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[J-NET] 5.6 後楽園:「MACHの先に目指すもの」大賀代表に聞く

J-NETWORK "MACH 55 準決勝" 5月6日(金) 後楽園ホール 【→カード&チケット情報】 [→掲示板]

  ◆ 当日券:SRS:10,000円 RS:8,000円 B:4,000円 各席若干枚のみ。立見 ¥3,500も販売

(5/4 up) キックボクシング4団体からバンタム級のトップ選手が集まって3月に開幕した-55kgトーナメント「MACH 55(マッハ・ゴーゴー)」が、今度の5月6日の後楽園大会で二回戦に突入する。大会直前企画として、大賀雅裕J-NETWORK代表にトーナメントのコンセプトとその先の展望を聞いてみた。(井原芳徳)

ーーまず、このトーナメントを始めたいきさつを教えていただけますか。
大賀「単純にどのチャンピオンが一番強いのか決めたいというのもありますけど、バンタム級ならではの事情が背景にありました。他の連盟さんも共通の悩みかと思いますが、バンタムの試合は面白いんですけど、ライトやウェルターに比べると、どうしてもファンの反応が良くないんですね。団体内でタイトル戦やランキング戦をやっていてもマンネリ化しますし、かといって話題作りでこの階級でタイ人を呼んでも、ノーランカーでもタイ人は強すぎて、相手になる選手が少ない。」

ーーちょうどこのトーナメントの企画が、各団体にとって“渡りに舟”だったと。

大賀「そうでしょうね。3月の開幕戦のチケット売上は、平日なせいもあり苦戦したけど(苦笑)、今度の二回戦は好調ですし、マスコミの取り上げ方やキックファンの反響が大きくなってきているのは実感しています。全日本キック王者の藤原あらし選手とNJKF王者の藤原国崇選手のW藤原対決はマニアにとったら夢のカードですよ。うちのチャンピオン(アクティブJ所属の牧裕三)にとっても、彼らと対戦できる可能性ができたことは大きなモチベーションになってるようだし、他の選手たちもそうでしょう。このトーナメントが終わった後も、各選手が自分の団体に戻って話題を還元してもらえば、来年、再来年、序々に大きな渦になって、もっと広いファン層にバンタム級が認知されるんじゃないかと期待しています」

ーー大会名が「MACH 55 1st」となっているのは、来年以降も2nd、3rdとやるということですよね。

大賀「一回限りじゃなく、続けて行くことで意義が生まれると思います。今年は全日本さん、MAさん、NJKFさん、J-NETから2名ずつ出して、一回戦が全て対抗戦になって、並びがちょうどよくなりましたが、来年はNKBさん、協会(新日本キック)さん等にも参戦していただければと思っています」

ーーただいろんな団体の選手が集まると、ジャッジや審判の基準で揉める心配もありますよね。
大賀「今回のMACH 55では、フリーの少白竜さんが審判部長を務め、各団体から審判を出し合って、対戦両選手に関係のない団体のレフェリーが試合を裁く、中立なシステムを作りました。うちは王座もランキングも他団体に門戸開放していますが、MACH 55の審判団についてもその考えに沿っています。MACH 55が終わってもそのシステムを維持すれば、各団体やフリーの選手も安心して上がれるでしょうし、ゆくゆくは審判だけの全団体統一の組織に発展すれば理想ですね」

ーーMACH 55がキック業界全体の架け橋になっていきそうですね。今年は新人王トーナメントも始められましたが、これも何か意義があるのでしょうか?

大賀「選手にとって何か目標があるのはやっぱり大事なことですよ。僕自身、極真の時は全部トーナメントでしたから(大賀代表は極真会館の第1回全日本ウェイト制大会軽量級優勝者)。全日本に上がるまでに、小さな大会をいくつも優勝しないといけなかった。他のスポーツだってそうですよね。ちゃんと一個一個結果を残して行けば、去年まで無名の選手でも、世界チャンピオンに勝つチャンスがある。若い選手はやる気になるし、ファンもそういうどんでん返しには興味があるでしょう。だから今回のMACH 55優勝者には、ムエタイのチャンピオンに挑戦させたいですね。他団体の選手が優勝すれば、調整も必要でしょうし、実際勝つのは大変でしょうけど、MACH 55を世界の頂点と戦う道筋にしたいです」

ーーオリンピック競技の日本代表枠を争ったり、サッカーの天皇杯で一番を決めたりするのにも似ていますよね。
「ちょうどサッカーの川淵さん(=川淵三郎・日本サッカー協会キャプテン)が『2050年までに日本でW杯を単独開催し、W杯で優勝する』という構想を持っていますけど、キックボクシングも、そういう明確な目標が必要です。キックボクシングが廃れないためにも、今、下地を作らなきゃいけないと思っています。単に話題作りだけじゃなく、MACH 55の先に見据えているのはそういうことですね。」◆◆◆


MAX準優勝・新田凱旋! J-NET王者と対戦

(4/6 up) K-1 MAX日本代表決定トーナメント準優勝・新田明臣が電撃参戦し、J-NETWORKミドル級王者の山内哲也と対戦することが決定した。
 新田は1月にJ-NET後楽園大会の5大メインのトリを務め勝利。2月のMAXではリザーバーながらも武田幸三の負傷でチャンスが巡り、準優勝をもぎ取った。今回はいわばJ-NET凱旋試合と言えるが、逆に受けて立つ山内にとっては大物食いのチャンスとなる。

