UFC 4.14 アリゾナ:岡見勇信、UFCで5年ぶり勝利「本当の意味でUFCに帰って来れました」
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UFC on Fox 29 : Poirier vs. Gaethje
2018年4月14日(土/現地時間) 米国アリゾナ州グレンデール:ヒラ・リバー・アリーナ
レポート:井原芳徳 (情報提供:UFC日本広報)
第4試合 ウェルター級 5分3R
×ディエゴ・リマ(ブラジル)
○岡見勇信(EXFIGHT)
判定0-3 (26-30/26-30/26-30)
岡見は昨年9月のUFCさいたま大会のメインイベントのマウリシオ・“ショーグン”・フアの欠場により、急きょ代役オファーを受け、ライトヘビー級で同級当時7位のオヴィンス・サン・プルーと対戦し、ヴォン・フルー・チョークでわずか1分50秒で敗れた。
4年ぶりのUFCは準備不足、2階級上という大きなハンデを背負っての戦いとなったため、今回が本格的なUFC復帰戦と言えよう。相手のリマはUFC 1勝3敗。16年は1年間UFCを離れ、昨年7月のジェシー・テイラー戦でUFCに復帰したが、2Rチョークで一本負けしている。岡見がかつてUFCで戦っていた相手に比べれば実績差があり、大会前の談話で岡見も「言い訳ができない試合」「自分が今のUFCでどれくらい戦っていけるのかが明らかになる試合」と話していた。
1R、岡見がサウスポーに構え、回って距離を取るリマが左ローを放ったタイミングで胴タックルを仕掛けて、背後からしがみつく。持ち上げて倒し、1分半足らずでバックマウントに。リマがもがいた後もピッタリとくっついてトップポジションをキープし、時折パウンドを当て、主導権を維持する。
2R1分過ぎ、岡見が2度目のタックルでリマを押し込み、じわじわと背後に回り込みつつ倒してハーフガードに。肩固めを狙うとリマに立たれそうになるが、すぐにしがみつき、残り40秒にグラウンドに戻す。セコンドの安西信昌、福田力に近い場所で、アドバイスを聞きながら落ち着いて戦えている印象だ。
3Rも岡見が同じような形で40秒ほどで寝技に持ち込み、バックマウントへ。ハーフ、トップと動いて、リマに何もさせないが、なかなかフィニッシュに持ち込めず、観客からブーイングも飛ぶ。最後はマウントからパウンドを連打したところで時間切れ。判定は文句なしで岡見。勝ち名乗りを受けると、両手を広げ雄叫びをあげた。
岡見は13年9月のホナウド・ジャカレイ戦で敗れてUFCから契約解除されたが、UFCでの勝利はその前の13年3月のヘクター・ロンバード戦で判定勝ちして以来5年ぶりとなる。現在36歳。岡見は舞台裏でのインタビューで「久々の、本当の意味でUFCに帰って来れました。これから本当の意味で、自分の強さを証明したいと思います。応援ありがとうございました」と話し、“本当の意味で”というフレーズを繰り返した。来週21日(現地時間)のアトランティックシティ大会には同じ和術慧舟會の後輩・中村K太郎、佐々木憂流迦が出場する。
◆岡見(共同インタビュー)「UFC以外の場所で過ごした時間でさらに成長し、新しいことを学んできました。それをどの試合でも見せたいと思っています。今日は圧倒できましたし、気持ちをぶつけられました。もう若くはないのでオクタゴンで過ごせる時間はそんなに多くありません。目標はランカーと戦ってタイトル争いに絡んででいくことです。ドナルド・セラーニとやれたら、すごくいいマッチアップじゃないですかね。それか、ダレン・ティルとか。ランキング入りしている相手であれば、UFCが次に用意してくれる相手と戦うつもりです」
#UFCファイトナイトアリゾナ
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第14試合 メインイベント ライト級 5分5R
○ダスティン・ポワリエ(5位)
×ジャスティン・ゲイジー(6位)
4R 0’33” TKO
第13試合 ウェルター級 5分3R
×カーロス・コンディット(12位)
○アレックス・オリベイラ
2R 3’17” フロントチョークスリーパー
第12試合 ミドル級 5分3R
○イズラエル・アデサニヤ
×マービン・ヴェットーリ
判定2-1 (29-28/28-29/29-28)
第11試合 女子ストロー級 5分3R
○ミシェル・ウォーターソン(7位)
×コートニー・ケイシー(10位)
判定2-1 (29-28/28-29/29-28)
第10試合 ミドル級 5分3R
×ティム・ボーシュ
○アントニオ・カルロスJr.
1R 4’28” チョークスリーパー
第9試合 ウェルター級 5分3R
○ムスリム・サリコフ
×リッキー・レイニー
2R 4’12” KO
第8試合 フライ級 5分3R
×ウィルソン・ヘイス(6位)
○ジョン・モラガ(10位)
判定0-3 (28-29/28-29/28-29)
第7試合 ミドル級 5分3R
×クリストフ・ヨトゥコ(13位)
○ブラッド・タバレス(15位)
3R 2’16” TKO
第6試合 ライト級 5分3R
○ギルバート・バーンズ
×ダン・モレット
2R 0’59” KO
第5試合 女子フライ級 5分3R
×シャナ・ドブソン
○ローレン・ミューラー
判定0-3 (28-29/28-29/28-29)
第3試合 ヘビー級 5分3R
×アルジャン・シン・ブラー
○アダム・ウィチョレク
2R 1’59” オモプラッタ
第2試合 バンタム級 5分3R
×マシュー・ロペス
○アレハンドロ・ペレス
2R 3’42” TKO
第1試合 バンタム級 5分3R
○ルーク・サンダース
×パトリック・ウィリアムズ
判定3-0 (30-27/30-27/29-28)