BoutReview
記事検索 by Google

[K-1 MAX] 9.4 有コロ:小比類巻、“二人のアンディ”との戦い

FEG "K-1 MAX 世界王者対抗戦" 9月4日(月) 有明コロシアム  【→カード&チケット情報】  [→掲示板スレッド]


 【ONLINE SHOP】佐藤嘉洋×山本優弥、SHINOBU×ヴァシコバも収録。DVD「全日本キック2005」

(9/3 up) K-1 MAXの前日計量が午前11時より都内ホテルで行われ、全選手がパスした。アンディ・サワー以外は全員1回でパス。サワーは1回目が70.3kgで、1時間後の再計量では70.0kgだった。安廣一哉 vs. アンディ・オロゴンのみ71kg契約で、安廣は70.6kg、オロゴンは70kgだった。
 試合順は下記一覧のとおり。メインイベントにはサワーと小比類巻貴之の一戦が置かれた。ブアカーオ vs. 宍戸大樹の後にドラゴ vs. 寒川直喜が置かれる等、本来の格からすればやや変則的な編成だが、谷川貞治K-1イベントプロデューサーの話によると、テレビの編成の都合によるもので、ブアカーオ戦も元々メインの有力候補だったという。
 とはいえコヒがメインを獲得できたのは、魔裟斗とともに初期からMAXを盛り上げ、6月の世界一決定トーナメントで魔裟斗と好勝負を繰り広げ、再び株を上げたことが大きな理由だろう。
 計量後の会見でコヒは「メインイベントは00年11月のK-1 J-MAX以来。この6年間、他の選手より色んな経験を積んだことが明日は活きる」「今回は体調万全。サワー選手にとって前回と僕の印象が違うと思う」「若手も出て来ているので、一味レベルの違う、大人の試合を見せたい」と抱負を語る
 会見中はヴァージル・カラコダが同じアフリカンのオロゴンにエールを送り、オロゴン兄が記者席から弟に質問する一幕も。コヒは「会見でボビーの弟に注目が集まっていたけど、一番レベルの高いものをメインで見せる」と対抗心を覗かせた。目の前のサワーと話題性のオロゴン。月曜のコヒは二人のアンディと戦うことになる。

寒川「試合のことを考える余裕も無い」

 宍戸は69.5kgを記録したが、ズボンを履いてポケットにサイフを入れた状態だったという。逆にブアカーオは70kgジャスト。以前の小柄な印象はすっかり消えた。
 計量で一番苦しんだ様子だったのはJ-NETWORKミドル級王者の寒川直喜。70.0kgでクリアしたが、写真のとおりゲッソリした表情。2時間後の会見でも「昼御飯は食べたけど足りない。明日の試合のことを考える余裕も無い」と話し、場内を笑いに包んでいた。とはいえ去年12月のR.I.S.E.のトーナメントの時に比べれば、今回は夏のため減量しやすく、精神的にも楽だったとのこと。会見後、さっそく選手に用意されたミネストローネにがっついていたのが印象的だった。
 アルバート・クラウスに挑む佐藤嘉洋は69.8kg。「熱く燃えるような試合はしません。冷静に燃える青い炎のような試合をしたいです」と抱負を語った。復帰戦となる山本優弥は70.0kgジャスト。「久しぶりの試合のせいか、今迄に味わったことのない気持ち。明日は山本優弥という存在をアピールしたい」と話していた。

 当日券は15:30より全席種発売。TBS系列28局ネットで当日夜21:00〜22:54にオンエアされる。オープニングファイトはSHINOBU・ツグト・アマラ vs. ジョーダン・タイ、サトルヴァシコバ vs. タカオサミツの2試合。17:00の開場直後からスタートする予定だ。(井原芳徳)

