UFC 5.1 ラスベガス:イリー・プロハースカ、ライトヘビー級3位のドミニク・レイエスを2Rバック肘一撃KO。王座挑戦に大きく前進
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UFC Fight Night: Reyes vs. Procházka
2021年5月1日(土/現地時間) 米国ネバダ州ラスベガス・UFC APEX
レポート:井原芳徳
第試合 メインイベント ライトヘビー級 5分5R
×ドミニク・レイエス(3位)
○イリー・プロハースカ(5位)
2R 4’29” KO (左回転肘打ち)
プロハースカは19年の大晦日のRIZINでのC.B.ダラウェイ戦を最後にRIZINライトヘビー級王座を返上し、10連勝・8連続KO(母国チェコでの試合含む)でUFCに移籍。昨年7月のUFC 251でのUFCデビュー戦では、UFCライトヘビー級7位のヴォルカン・オーズデミアに2R右フックでKO勝ちしてインパクトを残し、大会出場者の2名だけに与えられる「パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト」賞も獲得した。
プロハースカのUFC 2戦目はファイトナイトシリーズのメインイベント。今回の相手・レイエスは昨年2月、ジョン・ジョーンズの持つライトヘビー級王座に挑戦して判定負けし、ジョーンズの王座返上に伴う9月の同級王座決定戦ではヤン・ブラホビッチに2R左フックでTKO負けしているが、それ以前はプロ12戦全勝、UFC 6戦全勝。オーズデミアに判定勝ちし、クリス・ワイドマンにTKO勝ちしている強豪で、プロハースカが勝てば王者・ブラホビッチへの挑戦権を獲得する可能性が高い、大事な一戦となる。
プロハースカはムエタイのモンコン(入場時に頭につける飾り)をイメージしたという髪型で登場。1R、レイエスがサウスポーに構え、中央に立って圧をかけ、左ミドル、インロー、ストレートを当てる。プロハースカは時折サウスポーにスイッチし、低いガードから右フック、右アッパーを返す。中盤、レイエスが組み付いて倒し、パスガードしてマウント、バックを狙うが、プロハースカは脱出してスタンドに戻す。
するとプロハースカは右フックを当て、レイエスを下がらせ攻勢に。プロハースカは追い掛け、左ジャブ、右アッパー、右ボディもヒットする。レイエスは耐え、時折左ミドル、左フックを返すが、プロハースカは前に出続け、パンチを当てる。リーチで勝り、低いところから飛んでくるプロハースカのパンチに、レイエスは対応できていない様子で、終盤には鼻血を出して苦しそうだ。記者採点はプロハースカ。
2R、レイエスは回復し、パンチを返すが、プロハースカはかわし続け、自分の右フックをヒット。次第にレイエスの後退が目立つように。それでもレイエスはカウンターで時折パンチを当て、まだわからない状態で、中盤、レイエスの左ストレートが当たると、プロハースカは一瞬動きが止まる。苦し紛れにタックルを仕掛けると、レイエスは倒れながらギロチンを仕掛ける。プロハースカは引き抜いて、上からパウンドを連打し反撃する。するとレイエスは嫌って脱出するが、プロハースカは追い掛けてパンチを当てると、右肘打ちを放ってから、その勢いのまま回転して左肘をこめかみにクリーンヒット。不意を打たれたレイエスはダウンして動けず、すぐさまレフェリーがストップした。プロハースカは前回同様、スリリングな展開を乗り越えて、テクニックを存分に見せて2R KO勝ち。王座挑戦に大きく近づいた。
猛攻で一気に追い詰める
イリー・プロハースカがドミニク・レイエスをノックアウト#UFCVegas25 pic.twitter.com/xvQWqCsppd
— UFC Japan (@ufc_jp) May 2, 2021
第試合 セミメインイベント フェザー級 5分3R
○ギガ・チカゼ(14位)
×カブ・スワンソン(15位)
1R 1’03” TKO (レフェリーストップ:左三日月蹴り→グラウンドパンチ)
第試合 ライトヘビー級 5分3R
△イオン・クテラバ
△ダスティン・ジャコビー
判定1-1 (28–29/29–28/28–28)
第試合 ミドル級 5分3R
○ショーン・ストリックランド(15位)
×クリストフ・ヨトゥコ
判定3-0 (30–27/30–27/29–28)
第試合 バンタム級 5分3R
○メラブ・ドバリシビリ(12位)
×コーディ・ステーマン(13位)
判定3-0 (30–27/29–28/29–28)
第試合 女子ストロー級 5分3R
×ランダ・マルコス
○ルアナ・ピニェーロ
1R 4’16” 反則失格
第試合 フェザー級 5分3R
×カイ・カマカ
○T.J.ブラウン
判定1-2 (30-27/28-29/28-29)
第試合 女子フライ級 5分3R
×ポリアナ・ボテーリョ
○ルアナ・カロリーナ
判定1-2 (29–28/28–29/28-29)
※カロリーナは計量2.5ポンドオーバー
第試合 女子ストロー級 5分3R
○ロマ・ルックブーンミー
×サム・ヒューズ
判定3-0 (29–28/29–28/29–28)
第試合 ミドル級 5分3R
○アンドレアス・マイカライディス
×K.B.ブラー
判定3-0 (30–27/30–27/29–28)
第試合 フェザー級 5分3R
○ルーク・サンダース
×フェリペ・コラレス
判定3-0 (29–28/29–28/29–28)