UFC 3.13 ラスベガス:緊急出場のマネル・ケイプ、判定1-2で惜敗しUFC 2連敗
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UFC Fight Night 187 : Edwards vs. Muhammad
2021年3月13日(土/現地時間) 米国ネバダ州ラスベガス:UFC APEX
レポート:井原芳徳
第9試合 フライ級 5分3R
×マネル・ケイプ
○マテウス・ニコラウ
判定1-2 (29-28/28-29/28-29)
![](https://www.boutreview.com/3/wp-content/uploads/2021/02/210206ufc-09-Pantoja-Kape-1.jpg)
LAS VEGAS, NEVADA – FEBRUARY 06: (R-L) Manel Kape of Angola punches Alexandre Pantoja of Brazil in their flyweight fight during the UFC Fight Night event at UFC APEX on February 06, 2021 in Las Vegas, Nevada. (Photo by Chris Unger/Zuffa LLC)
RIZINバンタム級王座を約1年前に返上したケイプは2月7日(日本時間)の大会で、満を持してUFCに初登場。フライ級5位のアレッシャンドリ・パントージャと対戦するも、1Rから距離を支配され、右のミドルやローに手を焼き判定負けを喫した。それから約1か月という非常に短いスパンだが、今大会に欠場者が出たため、大会10日を切って2戦目が発表された。
今回の相手もパントージャと同じくブラジル人のマテウス・ニコラウ。ブラジリアン柔術の黒帯で、15年から18年にUFCに上がり3勝1敗。UFCのフライ級のリストラの際に契約解除されたが、今回UFCに復帰する。今後ランク入りする可能性のある選手とはいえ、パントージャと違ってまだランカーではないため、ケイプとしては何としても連敗は免れたい。
1R、ケイプがサウスポーに構え、時折スイッチしながら圧力をかけるが、やや踏ん張りが弱く追い足がぎこちない印象。中盤、右ストレートを放ったタイミングで、ニコラウが胴タックルを仕掛け、一発で倒して上になる。ニコラウは金網際で押さえつつ、ギロチンを仕掛けるが、ケイプは立って振り落とし、スタンドの展開に戻す。だがケイプが左テンカオで飛び込むと、ニコラウが蹴り足をつかんで、またもテイクダウンを奪う。ニコラウは上から時折パウンドを当て、好印象を残す。記者採点はニコラウ。
2R、ケイプは変わらず圧力をかけ続け、ボディ、顔面にパンチを当てる。ニコラウも時折右フックを合わせるが、手数差は大きい。中盤、ニコラウがタックルで倒しかけるが、ケイプはすぐ立ってスタンドに戻す。その後もケイプが積極的にパンチやローをヒットし、主導権を維持する。記者採点はケイプ。
3Rもケイプはニコラウのタックルを切るが、ポイントを取り返したいニコラウは圧をかけ返し、左右のフック、ミドル等を積極的に当てるように。オクタゴン中央付近でお互い打撃を狙う展開が続き、ケイプはなかなか手数が伸びなかったが、終盤、圧を強めると、下がり気味のニコラウにテンカオを2発当て印象を残す。ニコラウは少し顔をしかめたようにも見える。だがニコラウの手数が上なのは変わらず、最後は残り時間を見て逃げ切った感もある。記者採点は迷ったがニコラウ。
記者採点は合計28-29でニコラウ。やはりジャッジは割れたが、2票を獲得したのはニコラウ。ケイプは負けが宣告された瞬間、両手を広げ、信じられないといった様子だった。しかし、もし勝ちという判定だったとしても、前回同様、強さを示す試合はできなかった感は拭えない。前回からわずか1か月、今回は準備期間の短い試合だったとはいえ、UFC 0勝2敗というレコードでケイプは崖っぷちに立たされた。
その他の試合結果
第13試合 メインイベント ウェルター級 5分3R
―レオン・エドワーズ(3位)
―ベラル・ムハマッド(13位)
2R 0’08” 無効試合 エドワーズの指がムハマッドの目に入りドクターストップ
第12試合 セミメインイベント ライトヘビー級 5分3R
×ミシャ・サークノフ(11位)
○ライアン・スパン(13位)
1R 1’11” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
第11試合 フェザー級 5分3R
○ダン・イゲ(9位)
×ギャビン・タッカー
1R 0’22” KO (右フック)
第10試合 バンタム級 5分3R
×ジョナサン・マルチネス
○デイビー・グラント
2R 3’03” KO (左フック)
第8試合 ミドル級 5分3R
―エリク・アンダース
―ダレン・スチュワート
1R 4’37” 無効試合 (アンダースの反則でスチュワートがドクターストップ)
第7試合 女子ストロー級 5分3R
○アンジェラ・ヒル(12位)
×アシュリー・ヨーダー
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)
第6試合 フェザー級 5分3R
○シャルル・ジョーデイン
×マルセロ・ロホ
3R 4’31” TKO
第5試合 バンタム級 5分3R
○ハニ・ヤヒーラ
×レイ・ロドリゲス
2R 3’09” 肩固め
第4試合 ライト級 5分3R
○ナスラット・ハクパラスト
×ラファ・ガルシア
判定3-0 (30-27/29-28/29-28)
第3試合 女子フライ級 5分3R
×コートニー・ケイシー
○J.J.アルドリッチ
判定1-2 (28-29/28-29/29-28)
第2試合 女子ストロー級 5分3R
×グロリア・ジ・パウラ
○ジン・ユウ・フレイ
判定3-0 (29-28/29-28/29-28)
第1試合 ウェルター級 5分3R
○マシュー・セメルスバーガー
×ジェイソン・ウィット
1R 0’16” KO