Lemino修斗TORAO 6.28 アクロス福岡(レポ):TOMA、田中半蔵を2R KO「38歳ですけどもう一度最後自分の強さを世界で確かめる」。野瀬翔平、バンタム級トーナメント2連続1R一本勝ちし決勝進出、齋藤奨司と中島陸に「覚悟して上がって来てください」
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NTT DOCOMO PRESENTS プロフェッショナル修斗公式戦 福岡大会 Lemino修斗TORAO
2026年6月28日(日)福岡・アクロス福岡イベントホール
レポート:井原芳徳 写真提供:SECONDOUT 中継:Lemino
第10試合 メインイベント フェザー級 5分3R
○TOMA(直心会生野道場TK68/世界4位、環太平洋4位・元王者)
×田中半蔵(FUN’S)
2R 1’09” TKO (レフェリーストップ:右フック)
広島・山口・福岡などで開催されているプロ修斗大会のTORAOシリーズが、昨年9月にスタートしたLemino修斗のサポートを受ける形で開催され、Leminoでも生中継された。西日本勢主体のマッチメイクで、メインイベントでは大阪のフェザー級ランカーTOMAと、地元福岡の田中半蔵が対戦した。
TOMAは38歳。12年に修斗でプロデビューし、18年6月、山本健斗デリカットに1R KO勝ちし環太平洋フェザー級王者に。20年1月、仲山貴志に判定負けし2度目の防衛に失敗。23年9月から24年7月まで、岡田達磨、齋藤翼、ネイン・デイネッシュ相手に3連続KO勝ち。昨年1月、中国のWLF(武林風)では現地の選手に2R KO負け。7月、沖縄でのアルティメットシューティングの試合で米国人選手に判定勝ち。12月のTORAO山口大会の試合は田中半蔵の負傷欠場で中止に。今年2月のLemino修斗後楽園大会では堀江耐志に判定負けした。
田中は44歳。08年にプロデビューし、修斗とパンクラスを主戦場とし、摩嶋一整、中原由貴、堀江圭功に敗れているが、19年には新居すぐるに判定勝ち。23年12月、SASUKEの修斗世界フェザー級王座に挑戦し3R KO負けした。24年2月のRIZIN佐賀大会に出場予定だったが腓腹筋損傷により欠場。24年11月のTOTAO山口大会では宇野薫とグラップリングルールで戦い時間切れドローで終わっていた。昨年12月、自身の怪我により中止となったTOMAとの試合が改めて組まれた。MMAはSASUKE戦以来2年半ぶりとなる。
試合はTOMAの圧勝に。1R、TOMAがサウスポーで構え、左ミドルを当てていると、田中もオーソドックスからサウスポーに切り替える。TOMAはしばらく攻撃が減るが、随所で左カーフキックを当てるように。終盤に入ると、TOMAの左ストレート等のパンチも当たり出す。TOMAが蹴りを空振りしてしまうと、田中が前に詰めて金網に押し込もうとするが、TOMAは左膝蹴りを当ててから、金網に押し返す。最後、離れるが、田中は反撃に持ち込めず終わる。記者採点はTOMA。
2R、両者サウスポーで構え、TOMAは右ボディ、ジャブをヒット。田中は反応できない。するとTOMAが左カーフキックを当て、田中がバランスを崩したところで、さらにTOMAが右フックを当てると、田中はダウンする。田中は膝立ちから立とうとするが、さらにTOMAが右フックを当てて倒したところで、すぐさま岡田レフェリーがストップした。
マイクを持ったTOMAは「勝ちましたけど、ほんまに半蔵選手の打撃も鋭くて、どっちが倒れてもおかしくなかったです。打ち合いじゃなく技術のある打撃の攻防戦やったと思います」と試合を振り返り「今日で一旦修斗は距離を置こうかと思っています。区切りとして半蔵選手が最高の相手やったんで、最後戦っていただいてありがとうございました。引退じゃないんで、あとちょっとだけ世界に挑戦して。その機会をいただいているんで、38歳ですけど、もう一度最後、自分の強さを世界で確かめてから、どうしようか(考え)、また修斗に戻ってくるかもしれませんが、その時はまた応援お願いします」と話した。
野瀬翔平、バンタム級トーナメント2連続1R一本勝ち、齋藤奨司と中島陸に「覚悟して上がって来てください」
第9試合 セミファイナル Lemino修斗バンタム級サバイバートーナメントリバイバル2026 2ndラウンド(準決勝) 5分3R
○野瀬翔平(MASTER JAPAN FUKUOKA/世界5位、環太平洋5位)
×青柳洸志(修斗GYM神戸/世界12位、環太平洋10位)
1R 3’19” 肩固め
バンタム級サバイバートーナメントは8選手が参加し、2月と3月の後楽園ホール大会で一回戦4試合が行われ、準決勝は齋藤奨司(FIGHT FARM)vs. 中島陸(ゴンズジム)、野瀬翔平 vs. 内田タケル(THE BLACKBELT JAPAN)の組み合わせとなった。
だが「(5月の)Road to UFCからオファーを受けた場合はトーナメント期間中においても途中離脱を許可する」という特例が事前に設けられ、内田がRoad to UFCに出場することになり、3月大会のリザーブファイトで神田T800周一に判定勝ちした青柳洸志が準決勝に繰り上がり、野瀬と戦うことになった。野瀬は2月の一回戦でジョン・オルニドに1R一本勝ちしている。
