Lemino修斗 9.24 後楽園ホール(レポ):永井奏多、ニュージーランドの選手に1R一本勝ち「海外でどんどん試合する」。河名マスト、3年ぶり日本での試合でミャンマー出身選手に判定勝ちし「生きててよかった」

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NTT DOCOMO presents Lemino修斗.8
2026年9月24日(木)東京・後楽園ホール
レポート&写真:井原芳徳 中継:Lemino(無料)
永井奏多、ニュージーランドの選手に1R一本勝ち「海外でどんどん試合する」
第8試合 メインイベント バンタム級(+1ポンド) 5分3R
○永井奏多[かなた](TRIBE TOKYO MMA/修斗世界王者)
×ニコラ・リーキンギ[Nikora Lee-Kingi](ニュージーランド/シティキックボクシング)
1R 4’10” 裸絞め
平良達郎に続く世界で活躍するシューター育成に主眼を置いているLemino修斗の、特に後楽園ホールでの大会には、海外の選手がこれまでも多数参戦している。6月大会では修斗ライト級世界王者のエフェヴィガ雄志が出場し、元ONEのローウェン・タイナネスに1R KO負けしたが、今回エフェヴィガと同じTRIBE TOKYO MMAに所属する修斗バンタム級世界王者の永井奏多が出場し、ニュージーランドの選手を迎え撃った。
永井は21歳。23年に修斗でMMAデビューし、初戦は2Rドローだったが、以降は10連勝。昨年3月、藤井伸樹に判定勝ち。5月、ダイキ・ライトイヤーとの修斗バンタム級世界暫定王者決定戦では1R KO勝ち。9月の王座統一戦では正規王者の齋藤奨司に3R裸絞めで一本勝ちした。ONEは3月、修斗とパートナーシップを締結し、永井は4月のONE SAMURAI 1でパンクラスのランカーの神部篤坊に判定勝ちした。ONE SAMURAIに継続参戦しても不思議でなかったが、今回、UFCを目指し、Lemino修斗に初登場する。
リーキンギは30歳。UFCフェザー級王者・アレクサンダー・ヴォルカノフスキーと同じシティキックボクシングに所属し、キックボクシングをベースとし、MMA 5戦3勝(3KO)2敗。
一進一退の展開を制したのは、なんとしても負けられない永井だった。1R、開始すぐ、緊張気味のリーキンギに対して、永井がパンチを連打して下がらせ、リーキンギは片膝立ちになる。すぐリーキンギは立つが、引き続き永井はパンチを連打し、肘でリーキンギの右まぶたを切る。だがパンチの打ち合いとなると、リーキンギの右フックがカウンターで炸裂し、両者ひるむが、永井のほうがダメージが大きい。
場内がどよめき、リーキンギはパンチと膝のラッシュで反撃する。だが耐えた永井は次第に回復し、パンチを返しつつ、タックルも織り交ぜて流れを変え、中盤にはタックルで倒す。
リーキンギは一旦立つが、すぐに永井は再び倒し、バックマウントを奪う。永井はパウンドを当てて追い詰めると、両足でリーキンギの体を伸ばし、裸絞めで絞め上げタップを奪った。
マイクを持った永井は「UFCのベルトを巻くんで、応援お願いします。国内に相手いないと思うんで、海外でどんどん試合することになると思うんで、チェックお願いします」とアピールし、UFC参戦を目指して海外に本格進出する方針を明かした。
河名マスト、3年ぶり日本での試合でミャンマー出身選手に判定勝ち
第7試合 フェザー級(+1ポンド) 5分3R
○河名マスト(ロータス世田谷/元GLADIATOR王者)
×ティルタン[ティルサン/Tial Thang](ミャンマー/パイソンMMA)
判定3-0 (片岡30-27/橋本30-27/福田30-27)
