DEEP 7.25 愛知 ホテルプラザ勝川:木戸脇広樹が勝利し本戦出場を熱望。久保健太は加藤瑠偉に、吉田陸は風我に判定勝ち
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
格闘技医学会
現場で役立つ格闘技医学を研究/公開/実践中!
グラップリングシュートボクサーズ&スプラッシュ主催「DEEP NAGOYA IMPACT 公武堂ファイト」
2021年7月25日(日)愛知・ホテルプラザ勝川
記事提供:グラップリングシュートボクサーズ&スプラッシュ(写真:(C) DEEP NAGOYA)
第7試合 メインイベント ストロー級 5分2R
○木戸脇広樹(GSB MACS)
×多湖力翔(ネックスイチムエ)
判定3-0 ※20-18、20-19、20-19
メインイベントは、前回のDEEP名古屋大会で河合歩夢を肩固めで下した木戸脇と、同じく同大会でA-KILLERからマウントパンチのTKO勝ちを収めた多湖が務めた。木戸脇は本戦に乗り込むため、多湖は巻き返すためにも互いに負けられない一戦となった。
1R、木戸脇はミドルキック。多湖はローで返す。シングルレッグで入る木戸脇は、テイクダウンに成功する。サイドに回る木戸脇だが、ここは多湖が逃げる。スタンドの打撃から組み付く多湖。上からがぶる状態でスピニングチョークを狙う木戸脇。ここも、多湖に逃げられる。多湖はコーナーに押し込む展開へ持ち込むが、離れると木戸脇の左右のフックを軽く被弾。さらにふたりは、蹴り、パンチと互角の攻防が続く。
2R、左フックで倒れる多湖。上から追撃を狙う木戸脇だが、ここは多湖がガードで逃げる。スタンドから再開となり、木戸脇が蹴り、フックをヒットさせる。打撃のヒット数は、木戸脇の方が上か。ロープに押し込んでテイクダウンに成功した木戸脇だが、打撃を狙う。パウンドからフロントチョーク、さらにバックに回った木戸脇がチョークを狙ったところで判定へ。最後まで攻め続けた木戸脇が、3-0で勝者となった。
マイクを握った木戸脇は、「いつもはタックルにガンガン入るんですが、初めてのメインなので打ち合っちゃいました。楽しかったですか? 一本を極めたかったんですが勝ったんで、本戦に呼んでください。東京でも大阪でも行くんで」とアピールして幕を閉じた。
第6試合 DEEPフライ級 5分2R
○久保健太(グラップリングシュートボクサーズ多治見)
×加藤瑠偉(KRAZYBEE)
判定3-0 ※20-18、19-19×2(マスト:久保)
前回のDEEP名古屋で高田翔平からリアネイキドチョークの一本勝ちを収めた久保健太が、DEEPフューチャーキングトーナメント2019フライ級王者優勝の加藤瑠偉と激突する。
1R、蹴り合う両者。左フックをヒットさせる加藤は、右、左とパンチを当てていく。久保はジャブを的確に当てると加藤が鼻から出血する。大振りのフックを放つ加藤に対して、組み付いてテイクダウンに成功する久保。サイドを奪い、パンチを落とす。バックに回った久保は、チョークを狙うが、崩れて加藤が上に。下から三角を狙う久保だが、これは外れてしまう。スタンドから再開。シングルレッグに入る加藤。これを潰した久保。ここでラウンド終了。
2R、パンチを交錯するふたり。ダブルレッグを狙う加藤。潰した久保は、フロントチョークを狙う。立ち上がると、加藤はフックからダブルレッグへ。これに耐えた久保は、逆にダブルレッグからテイクダウンに成功する。ハーフポジションの加藤。膠着ブレークとなり、スタンドへ。打ち合う両者。滑り込むように横に入りながら足をすくって、テイクダウンに成功した久保。加藤がハーフガードをキープしたところで、試合終了のゴング。レベルの高い攻防は、3-0で久保の判定勝ちとなった。
第5試合 DEEPバンタム級 5分2R
○吉田 陸(スプラッシュ)
×風我 (フリー)
判定2-1 ※19-19×2(マスト:吉田)、19-19(マスト:風我)
3月のフィーチャーキングトーナメントを制した風我と、キャリア1戦でRIZINに参戦した極真カラテ出身のシンデレラボーイ・吉田陸が対決。
1R、風我はシングルレッグへ。これに耐えた吉田に対して、風我がバックに回る。チョークに入ると、吉田が体を回して外す。ガードの吉田。上からパウンド攻撃の風我。スタンド勝負となり、吉田がカーフ、バックキックを放つ。組み合いとなる両者。風我はコーナーへ押し付けてテイクダウンを狙うが、一度、離れる。蹴りからシングルレッグで組み付く風我。吉田の右フックでふらつく風我は、シングルレッグでテイクダウンを狙う。ここで吉田が耐えて、ヒジを落とす。風我がバックに回ったところで、ラウンド終了。