一進一退の展開を制したのは経験豊富な野瀬だった。1R、野瀬がサウスポーで構え、青柳のタックルのタイミングで右の前手のフックを当てる。それでも青柳はタックルを続けて倒し、金網際で野瀬を押さえるが、青柳は鼻血を出している。野瀬は金網を背に座った状態で青柳の首を抱えると、マットに倒れながらギロチンチョークを仕掛けるが、青柳は対処する。野瀬は金網を背にして立ち上がり、引き続き青柳が両脇を差して押し込むが、抱え上げて倒そうとすると、野瀬は青柳の首を抱えつつ踏ん張って、押し返す側のポジションを取る。野瀬が片足タックルで倒すと、今度は青柳が下からギロチンチョークを仕掛ける。だが野瀬は対処し、金網際で上から押さえる。
野瀬は腰を上げた状態から横に回ってハーフガードになりつつ、片腕を枕にして密着する。野瀬はそのまま逆サイドに動き、マウントに近い状態から肩固めを仕掛ける。野瀬は金網に遮られサイドポジションまで回れないものの、深く絞まっており、青柳はタップした。
マイクを持った野瀬は「トーナメント一回戦、準決勝、一本で勝ったんで、逆の枠、どっちが上がって来るかわかりませんが、覚悟して上がって来てください。今の野瀬翔平は強いです。(Lemino修斗主催の)岡田(遼)さん、松根(良太)さん、今日、ゴールデンパフォーマンス賞、無いんでしょうか。家の洗濯機買いたいんで、ぜひ検討お願いします。優勝します」と笑顔でアピールした。齋藤×中島の準決勝は8月2日の千葉大会、決勝は10月19日の後楽園ホール大会を予定している。
フライ級の打威致、上田将年を1R KOし「ランキングに入りたい」
第8試合 フライ級 5分3R
×上田将年[まさとし](G-Face 緒方道場)
○打威致[だいち](有永道場TeamResolve)
1R 3’51” KO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
上田は38歳。長年パンクラスを主戦場とし、近年はRIZIN佐賀大会、地元福岡でのBLOOMに参戦。今回、11年3月の北九州大会でのプロデビュー戦で引き分けて以来、15年ぶりに修斗に出場した。
打威致は24歳。山口在住で22年にデビューし3勝1敗1分けの後、昨年11月の大阪大会では中村優作と58kg契約で対戦し判定負けした。
試合は打威致が逆転勝ちすることに。1R、上田が背後から両脇を差して組み付いて倒し、バックマウントを奪い、裸絞めを極める。だが上アゴの下に腕を入れる際に足のロックが緩み、打威致は体をひねって上になりピンチから脱出する。打威致は金網際で上で押さえながらパウンドを連打すると、上田は下から腕十字を仕掛ける。だがこれも打威致が脱出して、パウンドを当て続ける。上田が亀になってもらい続け、動きが止まったところで、橋本レフェリーがストップした。
マイクを持った打威致は「打撃の打、威力の威、致命傷の致、打威致です。最高にうれしいです。あきらめずトライする選手が何人もいることに注目してください」等と話し、上田にも感謝を述べ、「修斗協会に言いたいんですけど、僕、ランキングに入れないですかね、入りたいです」とアピールした。最後は7月の広島でのTORAOとRIZINで試合する同僚の応援を呼び掛けた。
格闘技専念のデイネッシュ、1R KO勝ちし「タイトルに挑戦させてください」
第7試合 フェザー級 5分3R
○ネイン・デイネッシュ[Nain Dinesh](インド/MASTER JAPAN FUKUOKA)
×久保村 ヨシTERU(コンドル)
1R 1’13” KO (右フック)
デイネッシュは福岡在住のインド人。2月の新宿フェイス大会で安海健人に判定負け。5月のTORAO福岡大会に同門の磯城嶋一真の欠場により代役出場し、キム・シウォンに判定勝ちした。久保村は43歳。24年4月から2年間、4連続で勝ち星がない。
試合デイネッシュの圧勝に。1R、リーチで勝るデイネッシュが時折スイッチして中央から左ハイやミドルを当てる。すると1分過ぎ、デイネッシュが左の前手でフェイントをかけつつ、サウスポーにスイッチしながら前手となる右手でフックをクリーンヒット。久保村がダウンすると、すぐさま橋本レフェリーがストップした。
マイクを持ったデイネッシュは日本語で感謝を述べ「福岡で11年経って仕事辞めて格闘技一本に絞っています。飛び級でいいんでタイトルに挑戦させてください」とアピールした。
第6試合 ストロー級 5分2R
×緑 真作(MASTER JAPAN FUKUOKA)
○梅木勇徳(THE BLACKBELT JAPAN)
判定0-3 (18-20/18-20/18-20)
第5試合 フェザー級 5分2R
×本松 要(MASTER JAPAN YAMAGUCHI UBE)
○柿原“RR”昇汰(MMA Rangers Gym)
2R 2’08” KO
第4試合 フェザー級 5分2R
×山田稜真(Concilio)
○深町拓海(グラップラーズギルド)
2R 2’02” 裸絞め
第3試合 フライ級 5分2R
△高宮 諒(DESTINY JIU-JITSU)
△竹本蒼天(毛利道場)
判定1-0 (20-18/19-19/19-19)
第2試合 ストロー級 5分2R
×真生(MMA Rangers Gym)
○佐野光輝(グラップラーズギルド)
1R 2’19” 三角絞め
第1試合 ストロー級 5分2R
×脇 輝男(MASTER JAPAN YAMAGUCHI UBE)
○高井悠人(MMA Rangers Gym)
1R 0’28” KO