喜入、階級上げベテランの金沢に挑戦

(4/4 up) J-NETWORKスーパーライト級王者・喜入衆(きいれ・とも)がウェルターに階級を上げ、全日本キックのベテラン・金沢久幸と対戦することが決まった。喜入は1月にチャイディー力(元ラジャダムナン認定フェザー級王者)に敗れはしたものの、強烈なボディブローを浴びても耐えきり、タフさを見せつけた。金沢は昨年12月大会でJ-NETウェルター級王者のSHINを3R判定で下し、2月にはイタリアでタイ人を必殺飛び膝でKO。一時のスランプを脱し、勢いを取り戻しつつある。

MACH 55 準決勝、チケット発売開始

(3/18 up) 3/2の大会で開幕した-55kgトーナメント「MACH 55 First」が準決勝に突入する。NJKFバンタム級王者・藤原国崇(左上)と全日本キック同級王者・藤原あらし(右上)のW藤原&W王者対決は必見。J-NET同級王者・牧裕三(左下)は大会主催団体の意地を賭け、NJKF同級4位の真二(右下)を迎え撃つ。7月31日ディファ有明大会の決勝に残るは誰だ?
 他にも3/2の大会のメインで激突したSHINと我龍真吾が王座を賭け再戦。前回は我龍が1Rで圧勝しており、王者・SHINにとっては正念場となる。J-NETフェザー級タイトルマッチ、砂田将祈(王者) vs. 尾田淳史(1位)、黒田英雄(J-NETウェルター級4位) vs. 井上哲(MA日本同級2位)の両ベテラン対決も決定している。

J-NETWORKイベントプロデューサー募集

 J-NETWORKではキックボクシングのイベントプロデューサーを公募する。キックボクシングはこうすれば楽しくなる!イベントなら俺に任せてくれ!という斬新なアイディア、自信を持つ方は是非ご応募を。申込は履歴書を下記本部まで送付。

 ■内容:キックボクシング興行のプロデューサー
 ■待遇:固定給25万円以上+歩合(経験、実績を考慮の上相談)
     交通費1日500円まで支給 1日9時間 週5日勤務
 ■勤務:J-NETWORK本部事務局
    (東京都世田谷区三軒茶屋2-14-12三元ビル5F/TEL 03-3419-0536)

 

J-NETWORK "GO! GO! J-NET '05 〜MACH 55 準決勝〜"
2005年5月6日(金) 東京・後楽園ホール
開場:16:45 フレッシュマンファイト開始:17:30 本戦開始:18:00 (いずれも予定)

第9試合 MACH 55準決勝 55kg契約 3分5R
藤原国崇(拳之会/ NJKFバンタム級王者)
藤原あらし(S.V.G./全日本バンタム級王者)

第8試合 MACH 55準決勝 55kg契約 3分5R
牧 裕三(アクティブJ/J-NETWORKバンタム級王者)
真二(OGUNI GYM/NJKFバンタム級4位)

第7試合 肘無し 72kg契約 サバイバルマッチ1
新田明臣(バンゲリングベイ/IKUSA-U70初代戦王)
山内哲也(アクティブJ/J-NETミドル級王者)

第6試合 ウェルター級 サバイバルマッチ1
喜入 衆(ソーチタラダ渋谷/J-NETスーパーライト級王者)
金沢久幸(AJKF/全日本ウェルター級2位)

第5試合 J-NETWORKウェルター級タイトルマッチ 3分5R
SHIN (アクティブJ /王者)
我龍真吾(ファイティングマスター/1位)

第4試合 J-NETWORKフェザー級タイトルマッチ 3分5R
砂田将祈(M-FACTORY/王者)
尾田淳史(アクティブJ/1位)

第3試合 65kg契約 サバイバルマッチ1
黒田英雄(アクティブJ/J-NETウェルター級4位)
井上 哲(山木ジム/MA日本ウェルター級2位)

第2試合 54kg契約 サバイバルマッチ1
古谷繁明(ソーチタラダ渋谷/J-NETバンタム級7位)
磯部 大(明和心塊/MA日本バンタム級10位)

第1試合 第試合 ヘビー級 サバイバルマッチ1
長谷川康也(アクティブJ/J-NETヘビー級1位)
坂間 豊(バンゲリングベイ)

フレッシュマンファイト第2試合 ヘビー級 サバイバルマッチ1
冨樫龍一(梁山泊空手)
川崎康弘(士心館)

フレッシュマンファイト第1試合 ライト級 3分3R
藤原王子(レグルス池袋)
宿波 明(はまっこムエタイジム)


※サバイバルマッチ1は3分3R・延長1R。延長Rでは必ずどちらかに優劣をつける完全決着ルール
※出場選手はケガ等により変更となる場合がありますことをご了承ください。


◆チケット料金:
SRS:9,000円 RS:7,000円 S:5,000円(完売) A:4,000円(完売) B:3,000円
※指定席の当日販売は¥1,000アップです。
立見 ¥3,500(当日のみ)

◆チケット販売所:
チケットぴあ、後楽園ホール、J-NETWORK加盟各ジム
バウトレビュー(4/27(水)午後3時入金確認分まで有効)

◆お問い合わせ:
J-NETWORK本部事務局 TEL 03-3419-0536 FAX 03-3410-1420

Last Update : 05/04 00:03

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