BoutReview
記事検索 by Google

[全日本キック] 7.23 後楽園:ヴァシコバ、防衛戦後の目標はK-1 MAX

全日本キック "Spear of Destiny" 7月23日(日) 後楽園ホール  【→カード&チケット】 [→掲示板]

(7/21 up) 勇心館所属のサトルヴァシコバ(左)と正巳(右)が、タイトル戦に向けての抱負を語った。(情報&写真提供:全日本キック)

 ヴァシコバは今年1月、念願のライト級王座奪取に成功。「ほんっと今年取らないと、3回目はないなと思ってたんで。だから、防衛したいって気持ちも強いんですよ」と今の心境を語る。
 挑戦者・増田博正は、ヴァシコバの兄と同じジムにいたことがあり、新空手時代からの知り合い。ヴァシコバの兄デビュー前から活躍していたため「胸を借りるつもりでぶつかる」という。
 防衛後の目標はなんとK-1 MAX参戦。ライト級に階級を上げた2年前から考えていたといい、「減量するたびにリバウンドも凄いんで、70kgまでいけるんじゃないか」と話す。戦いたい選手は魔裟斗とレミギウス・モリカビュチス。自称「怖い病」のヴァシコバだが、「怖そうなんですけど、なんか面白そうなんですよねぇ」とレミギウス戦について語る。日曜の試合では「タイトルは守りたいですし、見てる人に『70kgでもいけるんじゃないか』って思わせるような試合をしたい」といい、その試合内容にも注目したい。

 前田尚紀の欠場により、急遽石川直生の持つスーパーフェザー級王座挑戦のチャンスが到来した正巳。「決まったのが一週間前なので、正直なにもやってないです」と言い切り、「今さら対策立てても変わらない。今の自分の力を出すしかない」と完全に開き直った様子だ。「石川選手も攻めて来ると思うんで、こっちも最初からいくしかないですね。自分がいかなかったとしても、向こうは来ると思うんですよ。そしたら何もせずに斬られて終わっちゃうだけなんで。最初から倒しにいって、うまいこと当たればいいなっていう(笑)」
 師匠である飯尾康晴・勇心館館長も「ダメもと」だと話すが、「正巳はけっこうパンチのパワーがあるから、向こうが横綱相撲じゃなしに倒しにきてくれれば、こっちにもチャンスが出てくるんじゃないか」「格が違っても、いざ打ち合いになったらその瞬間は気持ちの勝負。そこに勝機も生まれるんじゃないですか。そのいい例が小林(ヴァシコバ)が小林聡とやった時(04年4月:ヴァシコバがダウンを奪い判定勝ち)ですよ」と気になるコメントも。石川も1Rから勝負にいくことを示唆しており、序盤から目が離せない。

 当日券は16時より発売。なお、今回はスーパーフェザー級タイトルマッチにカード変更があったため、通常は当日¥1,000アップのところを、前売料金そのままの“サービス価格”にて販売される。RS席¥7,000/S席¥5,000/A席¥4,000(全席指定)

前田負傷欠場。石川、正巳と防衛戦

(7/19 up) 石川直生の保持する全日本スーパーフェザー級王座に挑戦予定だった前田尚紀が、ジムでの練習中に左足中指骨折全治3ヶ月の怪我を負い欠場することになった。新たな挑戦者は正巳(勇心館/フェザー級5位)に決定。正巳と対戦予定だった岩切博史(月心会/フェザー級7位)は栗原豊(光ジム/ライト級9位)とスーパーフェザー級で対戦する。
 「身内が事故にあったような気持ち」。18日、所属する東京・青砥の青春塾で記者会見に応じた石川は、前田の負傷を聞いたときの心情をこう表現した。だが既に気持ちの切り替えはできている。挑戦者の正巳について「幸い前田に似たタイプ」と捉え、「練習内容は変えない。前田戦と同じ気持ちで戦う」と話す。
 相手は誰であれ、本当の敵は自分自身。5月の大宮司戦では1Rにダウンを喫し、2R以降の追い上げもむなしく判定負けを喫した。石川は「5月14日の大宮司戦の1R目の自分をまだ許せていない」と話す。「今回は1Rにつまらない攻撃をもらわなければ大丈夫。とにかく心の隙を見せないことが大事」とも語り、3分半5Rのミット打ちでは1R目から積極的に攻撃を出していた。

10月のCUB★KICK'SでNAO★KICK'S(ナオキックス)?

