[UFC] パルヴァー辛くも王座防衛/1.11 UFC35 (レポ&写真)
UFC 35 "THROW DOWN" 2002年1月11日 米国コネチカット州/Mohegan Sun Arena (観客動員数8736名)
レポート:井田英登、西村真司 写真:井田英登
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メインイベント UFC世界ライト級選手権試合 5分5R ○ジェンズ・パルヴァー(王者) ×BJペン(挑戦者) 判定(48-45,48-47,47-47) ※パルヴァーが防衛成功
これまでパンチだけでUFC戦線を勝ち抜いてきた柔術世界王者に対して、序盤パルヴァーは打撃で真っ向勝負。2R終盤パスガードしてマウントを奪ったペンが腕十字を極める。王座を手中にしたかに思われたが、ゴングに阻まれてしまう。後半ガス欠気味のペンに対しパルヴァーは集中力を維持。パンチを顔面に集め、ヒット数&ダメージ共に上回り、辛くも判定勝ちをおさめた。
セミファイナル ヘビー級 5分3R ○リコ・ロドリゲス ×ジェフ・モンソン 3R 3'00" TKO (レフェリーストップ)
ティト率いるチーム・パニッシュメントで現在トレーニングを積むリコ。立ち技では巨体を似合わぬテンカオを繰り出し、グラウンドでは執拗に肘を落とすムエタイ風戦法でモンソンを封じこめる。最後はパンチ連打でレフェリーストップ勝ち。
第6試合 UFC世界ミドル級選手権試合 5分5R ×デイブ・メネー(王者) ○ムリーロ・ブスタマンチ(挑戦者) 2R 0'44" TKO (レフェリーストップ) ※ブスタマンチが新王者
柔術家ブスタマンチが意外やメネーとスタンドで互角に渡り合う。引き込みも巧みで試合の主導権を握り続ける。2R開始まもなく、ブスタマンチの右ストレートがメネーの顔面を直撃。メネーが崩れたところをブスタマンチが一気にバックにまわり、サイドに移行して顔面パンチを4連打したところでレフェリーストップ。長い不遇時代を越えて生まれたUFC初のブラジル人王者に、客席からはブーイングが飛んでいた。
第5試合 ライトヘビー級 5分3R ○チャック・リデル ×アマール・スロエフ 判定3-0(30-27,30-27,30-27)
スロエフはオクタゴンの広さを利用し、バックステップでチャックの“殺しの右”をかわす。3Rのあいだ一度もグラウンドの展開が無かったせいもあり観客からはブーイングが飛んだが、両者の持ち味が出た好勝負だった。
第4試合 ミドル級 5分3R ×ヒカルド・アルメイダ ○アンドレイ・シモノフ 2R 2'01" TKO (レフェリーストップ)
下からの腕十字で二度にわたりチャンスを作ったアルメイダだが、シモノフの威力あるパンチに押され、最後は右のロングフックに沈んだ。
第3試合 ライトヘビー級 5分3R ○ケビン・ランデルマン ×レナート・ババル 判定3-0(30-26,30-25,30-26)
テイクダウンしひたすらパンチを落とすケビンと、下から執拗に三角絞めで切り替えそうとするババル。互いに持ち味を活かした勝負となるが、集中力に勝ったケビンがババルの攻めを凌ぎきり、久々にケビンらしい豪快な勝ちっぷりをみせた。
第2試合 ウェルター級 5分3R ○ギル・カスティーリョ ×クリス・ブレナン 判定3-0(29-27,30-27,30-27)
第1試合 ミドル級 5分3R ○ユージン・ジャクソン ×キース・ロッケル 2R 3'46" フロントチョーク
ロッケルが再三マウントを奪う。ジャクソンはピンチが続くが、フロントチョークで一発逆転。ジャクソンは大会のタップアウト賞を獲得した。
Last Update : 01/13 01:17
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