ONE Championship 7.31 バンコク:ロッタン&ペットモラコット、強豪タイ人対決制し王座防衛
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ONE Championship「ONE: No Surrender」
2020年7月31日(金)タイ・バンコク:インパクト・アリーナ
レポート:井原芳徳 写真 (C) ONE Championship
第6試合 ONEムエタイ・フライ級(61.2kg)チャンピオンシップ 3分5R
○ロッタン・ジットムアンノン(タイ/王者)
×ペッダム・ペッティンディーアカデミー(タイ/挑戦者、元ONEキックボクシング・フライ級王者)
判定2-0
※ロッタンが防衛
シンガポールのONE Championship本部が主催する大会は、2月28日のシンガポール大会以降、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止となっていたが、今回のバンコク大会から約5か月ぶりに再開した。ウイルス感染予防のため無観客で行われ、外国人の渡航制限が続くことから、発表されたカードはいずれもタイ人同士の試合が主体となっている。試合場はリング。ムエタイルールの試合ではオープンフィンガーグローブを着用する。
1R、ロッタンが圧をかけるが、長身のサウスポーのペッダムは右ジャブ、左前蹴りを出し、中に入らせない。まだお互い慎重だ。
2Rもロッタンが圧をかけ、中盤からパンチを増やし、左肘、左ボディも絡めるように。ペッダムも左ミドルを連打し、ハイにもつなげ、挽回を狙うが、終盤、ロッタンが左右のパンチをまとめると、ブロックの隙間からもらったペッダムは少しひるむ。
3Rもロッタンが前に出て積極的のパンチを振るう。ペッダムは左ミドルを返すが、ロッタンは気にせず前に出る。終盤にはロッタンが左ボディ、右ストレートを効かせてペッダムを苦しめる。
4Rもロッタンがパンチを随所で当て、組んで膝蹴りもまとめ、主導権を維持する。5Rも同様の攻めで、崩しも絡めて翻弄し、判定勝ちした。
第5試合 ONEムエタイ・フェザー級(70.3kg)チャンピオンシップ 3分5R
○ペットモラコット・ペッティンディーアカデミー (タイ/王者)
×ヨードセングライ・IWE・フェアテックス(タイ/挑戦者)
判定2-0
※ペットモラコットが初防衛
1R、両者サウスポーに構え、ヨードセングライがプレッシャーをかけ続ける。終盤にペットモラコットが右肘を連打するが、ヨードセングライも右アッパー、左ストレートをお返しする。
2R、ペットモラコットがヨードセングライの蹴り足をつかんでから左ストレートを連打すると、離れてからも左ストレートを当て続け、やや優位に。ヨードセングライもパンチを返すと、ペットモラコットは回って距離を取るようになるが、終盤にも左ストレートを当てる。
3Rもヨードセングライが圧をかけ続けていると、ペットモラコットは少し動きが落ち、一発一発の威力が落ちる。ヨードセングライのクリーンヒットをもらわないものの、やや流れは悪い。
4R、ペットモラコットは前に出始め、自分から組みに行く場面が目立つように。左ストレートも随所で当て、良い印象を残す。
5R、ペットモラコットが首相撲とステップでヨードセングライの反撃を封じ、いわば流す形で終了。ペットモラコットが判定勝ちした。
第4試合 キックボクシング フェザー級(70.3kg) 3分3R
×シッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)
○スーパーボン(タイ)
判定0-3
両者ともONE初参戦。過去2度対戦し、初対決ではシッティチャイが右フックでKO勝ちしたが、再戦ではスーパーボンが判定勝ちしている。今回は肘無し。
1R、シッティチャイがサウスポー、スーパーボンがオーソドックスに構え、両者ミドルを頻繁に蹴り合い、パンチも打ち合うが、まだ均衡は崩れない。
2Rも蹴りの攻防が続くが、次第にスーパーボンの右ミドルのヒットが増え、シッティチャイの左ミドルをスーパーボンが右足を上げてブロックする場面が目立ち始める。
3Rもスーパーボンが右ミドル主体で攻勢を維持。終盤のミドルのラリーでも、最後に右ミドルを叩き込むのはスーパーボンの方で好印象を残す。大差は無かったが、ジャッジは3者とも2R以降やや優位だったスーパーボンを支持した。
第3試合 MMA 女子アトム級(52.2kg) 5分3R
○スタンプ・フェアテックス(タイ)
×スニーサ・スリセン(タイ)
1R 3’59” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
1R、スタンプが右ローと右ミドルを当てた後、首相撲で捕まえて膝を連打する。スリセンはコーナーに押し込み、腰投げを狙うが、スタンプは耐える。レフェリーはブレイクし、スタンプは膝、肘を連打してから倒して上に。マウントポジションを奪い、下パウンドを連打したところで、レフェリーがストップ。
スタンプとの対戦を熱望している平田樹は、ABEMA中継のゲスト解説でこの試合を観戦し、スリセンを見て「私なら投げられる。体がウズウズして来ます」と話し、スタンプの完勝を見届けると「あまり参考にならなかったんじゃないですかね」「あんな相手じゃダメですね。自分がやらないと」と物足りなさそうに話した。
第2試合 MMA 67kg契約 5分3R
×マーク・フェアテックス・アベラルド(ニュージーランド / フィリピン)
○ファブリジオ・アンドラージ(ブラジル)
2R 1’11” 裸絞め
第1試合 ムエタイ フライ級(61.2kg) 3分3R
×パンパヤック・ジットムアンノン(タイ)
○スーパーレック・ギャットムー9(タイ)
判定0-3