Krush 8.18 名古屋国際会議場：KANA、1か月のイギリス修行から帰国し成果報告。野杁正明、階級アップのため相手変更
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Krush.92 ～in NAGOYA～（8月18日(土) 名古屋国際会議場イベントホール）でのKANAと野杁正明の対戦相手の中国人選手が変更となった。KANAの女子フライ級（50kg）王座に挑戦予定だったリー・スースーは、中国国家の散打チームに所属しており、中国国家の上級機関より出場が認められなかったため欠場。K-1 WORLD GPスーパー・ライト級（-65kg）王者の野杁は、ウェルター級（-67.5kg）への階級アップを視野に入れ、67kg契約で当初発表のリュウ・ウェイとは違う選手と戦う。
Krush女子フライ級（50kg）タイトルマッチ 3分3R（延長1R）
KANA（K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ／王者）※K-1ジム・シルバーウルフから所属先表記変更 ※2度目の防衛戦
リュウ・シーベイ［Liu Shibei］（中国／重慶市虎賁搏撃クラブ/CFP／挑戦者）
リュウ・シーベイ
00.5.9生/中国・重慶市出身/18歳/162cm/オーソドックス/9戦8勝1敗
＜主なタイトル歴＞
2016年重慶市年青少年武術散打選手権48kg優勝
2017年重慶市年青少年武術散打選手権48kg優勝
2017年全国青少年ムエタイ選手権48kg優勝
2017年全国青少年体育クラブ武術散打大会48kg優勝
2018年重慶市年青少年武術散打選手権48kg優勝
67kg契約 3分3R（延長1R）
野杁正明（K-1 GYM EBISU FREE HAWK／K-1 WORLD GPスーパー・ライト級（-65kg）王者）
ヤン・ハオドン［Yang Haodong］（中国/福建闘士搏撃クラブ/CFP）
ヤン・ハオドン
96.12.26生/中国・湖南省出身/21歳/173cm/オーソドックス/31戦24勝(7KO)7敗
＜主なタイトル歴＞
2016年英雄伝説アジア-64kg級トーナメント準優勝
2017年英雄伝説アジア-64kg級トーナメント準優勝
KANAは当初のスースー戦が発表された6月4日の会見の4日後から、イギリス・ロンドン郊外のダブルKジムに出稽古し、7月9日の今回の会見の日に帰国したばかり。「1か月間スパーリング中心でしてきて、121ラウンドできました。ヨーロッパのキックのチャンピオンもいますし、男子・女子の色んな選手と、実戦に近い感じで練習ができて、試合をするぐらいの経験を積めたと思います」「（シルバーウルフの）大宮司進トレーナーに教わって来たベースは崩したくないので、向こうのいい所を吸収しつつ、自分のいい所も出して、今までよりも蹴りが出せるようになった感じがします」「観光にも行かず、ずっと練習していました。ジムのみんなが凄く親切にしてくれて、いつの間にか英語も結構喋れるようになって、みんなでご飯を食べに行ったりして、普通に過ごせました」とイギリスでの練習や生活を語った。
新しく決まったリュウ・シーベイについては「前回の相手からガラッとスタイルが変わって、手足が長く、若くて勢いのある選手という印象ですね」「ムエタイベースで蹴りが得意な相手なので、自分も蹴りでも勝ててパンチでも勝てる試合がしたいです」と話した。
野杁は「リュウ・ウェイ選手にはこちらの都合で対戦が無くなり申し訳ないです」と冒頭に語り、階級アップについては「6月のK-1の時も減量がキツくて、思ったように体重が落ちなくて、結果パスできたんですけど、パニック障害になりかけたこともありました。今後の自分の人生も大切ですし、階級を上げればより良いパフォーマンスできると思いました」と話した。
宮田充K-1プロデューサーは「今度の8月18日の試合の時点ではK-1スーパー・ライト級王者として登場し、大会後に返上になるのかなと思います」と話し、野杁は「僕が入ることでウェルター級が爆発的に盛り上がるといいと思います。70kgから落とした城戸康裕選手も個人的に気になる選手ですし、海外の強豪もこの階級にはまだまだいますし、そういう選手とやりたいです」「チャンスがあればすぐにでもベルトが欲しいですし、現役でやっている以上はK-1のベルトを巻いてナンボだと思うので、挑戦させてもらえるよう、組まれた試合をクリアしていかないといけないと思います」と、ウェルター級での展望を語った。
新たに野杁の相手に決まったヤン・ハオドンについて、Krush名古屋大会の実行委員長の佐藤嘉洋氏は「昨年末に僕が中国の英雄伝説で功労賞を受賞した際に、現地でヤン選手の試合を観ています。パワーファイターの印象が強くて、体的にもキツい試合になると思います」と分析。さっそくウェルター級でのフィジカル対応が試されることになる野杁は「逆にうれしいですね。そういう選手を倒せば、ウェルターでもやっていけると思ってもらえる」とポジティブに語る。さらに「映像は見ましたけど、今回からは対戦相手に合わせず、自分のスキルアップ重点に置いて、自分のスタイルを確立してやって行こうと考えています」と話しており、階級・ファイトスタイル共に故郷の名古屋での試合が新章の幕開けとなる。
他にも名古屋大会には以下の3試合が追加され、山本真弘を除く5人が意気込みを語った。
スーパー・フェザー級（-60kg） 3分3R（延長1R）
大岩龍矢（K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）
