ジャパンキック 5.21 千葉 市原臨海体育館（レポ）：睦雅、韓国2冠を肘で切りTKO勝ち。ダイチ改め大地・フォージャー、タイ人選手とドロー

ジャパンキックボクシング協会認定・市原ジム主催「Road to KING」
2023年5月21日（日）千葉・市原臨海体育館

記事提供：ジャパンキックボクシング協会

第9試合　メインイベント　62kg契約　3分5R
○睦雅［むが］（ビクトリージム／ジャパンキック・ライト級王者）
×チュ・ギフン（韓国／釜山市原ジム／元韓国格闘技ライト級王者、元CKSフェザー級王者）
1R 終了時 TKO (コーナーストップ：肘打ちによるまぶたのカット)

　睦雅は3月19日 新宿FACE大会でのジャパンキック・ライト級王座決定戦で、内田雅之から3度のダウンを奪いジャッジ3名が8点差をつける大差にて5R判定勝利し、同門の先輩である永澤サムエル聖光が返上したベルトを獲得した。新チャンピオンとなった初戦は、市原ジム主催大会のメインイベントとなり、韓国強豪選手のチュ・ギフンと対戦した。

　1R開始早々から両者はローキックで削りあう展開となり、1R終盤にチュ・ギフンが得意のフックを織り交ぜて前進したところに、睦雅は狙いすました肘をクリーンヒットさせて、チュの目の上のカットに成功する。激しい出血となり、すかさずドクターチェックとなる。再開後、ドクターストップを避けたいチュは一気に打ち合いを挑み、場内は一気にヒートアップし1Rが終了。インターバルにチュのセコンドよりタオルが投入され、睦雅の1R TKO勝利となった。

　王者となっての初戦で1R TKO勝利した睦雅は、試合後マイクにて、大会主催者・協会関係者に感謝を述べた後、次回 KICK Insist16 7月16日(日)新宿FACE ビクトリージム主催興行に出場することをアピールした。次戦の試合も含め、今後の睦雅の成長が楽しみである。

第8試合　セミファイナル 67kg契約　3分3R
△大地・フォージャー（誠真ジム／ジャパンキック・ウェルター級王者）※ダイチ 改め
△コンデート・ギャットプラパット（タイ／市原ジム／元タイBBTVフェザー級王者）
判定1-1

　1月の後楽園ホール大会でジャパンキック・ウェルター級王座を同門の正哉と争い、1Rに右ストレートにてKO勝利し、デビューから10年越しでチャンピオンとなった苦労人のダイチ。今回はチャンピオンとしての初戦であり、リングネームも大地・フォージャーに変更して元ムエタイBBTV王者との一戦となった。

　コンデートは今大会を主催する市原ジムのトレーナーも務めている。地元の声援を受けて1R序盤からサウスポーから左ミドルキックを何度もクリーンヒットさせる。対する大地はパンチからローを返しているが手数が少なく、コンデートがしっかり距離を制している様子で1Rが終了。コンデートがやや有利か。

　2Rも左ミドル、ハイキックを繰り出すコンデートに対し右ローとパンチを返す大地。2R終盤に右アッパーをコンデートの顎にヒットさせて反撃するもやはり手数が少ない大地。

　ラストラウンドの3Rに入り後がない大地がパンチとローで前進する。ラスト30秒あたりから手数を増やした大地だが三者三様の判定となりドローとなった。

第7試合　フライ級　3分3R
○西原茉生（治政館／ジャパンキック・フライ級2位）
×花澤一成（市原ジム）
不戦勝

　西原と花澤は3月19日の新宿FACE大会にて対戦したが、1Rに偶然のバッティングによりノーコンテストに。この市原大会での再戦となったが、なんと試合開始前に花澤が急な発熱の為、無念のドクターストップとなり西原茉生の不戦勝となった。次回7月16日（日）新宿FACE大会にて再戦することとなった。

第6試合　フェザー級　3分3R
○皆川裕哉（KICK BOX／ジャパンキック・フェザー級2位）
×ユン・ソン（韓国／ソウル市原ジム）
判定3-0

第5試合　55kg契約　3分3R
○樹（治政館／ジャパンキック・バンタム級4位）
×キム・テゴン（韓国／釜山市原ジム）
判定3-0

第4試合　バンタム級 3分3R
○紫希士（Formed）
×河村秀和（ラジャサクレックムエタイジム）
判定3-0

第3試合　ミドル級　3分3R
―西田絋佑（ビクトリージム）
―白井大也（市原ジム）
2R 無効試合 (偶発的なバッティングにより白井が頭部をカットしドクターストップ)

第2試合　肘無し　女子スーパーバンタム級　3分3R
×大内　咲（市原ジム）
○珠璃（闘神塾）
2R 終了時 TKO (コーナーストップ)

第1試合　肘無し　ライト級　3分3R
×菊地拓人（市原ジム）
○龍将（TRY HARD GYM）
判定0-3