 全日本キックの宮田充興行部長は、10月7日〜9日の新宿FACE 3DAYSのうち、7日の女子大会の日を除いた1大会で、石川直生プロデュース大会を行う計画があることを明かした。石川が23日に王座を防衛することがノルマだが、モデル業で所属するオスカープロモーションも協力に前向きで、オスカーの女性モデルと全日本キックの選手が一緒にファッションショーを行うアイデアも。石川は「1回きりの大会では終わらせない。軽量級に革命を起こしたい」と話した。
 実現すれば石川を筆頭とした青春塾所属選手が赤コーナーにズラリと並ぶ。山本優弥の復帰戦をここで行う案もある。8/21の診察結果次第だが、9月か10月に復帰できる見通し。9/4のK-1 MAXのオファーにもよるが、9月の全日本キックはタイ遠征しか予定が無い。「休んでいる間に置いてかれた感じ。焦りがある」と優弥は話し、復活の日が待ち遠しい様子だった。(井原芳徳)

真弘負傷欠場

(7/10 up) 山本真弘が練習中に負傷し、左眼窩内側壁・下壁骨折・全治1ヶ月と診断されたため欠場する。真弘に代わり、岩切博史(月心会/全日本フェザー級7位)が正巳(勇心館/同級5位)と対戦する。
 3回戦を含め全カードが決定。加藤督朗氏が主宰する「PHOENIX」と総合格闘技の「津田沼道場」から全日本に選手が初参戦する。

ヴァシコバTシャツ発売

 当日は全日本ライト級王座初防衛戦を行うサトルヴァシコバTシャツが新発売される。トレードマークである豹柄をあしらったデザインとなっている。カラー:ホワイト、イエロー。サイズ:XS・S・M・L。価格:4,000円(消費税込)。所属先の勇心館のホームページでも通信販売が行われる。

山宮、チーム玉海力のジミー明成と対戦

(6/22 up) 山宮恵一郎の対戦相手が、キックデビュー戦のジミー明成[あきしげ](パンクラス・チーム玉海力)に決定した。元・パンクラス、現・GRABAKAの山宮が、現・パンクラスの選手と全日本キックのリングで激突するという異色カードだ。サドンデスマッチで行われるが、両選手のキャリアを考慮し、肘が反則となる。なお、大輝 vs. 喜入衆が67kg契約・5Rで行われることも発表されている。

大輝、J-NET喜入と対戦。真弘は正巳と

(6/16 up) 全日本ウェルター級王者・大輝の相手が、J-NETWORKスーパーライト級王者・喜入衆(ソーチタラダ渋谷)に決定した。わずか9戦で王座を奪取した大輝に、他団体王者との対決という大きなチャンスが舞い込んで来た。喜入は21戦のキャリアを持ち、過去に金沢久幸湟川満正を撃破したこともある実力者だ
 連戦を志願した全日本フェザー級王者・山本真弘の相手は同級5位の正巳(勇心館)に決定。57.5kg契約のサドンデスマッチで争う。正巳はパンチを得意とし、戦績15戦9勝(5KO)4敗2分。

山本真弘&GRABAKA山宮が出場

(6/15 up) 山本真弘(藤原ジム/全日本フェザー級王者) 、山宮恵一郎(GRABAKA/全日本ヘビー級6位)の出場が決定した。真弘は6/11の後楽園大会でタイ人に3R判定負け。ダメージが無く、9月のタイ遠征もにらみ、本人と周囲の希望で7月大会出場が決まった。山宮は3月のリアルジャパンプロレスの興行で行われたキックルールの試合で、桜木裕司に判定勝ちしたことが評価され、全日本ランキングに入った。全日本のリングで試合をするのは今回が初めて。

