パンクラス 11.9 ニューピア(昼/レポ):濱田巧、大塚智貴との死闘制しキックからMMA転向後7戦無敗で王者に「年末のさいたまスーパーアリーナに僕は出場したいです。いや、出場します」
GYM VILLAGE [→おすすめジム一覧]
大阪梅田中津 キックボクシング ジョウジム
キックボクシングで楽しく運動!燃焼!ストレス発散!初心者でも経験者でもしっかり指導。見学・体験大歓迎!

GYM VILLAGE [→おすすめジム一覧]
パワーオブドリーム札幌
地下鉄「北24条」徒歩10秒。MMA・キック・グラップリング。初級キック&フィットクラスも!主催大会PFC出場者募集中!
PANCRASE 358
2025年11月9日(日)東京・ニューピアホール
レポート:井原芳徳
濱田巧、大塚智貴との死闘制しキックからMMA転向後7戦無敗で王者に
第8試合 メインイベント キング・オブ・パンクラス・チャンピオンシップ・フライ級(第10代王者決定戦) 5分5R
○濱田 巧(THE BLACKBELT JAPAN/1位、2022年ネオブラッドトーナメント同級優勝)
×大塚智貴(CAVE/3位、2021年ネオブラッドトーナメントストロー級優勝)
判定2-1 (大藪47-48/梅木49-46/中島48-47)
※濱田が王者に
伊藤盛一郎の返上した王座を懸けた一戦。7月の立川大会のメインイベントで一度行われ、1Rは大塚、2Rが濱田がポイントを取り、イーブンで迎えた3R、偶発的なバッティングにより大塚の左まぶたがふさがり続行不可能となり、全5Rのうち半分以下の2Rまでしか終わっていないため、規定によりノーコンテストとなっていた。4カ月を経て、仕切り直し戦が行われた。23年11月の初対決では濱田が判定勝ちしており、今回3度目の対戦となる。
濱田は30歳。MMA 6戦5勝1無効試合。良太郎代表のteam AKATSUKI出身の元キックボクサーで、プロで20試合以上戦い、KNOCK OUTで花岡竜と王座を争った経験もあるが無冠だった。22年のパンクラスのネオブラッド・トーナメントでMMAデビューしフライ級で優勝。左膝の手術を経て、23年11月の大塚智貴戦で復帰し、寝技主体のファイトでフルラウンドポイントを取り判定勝ち。昨年3月の立川大会では山崎聖哉に3R TKO勝ち。7月の立川大会ではハファエル・ヒベイロに判定勝ちし、1位に浮上した。
大塚は31歳。23年11月に濱田に敗れた後、昨年は3月に眞藤源太に判定勝ち、6月に山﨑聖哉に2R TKO勝し2連勝したが、11月には強豪との対戦経験豊富な秋葉太樹に判定負け。今年4月、浜本“キャット”雄大に判定勝ちし、フライ級上位をキープした。
試合は濱田がTHE BLACKBELT JAPANの先輩、扇久保博正を彷彿とさせる、しつこいタックルと寝技で勝利をもぎ取ることに。
1R、大塚の蹴り足を濱田がすくってから組み付いて、金網に押し込む。中盤、濱田が片足タックルを仕掛けると、大塚は切りつつバックを取ろうとする。大塚は上から押さえようとするが、すぐに濱田は脱出する。終盤、濱田はまたも押し込み、引き込みながらバックを取り、足4の字ロックで捕獲する。濱田がパウンドを当てるが、大塚も最後、向き直ってパウンドを当てて終える。記者採点はタックルを仕掛け最後バックコントロールしてパウンドも当てた濱田。ジャッジは割れ、1名が大塚、2名が濱田につける。
2R、濱田がタックルを仕掛け押し込むが、大塚は押し返し、スペースを作って右肘を当てる。中盤離れると、またも濱田がタックルを仕掛けて押し込み、首相撲から膝もボディに当てる。終盤、離れると、濱田は左三日月蹴りを当てる。濱田はタックルを繰り返し、残り1分を切ると上になり、バックに回り、裸絞めを狙って、パウンドも当て続けて、攻勢を印象付けて終える。記者採点は濱田。ジャッジ3名とも濱田につける。