元気戦のシャファー「俺もトリッキーに行く」

(8/25 up) 須藤元気戦の決まったイアン・シャファーのコメントの翻訳が、オーストラリアのライジングプロモーションから届いた。

「日本の皆様、久しぶりです。イアン・シャファーです。K-1 MAXは魔裟斗戦以来ですね。実はこの6月急遽シュートボクシング大会に参戦したんだ。でも急なオファーでコンディションがベストでなく減量もきつかったので大変だったよ。試合は結果的には負けてしまったけど宍戸にスープレックスを決めたぜ。
 そうそう今度の相手は元気だね。とても嬉しいよ。彼も総合のファイターだし面白い試合になりそうだよ。彼は入場も凝ってて楽しそうだから、俺も何か考えて盛り上げたいね。入場でも負けないぜ。
 この間の18日に地元シドニーでXPLOSION大会があって韓国のキム・ドファンとHERO'Sルールで戦った。この試合はほとんど打撃だったな。www.fight1.tvでチェックしてくれ。でもMAXの出場を気にしていたから、あまりハードには戦わなかったから、怪我もないしいいスパーリングになったよ。
 過去にKID、魔裟斗と戦って、とてもいい勉強になったし、俺もますます強くなっている。出来れば元気とは次回の勝敗にかかわらずHERO'Sでも対戦したいな。元気はトリッキーだけど俺も今回はトリッキーに行くぜ! 最後はハリケーンパンチでワイプアウトを。今回も精一杯頑張りますので応援よろしくお願いします」

元気がシャファーと。全日本×新日本対決も

(8/22 up) 須藤元気の対戦相手が、イアン・シャファーに決まった。シャファーと対戦予定だった新日本キック・ライト級王者の石井宏樹は、MAXの70kg契約での試合出場が困難で、契約体重変更を申し出たが受け入れられず、出場を見送った。
 レミギウス・モリカビュチスも腰の怪我のため欠場し、元プロボクシング日本3階級王者・前田宏行の相手が、同じボクシング出身のヴァージル・カラコダに変更となった。
 追加カードは山本優弥 vs. ファリッド・キダー、SHINOBU・ツグト・アマラ vs. ジョーダン・タイ、サトルヴァシコバ vs. タカオサミツの3試合。2月のMAX日本トーナメントで右肩を脱臼した優弥は、10月の全日本キックでの復帰が予定されていたが、1か月近く前倒しでの復帰に。相手のキダーはフランスから初参戦。MAX参戦を熱望していた全日本ライト級前王者・ヴァシコバと、新日本キックウェルター級1位の新鋭・タカの激突は、キックファンには気になるカードだろう。

宍戸×ブアカーオ、TATSUJI×ザンビ他決定

(8/9 up) 次の7試合が決定した。日本人選手は9日、東京全日空ホテルの記者会見に勢揃いした。

 宍戸大樹 vs. ブアカーオ・ポー・プラムック
 石井宏樹 vs. イアン・シャファー
 前田宏行 vs. レミギウス・モリカビュチス
 安廣一哉 vs. アンディ・オロゴン
 寒川直喜 vs. ドラゴ
 TATSUJI vs. マイク・ザンビディス
 HAYATΦ vs. アルトゥール・キシェンコ

