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[ROMANEX] 5.22 さいたま:KO勝ちのイグナショフ、21日深夜日本着予定

FEG "ROMANEX" 2004年5月22日(土) さいたまスーパーアリーナ  【→カード&チケット情報】 [→掲示板スレッド]

(5/21 up) ROMANEXの前日会見が、東京・台場のヴィーナスフォート内の教会前広場で行われた。当日の会場も、写真のように古代ローマ風の舞台演出となりそうだ。
 会見はレネ・ローゼ、アレクセイ・イグナショフを除く全選手が出席。ローゼは1時に成田に着いたが会見には間に合わなかった。イグナショフはオランダで20日(現地時間)試合をし、セーム・シュルトをKO。21日深夜日本に着く予定だ。イグナショフと対戦する中邑真輔は「明日は互いの成長が確かめられると思う。今日は相手が来てないんで、何も言う事は無い」と淡々と語るのみだった。
 プロレスマスコミではボブ・サップの持つプロレスのIWGPヘビー級タイトルを藤田和之戦に賭けるかについての話題が賑わっていたが、結局新日本プロレスのIWGP実行委員会の意向を受け、タイトルが賭けられないことに決まった。それでもIWGPベルトを肩に掛けて登場したサップは、「ベルトにこだわらず、己のプライドを賭けて戦う」と語っている。会見にはIWGPの創始者であるアントニオ猪木氏が登場し、サップ×藤田、イグナショフ×中邑の「立会人」になることが発表された。
 大会の模様はTBS系列で22(土)22:00-23:54に放送される。ただし19時から放送されるアテネ五輪バレーボール世界最終予選・男子 「日本×アルジェリア」が最大延長21:24までのため、放送時間が繰り下げになる恐れもあるのでご注意を。番組のナビゲーターはグラビアアイドルの井上和香さんが務める。(井原芳徳)

イグナショフ、中邑戦直前にシュルト戦

(5/20 up) 22日に中邑真輔戦を控えたアレクセイ・イグナショフが、オランダ・アムステルダムで20日夜(日本時間・21日早朝)行われる「イッツ・ショータイム」大会で、セーム・シュルトとK-1ルールで対戦する。これは中邑との再戦が正式決定する以前の、今年初頭に既に発表されていたカード。後に中邑戦が決まったことからキャンセルするものと見られていたが、イグナショフはシュルト戦の翌朝オランダを出発し、中邑戦の当日に日本に着くというハードスケジュールを敢行することとなる。他にもこの大会にはギルバート・アイブル、アジス・カトゥ、ライアン・シムソン、フィクリ・ティアルティらヨーロッパの強豪が多数参戦する。(関連リンク:大会主催者のサイト

BJペン、UFC王座はく奪される

(5/18 up) UFCを主催するズッファは17日、K-1と契約したBJペンを今後UFCに上げないことと、BJの持つウェルター級ベルトのはく奪を発表した。新王者決定戦については近々発表される。(情報源:MaxFighting / Sherdog

KID、相手決まらず欠場。全試合揃う

(5/18 up) 出場予定だった山本“KID”徳郁は対戦相手が決まらず欠場することとなった。オープニングファイトにグラディエーター vs. アントニー・ハードンクが追加され、全カードと試合順が決定している。グラディエーターはアメリカ人という以外詳細不明。ハードンクはボスジム所属の28歳。00年5月K-1 JAPAN札幌大会のオープニングファイトでKO勝ちし、01年6月のスカンジナビア予選では準優勝している。MMAは2勝1敗。

須藤×ホイラー、BJ×ラドウィック他追加

(5/10 up) 全カードが発表された。追加カードは下記7試合。なお山本“KID”徳郁は、対戦相手が決まらない場合は出場が見送られる。

 須藤元気 vs. ホイラー・グレイシー
 BJペン vs. ドゥエイン・ラドウィック
 ジョシュ・バーネット vs. レネ・ローゼ
 サム・グレコ vs. LYOTO
 ゲーリー・グッドリッジ vs. ザ・プレデター
 ドン・フライ vs. 中尾芳広
 ブルーウルフ vs. トム・ハワード

