[全日本キック] 6.11 後楽園:山本元気「並大抵じゃ俺はひるまない」
全日本キック "Triumph(トライアンフ)" 6月11日(日) 後楽園ホール 【→カード&チケット】 [→掲示板]
▼ (6/9 up) メインイベントで対日本人7連勝のワンロップ・ウィラサクレックに挑む山本元気が5日、所属する東京・住吉のDEIONジムで公開練習を行った。既に先週で追い込みを完了し減量モードに入っているため、2分半のミット打ちのみを披露。雑誌のインタビューでは「20%の自信」と話していたが、「20%でも上等ですけど、今は40%に上がっている」といい、仕上がりはまずまずのようだ。 「やられる前にやる。肉をちょっと切らせて骨を断つ」。そう戦略の極意を語る元気。過去にワンロップに敗れた藤原あらしや、藤原ジムの藤原敏男氏ら、複数の関係者に肘の防御方法等を尋ね「自分にしっくりくる方法を取り入れた」といい、「あいつがいつものようにガンガン来れば3R以内で決着がつく」と予想する。ワンロップは4/23のタイの試合が流れたため、序盤からエネルギー全開で襲って来る可能性が高い。 気持ちの面では「ワンロップだからどうこうというのは無い。いつも決まった試合が最後のつもりで挑んでいる」と話す。だが、この試合で何を見せたいか尋ねると、「並大抵のことじゃ俺はひるまない。みんなワンロップとやりたい放題やられているけど、俺はそうならない」と意地を覗かせた。日本のキック史に残るかもしれない死闘のゴングは、日曜に鳴る。(井原芳徳)
元気サイン入りミニグローブを販売
会場では山本元気直筆サイン入り・DEION GYMミニグローブを限定50個販売する。タイ製で500円。 当日券は16時より各指定席若干枚に加えスタンディング¥4,000も販売される。 オープニングファイト第1試合に予定されていた相馬一仁 vs. 辻昌樹が、辻の負傷により中止となった。相馬は6/24(土)新宿大会に出場する。オープニングファイトは1試合のみで、開始時刻は18:00からに変更された。
リベンジ戦の小林「やられたらやり返す」
▼ (6/6 up) ムエタイ選手と激突する小林聡と山本真弘が1日、東京・三ノ輪の藤原ジムで公開練習を行った。1Rのスパーの後、30秒交替で1Rのミット打ち。3月の試合で肘で切られTKO負けした小林は、再戦というせいもあってか、特に右肘を叩き込む時の表情が気迫に満ちている。 小林の口から出る言葉もいつもに増し殺気にあふれている。「やられたらやり返すしかない」「リベンジしないまま毎日過ごすのは嫌」「あの時は止められなかったらやってたけど、あの日の自分(の全て)にムカついている。相手?特徴の無い顔で覚えていない」 藤原敏男会長はパンチ等とのコンビネーションで肘を出すよう指導。当然小林自身も相手がまた肘で来ることは十分承知している。あとは試合で熱いハートと冷静な頭脳のバランスがどれだけ保てるかだろう。 3月にワンロップに敗れた真弘は「悔しい思いをしたんで、次は絶対に勝ちます」と抱負。ワンロップには「スピード以外は全部負けていた」と反省。藤原会長は「手さばきからすぐ攻撃に行くことを忘れていた」「蹴りをもっと強く出せ」等と指示しており、今回の試合でどれだけ活きるかが見物だ。 なお、全日本キックは9月にタイに4選手ほどを派遣し試合を組む予定。今大会の試合はその査定にもなる。小林はリベンジが先決という気持ちが今の段階では強いが、真弘は「タイは行ったことが無いので、一回やってみたい」と出場立候補。真弘のライバル・山本元気も「当然僕は選ばれるでしょう」と話しており、精鋭揃いとなりそうだ。(井原芳徳)
山本元気、強豪ワンロップをKO宣言
▼ (5/16 up) 主要カード5試合が決定した。
山本元気(DEION) vs. ワンロップ・ウィラサクレック(タイ) 小林 聡(藤原) vs. ヨードクングライ・ノーンカムジム(タイ) 山本真弘(藤原) vs. ダーラタイ・ペッパヤッタイ(タイ)※ギャットパヤッタイから変更 藤原あらし(S.V.G.) vs. チェ・ジンスン(韓国) 望月竜介(U.W.F.スネークピット) vs. MAD☆BULL(韓国)
