UFC 9.17 ラスベガス(レポ):サンドヘイゲン、左肘でソン・ヤドンを切り裂き4R TKO勝ち
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UFC Fight Night: Sandhagen vs. Song (UFC Vegas 60)
2022年9月17日(土/現地時間)米国ネバダ州ラスベガス:UFC APEX
レポート:井原芳徳
第13試合 メインイベント バンタム級 5分5R
○コーリー・サンドヘイゲン(4位)
×ソン・ヤドン(10位)
4R 終了時 TKO (ドクターストップ:左肘打ちによる左眉上のカット)
サンドヘイゲンは昨年7月のT.J ディラショー戦では5R判定1-2で惜敗。ディラショーの負傷により昨年10月のバンタム級暫定王座決定戦で王座初挑戦の機会が巡って来たが、ピョートル・ヤンに判定負けし、今回はそれ以来の再起戦となる。対するヤドンはチーム・アルファメールに所属し、昨年8月からケイシー・ケニー、フリオ・アルセ、マルロン・モラエスに3連勝し、3月にはモラエスを1Rで粉砕し勢いに乗る。
1R、サンドヘイゲンは開始すぐから胴タックルで押し込むが、ヤドンは突き放す。サンドヘイゲンはプレッシャーをかけるが、ヤドンは距離を取りながら左フックを当てる。中盤、サンドヘイゲンのタックルをヤドンが潰して上になり、さらには立ち際の隙を突いてバックへ。サンドヘイゲンは振りほどくが、ヤドンが組みの展開でもいい印象を残す。終盤はヤドンがプレッシャーをかけ続け終える。記者採点もジャッジ3者もヤドン。
2R、サンドヘイゲンは前に出るが、ここでもヤドンが左フックを当て、サンドヘイゲンをフラつかせ好印象を作る。サンドヘイゲンにタックルで倒されても、すぐに立つ。だが中盤、ヤドンが前に出続けていると、サンドヘイゲンが左の縦肘を当て、ヤドンは左眉の上を深くカットする。ヤドンは出血で視界が悪くなる。サンドヘイゲンは組んでの離れ際に左肘、離れれば距離を取って左ミドル、ジャブを当て続け、流れが変わる。記者採点はサンドヘイゲン。ジャッジは割れ、1者がサンドヘイゲン、2者がヤドンにつける。
3R、前に出るヤドンに対し、サンドヘイゲンは回って距離を取り、スイッチも織り交ぜながら随所で蹴りを当てる。ヤドンはパンチの空振りが多い。ヤドンは傷から出血し、視界がふさがる。それでもヤドンは前に出続けるが、サンドヘイゲンは細かくジャブや肘を当て、終了間際に左ボディを当て、飛び膝も出し、きっちりいい印象を作って終える。記者採点はヒットで上回ったサンドヘイゲン。
4Rもサンドヘイゲンが距離を取りながら自分の攻撃を的確に当て続け主導権を維持する。インターバル中に止血が行われているが、ヤドンの顔はすぐ血で染まる。中盤、サンドヘイゲンの蹴り足をつかんで、ヤドンが倒して、中央付近で上から押さえる。だがサンドヘイゲンは金網際まで動いてスタンドに戻す。傷以外のダメージの無いヤドンは、変わらず前に出るが、ジャブ、スイッチを駆使するサンドヘイゲンを捕まえることができない。終盤、サンドヘイゲンはタックルでテイクダウンに成功し、金網際で上をキープする。サンドヘイゲンは血だるまのヤドンの顔面に頭をこすりつけつつ、パウンドも時折当て、最後は立って見下ろす状態で終える。結局インターバルの最後、ドクターチェックが入るが、ストップがかかり、サンドヘイゲンに勝利となった。
第12試合 コーメインイベント ミドル級 5分3R
×チディ・エンジョクアニ
○グレゴリー・ホドリゲス
2R 1’27” TKO
第11試合 フェザー級 5分3R
○アンドレ・フィリ
×ビル・アルジオ
判定2-1 (28–29/29–28/29–28)
第10試合 ミドル級 5分3R
○ジョー・パイファー
×アレン・アメドフスキー
1R 3’55” TKO
第9試合 ヘビー級 5分3R
×タナー・ボーザー
○ホドリゴ・ナシメント・フェレイラ
判定1-2 (27-30/29–28/28–29)
第8試合 ミドル級 5分3R
○アンソニー・ヘルナンデス
×マルク・アンドレ・バリオー
3R 1’53” 肩固め
第7試合 フェザー級 5分3R
○デイモン・ジャクソン
×パット・サバティーニ
1R 1’09” TKO
第6試合 ウェルター級 5分3R
○トレヴィン・ジャイルズ
×ルイス・コシ
判定3-0 (30–27/29–28/29–28)
第5試合 女子ストロー級 5分3R
×デニーシ・ゴメス
○ロマ・ルックブーンミー
判定0-3 (27-30/27-30/28-29)
第4試合 ライト級 5分3R
○トレイ・オグデン
×ダニエル・ゼルフーバー
判定3-0 (30–27/30–27/29–28)
第3試合 女子フライ級 5分3R
×マリヤ・アガポバ
○ジリアン・ロバートソン
2R 2’19” 裸絞め
第2試合 バンタム級 5分3R
×トニー・グレーブリー
○ジャビッド・バシャラート
判定0-3 (28-29/28-29/28-29)
第1試合 ライト級 5分3R
○ニコラス・モッタ
×キャメロン・ヴァンキャンプ
1R 3’49” TKO