REBELS 一夜明け会見:満身創痍の日菜太、8月のジョムトーン戦に向け回復優先「若い選手の猛練習に引っ張られないよう」。新王者・鈴木宙樹、元KRUSH王者・島野浩太朗との対戦に意欲
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REBELS.61(6月9日(日) 後楽園ホール)から一夜明けた10日、勝利選手による記者会見がクロスポイント吉祥寺で行われた。
第11試合 REBELSルール 71kg契約 3分3R(延長1R)
○日菜太(クロスポイント吉祥寺/REBELS 70kg級王者/70.9kg)
×坂本優起(シーザージム/シュートボクシング日本スーパーウェルター級(70kg)3位・元王者/70.8kg)
4R 判定2-0 (センチャイ10-9/北尻10-10/山根10-9)
3R 判定1-0 (センチャイ30-29/北尻29-29/山根29-29)
◆日菜太「応援してくれる人たちのためにも、燃え尽きるまでやりたい」
2月のREBELS(シップムーン戦)で左拳を痛め、6週間前に左足のふくらはぎを痛め、最後の追い込みが終わるぐらいで右足を肉離れし、何の武器で戦えばいいかという状態でした。直前の公開練習も、山口(元気)代表に「パンチだけのミット打ちでいいですか?」ってお願いしていた感じですね。試合は蹴れない状態だったのでパンチ勝負をしてみて、思ったより自分のパンチが弱くて、やっぱり蹴りの選手だと実感しました。8月(18日のKNOCK OUTでのジョムトーン・チューワッタナ戦)に向けて直さないといけない部分も見つかったので、本調子で試合に向かいたいです。
(怪我の回復は間に合いますか?)今までちゃんと病院に行っていなかったので、ちゃんと行こうと思いました(苦笑)。試合が終わる度にいつもどこかの骨が折れていて、医者に言われるのが嫌で行かなかったんですけど、ちゃんと治さないといけないとなって。若い時に比べると治りも遅くなりました。
(本戦終了時点で延長に行くかと思った?)1・2Rは取ったと思いました。3Rは足が痛くてステップもできない状態でした。延長Rもヤバいなと思っていましたけど、みんなが声を枯らして応援してくれて、負けられない気持ちが強かったです。
(ジョムトーン戦に向けて)タイ人トレーナーに「こんな試合をしていたら勝てるわけがない」と言われました。でもベストコンディションなら、いい試合ができる自信があります。ジムでうちの若い選手が猛練習をしていて、そこに引っ張られて自分もたくさん練習したい気持ちになりますけど、(怪我の回復を優先し)そこの葛藤に負けないようにしたいですね。世界には30代でも凄いチャンピオンがたくさんいて、年を取っても進化しているので、自分も練習やケア方法を見習いたいです。応援してくれる人たちのためにも、燃え尽きるまでやりたいですね。
(※山口元気REBELS&KNOCK OUTプロデューサーは「日菜太は怪我さえ治れば、もちろん簡単ではないですけど、ジョムトーン攻略も決して夢じゃ無い。今回はメイン、セミを若い選手に任せてみましたけど、昨日の試合を見て、やっぱり日菜太がメインイベンターだと感じました」と日菜太を高く評価した。)
第13試合 メインイベント REBELS 60kg級王座決定戦 3分3R(延長1R)
×葵拳士郎(マイウェイジム/WBCムエタイ日本統一スーパーフェザー級王者/60.0kg)
○鈴木宙樹(クロスポイント吉祥寺/60.1kg→60.0kg)
判定0-3 (山根28-30/北尻28-30/和田28-30)
※鈴木が王者に
◆鈴木「祥梧さんの(二枚目)ポジションも奪って、チヤホヤされたい」
葵選手がタフで、何回もKOできるパンチを当てたのに倒せなくて、しょっぱい試合なりましたけど 何とか勝ててベルトが取れたので一安心しています。パンチ対策をされていると思って、いつもあんまり使わない蹴りを増やしましたけど、パンチのクリーンヒットまで減ってしまいました。ボディから顔面への打ち分けをもっとしっかりやりたいです。
(今後の目標)(同門の栗秋)祥梧さんが試合前に「これからREBELSを世界に連れていく」と言っていましたけど、(栗秋は王座奪取ならず)自分がベルトを取ったので、僕がREBELSを世界に持って行きます。K-1の城戸康裕さんのような(三枚目の)ポジションを目指していますけど、祥梧さんの(二枚目)ポジションも奪って、チヤホヤされたいですね(笑)。