ワンロップは強烈な肘を必殺技とし、国内各団体のトップクラスをことごとく粉砕し、全日本キックでも昨年10月大会であらし、今年3月大会で真弘を倒してきた強豪。元気は3月大会でルンピニーの現役ランカーを1RでKOしており、磨きのかかった破壊力と試合運びに期待がかかる。 5月14日の後楽園大会の休憩明け、元気がリングに登場し、宮田充リングアナがカードを読み上げると、満員の会場はどよめく。元気は「小林さんが出る興行でメインを任せられることに責任を感じます。絶対にKOで決着をつけます。ぜひ見に来て下さい」とファンにメッセージを送った。 小林は3月大会のリベンジ戦。ラウンド数も契約体重も同じだ。真弘の相手の情報は後日届くが、これまでの流れを考えれば楽な相手ではなさそうだ。 4月大会でKO勝ちしたあらしと望月は韓国勢と激突する。ジンスンはJ-NETフライ級王者の魂叶獅と昨年3月と今年4月に戦い連勝している選手。MAD☆BULLは韓国の100m走最高記録を保持していたこともある異色株。昨年5月の江口真吾戦はまだ4戦目ということもあり荒さが目立ったが、その後は韓国の中量級トーナメントを制覇。20歳という年齢と身体能力を考えると、別人のように成長していも不思議ではない。(井原芳徳)
全日本キックボクシング連盟 "Triumph(トライアンフ)" 2006年6月11日(日) 東京・後楽園ホール 開場・17:00 オープニングファイト開始・18:00 本戦開始・18:30
第8試合 Wメイン(2) フェザー級 3分5R 山本元気(DEION GYM/全日本フェザー級1位) ワンロップ・ウィラサクレック(タイ/M-1バンタム級王者)
第7試合 Wメイン(1) 62.5kg契約 3分5R 小林 聡(藤原ジム/WKA世界ムエタイ・ライト級王者) ヨードクングライ・ノーンカムジム(タイ/元ルンピニー・バンタム級6位・現ライト級)
第6試合 Wセミ(2) 57.5kg契約 サドンデスマッチ 山本真弘(藤原ジム/全日本フェザー級王者) ダーラタイ・ペッパヤッタイ(タイ/フェザー級)
第5試合 Wセミ(1) 54kg契約 サドンデスマッチ 藤原あらし(S.V.G./全日本バンタム級王者) チェ・ジンスン(韓国/IKMF韓国バンタム級王者)
第4試合 スーパーウェルター級 サドンデスマッチ 望月竜介(U.W.F.スネークピットジャパン/全日本スーパーウェルター級3位) MAD☆BULL(韓国/国際キックボクシング連盟ミドル級王者)
第3試合 ライト級 3分3R HIROAKI(峯心会) 加門政志(士心館)
第2試合 ライト級 3分3R 濱島康大(はまっこムエタイジム) 田中信二(大村道場)
第1試合 ライト級 3分3R 鈴木真治(藤原ジム) 野間一暢(JMC横浜GYM)
オープニングファイト ウェルター級 3分3R 宮越宗一郎(藤原ジム) 平 航(REX JAPAN)
※出場選手はケガ等により変更となる場合があります。
■料金: RS席¥10,000 S席¥7,000 A席¥5,000 ※当日券は16時より若干枚ずつ販売。各¥1,000アップ ※スタンディング¥4,000も当日販売
■先行発売:5/14(日)後楽園大会、ロビー・グッズ売場にて各席最前列より先行発売 ■一般発売:5/15(月)より
■チケット発売場所 チケットぴあ 0570-02-9999 イープラス http://eee.eplus.co.jp/ 後楽園ホール 03-5800-9999 チケット&トラベルT-1 03-5275-2778 全日本キック 03-3365-1171 バウトレビュー(6/2(金)午後3時入金締切)
■お問い合わせ 全日本キック 03-3365-1171
Last Update : 06/09 12:01
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