3R、大塚が右フックや左ローを当てるが、濱田はかわしており、強打にはならず、連打も許さない。中盤、濱田がタックルを仕掛けて、大塚は金網際で座った状態で耐えるが、背中をマットにつけず耐える。だが濱田は隙を突いて背後に回り、またもバックを奪う。残り1分を切り、濱田は足4の字ロックでバックキープし、パウンドも時折当てて攻勢で終える。記者採点はコントロールとパウンドで印象付けた濱田。ジャッジは意外にも割れ、1者が濱田につけるが、2者は大塚を支持する。序盤のスタンドの大塚の打撃の評価が高すぎ、米国のユニファイドルールの実運用の基準から逸脱している感が否めない。
4R、濱田がタックルを仕掛け、大塚は切りつつ、ダースチョークを仕掛けるが、濱田は脱出する。すると大塚がタックルで倒すが、濱田は起きてタックルで倒し返して、中央付近でハーフガードで押さえる。大塚は追撃を許さず脱出し、濱田もスタンドに戻す。一進一退の展開に。終盤、濱田がまたもタックルを仕掛け、金網際でバックを狙い、マウントに戻りつつバックに回るが、最後、大塚は脱出し、パンチを連打し、いい形で終える。記者採点はダースとパンチで攻めた大塚。ジャッジ3者友大塚を支持する。
5R、変わらず濱田はタックルを仕掛けて倒し、ハーフで押さえ、トップに戻る。だが押さえるので手一杯で、パウンドが少ない。大塚も下から肘や鉄槌を返すが、濱田にダメージを与えるほどではなく、背中をマットにつけ続けており印象が悪い。レフェリーはブレイクせず、終盤も同様の構図が続き、濱田は強打は打てないものの随所でパウンドを当て、若干優位な状態をキープして終える。記者採点は濱田。合計49-46で濱田。ジャッジは割れたが、2者が順当に濱田を支持し、濱田が判定勝ちした。両者全力を出し切った死闘で、試合が終わると抱き合って称え合った。大塚はセコンドに肩を担がれ退場した。
濱田はキックからMMA転向後、7戦負けなしでチャンピオンベルトを巻いた。マイクを持った濱田は「対戦してくれた大塚選手、ありがとうございます。育ててくれた鶴屋(浩)さん、チームメイト、ありがとうございます」と話し、妻・娘・両親に感謝を述べた後「プロデビューして15年、ずっとベルトが取れなくて、才能やセンスがある方じゃないですけど、たくさん努力して、たくさん裏切られ、やっとこのベルトを巻くことができました。努力は必ず報われるという言葉を信じてここまで来れました。皆さんありがとうございます。このベルトを取って、次の目標ですけど、僕がMMA選手として立たなければいけない舞台が一つあります。年末の(RIZIN)さいたまスーパーアリーナに僕は出場したいです。いや、出場します。このベルトを持って必ず出場するので、皆様パンクラス代表として応援お願いします。夜も大会があるので楽しんでいってください」とアピールした。
ラファエル・リベイロ、打撃スキル向上印象付け3R TKO勝ち
第7試合 コーメイン フライ級 5分3R
○ラファエル・リベイロ[ハファエル・ヒベイロ/Rafael Montouro Ribeiro](ブラジル/ボンサイ柔術/8位)
×山崎蒼空[そら](マッハ道場/12位、2024年ネオブラッドトーナメント同級優勝)
3R 1’54” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
ヒベイロは22年5月に現UFCファイターのフェリペ・ドス・サントスに判定1-2で惜敗したが、23年7月と昨年4月の試合では1R勝利。静岡のボンサイ柔術の一員として昨年7月のパンクラスで日本デビューし、濱田巧に判定1-2で惜敗。今年4月の2戦目では眞藤源太に2R肩固めで一本勝ちした。
山崎は昨年のネオブラッドトーナメント優勝者で、今年はBREAKTHROUGH COMBATに参戦し、ベ・ジョンウ、ザヒド・アフメドとの国際戦を制し、今回パンクラスに戻りブラジル人と戦う。
試合はヒベイロが打撃スキルの向上を印象付けて快勝することに。1R、序盤の打撃戦の後、中盤、ヒベイロがタックルを仕掛け、金網際でしがみつき、テイクダウンを狙い続ける。終盤、離れると、ヒベイロが左ミドル、フック、ボディを当てる。山崎も前に出て左フックをお返しするが、パンチの空振りが多く、やや印象が悪い。最後、ヒベイロが右フックを当て、いい形で終える。記者採点はヒベイロ。ジャッジは1名がヒベイロにつけるが、2者は山崎につける。