2R、組み付いた風我は、バックに回る。テイクダウンに成功。ガードの吉田。1Rと同じような展開となる。風我が吉田の打撃で鼻から出血。スタンドで組み付く風我。吉田はヒジを落とすが、風我は離さない。大きな展開がなく、試合終了のゴング。判定勝負となり、打撃のポイントが支持を受けたのか吉田が勝利をものした。
第4試合 DEEPバンタム級 5分2R
○高田翔平(GSB MACS)
×野木崇政(禅道会 駒ヶ根道場)
判定3-0 ※20-18×3
オールラウンダーの高田翔平と空手をベースにMMAに挑戦する野木崇政の対戦。
1R、野木がジャブからローキック。高田がカーフ、野木も同じ技で返す。蹴りに合わせた野木が組み付いて投げを狙う。崩れた形で高田が上になり、野木がクローズドガード。上からパウンド攻撃の高田。野木も下から鉄槌を返す。足をとって、ひっくり返した野木。スタンドから再開したところで、ラウンド終了。
2R、ダブルレッグに入る野木。これを潰した高田は、ロープに押し込んで投げてテイクダウンに成功する。ガードの野木に、パウンド攻撃の高田。下から鉄槌の野木。高田はパスを狙い、ハーフに。ヒジを落とす高田。野木もヒジを返し、試合終了。判定3-0で高田が勝利を収めた。
伊藤祐樹がリングインし、タイトルマッチが決まったことを発表した。マイクを握った伊藤は、「明日、発表になるんですが、9月23日のDEEP後楽園大会で、藤田大和選手とフライ級タイトルマッチをすることが決定しました。ベルトを持って帰ってきます!」と宣言した。
第3試合 DEEPフェザー級 5分2R
○銀・グラップリングシュートボクサーズジム(GSB MACS)※原銀治から改名
×加藤優也(ZOOMER)
判定3-0 ※19-19×3(マスト:銀)
原銀治から改名した銀グラップリングシュートボクサーズジムが、加藤優也と激突。
1R、銀はローキック。互いにカーフキック。加藤は右フック。加藤はカーフキックに続き飛びヒザ蹴りを狙ったところで、銀が組み付いてテイクダウンに成功。銀がヒールを狙うと、加藤は回って外して上からパウンド。銀はクローズドガード。加藤は、パウンド攻撃。銀がギロチンを狙うが、加藤は鉄槌を落として逃げる。残り30秒で、スタンド勝負。銀がカーフを蹴ったところで、ラウンド終了。
2R、カーフの蹴り合い。外、内と前足を蹴り合う。立ち技は互角か。打ち合う両者。ダブルレッグからテイクダウンに成功する銀。ハーフガードの加藤。銀はパウンド攻撃からパスに成功してマウントへ。すかさず加藤がスイープに成功して、一進一退の攻防となる。今度は銀がスイープして、上へ。ハーフガードの加藤。パスガードに成功した銀に対して、加藤がスイープで返す展開となる。最後は銀が腕十字を狙ったところで、試合終了。判定3-0で銀が加藤を下した。
第2試合 DEEPフライ級 5分2R
○今井健斗(マーシャルアーツクラブ中津川)
×オサモ リチャードソン(グラップリングシュートボクサーズ)
判定3-0 ※20-19、20-18、19-19(マスト:今井)
アグレッシブな試合をするオサモと、アマチュアで着実に実績を積んできた今井の顔合わせ。
1R、オサモは右ストレート。今井も右を返し、ローを蹴り合う。ローを空振りした今井に対して、オサモは組み付いてテイクダウンを狙うが、今井が返して上になる。抑え込んでいた今井だが、オサモがスイープに成功。今井もスイープで返し、スタンドで再開。今井は右ストレートで攻める。右フックが入るとオサモが下がる。今井はプレッシャーをかけて前へ。オサモは、パンチからローで反撃。スタンドの攻防から組み付いた今井が、抱え投げてテイクダウンに成功。上から攻めたところで、ラウンド終了。
2R、試合が始まると笑い合う両者。右フックで入るオサモ。打撃を外すと、ダブルレッグでテイクダウンに成功する今井。クローズドガードのオサモ。今井は上から脇腹をコツコツと殴る。オサモがギロチンを狙ったところで、膠着ブレークとなった。スタンドになると、打ち合いが続く。オサモは横に組み付くが、胴体で倒れ込み、今井がガードポジション。三角絞めを狙うが、これは外れてしまいスタンドへ。すぐに今井が飛びつき腕十字を狙うが、これもオサモがしのぐと、勝負は判定へ。3-0で今井が勝者となった。
第1試合 DEEPスペシャルマッチ キッズMMA 3分2R
○山岸勇真(翼鍛錬所)
×原太一(翼鍛錬所)
1R 0分50秒 裸絞め
小学4年生と2年生による、キッズMMAマッチ。いとこ同士のふたりは、ナゴヤファイトフェスにて対戦済み。試合内容は高評価を受けたばかりだ。
1R、原が右ストレート。これで尻もちをつきそうになった山岸は、シングルレッグから組み付いてテイクダウンに成功。素早くバックに回り、リアネイキドチョーク。これが深く入り、原はタップ。子どもとは思えないレベルの高い攻防となった。