(世界に持って行くために戦いたい選手は?)何人かいますけど、元KRUSH(スーパー・フェザー級=60kg)王者の島野浩太朗選手です。僕がKHAOSに出た時のチャンピオンで、ずっと目標でした。島野選手はガツガツ前に出るファイトスタイルで、自分に無いものを持っていると思います。島野選手と同じ菅原道場には昔(小比類巻道場時代に)同門だった選手(=翼)がいて、彼と試合をしたいとも思っていました。あとは日菜太さんですね。階級上げて倒したいですねぇ。待っててくださいね(笑)。
第12試合 セミファイナル REBELS-MUAYTHAIフェザー級王座決定戦 3分5R
○安本晴翔(橋本道場/INNOVATIONスーパーバンタム級王者/56.9kg)
×栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺/57.40kg→57.0kg)
判定3-0 (北尻49-47/センチャイ49-47/和田49-46)
※安本が王者に
第10試合 KNOCK OUTスーパーバンタム級王座決定トーナメント出場者決定戦 55.5kg契約 3分3R(延長1R)
×KING強介(ロイヤルキングス/REBELS-MUAYTHAIスーパーバンタム級王者/55.4kg)
○大野貴志(士道館新座ジム/WMC日本スーパーバンタム級王者/55.5kg)
判定0-3 (山根27-30/センチャイ27-30/和田26-30)
◆大野「8月18日はKNOCK OUTのベルトを巻きたい、本当に売れたい」
“反逆のアンダードッグ”大野貴志です。これを逃したら今後デカいオファーは無い、絶対に逃したくないと思って、どう勝つかばかりずっと考えていました。計量で強介選手と握手した時、「こいつ何かあるな」ってビビッと来て、ただごとじゃない試合になるなと感じました。
(強介のカウンターは怖かった?)怖かったですけど、怖いじゃ試合は成り立たないし、つまらない試合になるので、それじゃ自分じゃないんですよね。その一発をどうかいくぐるかを考えた結果、1Rの左フックでのダウンにつながったと思います。カウンターはそこまで得意とは思っていないですけど、パンチを振ってくるのはわかっていたので、来たら合わせようと思っていました。狙ったつもりです。
(8月18日のKNOCK OUTでのKNOCK OUTスーパーバンタム級王座決定トーナメントに向けて)正直、僕なりの分析で 120%の力を出しても(一回戦の江幡塁に)勝てるかわからないです。でも、試合は一発当てれば倒れるもんです。皆さんの考え、自分の考え、全て覆し、8月18日はベルトを巻きたい、本当に売れたいと思っています。江幡選手は昨日のレベルじゃないと思うので、しっかり作戦を立てて挑みたいです。
(塁と会った感想は?)初めてあんだけの距離で会って、さわやかで、イケメンで、おまけに強くて…。面白くないですね(笑)。でもついに来たな、こいつとやるのかって思いました。アンダードッグのストーリーがここから始まりますよ。
第9試合 REBELS×新日本キック対抗戦II 大将戦 スーパーフライ級 3分3R
○老沼隆斗(STRUGGLE/REBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王者/51.95kg)
×空龍[あろん](伊原道場新潟支部/新日本フライ級2位/51.95kg)
判定3-0 (和田30-29/北尻30-28/山根30-28)
◆老沼「KNOCK OUTに出たら盛り上げられる自信があります」
アップの時からキレキレで調子が良かったです。2Rまでペースを取れたんですけど、3Rに少し空龍選手の戦い方が変わって、そこに応じてしまったので、距離を修正して対応できたと思います。空龍選手はまだ若いので(※18歳)、これから伸びてくると思います。これからも会長や山口代表が提示した相手と戦い、REEBLSを代表してどんどん強い相手と戦いたいです。(KNOCK OUTも出たい?)自分は華があって強いので、出たら盛り上げられる自信があります。
第8試合 REBELS×新日本キック対抗戦II 中堅戦 ライト級 3分3R
△大谷翔司(スクランブル渋谷/61.15kg)
△高橋亨汰(伊原道場本部/元新日本フェザー級1位/61.15kg)
判定1-1 (北尻28-29/和田29-28/センチャイ29-29)
第7試合 REBELS×新日本キック対抗戦II 先鋒戦 フェザー級 3分3R
○千羽裕樹(スクランブル渋谷/57.05kg)
×瀬川 琉(伊原道場稲城支部/57.0kg)
2R 2’46” TKO (レフェリーストップ:右ミドルキック)
◆千羽
昨日は強い気持ちを持って戦うことをテーマにしていました。REBELSのリングで負けられない気持ちがありましたし、不甲斐ない試合も続いていたので、すっきりしたい気持ちもありました。試合ではパンチの手応えがありました。デビュー前からREBELSにお世話になっているので、REBELSのベルトを取りたいです。