2R、山崎が二段式の右ミドルを当てるが、すぐに組みの展開となり、しばらくして離れる。中盤、ヒベイロは左に回り、左フック、ボディと散らしつつ、右ストレートにもつなげる。山崎の右フックで押され気味にスリップしたが、すぐ立つ。終盤もヒベイロが的確にパンチを当て続け、山崎が疲れが溜まり、空振りが増え、振った後に体も流れがちに。記者採点はヒベイロ。ジャッジ2名が順当にヒベイロだが、1名は意外にも山崎につける。
3R、山崎は開始早々こそ左ジャブを当てるが、ヒベイロはタックルを仕掛けて組み付く。ヒベイロは離れ、左ジャブ、フックを当ててから、左三日月蹴りをヒット。すると山崎は後退し、ヒベイロが右ボディ、顔面への左膝蹴りを連打して倒すと、ハーフで押さえ鉄槌を連打したところでレフェリーがストップした。
マイクを持ったヒベイロは「この後、濱田選手と大塚選手の試合を見届けます。私に(フライ級)ベルトに挑戦するチャンスを与えてください。明日誕生日です。シャチョー、ボーナス、チョーダイ」と、ポルトガル語と日本語でアピールした。
神部篤坊、パンクラス3連続フィニッシュ勝利
第6試合 バンタム級 5分3R
×合島大樹(ROOTS/8位)
○神部篤坊[かんべ あつぼう](ABLAZE八王子/12位)
1R 0’59” TKO (レフェリーストップ:右フック→グラウンドパンチ)
神部は26歳。Fighting NEXUSで試合を重ねた後、今年4月にパンクラスに初参戦し、小原統哉に2R肩固めで一本勝ち。7月には前田浩平に1R TKO勝ちしている。合島は39歳のベテラン。昨年、6年ぶりに復帰し、小原統哉、安藤武尊に2連勝したが、今年3月大会で後藤丈治に1R KO負けしている。
試合は神部の完勝に。1R、神部がワンツーからの右ストレートをヒット。合島は前に出るが、ステップが遅く、神部の右前蹴りもかわせずもらってしまう。すると合島は前に出てパンチを振うが、ガードが甘くなると、神部のワンツーでの右ストレートがクリーンヒット。ダウンした合島にパウンドを追撃したところで、高本レフェリーがストップした。
マイクを持った神部は「有言実行で3連続フィニッシュできたんで、もう上位、タイトル絡む相手とやってもいいんじゃないですかね。よろしくお願いします」とアピールした。
第5試合 フェザー級 5分3R
×糸川義人(TURNING POINT MMA/12位、2022年ネオブラッドトーナメント同級優勝)
○清水博人(DOBUITA/2025年ネオブラッドトーナメント同級優勝)
3R 4’31” TKO (レフェリーストップ:右フックでダウン後)
【プレリミナリーファイト】
第4試合 第31回ネオブラッドトーナメント バンタム級 決勝戦 5分3R
×佐藤ゆうじ(ボンサイ柔術)
○白井誠司(和心會)
判定1-2 (梅木27-30/中島29-28/廖28-29)
※白井が優勝
第3試合 第31回ネオブラッドトーナメント フライ級 決勝戦 5分3R
×柴山鷹成(G-face)
○本川ハルアキ(リバーサルジム横浜グランドスラム)
1R 1’39” 三角絞め
※本川が優勝。ネオブラッドトーナメントMVPも獲得
第2試合 第31回ネオブラッドトーナメント ストロー級 決勝戦 5分3R
×渋井宏行(THE BLACKBELT JAPAN)
○氏原魁星(ボンサイ柔術)
判定0-3 (27-30/27-3028-29)
※氏原が優勝
第31回ネオブラッドトーナメント フェザー級 決勝戦 5分3R
―トミー矢野(フリー)
―清水博人(DOBUITA)
中止
※矢野が怪我により試合をキャンセルしたため清水の優勝
第1試合 フライ級 5分3R
×平賀丈一郎(CROWN)
○大鹿烈毅[れつき](ALMA FIGHT GYM PUGNUS)
1R 0’09” KO (右フック)
元Krushフライ級王者・大鹿統毅の弟で18歳の烈毅がプロMMAデビュー戦。1R開始すぐ、大鹿が出入りしてステップした後、右フックをクリーンヒット。ダウンした平賀は伸び、すぐレフェリーがストップ。わずか9秒での衝撃的な勝利だった。
パンクラス 11.9 ニューピア(夜/レポ):カリベク・アルジクル・ウール、平田直樹に2R一本勝ちし12.22 立川での三宅輝砂のフェザー級王座挑戦希望