 上2試合は“K-1 MAXのMMA版”とも呼べるような、競技色の強いカードだが、残り5試合は、まさにROMANEXの“異種格闘技戦の21世紀版”というコンセプトどおりのカードが揃ったといえる。
 ホイラーのMMAは01年1月のDEEP旗揚げ大会の村浜武洋戦(ドロー)以来。村浜戦以降はアブダビコンバット等のグラップリングの分野で活躍していた。既に38歳ということもあり、ROMANEXを最後の舞台と考えていてもおかしくはない。須藤にとって今回の試合は、Dynamite!!のバタービーン戦と違い、ほぼ同体重の相手との戦いとなる。しかもホイラーは寝技のスペシャリスト。須藤の本業であるMMAの卓越した技術が、多くの人に知れ渡る絶好の機会となるだろう。
 ペン×ラドウィックはUFCのタイトルマッチと言ってもおかしくないような好カード。ペンのMMA唯一の黒星は02年1月UFC 35のジェンズ・パルバー戦だが、ラドウィックはそのパルバーに、03年1月のUCC大会でKO勝ちしている。またラドウィックは、ペンが対戦を熱望している須藤に、去年4月のUFCで判定勝ちしている。だが須藤戦が示すように、ラドウィックの弱点は寝技で、逆に元柔術世界王者のペンは寝技が得意分野。しかもぺンは宇野薫をKOするなど打撃の技術も高い。全体的な完成度の高いペンの勝つ可能性が高いが、ラドウィックもペンの素質を引き出せるだけの力は十分持っている。どんな展開になろうと、軽量級のMMAの最高水準の戦いが見られることは確実だ。(井原芳徳)

サップ×藤田、イグナショフ×中邑決定

(4/21 up) 仮称だったK-1 MMAの名称が「ROMANEX(ロマネクス)」に決まり、メインイベント・ボブ・サップ vs. 藤田和之、セミファイナル・アレクセイ・イグナショフ vs. 中邑真輔の2試合も正式決定した。大会の模様は当日夜10時〜12時にTBSで放送される。チケットは24(土)一斉発売。

 FEGは21日都内で会見。大会自体の名称は「K-1 MMA Championship ROMANEX 格闘技世界一決定戦」で、K-1の文字は残っている。ROMANEXは英語のRomanとExtraを繋げた造語。アントニオ猪木氏のよく使う「戦いのロマン」というフレーズがベースで、それにExを付けることで「極上のロマン」といった意味になっている。建築のロマネスク様式(Romanesque)という言葉も引っ掛けているようだ。イメージは古代ローマのグラジエーターの戦いで、大会名を掲げた看板はローマの宮殿風の縁取りがされ、古代風の衣装の白人女性2人が両脇を飾っていた。同じTBSで放送されているK-1 MAXシリーズとも雰囲気がどこか似通っている。TBSは基本的に黒の背景が好きなようだ。

 サップ vs. 藤田は両者が3月のK-1 JAPAN新潟大会で握手したことで機運が高まり早くも実現した。谷川貞治・FEG社長は2回目以降の大会での実現を当初考えていたが前倒し。ライバルイベントのPRIDEのGPが開催中であること、武士道が翌日にあることも意識しているとみられる。サップは5月3日の新日本プロレス東京ドーム大会で、プロレスのIWGP王座の“防衛戦”を中邑相手に行うが、サップが“防衛”すれば、MMAルールの藤田戦にIWGPを賭けるつもりだ。プロレスの物語(ロマン)をMMAに持ち込むことが、「極上のロマン」ということなのだろうか? だがIWGPについて藤田は「ベルトは巻かれる物じゃなく、勝手に巻き付いて来るもの」と発言。既存のロマンに頼らず、己の戦いで道を作ろうとする藤田の気概が感じられる。

 イグナショフ vs. 中邑は昨年大みそかのDynamite!!の再戦。一度はイグナショフの勝利となっていたが、新日本プロレスのクレームが付き、無効試合に裁定が覆っていた。その後イグナショフは3月のK-1 JAPAN新潟大会でプロレスラーのウィリアムスを下し、正式なMMA初白星をもぎ取ったが、肩慣らし程度の内容だったため、半年ぶりの中邑戦では成長ぶりが存分に発揮されることだろう。一方の中邑はDynamite!!以降、年明けにプロレスを1試合やった後は休養し、サップも所属していたシアトルのAMCパンクレイションで特訓していた。

 出場予定選手には、マーク・ハント、ドン・フライ、ゲーリー・グッドリッジが新たに加わっている。谷川社長はMMAデビューとなるハントの試合を大会の3つ目の重要カードにしたい考えだ。コンセプトが異種格闘技戦の再現のため、ハントの相手はK-1ファイター以外になるという。ルールは5分3R制だが、詳細は今後調整される。タイトルは無差別級と-70kgの2階級で設立予定。-70kgはUFCウェルター級王者・BJペンの引きずり込みをにらんでのものだろう。(井原芳徳)


