ホーストカップ 3.7 京都KBSホール:滉大、ジョムラウィーに完勝。福田海斗、KING剛に判定勝ち。魁斗、田渕神太、RYOTAROも勝利
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
センチャイムエタイジム中野
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アーネストホーストジムJAPAN「QP PRESENTS HOOST CUP KINGS KYOTO 7」
2021年3月7日(日)京都KBSホール
記事提供:アーネストホーストジムJAPAN
※EXルールは肘有りの通常キックルール。それ以外は肘無し・つかんでからの攻撃は1回のキックルール
DAY FIGHT
第6試合 メインイベント 54kg契約 3分3R(延長1R)
○滉大(及川道場/HOOST CUP日本スーパーフライ級王者)
×ジョムラウィー・REFINAS GYM(タイ/元タイ9ch&パタヤスタジアム認定バンタム級王者)
判定3-0 (30-25/30-26/30-25)
昨年大阪大会でKING剛相手に卓越した技術で防衛に成功した、HOOST CUP日本Sフライ級王者、滉大が、元ムエタイ王者にして過去にはS-BATTLEにてウィサンレックにも勝利したこともあるジョムラウィーと技術合戦の注目の一戦。
1R序盤から強いパンチと蹴りでラッシュをしかける滉大だが、ジョムラウィーもベテランムエタイファイターらしくキチンとブロックしクリーンヒットを許さない。離れるとジョムラウィーも前蹴りやミドルを飛ばし、滉大もやりにくい印象。ボディからのコンビネーション、細かいローキックを積極的に仕掛けるが、ジョムラウィーも防戦しながら前蹴りやミドルでリズムを抑える。
2Rに入り、スピードとアグレッシブさを増した滉大の攻撃にジョムラウィーも押されはじめ、中盤にはサウスポーにスイッチしての左ストレートでダウンを奪われる。立ちあがりしのごうとするジョムラウィーだが、ゆるく放った右ストレートの打ち終わりに、滉大が右ストレートを合わせ再びダウンを奪う。立ちあがったところでゴングが鳴る。
3Rに入り、KO狙いでしかける滉大だが、ジョムラウィーもベテランムエタイファイターの意地でKOを拒み、ガードを固め前蹴りでコンビネーションを中断させるなどして守りに徹する。最終ゴングが鳴り、滉大の勝利となった。KO勝利は逃したものの今後国内53kg級トップ狙いにでる滉大にとっては収穫のある一戦となった。
第5試合 セミファイナル EXルール 53.5kg契約 3分3R(延長1R)
×KING剛(ロイヤルキングス/MA日本バンタム級王者)
○福田海斗(ウォーワンチャイ・プロモーション/キング・ムエ/元True4Uバンタム級&スーパーフライ級王者、元WPMF世界&プロムエタイ協会フライ級王者)
判定0-3 (28-30/28-30/28-30)
大崎一貴とも延長の接戦を演じたMA王者、KING剛と、本場タイ国を主戦場とする“日本ムエタイ界の切り札”福田海斗が対戦。サウスポーのKING剛に対し、プレッシャーをかけながら前蹴り、ミドルを放つ福田。KING剛はフットワークで左右に動き、飛び込んでの左ストレート、左ボディーを狙う。福田はガードしながら攻撃の距離を冷静に図る。
2Rに入り、KING剛のパンチのコンビネーションに福田がヒジを合わせて出血させる。歴戦のKING剛は出血に動じず、福田のプレッシャーをかわしながら反撃を伺う。たびたびKING剛の左ストレートが顔をのけぞらせるが、福田は冷静に立て直しまたプレッシャーを強め強いミドル、前蹴りで抑えにかかりヒジの追撃を狙う。
3Rに入りやや疲れの見えたKING剛に福田がクリンチからヒジ、ヒザを叩き込むが、キャリアと身体能力の高いKING剛は耐えきり、中間距離の場面になると起死回生の左ストレート、バックハンドを振るう。しかし福田は首相撲に捕まえるとなおもKING剛のスタミナを奪う。耐えきったところでタイムアップ。福田がヒジヒザ有の国内においても頂上の実力を見せ勝利した。HOOST CUPルールでのタイトル奪還に燃えるKING剛の復帰にも期待。
第4試合 55kg契約 3分3R
○久津輪将充(888GYM)
×山川敏弘(Maynish kickboxing)
2R 0’42” TKO (左フック)
第3試合 51kg契約 3分3R
×大夢(WIZARD)
○数島大陸(及川道場)
2R 2’30” TKO (左ストレート)
第2試合 58kg契約 3分3R
×勝村翔平(Maynish kickboxing)
○MASATOSHI(MFC)
判定0-3 (28-30/28-30/28-30)
第1試合 61kg契約 3分3R
×REN(WIZARD)
○KING JULIAN 玲央(ロイヤルキングス)
1R 2’08” TKO (右ストレート)
NIGHT FIGHT
