DEEP 10.24 愛知 ホテルプラザ勝川(レポ):岡本秀義、中西テツオ、吉田陸ら一本・KO勝ち
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
中野トイカツ道場
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グラップリングシュートボクサーズ主催「DEEP NAGOYA IMPACT 公武堂ファイト」
2021年10月24日(日)愛知・ホテルプラザ勝川
記事提供:グラップリングシュートボクサーズ
第7試合 フライ級 5分2R
×松岡疾人(NEX SPORTS)
○岡本秀義(翼鍛錬所)
2R 1’54” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
松岡は、DEEP103のチャンピオンシップで好勝負を展開した伊藤裕樹のスパーリングパートナーを務めるなど、高いテクニックを持つファイター。岡本は今回が久しぶりの試合となるが、中学生の頃からキャリアを積み重ねてきた選手で、実力は折り紙付き。松岡を相手に、どんな試合を見せるのか興味深いところだ。5試合連続で一本・KO勝負が決まる中、この日のメインイベントが行われた。この試合も白熱の展開へと続くのか。
1R、岡本はローキック。松岡はシングルレッグに入るとテイクダウンに成功。ハーフからパウンドを落とす松岡。足関節を狙う岡本。これを外すと、スタンドから再開。岡本のヒザ蹴り入るが、松岡もパンチで応戦。そのまま寝技の展開となり、下から岡本がアームロックを狙う。これを外した松岡が、バックを奪う。残り30秒。松岡はリアネイキドチョークで勝負に出るが、このまま極め切れずにラウンドが終了。
2R、岡本のハイキック、ローキック。松岡はダブルレッグ。これを切る岡本。松岡は右から左パンチ、岡本はヒザ蹴りで迎え撃つ。そのまま寝技の展開になり、今度は岡本がバックに。後ろから鉄槌とパウンド攻撃。松岡の動きが止まると、レフェリーが試合を止めた。マウスピースをマットへ叩きつけて、喜びを表現した岡本。
マイクを握った岡本は、「自分はDEEP初参戦なんですけど、試合ができたのは松岡選手と関係者のおかげです。フライ級はいろいろな選手が出ていますが、東京の本戦に出たいです。僕が負けたヒロヤ選手が活躍しているので、そこまでたどり着きたいです」と強烈なアピールで大会を締めた。
第6試合 フライ級 5分2R
○中西テツオ(EQUIPO CERO)
×オサモ・リチャードソン(グラップリングシュートボクサーズ)
2R 1’53” ダースチョーク
セミファイナルは、ジムを立ち上げたばかりの地元・中西哲生が登場する。今大会で20試合目の節目を迎える中西は、昨年9月に大田区産業プラザPIOで開催された『GRACHAN45』で宮内拓海をチョークスリーパーで撃破。今回は、凱旋試合となる。
対するオサモ・リチャードソンは、前回のDEEP名古屋で今井健斗と激闘を繰り広げたばかり。アグレッシブに攻撃するスタイルは、試合を盛り上げることになりそうだ。
1R、中西は右フック。オサモは下を向いて突進しながら組みつく。テイクダウンに成功した中西。ガードから三角に切り替えたオサモ。中西は抱え上げて、頭から落とすバスター。そのまま鉄槌を落とす中西だが、オサモは再び下から三角を狙う。上から鉄槌の中西。三角絞めに入るオサモ。バスター狙いの中西に、オサモは腕十字へ切り替える。これは外れるが、オサモは足関節へと移行。中西はハーフから鉄槌を落とすが、オサモは回転しながら三角を狙う。
2R、中西は蹴りからフック。オサモは組みつくが、中西は外掛けでテイクダウンに成功。オサモは中西の右手をロック。展開がなく、スタンドから再開。組みつく中西はテイクダウンに成功し、オサモは下の展開に。中西がダースチョークに入ると、これが極まり、オサモが動けなくなったところで中西の一本勝ちとなった。
第5試合 バンタム級 5分2R
○吉田 陸(スプラッシュ)
×熊澤和也(ISHITSUNA MMA)
2R 1’21” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
吉田陸は極真空手をバックボーンしたストライカーで、アマチュアDEEPでは4戦して3勝3KO。RIZIN初参戦となった21年3月のRIZIN.27では、対戦相手の桜井力が体重超過したため条件付きでの試合実施となり、公式記録はノーコンテストとなった。
対する熊澤和也は、栃木のK-STYLE代表で今年6月の名古屋ケージファイト05東海選手権Sクラスルールトーナメント&Aクラスルールワンマッチでは、小林龍耀から判定勝ちを収めたばかりだ。
