/ONEChampionship/videos/229502411263609/
朴は昨年4月の練習中に前十字じん帯を断裂し、療養を経て1年1か月ぶりの試合。プッチはアンジェラ・リーの夫であり、EVOLVE MMA所属で柔術黒帯。プッチが寝技で圧倒する展開に。
1R、10秒ほどでプッチが一気に距離を詰めて両脇を差し、押し込んでテイクダウンを狙う。1分ほどで倒すとハーフガードになり、右手を枕にして肩固めのプレッシャーをかける。3分過ぎにサイドを奪うと、もがく朴に合わせバックマウントを奪うと、裸絞めを極めてタップを奪った。
第4試合 MMA ライト級(77.1kg) 5分3R
×ラスール・ヤカイエフ[ヤキャエフ](ロシア)
○安藤晃司(NEVER QUIT)
判定1-2
https://www.facebook.com/ONEChampionship/videos/2273274126283756/
安藤は3連敗中。ヤカイエフは昨年5月に青木真也に一本負けしている。安藤がサウスポーに構え、ヤカイエフがオーソドックスに構え、お互いパンチを狙う展開が続く。どちらも慎重だが、安藤がプレッシャーをかけ続けている。2Rには両者パンチをもらって腰が落ちる場面もあるが、ダメージは小さい様子だ。
3R、ヤカイエフは開始すぐから胴タックルを仕掛けてテイクダウンに成功するが、安藤はすぐスタンドに戻す。安藤がパンチのヒット数で上回るが、ヤカイエフも時折右アッパー等を返し、大差はつけさせない。僅差の内容で、判定は割れたが、手数の勝った安藤が勝利を告げられると、連敗脱出の喜びもあって、膝をついて涙を浮かべた。