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(レポ&写真) [J-NET] 5.6 後楽園:MACH 55決勝はあらし×真二に

J-NETWORK "GO! GO! J-NET '05 〜MACH 55 1st 準決勝〜"
2005年5月6日(金) 東京・後楽園ホール

  レポート&写真:井原芳徳  【→カード紹介記事】 【→掲示板スレッド】

第9試合 MACH 55 準決勝 55kg契約 3分5R
×藤原国崇(拳之会/ NJKFバンタム級王者)
○藤原あらし(S.V.G./全日本バンタム級王者)
3R 1'47" TKO (ドクターストップ:肘による頭部のカット)


 1Rはあらしの左ミドルに国崇がカウンターのフックを合わせる展開が中心。終盤、あらしが左ハイを当てると国崇の腰が落ち、直後両者がもみ合いに。この時偶然のバッティングとなり、あらしが左まぶたを切ってしまう。すると2Rから国崇に試合の流れが傾きだし、終盤には左右のストレート、肘打ち、左ハイ、飛び膝蹴りのラッシュ。その間の左肘であらしは右のまぶたも切られてしまう。

 崖っぷちに立たされたあらし。このまま国崇お得意の殺人フルコースで粉砕されるかと思われた。しかし3R開始まもなく、右の縦肘一発で国崇の頭を切り裂き逆転に成功。あらしの出血も激しく、両者揃ってドクターチェックを受ける場面が2回繰り返される。どっちが先に止められるか? 超満員の後楽園ホールの異様な盛り上がりの中、2人は力を振り絞り、文字通り“血で血を洗う”殴り合いを繰り広げるが、国崇の流血の方が激しくなり、ようやくドクターストップ。あらしの大逆転勝利となった。
 これまで交流の無かった全日本とNJKFの初の頂上決戦は、そのプレミア性に十二分にふさわしい名勝負に終わった。負けた国崇は人目をはばからず号泣。勝ったあらしは合計10針縫い、「肘が無ければ絶対負けてた。過去最強の敵だった。正直もう(国崇とは)やりたくない」と振り返るほどの激闘だった。

 これでバンタム級の全日本 vs. NJKFは、3月の一回戦の国崇 vs. 寺戸と合わせて1勝1敗の五分に。これまで2試合とも3R肘打ちで決着が付いているが、7月31日(日)ディファ有明大会のMACH 55決勝戦、あらし vs. 真二の勝負の行方はどうなるのか、今から非常に楽しみだ。

第8試合 MACH 55 準決勝 55kg契約 3分5R
○真二(OGUNI GYM/NJKFバンタム級4位)
×牧 裕三(アクティブJ/J-NETWORKバンタム級王者)
2R 2'57" KO (3ダウン:右ローキック)


 1Rは牧が右ロー、左のテンカオ、肘打ちをリズム良く当て続け優勢。しかし真二は一回戦のMAキック王者・高橋拓也戦同様、相手の攻撃を受ける合間にじわじわと右ローを相手に効かせ、いつのまにか形勢逆転。2Rに立て続けに右ローで3ダウンを奪い、見事KO勝ちをおさめた。これで真二はMA、J-NETの王者刈りに成功。あとは全日本キック王者・藤原あらしを倒すのみだ。


第7試合 肘無し 72kg契約 サバイバルマッチ1(3分3R・延長1R)
○新田明臣(バンゲリングベイ/IKUSA-U70初代戦王)
×山内哲也(アクティブJ/J-NETミドル級王者)
判定3-0 (大成30-26/石川30-26/少30-26)

※3R左ハイキックで山内1ダウン

 新しいトランクスで登場した新田。サウスポーとオーソドックスに何度もスイッチしながら相手を翻弄し、左のミドル、ロー、ストレートを何発も当てていく。山内も右ストレートと右ミドルを返すが単発止まり。3Rになると新田は回し蹴りやバックハンドブローも絡めるほどのノリノリのファイトで、残り40秒、左ハイキックで見事ダウンを奪取。文句無しの判定勝ちをおさめた。

第6試合 ウェルター級 サバイバルマッチ1(3分3R・延長1R)
○喜入 衆(ソーチタラダ渋谷/J-NETスーパーライト級王者)
×金沢久幸(AJKF/全日本ウェルター級2位)
判定3-0 (小川30-26/石川30-26/少30-26)

※1R左フックで金沢1ダウン

 1R、喜入は右ロー主体の攻めで下に注意をそらした後、左のロングフックでダウンを奪取。2R以降も右ロー主体の攻めで金沢の飛び技を封じ込め主導権をキープし完勝した。試合後は他団体のウェルター級王者狩りを宣言。西山のライト級他団体王者狩りツアー同様、今後の動向が注目される。

第5試合 J-NETWORKウェルター級タイトルマッチ 3分5R
×SHIN (アクティブJ /王者)
○我龍真吾(ファイティングマスター/1位)
1R 2'42" KO (左フック)

※我龍が新王者に

 SHINの伸びのある上下の蹴りに序盤手を焼いた我龍だったが、パンチ主体のケンカファイトで応戦すると次第に優勢に。カウンターの左フックで2度ダウン奪ったところでレフェリーストップとなった。
 ベルトを巻き家族とともにリング上で記念撮影に応じた我龍。「僕がベルトを巻いたからには、J-NETWORKのウェルター級王者が日本最強であることを証明して行きたいと思います。いつ何時、誰が相手でも、喧嘩上等でぶっ倒します」と宣言した。

第4試合 J-NETWORKフェザー級タイトルマッチ 3分5R
×砂田将祈(M-FACTORY/王者)
○尾田淳史(アクティブJ/1位)
判定0-3 (高木48-49/大成48-50/少48-50)

※尾田が新王者に

 サウスポーの尾田が左のミドル、ストレート、ハイ等を当て続け判定勝ち。王座をもぎ取った。

第3試合 65kg契約 サバイバルマッチ1(3分3R・延長1R)
×黒田英雄(アクティブJ/J-NETウェルター級4位)
○井上 哲(山木ジム/MA日本ウェルター級2位)
判定0-3 (山中29-30/大成29-30/少29-30)


 井上が執拗に膝蹴りを当て続け黒田を完封。勝者へのプレゼンターは2日前にK-1 MAXに初出場したばかりの膝の名人・佐藤嘉洋が務めた。

第2試合 54kg契約 サバイバルマッチ1(3分3R・延長1R)
○古谷繁明(ソーチタラダ渋谷/J-NETバンタム級7位)
×磯部 大(明和心塊/MA日本バンタム級10位)
1R KO (バックブロー)

第1試合 ヘビー級 サバイバルマッチ1(3分3R・延長1R)
○長谷川康也(アクティブJ/J-NETヘビー級1位)
×坂間 豊(バンゲリングベイ)
1R 2'31" KO (右ローキック)

フレッシュマンファイト第2試合 ヘビー級 サバイバルマッチ1(3分3R・延長1R)
○冨樫龍一(梁山泊空手)
×川崎康弘(士心館)
3R 0'41" KO (後ろ回し蹴り)

フレッシュマンファイト第1試合 ライト級 3分3R
○藤原王子(レグルス池袋)
×宿波 明(はまっこムエタイジム)
判定3-0 (30-26/30-26/30-26)
※3Rに宿波が膝蹴りで1ダウン

Last Update : 05/07 01:51

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