 待望のMAX初参戦を果たす宍戸は「いきなりブアカーオ選手との試合を組んでもらえてうれしい。9月4日はシュートボクシングの威信を賭けて、全身全霊で臨む」と抱負を語った。ブアカーオは6月のMAXの世界一決定トーナメントの決勝でSBのアンディ・サワーをKO。谷川貞治K-1イベントプロデューサーは、SB側の「熱い思い」を受け、なおかつ新鮮な組合せとなることから宍戸戦を組んだという。
 新日本キックのライト級王者・石井は「ライト級のスピードとテクニックを見せたい」と抱負。シャファーの圧力をどういなすかが見物だ。
 前田はプロボクシング元3階級王者。去年5月に引退し、角海老宝石ボクシングジムを離れ、8月から池袋にBUKUROジムをオープン。10月のMAXで同じ元ボクサーの大東旭と鈴木悟が完敗したことで、衝動を押さえきれなくなり、今年に入ってからキックの練習をスタートした。「パンチはボクサーが一番だが、ボクシングということに関係なく、『俺、男、前田』というのを見せたい」と熱く意気込みを語っていた。
 オロゴンはタレントのボビー・オロゴンの弟で今回がプロデビュー戦。2月のMAXでデビュー予定だったが、右手指間筋断裂により欠場していた。「お兄さんの試合はお祭り。僕はちゃんとした試合をする」と、兄との違いをアピールしていた。
 対する安廣は「札幌のK-1で弟に会ったが、戦う事になるとは」と、このマッチメイクに驚きを隠せず。だが、どんな持ち味を見せたいか?という質問には「K-1 MAXというお祭りを盛り上げるのが僕の仕事」と話し、割り切った様子だった。
 寒川はJ-NETWORKミドル級王者。「ドラゴのパンチは強いが、僕の頭蓋骨は厚いので効かない」と豪語。「アンディ選手も僕の頭を殴って怪我をしました」と秘話を明かした。
 アマチュアボクシング出身のTATSUJIはザンビディスとの豪腕対決。「一番やりたかった選手。気合いを入れて打ち合いたい」と熱く語った。
 “イケメン対決”と銘打たれたのはHAYATΦ vs. キシェンコ。HAYATΦは「いつもどおり前に出て、K-1にふさわしい試合をして勝ちたい」と抱負を語った。
 相手が未定の元気も会見に出席。「2年ぶりにMAXに戻れたことに感謝している。自分なりの独創性を持って、クオリティの高い試合をしたい」等とコメントした。
 他にも新田明臣、我龍真吾、須藤信充らが出場候補に上げられており、カードは後日発表される。(井原芳徳)

サワー×小比類巻、クラウス×佐藤決定

(8/5 up) K-1 MAX 世界王者対抗戦の2試合、アンディ・サワー vs. 小比類巻貴之、アルバート・クラウス vs. 佐藤嘉洋が発表された。
 コヒは「(6月の世界一決定トーナメントで)魔裟斗選手に負けたが、これまでの(約)50戦でわからなかったことに気づいた。これからは手数を出し、打ち合いに行く。自分のレベルが上がっている。とにかく勝ちにこだわりたい」と強気のコメント。「手数を出すほうが楽で、その戦い方がわかってきた」「破壊力なら誰にも負けない自信がついた」「今までと違う自分を見せられる」とも話しており、その変化が見物だ。
 佐藤は「落とした信用を自分の動きで取り戻したい」等と抱負を語った。佐藤はトーナメントのブアカーオ戦で鼻骨を折り、ストレス性の喘息で入院していたという。
 魔裟斗は欠場。だが谷川貞治K-1イベントプロデューサーは「アンディ(を偲ぶ会)の時に少し話したら、やる気になっていた」ことを明かし、「これからゆっくり話す。チーム体制からガラッと変えることになると思う」とも話した。
 須藤元気は立ち技の練習のみできている状態で、「試合をやりたがっている」ことから、回復状況を見ながらMAXで復帰戦を組む予定だという。
 下記一覧の出場予定選手以外にも、谷川氏はアルトゥール・キシェンコ、我龍真吾らの名も候補に上げた。シュートボクシングの日本ウェルター級王座・宍戸大樹、新日本キックのライト級王者・石井宏樹、元NKB2階級王者の須藤信充、ボクシングの日本王者クラスの選手が新たにMAX参戦に名乗りを上げていることも谷川氏は明かしている。(井原芳徳)

 

FEG "エステティックTBC K-1 WORLD MAX 2006 〜世界王者対抗戦〜"
2006年9月4日(月) 東京・有明コロシアム
開場・17:00 開始・18:00