第6試合 REBELSルール 63kg級 3分3R
×耀織[よしき](Y’s glow/62.05kg)
○与座優貴(橋本道場/極真会館2017全世界ウェイト制軽量級(70kg)優勝/62.9kg)
判定1-2 (山根28-30/北尻29-28/センチャイ28-29)
◆与座
試合前から左足を痛めていて、距離感がつかめないまま、どんどん進んで行きました。悔しくて試合後は控室で1時間ぐらいずっと泣いていたんですけど、(橋本敏彦)師範にはその様子を動画で撮られてイジられました(苦笑)。勝てたのは良かったですけど、プロなので内容が伴わないといけないですね。色んな意味でいい経験になりました。
(足を痛めたのはいつ?)5月のプロ2戦目で二段蹴りを相手の額に当てた時にスネを痛めました。道場での追い込み練習もできず、1R目からスタミナがヤバかったです。練習していた首相撲は多少出せたと思います。耀織選手も強くて、一筋縄で倒れなくて、気持ちの強さを感じました。試合前は色々言い合いましたけど、試合後に挨拶に行ったらら普通にいい人でした。押忍。
第5試合 REBELSルール 女子47kg契約 2分3R
×パク・シウ(韓国/TEAM MAD/46.85kg)
○ぱんちゃん璃奈(STRUGGLE/46.9kg)
判定0-3 (山根29-30/センチャイ28-30/和田28-30)
◆ぱんちゃん
さっき病院で鼻が折れていると言われ、カモフラージュで眼鏡をかけさせてもらっています(苦笑)。KNOCK OUT出場も懸かっていたので、とにかく勝つことだけを考えて、あまり会場が沸く試合にならなかったのですが、ひとまず勝てて良かったです。
(鼻を折ったのは?)1R目のバッティングですね。鼻血が大量に出て驚きました。明日手術なので怖いです。試合で勝ててハッピーですけど、憂鬱です。
第4試合 スーパーバンタム級 3分3R
○炎出丸(クロスポイント吉祥寺/元J-NETWORK王者/55.25kg)
×ダイナマイト柿崎(DRAGON GYM/RKA王者、元DBS王者/55.1kg)
判定3-0 (センチャイ29-27/和田30-27/北尻30-27)
◆炎出丸
自分はいつもは尻上がり型なんですけど、今回は練習の段階から対策に取り組んで、それが試合に出たと思います。僕はREBELS初期から上がり続け、今盛り上がって来ていますから、選手生活の最後にREBELSをバックアップできるような試合をして貢献したいです。
(KNOCK OUTのスーパーバンタム級トーナメント開催には刺激を受けましたか?)昨日も大野選手が気合入っていて、いい試合だと思って見ていました。今回、体の反応に手応えを感じたので、継続して今のトレーニングをやって、いいパフォーマンスが出せるようになれば、(2月に負けた大野と)またやりたいです。
第3試合 REBELSルール 61kg契約 3分3R
○古谷野一樹(クロスポイント古河/元REBELS 57.5kg級王者/60.95kg)
×小磯哲史(テッサイジム/蹴拳ムエタイ・スーパーフェザー級王者/60.55kg)
判定3-0 (山根29-27/和田30-27/北尻30-26)
第2試合 REBELS-MUAYTHAIスーパーウェルター級王座決定リーグ戦 3分3R
×津崎善郎(LAILAPS東京北星ジム/勝ち点3/69.85kg)
○吉田英司(クロスポイント吉祥寺/勝ち点2→5/69.7kg)
1R 2’07” TKO (ドクターストップ:右肘打ちによる額のカット)
◆吉田
練習したことができず、リーグ戦も盛り上げられていないので、(8月10日の後楽園大会での)3戦目までにしっかり準備したいです。(右肘は狙っていた?)トレーナーとずっと練習していましたけど、たまたま入った感じです。(第3戦に向けて)降籏選手は体が強い選手ですけど、自分の距離で戦いつつ、会場が盛り上がる試合をしたいです。
(※山口代表は「ただ試合で頑張るだけじゃなく、試合前にSNSでも盛り上げる努力をして欲しい。秋からKNOCK OUTでスーパーウェルター級王座決定トーナメントを開催する予定で、REBELSで出場者の1枠を設けたいですけど、このままだと厳しい」と話し、奮起を促していた。)
第1試合 REBELS-MUAYTHAIスーパーウェルター級王座決定リーグ戦 3分3R
×光成(ROCK ON/勝ち点0/69.55kg)
○降籏健嗣(士道館ひばりが丘道場/勝ち点0→2/69.50kg)
判定0-2 (センチャイ28-30/山根29-29/北尻28-29)