第8試合 メインイベント 58.5kg契約 3分3R(延長1R)
×泰良拓也(PFP/HOOST CUP日本フェザー級王者)
○魁斗(立志會舘/シュートボクシング日本フェザー級2位)
判定0-3 (28-29/27-30/27-30)
昨年、王座決定戦4人トーナメントを制し王者となった泰良拓也と、シュートボクシング協会トップランカーの魁斗の対戦。
開始早々、ジャブ、ロー、ミドルを走らせる泰良に、魁斗はがっちり構えて、アームブロックしてから返しの左フック、ストレート、ローを合わせるが、泰良も手堅くかわす展開。前半、やや泰良の攻撃が多い印象。蹴りに対しての魁斗のリターンの蹴りが入り初めてか、泰良は飛び込んでの強いパンチの連打を当てるが、魁斗がしっかりブロックする。クラウチングに比重が大きくなった泰良の前足にたびたび、魁斗のカーフキックがヒットし、バランスを崩す場面が目立つ。ガードの固い魁斗にボディからの連打をヒットさせる泰良に魁斗も応戦しラリーが続くが、魁斗のカーフキックがたびたびヒットし泰良の前足が赤くなる。
こらえながらアグレッシブに強打をふるう泰良だが、3R中盤いよいよカーフキックによるダウンを喫してしまう。立ちあがり挽回せんとアグレッシブに攻撃をしかける泰良だが、魁斗もガードが固く、タイムアップ。王座奪還後の試練の一戦となった泰良だが、魁斗の実力が大きく評価される一戦でもあった。
第7試合 セミファイナル 55kg契約 3分3R(延長1R)
○田渕神太(拳聖塾/アクセルバンタム級王者)
×HΛL(OISHI GYM)
判定3-0 (30-27/30-28/30-27)
※HΛLが計量200gオーバー。グローブハンデ、減点1
昨年12月名古屋大会で、NJKFトップランカーの甲斐元太郎にKO勝利し勢いにのるHΛLが、アクセル・ABW2冠王の田渕神太に挑む一戦。長身のムエタイスタイルのHΛLと空手スタイルの田渕の異種格闘技的なスリリングな出足ではじまる。
序盤から倒さんと強打を振るうHΛLだが、田渕は正面に立たず、左右にスライドしてから細かいローをヒットさせHΛLのリズムを狂わせる。ジャブを連打し右の強打を狙うHΛLだが、田渕のガードは固く、距離を外してクリーンヒットさせない。攻撃の間ができると田渕のロー、ミドルがヒットする。HΛLの強いミドルも空手家の田渕には動じない。
2Rに入るとサウスポーにシフトした田渕がHΛLの右のパンチ、ミドルに左の蹴りと右のカウンターを合わせ始める。HΛLの攻撃のリズムを崩すことに成功した田渕がオーソドックスに戻してなお、パンチの攻撃を多くヒットさせはじめ、2R終盤にはワンツーで大きくぐらつかせる。
最終ラウンドに入り、挽回せんと険しい表情で一打必倒の強打を振るうHΛLだが、距離とタイミングをコントロールした田渕がカウンターを多くヒットさせ、打ち合いの場面になっても田渕が優位に立つ。そしてゴングが鳴り、距離とタイミングを制した“空手家”田渕の作戦勝ちと言える一戦だった。まだ若いHΛLの再起にも期待-。
第6試合 セミファイナル 72kg契約 3分3R(延長1R)
○RYOTARO(大原道場/アクセルミドル級王者)
×剛王(TEAM GHO/元GLADIATORミドル級王者)
1R 1’52” TKO (3ダウン:カーフキック)
昨年大阪大会でDEEP☆KICKトップコンテンダーの慎太郎に1RKO勝利し、その後アクセル王者となったRYOTAROと、英雄伝説、K-1で活躍した古豪の剛王の注目の一戦。伝統派空手出身の剛王が初盤から空手スタイルの構えから積極的に強打を振るう。いつもならパンチのリターンを返すRYOTAROだが、蹴りでの応戦にシフトチェンジ、カーフキックが何度かヒットするとたまらず剛王がダウン。立ちあがり強打を振るう剛王だがまたもカーフキックにつかまりダウン。かろうじて立ちあがる剛王だが、再度カーフキックを狙われ3回目のダウンでRYOTAROのTKO勝利。強打の打ち合いでの勝敗も見たい一戦であったが、RYOTAROの国内70Kg級前線に大きく歩み出た勝利である。古豪、剛王選手の今後にも期待。
第5試合 EXルール 59kg契約 3分3R
○RAI(888GYM)
×隼斗(テツジム)
判定3-0 (30-27/30-28/30-28)
第4試合 58kg契約 3分3R
×聡一郎(TeamK)
○井上敬太(誠輪ジム)
1R 0’52” TKO (カーフキック)
第3試合 59kg契約 3分3R
○上村康太(真正会)
×秀義(Renatus Fight Team)
判定3-0 (30-28/30-28/30-27)
第2試合 54kg契約 3分3R
○広輝(WARRIOR大阪)
×小玉義基(Maynish kickboxing)
判定3-0 (30-29/29-28/29-28)
第1試合 61kg契約 3分3R
△櫻井祐斗(rich)
△田中陸登(拳狼会)
判定1-0 (29-28/29-29/29-29)