第10試合 3分3R(延長1R)
アンディ・サワー(オランダ/シュートボクシング・オランダ/MAX '05 世界大会優勝)
小比類巻貴之(日本/チーム・ドラゴン/MAX '04 '05 日本大会優勝)

第9試合 3分3R(延長1R)
アルバート・クラウス(オランダ/チーム・スーパープロ/MAX '02 世界大会優勝)
佐藤嘉洋(日本/フルキャスト&名古屋JKファクトリー/MAX '06 日本大会優勝)

第8試合 3分3R(延長1R)
ヴァージル・カラコダ(南アフリカ/スティーブズジム)
前田宏行(日本/BUKUROジム/元プロボクシング日本ライト・Sライト・ウェルター級王者)

第7試合 3分3R(延長1R)
須藤元気(日本/ビバリーヒルズ柔術クラブ)
イアン・シャファー(オーストラリア/ファイブリングス・オーストラリア)

第6試合 3分3R(延長1R)
ドラゴ(アルメニア/チーム・イッツ・ショータイム)
寒川直喜(日本/バンゲリングベイ/J-NETWORKミドル級王者)

第5試合 3分3R(延長1R)
ブアカーオ・ポー・プラムック(タイ/ポー・プラムックジム/MAX '04 '06 世界大会優勝)
宍戸大樹(日本/シーザージム/シュートボクシング日本ウェルター級王座)

第4試合 3分3R(延長1R)
ファリッド・キダー(フランス/バグノレ・ボクシングクラブ)
山本優弥(日本/青春塾/全日本キック・ウェルター級1位)

第3試合 3分3R(延長1R)
アルトゥール・キシェンコ(ウクライナ/キャプテン・オデッサ)
HAYATΦ(日本/FUTURE_TRIBE)

第2試合 71kg契約 3分3R(延長1R)
安廣一哉(日本/正道会館)
アンディ・オロゴン(ナイジェリア/チーム・オロゴン)

第1試合 3分3R(延長1R)
マイク・ザンビディス(ギリシャ/メガジム)
TATSUJI(日本/アイアンアックス/MAX '06 日本大会準優勝)

 〜開会式〜

オープニングファイト2 3分3R(延長1R)
SHINOBU・ツグト・アマラ(モンゴル/チーム・ハードコア)
ジョーダン・タイ(ニュージーランド/レイ・セフォー・ファイトアカデミー)

オープニングファイト1 3分3R(延長1R)
サトルヴァシコバ(日本/勇心館/全日本キック・ライト級1位・前王者)
タカオサミツ(日本/伊原道場/新日本キック・ウェルター級2位)

※出場選手は変更になる場合もございます


◆入場料金(全席指定・消費税込み)
SRS席 22,000円 S席 13,000円 A席 6,000円
※当日券は15:30より発売

◆デジタル先行発売
FEGオフィシャルサイトK-1オフィシャルサイト(ケータイサイトでも)

◆一斉発売 2006年8月6日(日) 10:00〜
e+(イープラス) http://eee.eplus.co.jp/
チケットぴあ 0570-02-9999
ローソンチケット 0570-084-003(初日のみ特電:0570-084-629)(Lコード:32223)
CNプレイガイド 0570-08-9999(初日のみ特電:0570-08-9911)
キョードー東京 03-3498-9999
※0570から始まる番号は一部の携帯電話、PHS、CATVからの電話接続は不可となります。

◆チケットに関するお問い合わせ先: キョードー東京 03-3498-9999

◆大会に関するお問い合わせ先: (株)FEG  TEL:03-3796-5060 FAX:03-3796-2978

Last Update : 09/03 17:28

[ Back (前の画面に戻る)]



TOPPAGE | REPORT | CALENDAR | REVIEW | XX | EXpress | BBS | POLL | TOP10 | STAFF

Copyright(c) 1997-2006 MuscleBrain's. All right reserved
BoutReviewに掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。
著作権はマッスルブレインズに属します。