ムエタイ 7.18 ラジャダムナン:福田海斗、平日セミファイナルでKO勝ち。8月はビックマッチ出場も?
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スック・ワンギントーン
2018年7月18日(水) タイ・バンコク・ラジャダムナンスタジアム
記事提供:MuayThai Super Fight
第6試合 セミファイナル 3分5R
○カイト・ウォーワンチャイ [福田海斗](キング・ムエ/元タイ国プロムエタイ協会フライ級王者)
×ジョムトーン・サックヴィチャン(タイ)
3R KO (右肘打ち)
7月18日(水)ラジャダムナンスタジアム興行「スック ワンギントーン」に福田海斗(キング・ムエ)が出場、外国人選手としては異例のセミファイナルで強豪ジョムトーンを右ヒジで4R KOに下し、今年これまでラジャダムナンスタジアムにて3勝(2KO)1敗という好成績となった。
福田は6月のラジャダムナン同興行第4試合にてノーンビー・ピウワヨーを4RKO、この勝利で評価を上げ今回のセミファイナルに抜擢された。メジャー両スタジアム(ラジャダムナン・ルンピニー)平日興行でレギュラー出場し、セミファイナルという試合順で出場できる外国人選手はラフィ・シンパトーン(ルンピニーウェルター級王者)、ユーセフ・ペットサマンムエタイ(ラジャ・ルンピニーミドル級王者)などごくわずかであろう。
当然、その試合順に出場するタイ人も第一線で活躍する選手となる。今回の対戦相手はジョムトーン・サックヴィチャン。ビックマッチにも度々出場し、ペッティンディープロモーションのテレビマッチ「True4U スックムエマンワンスック」ではメインイベントにも出場する強豪。同プロモーションでは将来を期待されている有望選手であり、福田との試合に向け「ペッティンディームエタイアカデミー」に練習拠点を移し、他の強豪選手とともに練習を続けてきたという。ペッティンディーのプロモーターである“シア・ボート”ことナッタディ・ワチララタナウォン氏がジョムトーンのセコンドにつき、その意気込みがうかがえた。
試合は序盤からジョムトーンが積極的に仕掛ける。福田より長身のジョムトーン、そのリーチを生かし遠い間合いからワンツー、そして前蹴りで福田を突き放す。福田はジョムトーンの足を狙いロー。パンチや左奥足ローも織り交ぜ数発クリーンヒット。さらにダメージを与えようとする福田であったが、奥足ローに前蹴りを合わせで後方に吹っ飛ばし、ジョムトーンもリードを許さない。
第2ラウンド、福田は「当たると思ってしっかり練習してきた」という三日月蹴りをヒット。前蹴りも交えて繰り出される三日月蹴りにジョムトーンは反応できず、出足が鈍る。それでも遠い間合いから右ストレートやミドルを出すが、そのミドルに福田のワンツーを合わされ後退。福田はここでプレッシャーをかけパンチの連打でジョムトーンをロープ際にくぎ付けにするが、ジョムトーンは組み付いて首相撲に持ち込み必死に流れを止めようとする。第2ラウンド終了時で賭け率5-3と福田がリードした。
そして第3ラウンド、劣勢のジョムトーンは首相撲勝負に勝機を見出し、なりふり構わず組みに来る。福田も首相撲勝負は得意とするも体格の大きいジョムトーンにはやや組み負けか、なかなか良い体勢を作れない。逆にジョムトーンは逆転を期待するギャンブラーの声援を受け、リズムよくヒザを当てていく。しかし福田は落ち着いて出てくるジョムトーンに左ボディアッパーを合わせて動きを鈍らせ、なおも出てくるジョムトーンに左のヒザをカウンター。福田はコカし技でジョムトーンのバランスを崩して右ヒジ一閃!ジョムトーンのアゴにクリーンヒットしそのまま横倒しに倒れ、レフェリーは途中でカウントを止め福田が見事なKO勝利をおさめた。
試合を観戦していた多くの外国人観光客から延々と記念撮影を受ける福田を横目に、ペッティンディープロモーションに近いとある関係者は「ジョムトーンはしっかり練習してきており自信をもって臨んだがカイトが一枚も二枚も上手だったね。おそらく今回の完勝でペッティンディーはもちろん、他のビックプロモーションからもオファーがかかるだろう。日本人でしかもお客(ギャンブラー)を呼べる選手はいないからね。」と福田の実力を認めた。
福田は9月24日(月・祝)の「Suk Wanchai MuayThai Super Fight vol.5」への出場が決まっているが、その前にもラジャダムナンスタジアムや他の興行で出場することになりそうだ。すでにビックマッチのオファーも来ているようで、9月大会も含め今後の試合や対戦相手が気になるところだ。