ONE Championship 10.6 バンコク：ついにボクシング界とも協力。WBCスーパーフライ級王者・シーサケットの防衛戦がメインイベントに

　ONE: KINGDOM OF HEROES（10月6日（土）タイ・バンコク：インパクト・アリーナ）のメインイベントで、プロボクシングWBCスーパーフライ級王者・シーサケット・ソールンビサイ（タイ）の3度目の防衛戦が行われることになった。シーサケットの所属するナコンルアン・プロモーションとの共催となる。ONE Championshipが9日、バンコクでの記者会見で発表した。（photos by ONE Championship）

　会見にはシーサケット（写真中央）、ONE Championshipのチャトリ・シットヨートン会長兼CEO（写真右）だけでなく、ナコンルアン・プロモーションのティエンチェイ・ピシットッチナン代表（写真左）、WBCの副代表、ラジャダムナンスタジアムの有力プロモーター・ペッティンディーの社長も出席し、大会のサポートを約束。ノーンオー、ヨードセングライ、ペットモラコットといったONE Championshipと契約しているムエタイの強豪や、7月27日のマニラ大会で青木真也と戦うシャノン・ウィラチャイ、日本人とタイ人のハーフでONEで5戦している石毛リカも登壇。彼らもこの大会に出場することになりそうだ。

　チャトリ氏はタイ人と日本人のハーフで、タイで生まれ育った。来年3月30日の初の日本大会の準備で先週来日した際のインタビューで、「ONE Championshipの私のビジョンは、全部の格闘技です。MMA、グラップリング、ムエタイ、キックボクシング、全部やりたいです」と話していたが、格闘技で世界最大の市場規模を誇るボクシングもチャトリ氏のビジョンの中に入っていたことになる。

　会見でチャトリ氏は「この地球で最強の格闘家の何人かがONE Championshipに揃うことを光栄に思います。このことは世界中の他の（格闘技の）組織とONE Championshipが一線を画していることを示します。ボクシング、MMA、ムエタイから才能あるアスリートを一同に集め、アジアの最高の文化である格闘技の史上最大のイベントを、10月にタイは主催します」と、10月6日のビッグイベントの意義をアピールした。

　シーサケットは「ONE Championshipの歴史的な大会に参加できてうれしいです。今年最初のバンコク大会を観戦し、エンターテインメントと戦いの世界クラスの演出に感動しました。これは新しい挑戦で、私は挑戦が好きです。ONE ChampionshipでWBCの防衛戦ができることが楽しみです」と語った。防衛戦の相手の選手は未定だ。