山本真弘（N.F.T.T.／元IT’S SHOWTIME世界-61kg級王者、Krushライト級GP2009優勝、元全日本フェザー級王者）
ウェルター級 3分3R（延長1R）
平山 迅（ROYAL KINGS）
海斗（ポゴナ・クラブジム）
ライト級（-62.5kg） 3分3R（延長1R）
泰斗（チーム泰斗）
川崎真一朗（月心会ラスカルジム）
◆大岩
地元名古屋で最高に盛り上がる試合がしたくて 5月の試合の後にはインパクトのある選手の名前（＝皇治）を出しましたが、ビビっているのかわからないけど逃げられちゃったので、凄い選手との試合が決まってワクワクしています。
（真弘の印象）真弘選手はスピードマスターって言われていますけど、自分はフィジカルマスターと思っているので、スピードをフィジカルで倒すつもりです。
（皇治はもういい？）今欲しいのはベルトなので、全く今は興味ないですね。島野浩太朗選手がこの間Krushのベルトを巻きましたけど、打ち合うアグレッシブなファイターなので、試合が決まる時が来るのをワクワクして待っています。
◆平山
自分も28歳ですし、先も長くないですし、年下の奴に負けられない思いが強いんで、ここで息の根を止めたろう思います。相手はテクニック云々じゃなく、若いから気持ちと勢いがある印象ですね。今回はKOじゃなく判定で勝ちます。12月のK-1大阪大会に絶対出るんで、あんま怪我したくないんですよ。セーブしながら痛めつけたいです。
◆海斗
一番今までで強い選手が相手で、これで勝てば12月のK-1大阪大会のいいところで試合ができると思っているんで、バチバチでいわしたります。パンチだけ気い付けといたら行ける思いますね。カウンターで膝とか合わせたります。地元の滋賀に名古屋は近いんで、たくさん知り合いも応援に来てくれると思うんで、絶対に倒します。
（平山の発言を聞いて海斗は「ナメられてるんで、絶対怪我させたる」と平山を挑発。
平山も「乱闘したらYoutubeの（会見動画の）再生回数伸びると思うなよ」と返す等、激しい舌戦を繰り広げる一幕もあった）
◆泰斗
名古屋Krushに7年間フル出場させてもらい、ありがたく思います。今（5）連敗しているので、まず1勝ですね。背水の陣で臨みたいです。
（川崎が泰斗を「良く言えばバランスがいいですけど、悪く言えば特徴の無い選手」と評したのを聞いて）僕も川崎選手は特徴が無いと思いましたし、練習先の大和ジムの会長からも「泰斗と似たタイプ」「お前は何か得意技を作れ」と言われています。最近は慎重になり過ぎていたので、昔のいい時の自分取り返したいです。Krush名古屋大会の元祖お祭り男として、打ち上げ花火を打ち上げたいです。
◆川崎
これまでK-1 JAPAN GROUPで3度の全てのチャンスを活かせなかったんですけど、Krush名古屋大会でお馴染みの泰斗選手とやらせてもらえるので、このチャンスを逃すわけいはいかないですね。しっかりKOして名前を売りたいです。
対戦カード
Krush女子フライ級（50kg）タイトルマッチ 3分3R（延長1R）
KANA（K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ／王者）※K-1ジム・シルバーウルフから所属先表記変更 ※2度目の防衛戦
リュウ・シーベイ［Liu Shibei］（中国／重慶市虎賁搏撃クラブ/CFP／挑戦者）
67kg契約 3分3R（延長1R）
野杁正明（K-1 GYM EBISU FREE HAWK／K-1 WORLD GPスーパー・ライト級（-65kg）王者）
ヤン・ハオドン［Yang Haodong］（中国/福建闘士搏撃クラブ/CFP）
スーパー・ライト級（65kg） 3分3R（延長1R）
大和哲也（大和ジム／K-1 WORLD MAX -63kg日本トーナメント’10優勝、元WBCムエタイ世界スーパーライト級王者）
ツイ・ジェンホイ［Cui Jianhui］（中国／福建闘士搏撃クラブ/CFP）
スーパー・フェザー級（-60kg） 3分3R（延長1R）
大岩龍矢（K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）
山本真弘（N.F.T.T.／元IT’S SHOWTIME世界-61kg級王者、Krushライト級GP2009優勝、元全日本フェザー級王者）
ウェルター級 3分3R（延長1R）
平山 迅（ROYAL KINGS）
海斗（ポゴナ・クラブジム）
ライト級（-62.5kg） 3分3R（延長1R）
泰斗（チーム泰斗）
川崎真一朗（月心会ラスカルジム）
出場予定選手
倉崎昌史（GET OVER）フェザー級（57.5kg）
藤村大輔（A-BLAZE×KICKGYM）スーパー・ウェルター級（70kg）
齋藤祐斗（JK TRIBE）スーパー・フェザー級（60kg）
新美貴士（名古屋JKファクトリー）フェザー級（57.5kg）
概要
大会名 Krush.92 ～in NAGOYA～
日程 2018年8月18日(土) 開場・15:00 プレリミナリーファイト開始・未定 本戦開始・16:00
会場 名古屋国際会議場イベントホール
中継 AbemaTV（生放送）、GAORA（8月29日(水)18:00～22:30）
チケット料金 SRS席15,000円 RS席9,000円 S席7,000円 A席5,000円 ※当日座席券は各500円アップ ※小学生からチケットが必要です。
チケット販売 チケットぴあ イープラス ローソンチケット 公武堂 グッドルーザー（電話予約） K-1.SHOP
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/