河名は31歳。レスリングU-23世界選手権2017グレコ59kg級優勝者で、21年にMMAデビューし、Fighting NEXUS、Road To ONE日本大会、米国のLFAに参戦。24年2月、パン・ジェヒョクに判定勝ちしGLADIATORフェザー級王者となる。同年のRoad To UFCでは一回戦でソン・ヨンジェに判定勝ちしたが、準決勝でシェ・ビンに1R KO負け。その後は韓国のZFNで3戦1勝2敗。昨年11月以来の試合で、約3年ぶりの日本での試合となる。
ティルタンは32歳。MMA 13戦8勝(2KO)5敗。UFCフライ級王者ジョシュア・ヴァンの親戚。ミャンマー在住時にレスリングを習い、10歳で米国に移住。19年にONEでMMAデビューしONEで6戦3勝2敗1無効試合。その後は米国のLFAやCage Fulyに出場しつつ、24年8月のTTFチャレンジ練馬大会では上田直毅をグラウンドで攻め込み判定勝ちし、今回再来日する。
1R、河名が開始すぐに飛びついて組み付き、倒して上になるが、すぐにティルタンは立つ。河名は金網に押し込んで膝を放つがローブローとなりブレイクがかかる。河名は再び押し込み、離れる。打撃戦で河名は左肘を当てる。終盤、河名はタックルのフェイントをかけながら左ストレートを当て、そのままタックルを仕掛けて倒す。河名はハーフで押さえ、パウンドを当てる。一旦ティルタンが立つが、すぐ再び倒してハーフで押さえる。最後、ティルタンは立ち、パンチの攻防で河名が左フックを当てて終える。
2R、ティルタンが右のカーフキックを当てるが、河名も首相撲で膝を返し、またも倒して上になる。河名はサイドで押さえ、立たれそうになっても倒して上をキープし、随所でパウンドを当て主導権を維持する。最後は河名がマウントを奪うが、ティルタンは下からしがみついて攻撃を封じる。
3R、河名が序盤からテイクダウンを奪い、トップ、ハーフ、サイドを行き来しつつ、立たれてもすぐ倒し、主導権を維持する。河名は随所でパウンドを当てて印象を作る。河名が3Rともポイントを取り判定勝ちした。
マイクを持った河名は「正直しんどすぎました。もっと楽に勝てると思いました。ここ3年で母親が死に、自分は父親になりました。『生きていればいいことがある』と説教じみたことを言う気はないですけど 今日100人以上が応援に来てくれて、Leminoで試合を観てくれる人がいて、今夜、生きててよかった、そんな夜だと思います」と話し、久々の日本での勝利の喜びをかみしめていた。
飯野雄斗、トルコの選手に2R TKO勝ち
第6試合 フェザー級(+1ポンド) 5分3R
○飯野雄斗(THE BLACKBELT JAPAN沖縄/修斗世界10位、同級2025新人王)
×エルデム・タハ・ディンチェル[Erdem Taha Dincer](トルコ/カーウソン・グレイシー・ファイトクラブ・プーケット)
2R 4’00” KO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
飯野は28歳。北海道出身で沖縄在住。昨年4月にプロMMAデビューし5戦全勝で、今年1月、フェザー級新人王トーナメント決勝で辻純也に1R裸絞めで一本勝ち。6月のLemino修斗で石原“夜叉坊”暉仁を圧倒し2R KO勝ち。6戦目で初の国際戦に臨む。
ディンチェルは25歳。トルコ出身でタイに住み、RWS、ONEでムエタイの試合に出場している。昨年12月にトルコでMMAの試合に初挑戦したが、3Rに相手の蹴り足をつかんで倒した後、サッカーボールキックを当てる反則を犯し、失格となっている。
1R、開始すぐから飯野がタックルで倒し、立とうとするディンチェルにしがみついて立たせず、終盤にはバックマウントを奪う。飯野はパウンドを打って追い詰めつつ、裸絞めを狙うが仕留めきれない。記者採点は10-8で飯野。
