シュートボクシング 8.27 大森ゴールドジム(レポ):17歳の笠原直希、技術向上印象付け判定勝ち。18歳の向籽羲、左ミドル駆使しTKO勝ちしSB香港スーパーライト級王者に
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SHOOT BOXING 2023 ヤングシーザー杯 act.1
2023年8月27日(日)東京・ゴールドジムサウス東京ANNEX
レポート:井原芳徳
第7試合 54kg契約 3分3R(無制限延長R)
○笠原直希(シーザージム)
×遠藤凌夢(ファントム道場)
判定3-0 (若林30-29/30-27/30-28)
SB日本王者の笠原弘希・友希の弟にあたる直希は6戦4勝(1KO)2敗の17歳。対する遠藤は3戦2勝(1KO)1敗の18歳。両者とも昨年デビューしたばかりで、「ヤングシーザー杯」にふさわしいメインイベントとなる。元々昨年6月に組まれていた試合だが、遠藤の怪我で直前に流れていた
直希は6月にムエタイのスック・ワンキントーンも参戦し判定勝ちして以来の試合。1R、長身の直希は回って距離を取りつつ、左ミドル、左ジャブ、右ストレートをヒット。遠藤も距離を潰せば左ボディを返す。だが直希も終盤、左ボディをきっかけに、組んでの膝も連打。最後も左ジャブ、ボディをまとめ、手数で差を広げる。
2R、遠藤が変わらず前に出るが、直希は落ち着いてかわし、左ジャブ、右ストレート、右前蹴り等を自在に当て続け、テクニック向上を印象付ける。終盤、遠藤がパンチの打合いに持ち込むが、左ジャブ、右ストレート、左ボディを的確に叩き込み、局面が変わっても差を印象づける。
3Rも直希が前蹴りとジャブで距離を取りながら、右膝、左ボディも絡め主導権を維持する。体格で劣る遠藤も、最後まであきらめず笑顔も浮かべながら前に出てパンチを振るったが、逆転に持ち込めず終了。直希が前に出る場面が少なかったせいもあってか、ジャッジの評価はバラついたものの、3者とも順当に直希を支持した。
第6試合 初代SB香港スーパーライト級王座決定戦 65kg契約 3分5R(無制限延長R)
○向 籽羲[ヒュン・ツーヘイ/Heung Tszhei](香港/榮拳館)
×陳 柏灝[チャン・パクホ](香港/APEX)
2R 0’59” TKO (レフェリーストップ:パンチ連打)
今回はSB香港支部からの選手が多数来日し、香港勢同士のタイトルマッチも組まれた。向は4月のSB後楽園大会で基山幹太に2ダウンを奪われ判定負けしているが、まだ18歳と伸び盛り。チャンとは昨年戦い引き分けており、今回は向が成長を示す結果に。
1R、両者ともムエタイ色の強い構え、蹴り合いからスタート。向は首相撲で膝を当てたあと、シュートポイントにつなげる投げ方ではなく、ムエタイ式の崩しで相手を倒す。終盤には向の右ローが効き目を発揮し、陣は蹴りが返せなくなる。
すると2R、向はサウスポーからの左ミドルを当て続ける。陳は距離を詰めて、クリンチアッパーを当てて来たが、向は突き放しながら左ミドルを当てると、2秒ほど間を置いて、陳はうずくまってダウンする。陳はなんとか9カウントで立ったものの、向のパンチ連打であっさりうずくまったところで、大村レフェリーがストップ。シーザー武志SB協会会長からベルトを授与された。
なお、今大会には妹の籽嬴(ツェイン)も第4試合に登場し1R TKO勝ちしている。日本と香港の新人同士の対抗戦は、香港勢の3戦3勝に終わっている。
第5試合 70kg契約 3分3R(最大延長2R)
×磯村真言(グラップリングシュートボクサーズ名古屋)
○謝 傑丞[ツェ・キットシング](香港/富徳拳館)
判定0-3 (28-30/27-30/27-30)
※3R磯村に1ダウン
第4試合 女子56kg契約 3分3R(最大延長2R)
×三成瑳音(シーザージム)
○向 籽嬴[ヒュン・ツェイン](香港/Nana gym)
1R 1’19” TKO (レフェリーストップ:パンチ連打)
第3試合 55kg契約 3分3R(最大延長2R)
×野元清史(龍生塾)
○黄 智謙[ウォン・チーヒム](香港/HKSBA)
判定0-3 (26-30/25-30/27-30)
※1R左フックで野元に1ダウン
第2試合 63kg契約 2分3R(最大延長2R)
×長谷川平蔵(シーザージム)
○金ちゃん(K-Style)
判定0-2 (29-29/29-30/28-30)
第1試合 62kg契約 3分3R(最大延長2R)
○黄 智軒[ウォン・チーヒン](香港/MCSF)
×歐陽兆佳[アオヨング・シュウイ](香港/Fu Tak)
判定3-0 (30-29/29-28/30-28)