石川×前田、ヴァシコバ×増田のW王座戦

(6/12 up) 1月大会で全日本王座を奪取した石川直生とサトルヴァシコバのカードが、その王座の初防衛戦として行われる。スーパーフェザー級王者・石川は前田尚紀を、ライト級王者のヴァシコバは増田博正を迎え撃つ。
 石川×前田は3度目の激突。前回は1月の王座決定戦でぶつかったが、肘打ちで前田が額を負傷。陥没骨折の疑いでドクターストップがかかったが、その後の診断で単なる打撲と判明したという経緯がある。その後、前田は4月の新宿大会でラスカル・タカをスーパーフェザー級契約で下し、石川は5月の後楽園大会のメインで大宮司進に惜敗している。
 6/11の後楽園大会の休憩明け、石川はリングイン。「1月は勝てたけど、尊敬する前田選手はあんなもんじゃない。僕は先月コケて今は崖っぷちです。チャレンジャーの気持ちで戦います。キックボクシングを超えた男と男のぶつかり合いになります。あと1か月、笑う回数が減るぐらい追いこんで絶対に勝ちます」と抱負を語った。
 ヴァシコバ×増田は初対決。ヴァシコバは「このベルトは何が何でも渡しません。観に来てくれる人が感動する試合をします」と抱負を語った。3月に元ルンピニーランカーと引き分けて以来の試合となる。増田はフェザー級王座に続く2階級制覇を目指す。前回は5月大会で7位の海戸淳を判定で下している。(井原芳徳)

ヴァシコバ・石川・大輝、新3王者出場

(6/9 up) 全日本キック7/23後楽園大会の概要が発表された。今年に入って全日本王者となったサトルヴァシコバ、石川直生、大輝の3人が登場。6/11(日)後楽園大会でカード発表の模様で、チケット先行発売も行われる。
 さらに今年下半期の興行日程も発表された。10月には新宿FACEで3DAYS興行が実現。日曜は昼夜興行も検討されている。7月30日(日)横浜赤レンガ倉庫(はまっこムエタイジム主催)、8月27日(日)後楽園、9月予定 タイ国遠征試合,10月7日(土)〜9日(月/祝)新宿FACE、11月12日(日)後楽園、12月2日(土)新宿、12月8日(金)後楽園。

 

全日本キックボクシング連盟 "Spear of Destiny"
2006年7月23日(日) 東京・後楽園ホール
開場・17:00 オープニングファイト開始・17:45 本戦開始・18:30


第7試合 Wメイン(2) 全日本スーパーフェザー級タイトルマッチ 3分5R
石川直生(青春塾/王者)
正巳(勇心館/フェザー級5位)

第6試合 Wメイン(1) 全日本ライト級タイトルマッチ 3分5R
サトルヴァシコバ(勇心館/王者)
増田博正(スクランブル渋谷/2位)

第5試合 セミファイナル 67kg契約 3分5R
大輝(JMC横浜GYM/全日本ウェルター級王者)
喜入 衆(ソーチタラダ渋谷/J-NETWORKスーパーライト級王者)

第4試合 スーパーフェザー級 サドンデスマッチ
岩切博史(月心会/フェザー級7位)
栗原 豊(光ジム/ライト級9位)

第3試合 肘無し ヘビー級 サドンデスマッチ
山宮恵一郎(GRABAKA/6位)
ジミー明成(パンクラス・チーム玉海力)

第2試合 ライト級 3分3R
長谷川誠(青春塾)
畑尾龍宏(REX JAPAN)       

第1試合 スーパーウェルター級 3分3R
横澤浩史(S.V.G.)
大蔵“PHOENIX 1号”(PHOENIX)

オープニングファイト第2試合 フェザー級 3分3R
尾田兼次(S.V.G.)
土師幸廣(朝久道場)

オープニングファイト第1試合 スーパーウェルター級 3分3R
小笠原克樹(青春塾)
星野大介(総合格闘技津田沼道場)

※出場選手はケガ等により変更となる場合があります。


■料金:
RS席¥7,000 S席¥5,000 A席¥4,000

■先行発売:6/11(日)後楽園大会、ロビー・グッズ売場にて各席最前列より先行発売
■一般発売:6/17(土)より

■チケット発売場所  
チケットぴあ 0570-02-9999
イープラス http://eee.eplus.co.jp/
後楽園ホール 03-5800-9999
チケット&トラベルT-1 03-5275-2778
全日本キック 03-3365-1171
バウトレビュー(7/13(木)午後3時入金締切)

■お問い合わせ
全日本キック 03-3365-1171

Last Update : 07/21 14:27

[ Back (前の画面に戻る)]



TOPPAGE | REPORT | CALENDAR | REVIEW | XX | EXpress | BBS | POLL | TOP10 | STAFF

Copyright(c) 1997-2006 MuscleBrain's. All right reserved
BoutReviewに掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。
著作権はマッスルブレインズに属します。