BJペンが参戦に意欲。須藤戦を希望

(4/7 up) UFCウェルター級王者のBJペンが7日、K-1 MAX代々木大会の会場を訪れ、5月のK-1 MMA (仮称) への参戦意欲を示した。
 ペンはこの日、MMAルールの山本“KID”徳郁 vs. トニー・バレントの前に両選手に花束を贈呈。大会終了後、谷川貞治K-1イベントプロデューサーの紹介でインタビューブースに現れると、「K-1は世界一の格闘技団体だ。K-1では日本人選手、特に須藤元気と戦いたい。自分がUFCで宇野と戦ったとき(03年2月のUFC 41)に、須藤が宇野と僕を一晩にまとめて倒せると言っていたのを今も忘れていない」と語った。UFCとの契約とバッティングしないかは不明で、ペンは「UFCについては今後どうするかはまだ考えていない。なるべく早くK-1と契約して試合がしたい」と話している。(井原芳徳)


K-1 MMAのテーマは「格闘技世界一決定戦」

(4/4 up) FEG主催の総合格闘技大会「K-1 MMA (仮称)」の旗揚げ戦が、5月22日(土)さいたまスーパーアリーナで開催されることが決まった。大会の模様は当日夜10時〜12時にTBSで放送される。チケット情報は近日発表。
 出場候補選手にはボブ・サップ、アレクセイ・イグナショフ、サム・グレコ、マイケル・マクドナルドといったK-1ファイターを始め、猪木事務所の藤田和之とLYOTO、新日本プロレスのジョシュ・バーネット、中邑真輔、成瀬昌由、村上和成、MAXシリーズで活躍する須藤元気、村浜武洋、山本“KID”徳郁らが名を連ねている。
 谷川貞治FEG社長が掲げた大会テーマは「格闘技世界一決定戦」。アントニオ猪木氏が昭和50年代に繰り広げたいわゆる“異種格闘技戦”を21世紀に再現させるのが狙いだ。猪木氏は昨年後半にPRIDEと袂を分かち、最近はK-1に急接近。3月28日には猪木氏が創設したプロレスのベルト・IWGPをサップが獲得し、新日本プロレスのリングをK-1ファイターらが占拠したばかりだ。5月3日の新日の東京ドーム大会では中邑がサップのIWGP王座に挑戦することが決まっており、K-1 MMAはプロレスの物語とリンクした話題作りが多くなるものとみられる。(井原芳徳)

 

FEG "FieLDS K-1 MMA Championship ROMANEX 格闘技世界一決定戦"
2004年5月22日(土) 埼玉・さいたまスーパーアリーナ
(JR京浜東北・高崎・宇都宮線「さいたま新都心」徒歩すぐ/埼京線「北与野」徒歩7分)
開場・15:00 開始・17:00


第9試合 5分3R
ボブ・サップ(アメリカ/チームビースト)
藤田和之(日本/猪木事務所)

第8試合 5分3R
アレクセイ・イグナショフ(ベラルーシ/チヌックジム)
中邑真輔(日本/新日本プロレス)

第7試合 5分3R
ドン・フライ(アメリカ/フリー)
中尾芳広(日本/フリー)

第6試合 5分3R
BJペン(アメリカ/BJペンMMA)
ドゥエイン・ラドウィック(アメリカ/3-Dマーシャルアーツ)

第5試合 5分3R
須藤元気(日本/ビバリーヒルズ柔術クラブ)
ホイラー・グレイシー(ブラジル/グレイシー柔術アカデミー)

第4試合 5分3R
ジョシュ・バーネット(アメリカ/新日本プロレスリング)
レネ・ローゼ(オランダ/チーム・ピーター)

第3試合 5分3R
ゲーリー・グッドリッジ(トリニダード・トバコ/フリー)
ザ・プレデター(アメリカ/UPW)

第2試合 5分3R
サム・グレコ(オーストラリア/正道会館)
LYOTO(ブラジル/猪木事務所)

第1試合 5分3R
ブルーウルフ(モンゴル/新日本プロレスリング)
トム・ハワード(アメリカ/UPW)

オープニングファイト 5分2R
グラディエーター(米国)
アントニー・ハードンク(オランダ/ボスジム)


<入場料金>
SRS席 30,000円 スタンドS席16,000円 スタンドA席6,000円

<チケット販売所>
◆4月24日(土) AM10:00〜 一斉発売
CNプレイガイド 0570-06-9990(4/24のみ) 03-5802-9999(4/25〜)
チケットぴあ   0570-02-9999
ローソンチケット 0570-06-3003(Lコード:35280)
e+(イープラス) http://eee.eplus.co.jp/
キョードー東京  03-5720-9911(4/24のみ) 03-3498-9999(4/25〜)
※0570から始まる番号は1部の携帯電話、PHS、CATVからの電話接続は不可となります。

◆チケットに関するお問い合わせ先: キョードー東京 TEL:03-3498-9999

◆大会に関するお問い合わせ先:
 (株)FEG  TEL:03-3796-5060/FAX03-3796-2978

Last Update : 05/21

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