2R、飯野がタックルで倒し、バックマウントを奪うが、ディンチェルは振り落としてスタンドに戻す。ディンチェルは右アッパーや膝蹴りをヒットする。中盤過ぎ、飯野はまたもバックマウントを奪うと、パウンドを当て続け、最後は植松レフェリーがストップした。
マイクを持った飯野は「日本と修斗を背負って立つ男になるので、注目していてください」とアピールした。
フェザー級(+1ポンド) 5分3R
上原 平(リバーサルジム横浜グランドスラム/修斗世界8位)
ネイン・ディニッシュ[Nain Dinesh](インド/MASTER JAPAN FUKUOKA/修斗世界11位)
中止 (上原の減量中の体調不良)
第5試合 フェザー級 5分3R
○グ・ジユン[Gu Jiyoon](韓国/修斗ジム神戸)
×トミー矢野(フリー)
判定3-0 (豊永29-28/植松29-28/片岡29-28)
1R、柔術ベースの矢野が序盤から引き込んで下になり、足を登らせ腕十字を仕掛ける。ジユンはマットに叩きつけて振りほどく。その後もジユンはトップキープし、終盤、随所でパウンドを当てて印象を作る。記者採点はジユンだが割れる可能性もある。
2R、矢野が下になり、ジユンが上からパウンド、肘を当てる。矢野はスイープに成功し、肩固めを狙いながらバックを奪うが、パウンドは打たない。矢野は腕十字を狙うが失敗し、ジユンが最後は上になり、パウンドと肘を当てて追い詰める。記者採点はジユン。
3R、ジユンが矢野のタックルのカウンターで膝を当て、矢野は下になる。ジユンがマウントを奪うが攻めが無く、矢野がリバースして上になる。ジユンが上を取り返した後、膠着ブレイクがかかる。矢野がタックルで倒し、バックを奪い、裸絞めを狙うが、極まらず終わる。記者採点は矢野。合計29-28でジユン。ジャッジ3者もジユンを支持し、ジユンが判定勝ちした。
友利幸汰・井上理久が1R KO勝ち
第4試合 ストロー級 5分2R
○友利幸汰(パラエストラ小岩)
×ザ・タイガー石井(とらの子レスリングクラブ)
1R 1’41” KO (左ストレート)
18歳・プロ5戦4勝1敗の友利が、47歳の石井を圧倒する。1R、友利がサウスポー主体で時折スイッチしつつ、前蹴りを放ちつつプレッシャーをかける。友利が左ボディストレートをクリーンヒットし、圧を強めると、左ストレートでKOした。
マイクを持った友利は「音楽やってて、このあとYouTubeに新曲上げるんで見て下さい」とアピールした。
第3試合 フェザー級 5分2R
×久保村ヨシTERU(コンドル)
○井上理久(THE BLACKBELT JAPAN千葉)
1R 0’35” KO (バスター)
20歳・プロ1戦1勝の井上が、43歳のベテラン・久保村を相手に、衝撃的な勝利を見せつける。1R、開始すぐにパンチが交錯し組み付くと、井上は脇を差して抱え上げ、頭から久保村をマットに叩きつける。意識の飛んだ久保村に対し、井上がバックマウントからダメ押しとなるパウンドを連打したところで、植松レフェリーがストップした。
マイクを持った井上は「必ずUFC出てチャンピオン目指して頑張ります」とアピールした。
第2試合 バンタム級 5分2R
△彬大[あきひろ](ROOTS)
△松山瑞穂(GYM Kacy Inc/CB IMPACT)
判定1-0 (片岡20-18/豊永19-19/福田19-19)
第1試合 68kg契約 5分2R
○佐藤大知(THE BLACKBELT JAPAN)
×田中翔馬(パラエストラ岐阜)
判定2-1 (片岡18-20/植松20-18/豊永20-18)
