1R、熊澤はローキック。吉田はハイキックを返す。吉田はハイからミドル。距離をつめた熊澤は、左右のフック。下がりながら吉田は、パンチをディフェンス。スーパーマンパンチから組みつく熊澤。コーナー際で、互いに体を入れ替える。熊澤は、シングルレッグ。切られと、今度は離れて右フック。打撃を打ちながら組みついてテイクダウンに成功した熊澤は、ハーフからパウンド。スイープに成功した吉田は、上からパウンド、ローキック。スタンドで熊澤が右を振ったところで、ラウンド終了。
2R、吉田は後ろ廻し蹴り。これがヒットしてふらついた熊澤に、フックを放って倒す。上からパウンドを落とす吉田に、熊澤は下から足関節をとりにいく。これを外した吉田。スタンドとなり、ふたりはノーガードの打ち合い。熊澤が倒れたところへ吉田がパウンド攻撃。動きが止まった熊澤を見て、レフェリーが試合をストップした。
第4試合 フェザー級 5分2R
○銀グラップリングシュートボクサーズジム(GSB大須MACS)
×田口貴規(総合格闘技阿修羅)
1R 1’41” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
打撃をベースにする銀は、テイクダウンも上手なオールラウンダー。前回の大会では、加藤優也から判定勝ちを収めている。田口は、ワードッグ、D-1、ACFで活躍するストライカー。激しい打撃戦に期待が高まる。
1R、銀はインロー。田口は左フックから右ローキック。銀の左右のフックが入ると、追撃のヒザ蹴りが突き刺さる。組みついて逃げる田口。銀は、すかさずテイクダウンに成功。ハーフからサイドを奪った銀は、ヒジ打ち、パウンド攻撃。何発か入ったところで、レフェリーストップとなった。
第3試合 フライ級 5分2R
×高田翔平(GSB大須MACS)
○今井健斗(MCN)
1R 4’12” 三角絞め
前回のDEEP名古屋で野木崇政を判定で下した高田。打撃・寝技ともにこなせるオールラウンダーで、テイクダウンのテクニックに長けている。今井は、アマチュアから着実に実力をつけてきた叩き上げで、前回大会ではオサモ・リチャードソンを判定で下した。勢いのあるふたりの対決は、どんな結末になるのか。
1R、今井は右フック、高田はステップを踏んで、右フック。今井が組みつくと、高田のヒザ蹴りを耐えて、今井がテイクダウンに成功。今井はフロントチョークを狙うが、高田がこれを外して上からパウンド。今井は下から三角絞め。極めながら、コツコツと鉄槌。さらにヒジ打ちを落とす。しばらく耐えていた高田だが、タップの意思表示。今井が一本勝ちを奪った。
第2試合 バンタム級 5分2R
×野木崇政(禅道会駒ケ根)
○佐々木陽太(ZOOMER)
1R 3’21” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
空手ベースの野木と、打撃と寝技すべての攻防で高いレベルを誇る佐々木が対決。
1R、野木はインロー。佐々木もローを返す。野木はミドル。佐々木のローに、左フックを合わせる野木。佐々木の左フックに、野木は組みついてテイクダウンを狙う。耐えた佐々木は、バックにつくが両者離れる。佐々木のフックに野木はくみついてかわす。佐々木の左を被弾した野木は、ダブルレッグへ。これを潰した佐々木が、上から鉄槌とパウンド。何発か攻撃が入ったところで、レフェリーが試合をストップした。
第1試合 68.5kg契約 5分2R
○藤岡 陸(グラップリングシュートボクサーズ多治見)
×今村 滉(CB IMPACT)
判定3-0
アマチュアDEEPで実績を積んできた藤岡と今村が、オープニングで激突。
1R、藤岡は組みつくとロープ際へ今村を押し込む。抱えて倒すが、今村は回転して上になる。藤岡はスイープに成功してマウントを奪う。パウンドを狙うが、打てずにスイープされる。立ちの展開となり藤岡は、シングルレッグ。これを切って耐える今村に、藤岡はショートのパンチを入れる。再びシングルレッグで、テイクダウンに成功した藤岡。今村はハーフ。藤岡はマウントからパウンドとヒジ打ち。ブリッジで返した今岡に対して、藤岡は三角を狙うが、これは極まらずにラウンド終了。
2R、組みつく藤岡。耐える今村。藤岡は、フロントチョークへ。これは極め切れずに逃げられる。シングルレッグを仕掛ける藤岡。がぶって逃げる今村に、藤岡はコーナーへ押し付ける。今村はフロントチョークへ。これは藤岡が逃げる。場外逃避のため、今村に注意。シングルレッグを狙う藤岡。耐える今岡。再び、この展開となる。藤岡が右ストレートから組みつく。藤岡がシングルレッグを仕掛けたところで終了のゴング。判定3-0で、藤岡が今村を下した。