(レポ&写真) [全日本キック] 4.16 新宿 (夜):前田、ラスカルとの死闘制す
全日本キックボクシング連盟 "CUB★KICK'S - 2(カブキックス-2)" ※男子大会 2006年4月16日(日) 東京・新宿FACE 観衆:590人(満員)
レポート&写真:井原芳徳 【→カード紹介記事】 【→掲示板スレッド】
第8試合 スーパーフェザー級 サドンデスマッチ(3分3R+延長1R) ○前田尚紀(藤原ジム/全日本フェザー級3位) ×ラスカル・タカ(月心会/全日本フェザー級4位) 4R 判定3-0 (和田10-9/梅木10-9/勝本10-9) 3R 判定1-0 (和田29-29/梅木30-29/勝本29-29)
「骨身をさらけ出したその後で、散文的に笑う」。これは前田の入場曲、ザ・ハイロウズの「青春」の1番の歌詞の最後の部分だが、この日の前田の試合は、まさに骨身をさらけ出すような死闘に。 両者ともノンストップでフック、ストレート、ローを打ち合う。2R終盤に前田がパンチで攻勢となり、その余波で3R序盤もラスカルを追い詰める。だがラスカルはバックブローの奇襲で流れを変え、左フック一発で前田をぐらつかせポイントを五分に持ち込む。 どちらも力を出し切った後で延長戦を迎えたが、タフさとハートで勝ったのは前田。パンチとローの手数で圧倒し、勝利をもぎ取った。王者・石川直生とのリマッチにつながる勝利だったが、「骨身をさらけ出し」過ぎたようで、「笑う」にはほど遠い状態。バックステージに戻った途端に酸欠で倒れ、マスコミにはノーコメントだった。
第7試合 スーパーフライ級 サドンデスマッチ(3分3R+延長1R) ○チェ・ジンスン(韓国/IKMF韓国バンタム級王者) ×魂叶獅(はまっこムエタイジム/J-NETWORKフライ級王者) 1R 1'56" KO (右ハイキック)
魂叶獅が右ロー、ジンスンが肘、左ボディを当てる。1年前の対戦で魂叶獅はジンスンの首相撲に手こずり敗れたが、今回はほぼ互角。両者のペースが上がるのは2R以降にも思えた。ところがジンスンが突然放った右ハイが魂叶獅の首筋にクリーンヒット。本来一階級下の魂叶獅にはあまりにも強烈な当たりで、うつぶせになったまま立ち上がることができず、返り討ちに遭う結果となってしまった。
第6試合 ランキング戦 フェザー級 サドンデスマッチ(3分3R+延長1R) ○赤羽秀一(ウィラサクレック・フェアテックスジム/J-NETWORKフェザー級2位) ×岩切博史(月心会/全日本フェザー級8位) 4R 判定3-0 (和田10-9/野口10-9/勝本10-9) 3R 判定0-1 (和田29-29/野口29-30/勝本29-29)
1R、岩切のストレートの連打に苦しめられた赤羽だが、以降は得意の膝蹴りで五分に戻す。延長戦は膝の連打で岩切の体力を奪い、ストレートも当て文句無しの勝利をもぎ取った。
第5試合 67.5kg契約 3分3R ○入江達郎(MAキック・山木ジム) ×荒井崇志(SOUL GARAGE) 判定2-0 (30-29/30-30/30-29)
第4試合 ライト級 3分3R ○HIROAKI(峯心会) ×宿波 明(はまっこムエタイジム) 判定3-0 (30-28/30-28/30-28)
第3試合 スーパーバンタム級 3分3R ×小野寺紘也(DRAGON GYM) ○甲野裕也(S.V.G.) 判定0-3 (28-30/27-30/27-30)
第2試合 ミドル級 3分3R ○稲村直人(TEAM-1) ×渡邉強太(鷹虎ジム) 判定3-0 (29-27/29-27/29-27)
第1試合 ライト級 3分3R ×石岡 卓(超越塾) ○中向居尚輝(S.V.G.) 判定0-3 (28-30/27-30/28-30)
オープニングファイト第2試合 ミドル級 3分3R ○古川照明(NJKF・インスパイヤード・モーション) ×入月健一(S.V.G.) 判定3-0 (30-26/30-27/30-27)
オープニングファイト第1試合 フェザー級 3分3R ×井上裕一(超越塾) ○藤井基文(月心会) 2R 0'19" KO
Last Update : 04/17 17:57
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